先日、町内で行われた「避難訓練」に行ってきました!
実は一人暮らし歴は32年になるのに、町内の「避難訓練」には一度も参加したことがなかったのです。というのもマンション住まいだと、町内会費を払う機会がなく・・・
あちこちで、「避難訓練しましょう!防災に役立つHUG(避難所運営ゲーム)しましょう!」と、呼びかけていたのに、自分が住む場所は、マンションであるため、個人で町内会に入会しなければならず・・・
ようやくこの春、念願かなって町内会長さんと知り合え、会費(年2400円)を払って、「回覧板」も頂くようになり(お知らせなどをコピーしてマンションの郵便受けに入れてくださいます)、
10月14日、訓練に参加しました。
内容は、まず視覚・聴覚障害者への支援を行っている団体さんの発表があり、災害時、どのようなことで視覚・聴覚障害のかたが困るかをプチ講演しておられました。わかるわかる~そのしんどさ!と頷く!
その後、校庭に出て、町会ごとに5つのコースを体験していきます。
まずは「バケツリレー」
楽しくやることがまず大事!
ちょうど、小学校の子どもたちも参加していて、小さいからだで次の人に水の入ったバケツを渡していきます。
準備をしていた町会の皆様、お疲れさまです!
次は煙体験。
家事の際、どのような状態になるか、体験できるもの。下の写真のテント内に無害な煙が充満しています。
電動車いすで行けばヘーキ!なんて思っていたら。。。
テントの色、黄色しか見えませんが、実際は真っ白な煙に巻かれています。
進むのが怖いです、これ!
以前、体験したときは、前が見えたので、すいすい進めたのですが、今回は大サービス!
前が見えない本当の家事のような状態を作ってくれ、だいぶん焦りました。
その他に「起震車」(震度7の体験ができる車。大阪市内に2台しかなく、毎週末には避難訓練に大活躍の車)や、建物が崩れてがれきに挟まっている人を助けるための「ジャッキ使用訓練」や、車いす体験、と盛りだくさんの内容で、返りにはアルファ米と非常用の水も頂きました。
私は「災害時避難行動要援護者名簿」への記載をしているので、万一の時に、安否確認をしてくれる担当のかたとも特別に引き合わせて頂き、「もしものときはどうぞよろしくお願いします!」とご挨拶させて頂きました。
町内会費を払うことで、いろんな暮らしの情報が手に入ります。
また、同じ町内の人とこういったことを通して、障害者が地域で住んでいることを知ってもらえる。これは大きなメリットだと思うのです。
万一、でなくても、人と人のつながりが希薄になっている昨今、地域のかたにお世話になるかもしれない。
そしてまた、私にできることもあるはずなのです。
自分の身は自分で守る「自助」の一つに、町内会への参加をオススメしたいなと感じた訓練の時間でした。
皆さんも是非!
(私の町内では、防災リーダーの皆さんが「HUG」をやったりして、少数派への理解も進んでいると感じました。地域によっての温度差はあると思いますが、いつか来るであろう「その日」に備えて備えてこれで充分!ということはないと思うのです。できることはいろいろあります。自分でそれを見つけていくのも、自立することにつながると思います)
長崎 圭子