【熊本地震】永村夏美さんの熊本活動報告№5

6/6(月)>
朝のミーティングは事務所から人が溢れかえるほどだった。
DPI佐藤さん、今村さん、ピープルファースト関係、新たに来たボランティアなど。
昼の飛行機で帰阪の為オレンジ村の「青空カフェ」に寄って帰ることにする。
オレンジ村は被災して営業できないため屋根のあるオレンジ村の駐車場で営業中。
コーヒー期間限定100円、美味しいお菓子も販売している。
DPIメンバーも後でお茶を飲みに来られた。
先日訪れたジャマイカの障害者の現状を少しお話して(注:夏美さんは個人でジャマイカ訪問されています)に、支援のノウハウについてまた相談させてくださいとお願いしてカフェを後に空港に向かった。

(ピープルファーストの皆さんによる寄せ書き)
【まとめ、思い出したことなど】
●まだまだ困っている障害者と繋がっていない。
特に知的障害当事者や家族がどう過ごしているか全然分かっていない。
●西原村の福祉避難所「構造改善センター」のボランティア管理は社協からNGO協働センターに引き継がれると東先生のお話。社協はもとの業務に戻していく。
●センターくまもとではセンターみやぎのような「ボランティアオリエンテーション」は無い。
出向くボランティアがネットなどで事前に情報を入れておくとスムーズ。
●センターと繋がった当事者男性2名が居心地が良さそう。
出逢えてよかった。(お二人ともシャイですがこちらから話しかけると嬉しそうにされます。)
東北の時を思い出して思うこと
●展開が早い。
2011年6月に仙台にいた頃はまだ障害者を探している段階だった。
現在センターくまもとには沢山の個別ニーズが上がってきており支援に入っている。
●役場職員や被災者にお話を伺う時に教えてもらえる情報量が東北の時より多い。
東北では「大丈夫です。困っていることはありません。」と言った具合に聞いても聞いても情報が取れなかった。
この事を精神保健福祉士で久留米市議会議員の藤林さんにお話すると、「私の友人の精神科医が東北で勤務していた。その人曰く、東北の人達はもともと心の内を話さない。震災後はもっと話さなくなってしまった。精神科医として治療するには患者に話してもらわないといけないのに話をしてもらえない為、その人の状態を想像して薬を処方したりするしかなかったそう。」と話した。
またその精神科医は「阪神淡路は笑いで乗り越えた。東北は耐え忍んで乗り越えた。熊本の人達はこれからどう乗り越えていくか」とも話したそう。

(センターくまもとに貼られたくまもん応援メッセージ)

(帰りの飛行機から見た熊本市内の様子。ブルーシートの青色が目立つ)

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