―圭子姉さんとの授業風景2―
ゆめ風基金のご近所にある~小中一貫校むくのき学園~では
ユニバーサルデザイン製品をつくるという学習に取り組んでいます。
ユニバーサルデザイン製品とはできるだけ多くの人にとって使いやすい製品を目指して開発された、「基本がしっかり」「五感で伝わる」「安全・安心」「使い方がわかる」「ラクにつかえる」製品のこと。
製品開発には、社会にはいろんな人がいることを参加体験型学習で、
知る、感じる、触れることがベースになります。
こんな素敵な学習プロジェクトにゆめ風基金の長崎 圭子(と、レポーター福本 千夏)が加えて頂いております。
前回は「障害って何?ユニバーサルデザインって何」と一緒に考えました。今回は一歩前進
避難所シミュレーションを小学生高学年にしていただきました。
5~6人の各斑で「目が不自由な方」「耳が不自由な方」「車いすの人」「妊婦さん」「お年をとった人」「音がすごく気になる人」「じつとするのが難しい人」「犬を連れてきた人」と書かれた札を大きな模造紙を避難所に見立てて張っていくこの作業。
グループで意見を出し合い、考えを深め、「気づき」 から実践的態度の育成につなげる学習だとおもいます。
一生懸命に避難所でどうしたらいろんな人が少しでも過ごしやすくなるのか、
キラキラした瞳で懸命に考え語る姿が、車いすから見ていて頼もしく感じました。
―ふくもと ちなつー
【むくのき学園での防災授業風景】
大きな模造紙を体育館に見立てて、この中で、いろんな配慮が必要な人が避難して来たら・・・という想定で、
授業は進みます。
こどもたちなりに、考えて。
「なあなあ、じっとしてられへん子とさあ、犬連れたおばあちゃんって、一緒におったら、こどもがおばあちゃんの面倒見てくれへんかなあ?」
「せやなあ。犬と遊べるしなあ。うちもそのおばあちゃんのそばにおりたいわ。」
「いや、もしもやで。アレルギーとかある人もおるかもやで?うちのお姉ちゃん、動物の毛でくしゃみが止まらんねん。」
他者を思いやる気持ち、育んでほしいなあ、うんうん。
呼んでくれてありがとね!
(ながさき)