皆様からのコメントご紹介!

いつもご支援ありがとうございます!
振り替え用紙の余白に、皆様が書いてくださるコメント、事務局一同、感謝の思いで読ませて頂いています。
そのコメントをご紹介します。
◆これからも小さな形で続けることが大事(山形市)
◆寒くなりますのでお体に気をつけてください(大阪府高槻市)
◆ゆめ風~東北を忘れずにこれからも・・・(上尾市)
◆東北は寒いけど元気にやっています(登出市)
◆貧者の一灯です(大分市)
◆思いついた時にぽつぽつ。でも、忘れはいたしません(広島)
◆政権は代わったけどこの国は良い方向へ向かうのでしょうか?出来る時に出来る事を、
少しずつでもながく続けていきたいと思います(高知市)
◆今年はよい年になります様にと願っています(武雄市)
◆すべての人が生きていることを楽しんで暮らせる一年となりますように。
政治家の皆さん、内輪もめなどしている時ではないと思います。
国民のほうを見てください(東京都三鷹市)
◆昨年行われた長居公園の交流祭は、とても良い空気を感じました。ありがとう!(京都府木津川市)
◆毎年開催している「ろうきんコンサート」を「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」として、チケット販売額の一部を寄付させていただきました(神戸市)
◆復興にはまだまだですが、被災された方達にすこしでも。息子も障害者です(神戸市)
◆夢の描けない時代ですが、10年先の姿を夢見て、できることをしっかりです(滋賀県油日)
◆年も改まり、政権も改まり、今年こそは良い年でありますよう願っています。
私達もまた一年、つながっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしいます(大阪市平野区)
◆不定期で少額の協力だから続けられています(日立市)
◆政権がすっかり元に戻りました。弱い者には風当たりが強くなるでしょう(宇部)
◆細々ですが、息長く続けて行きたいと思ってます(船橋市)
◆関わるみなさまのご健康をいのっています(木津川市)
◆雪と寒さで大変だと思います。くれぐれもお体大切に(大阪府豊中市)
◆確実に必要なところに使っていただけて、うれしいです(名古屋市)
東北はまだ春には遠い日々ですが、皆様の思いが届くよう、活動を続けてまいります。
心からの感謝を込めて。
事務局一同より。

ヒデの救援レポート2013年2月4日№106

●ドキュメンタリー映画【関西初!上映会】
「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」
・上映時間74分
・入場無料、字幕付き
(監督:飯田基晴、制作:東北関東大震災障害者救援本部)
上映日:2013年3月3日(日)午後1時30分開場、2時開演
場所:大阪市立啓発小学校体育館(新大阪駅東口から、東へ徒歩10分)
●主催:認定NPO法人ゆめ風基金
●共催:啓発連合振興町会、啓発社会福祉協議会、地域防災センター
●問い合わせ:ゆめ風基金
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662
あの日から、私たちに何があったのか~マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、
被災地の障害者のさまざまな現実に迫る。
障害があるということは、災害時には普段以上のハンディとなる。
2011年3月11日の東日本大震災、未曽有の大災害の中、障害を持つ人々に何が起きたのか?
福島県を中心に、被災障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。
●DVDも発売中
一般価格・3000円、団体・ライブラリイ価格(上映権付き)10,000円


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これまで届けた救援金
233,744,624円(2012年12月28日現在)
内・東日本大震災救援金総額
188,235,539円(2012年12月28日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、
障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある
河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
2013年3月出版予定「障害者市民防災提言集~東日本大震災版(仮)
定価500円~予約受付中
・お問い合わせ~ゆめ風基金
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662
【提言の内容】
1.地域に見合った災害対策を
2.命にかかわる支援と情報、すぐ届く体制づくり
3.福祉避難所に問題をすりかえないで
4.障害者などが関われる支援体制の確立を
5.障害者がふつうに暮らせる仮設住宅づくり
6.病院へも買い物にも行けない障害者、災害対策に移動手段の確保を
7.コミュニティーづくりこそ最大の防災
・番外編.自然災害は止められないけど、原発事故は止められる
・東日本大震災版刊行に当たって~「災害が起こる前の社会問題が浮き彫りになる」
  認定NPO法人ゆめ風基金:代表理事、牧口一二
2011年3月11日に東北地域を中心に起こった大地震、それに伴う大津波、
加えて福島第一原発の大事故は、あの日から1年半以上が経過した現在でさえ、
問題のほとんどが解決されていないばかりか、かえって深刻な事態が露呈してきています。
当初から、「1000年に一度の」とか「想定を超えた大規模な」と語られてきましたが、
そのような言い逃れこそ自然界の営みを超えようとした人類のオゴリにほかなりません。
自然のダイナミックな営みは、人間がいくら想像を膨らませてみても想定できるものではありません。
「大地震は地球がほんの少し寝像を変えたようなもの」と言われたりしますが、
そのたとえからボクは、地球が両手を伸ばして大きなあくびでもしょうものなら、
日本列島ぐらいはすべて大海原に呑み込まれてしまうのではないか、と
怖くて畏れ震え上がってしまいます。
大きな自然災害が起きると、その災害が起こる以前の社会が抱えていた問題点が浮き彫りになる、とよく言われます。
私たち障害者の立場からいうと、まさにその通りで、災害が起こる前に何となく感じていた疎外感、一人前扱いされていない生きにくさは、世の中全体が大混乱になった時に、障害者市民(私たちも社会を構成する一員なんだと、時々自らの自覚を促す意味でも「障害者市民」と名乗ります)が
不安になり、混乱状況を尋ねに行くと「いま、それどころではありません」とか
「あなたの来るところではない」などと、いろんな場所で、さまざまな事柄で後回しにされてしまったのです。
ボク自身が障害者市民の1人なので、説得力をもたないかもしれませんが、
世の中全体が大パニックに陥った時に、まず優先的に助け出される立場は障害者であり、高齢者であり、子どもたちだと思うのです。
それを障害者の身勝手であるとするなら、人間社会とはどのような理念や理性で形づくられているのでしょうか。まさか、人間も動物であるから弱肉強食もしかたないこと、ということでしょうか。
いま東北関東大災害・福島原発大事故から丸1年半が経ち、そしてゆめ風基金活動のきっかけになった阪神淡路大震災から17年が経過しました。
阪神淡路大震災を体験することから学んだ私たちはゆめ風基金の活動を進めていく中で
10年経ったころに「障害者市民・防災提言集」を刊行することになり、
その編集長を務めた八幡隆司理事は、大災害の2週間後には東北に入りました。
そして今年3月まで東北を拠点に側面からの支援活動に奔走してきました。
(じつは現在も続けています)
そして今回、前回の「障害者市民・防災提言集」を改めて検証しょうと試みていますが、
今回の東日本大震災は広範囲で規模も極めて大きく、その上原発事故という、
あってはならない人災が複雑に絡んでいるため、まだまだ掴み切れていないことも多く、
それでも今後に備えて、少しでも早くすべての市民と確認し合っておきたいことがある、との思いから新たに「東日本大災害特集・東北3県版」の刊行に踏み切りました。
そしてまた、ゆめ風基金からの声明として、これだけの大被害に福島市民をはじめ
多くの市民を巻き込み、仕事はもとより、住み家、そして家族や地域をバラバラにした原発の存在そのものの即時停止、廃絶を強く求めます。
人間の能力で制御できないものを作り使ってはいけません。
放射能を消滅させるには1000年もいやそれ以上かかるわけで、
次世代にツケを回してはなりません。
ここに断固として宣言します。
以上!
ヒデの救援レポート2013年2月4日№106

柿が実って思うこと(美しい福島を返して!)「ゆうゆうクラブ」のブログ 

福島県相馬市の障害児放課後支援活動をしている「ゆうゆうクラブ」のブログ記事を紹介します。
障がい児放課後支援「ゆうゆうクラブ」とは・・
2011年4月11日、震災からちょうど1カ月目のこの日、「ゆうゆうクラブ」が始まりました。
放課後に児童デイ事業所Aを利用していたD君のお父さんから、Aが閉鎖していて利用できない、仕事が始まり子どもを祖母が看ているが養護学校が始まると放課後に迎えもいけないし困っている。
こんな訴えを聞いたのが直接の始まりでした。
〒976-0025 相馬市岩の子字明神前25-1
℡・FAX 0244-35-2830  
    080-2384-2720
---------------------------------------------------------------------------
 私の長男は知的障害を伴う自閉症です。現在27歳。
 福島養護学校(小4まで)、相馬養護学校時代、放課後の居場所を求め仲間たちと
いろいろ活動し、児童クラブに行くと「親が一緒なら良いですが・・」と言われ、相馬養護の先生を介してスポーツアカデミー相馬さんに「障害児コース」を開設してもらったりしました。
 ですから、放課後の居場所が無くなることの大変さは身をもって判ります。
 その事がゆうゆうクラブのたち上げの根底にあるのかも知れません。
 今、福島県は放射線の見えない恐怖の中に居ます、その中で少しでも子どもたちが安心してすごせる環境を提供していきたい!心からそう思います。
 長男は、富岡町の「光洋愛成園」に入所していました。
 今回の原発事故により、三春町のさくら湖自然観察ステーションに1次避難し、4月15日から、群馬県高崎市の国立のぞみの園に、福祉法人「友愛会」全体で避難し生活しています。
 うちの子の場合はこの非常事態の中では、非常に恵まれた避難先を確保していただいていると思います。他の施設では悲しい事故の報告も聞いています。
 これ以上悲しい事が起きないように祈るばかりです。
                               ゆうゆうクラブ 代表 菅野友美子
ゆうゆうクラブのブログ
柿が実って思うこと(美しい福島を返して!)
 

街頭募金~2013年1月12日分

だいぶん遅くなりました!
すみません!
「街頭カンパ報告」です!
1月12日、大阪高島屋前にて、32回目のカンパ活動が行われました。
特に車いすユーザーのかたは、寒さが骨の髄までしみわたり、震えあがる時期。
何台も並んだ車いすにびっくり!!
「自分が生きることだけでみんな精一杯やのに・・・」(事務局員:福本~心の声)
人を想う姿に、心うたれた瞬間でした。
阪神淡路大震災をきっかけにボランティアを続けてこられた若い方たちも多数参加。
「ゆめ風基金です!よろしくお願いしますー!」と、冬空に声が響きました
ひとりひとりの小さな声が合わさり、大きな声になることを実感しました。
参加人数   30人
総額   72,760円
足を止め、カンパ箱に入れていただいたお金は、本当に尊い。
ありがとうございます。
これからも
「ゆめ風基金を、よろしくお願いいたしますー!」
                          ゆめ風基金 事務局員・福本

ヒデの救援レポート~2013年1月21日№104

放射線による障がいを持つ福島県民などの健康等に関する影響
「JDF被災地障がい者支援センターふくしま代表・白石清春」
●その4
「原発に関する私の主張と未来の方向性」
このように、福島の原発事故は私たち障がい者にも多大な影響を及ぼしている。
私は、福島県に生きる人間として、障がい者として原発の再稼働に関しては
絶対に容認できない。
何故に、人間の力や技術では制御できない原発にこだわるのか。
もし仮に、事故を起こさないで原発が寿命を終えたとしょう。
その引退した原発を解体しなければならない。
原発を解体するにも何年もの時間を費やし、被ばくを受ける作業員を無駄に増やし、
解体作業にも莫大なお金がかかるだろう。
そのような経費の計算は各電力会社ではしていないだろう。
そして、何十年とかけて冷やされた使用済み核燃料を固化したガラス容器に詰めて、
地下深く何十万年という気が遠くなるほどの歳月を安全に保管しなければならないのだ。
フィンランドでは原発が立地されているオキルトオト島の地下の岩盤をくり抜いて、
地下400メートルに核廃棄物を永久保管する「オンカロ計画」を進行中である。
私は、オンカロをモデルとした映画「100000年後の安全」を観た。
10万年後は文明自体が変化して、この時代の言葉が通用しないかも知れない。
危険な核廃棄物が入っていることも知らずに地下400メートルの封印を開けるとも限らない。
いくら堅い岩盤とはいえ、年月を経る中で海水が貯蔵施設に入り込んでくる危険性も零ではない。
我が国ではまだ核廃棄物最終処分場をどこにするのか決まっていない。
このように地震の多い日本、地下深くに最終処分場を建設できるのだろうか?
最終処分場が決められないなか、原発を再稼働させていくということは
使用済み核燃料を冷やしておく燃料プールを、原発の敷地内に増設していくことになるのだろうか?
日本で処分することができない場合は外国に処分を依頼するのだろうか?
そのような深刻な問題を棚の上に置いて、原発の再稼働をするというあきれたずさんな計画?を立てているのが日本政府や電力会社、原発関連会社である。
前述したが、福島原発1号機から4号機の内部がどうなっているのか全然わかっていない状況がある。
放射線量が非常に高いために作業員たちが原発の内部を確認することができないのである。
福島原発は建設されてから40年も稼働し続けていたために格納容器などが劣化していたことも考えられる。
東日本大震災の地震によって格納容器が壊れたかも知れない。
福島原発の事故の検証や内部状況の点検などが全然行われていないにも関わらず、
大飯原発の再稼働やその他の原発の再稼働にゴオサインを出すという政府の判断は絶対に間違っている。
原発事故により福島県民が失意のどん底に突き落とされているこの現実を
日本の政治家はどのように把握しているのか。
農業も漁業も牧畜業や酪農も放射性物質のばらまきによって、何もかもが崩れ去っていく
福島のこの現実をどう見ているのか。
福島県民は多量の放射性物質にまみれて福島県が衰退していくのを待っているだけなのか。
第一次産業が壊滅的であるなら、第二次、第三次産業においても壊滅的ダメージをこうむるのではないか。
せめて、せめて福島県の子供たちだけでも政府の責任で放射線の影響のない地域に集団疎開させていただきたい。一時的に福島県の人口が減ってもいいだろう。
子供たちが放射能に汚染されずに済むのなら。
何百年、何千年かかろうと、福島県の新生を願う強い志があるのなら、
福島県民の子孫が自然豊かな、米の美味しい、果物がたくさん実る福島県は不死鳥のようによみがらせるはずだ。
それにかけて、遠い未来を見据えよう。
大都市東京が停電になると2011年の夏は大騒ぎしたが、
なんとかその危機を乗り切ったではないか。
2012の夏、大飯原発を再稼働しなければ
大阪は14%マイナスの電力減になるといっていた。
大阪人の気質でみんなの創意工夫があれば、大飯原発を再稼働しなくてもこれからの夏を乗り切れると私は信じる。
病院には自家発電装置を設置(政府や行政が補助)して、人工呼吸器を使用する
医療的ケアを必要とする人たちには、行政が小型発電機を支給するような対策をとっていき、
大阪府民や大阪市民、それに大阪の企業が消費電力を減らす努力をすれば、必ず乗り切れる。
日本の国民が数年間の夏の季節を乗り切り、その数年間で地熱発電、海洋風力発電、太陽光発電、
波力発電、河川発電などの自然エネルギーを利用した発電システムを設置していけば、
必ず未来は拓けるであろう。
続く
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 
被災障害者支援ゆめ風基金がこれまでに届けた救援金
233,744,624円(2012年12月28日現在)
内・東日本大震災救援金総額
188,235,539円(2012年12月28日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、
障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある
河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のhideの風景
ゆめ風基金呼びかけ人代表の小室等さんのコンサート
「六文銭’09コンサート あしたを考える力」を被災地と共に
日本のフォークシーンを支えた小室等、及川恒平、四角佳子による伝説のフォークユニットが、
2009年こむろゆいの新加入を機に「六文銭’09」として再び始動。
「うた・と・おと」を模索し続け、今に生きる70年代の「おとのば」で、
懐かしく、そして新たな感動を呼び続けています。
2013年3月10日(日)午後1時30分開場
神戸新聞松方ホール(JR神戸駅、南へ徒歩5分)
全席自由、前売り3500円、当日4000円
●お問い合わせ、チケットは→「神戸芝居カーニバル」
TEL・090-1914-4907(中島)
FAX・0797-77-4697
予定演奏曲目:「雨が空から降れば」、「たびだちの歌」他
協力・認定NPO法人ゆめ風基金
以上

hideの救援レポート2013年1月15日№103

hideの救援レポート2013年1月15日№103
●放射線による障がいを持つ福島県民などの健康等に関する影響
「JDF被災地障がい者支援センター・代表:白石清春~その3」
10:東京電力に賠償請求を上げられない障がい者が存在する。(東京電力に賠償請求を上げようとしても、目が見えないので説明書が読めない、
相談窓口に手話が分かる職員がいない、知的障がいがあるために説明書の内容が
分からないなどの障がい者が多数存在していた。)
今年の1月29日にJDF・日弁連・福島県弁護士会との共催のもと、障がい者にも分かりやすい東電賠償問題の勉強会を郡山市のホテル・ハマツで開催していった。
関係者も含め参加者は100名を超えかなりの関心度であった。
勉強会開催後、支援センターに原発賠償に関する問い合わせが多くなってきている。
支援センターの職員が初歩的段階での対応が出来るように内部の勉強会を行って
いかなければならない状況になってきている。
支援センター内部の勉強会と併せて、福島県内の弁護士さんや賠償関係団体との連携を
さらに深めていかなければならないと考えている。
第2回目以降の勉強会は、いわき市、南相馬市、福島市、会津若松市で開催された。
11:放射線の影響から堕胎や子殺しなどが増えていく危険性
現在、福島県の水面下で堕胎が増えていっているという情報が入ってきた。
放射性セシウムは筋肉に溜まるといわれている。
女性の場合は身体にあまり筋肉がないので、筋肉質の子宮にセシウムが溜まって、
そこから卵巣に向かって放射線が打ち出される。
女性は産まれてくる時にはもう立派な卵巣を授かっている。
放射線による影響は、子ども、孫とその害は続いていく。
福島の妊娠した女性は、放射線の影響によって我が子が五体満足の子どもでなかったらと考え、
あるいは家族や周りの人たちに言われて、堕胎をしてしまったのであろう。
反原発のデモの時に、プラカードにチェルノブイリで産まれた五体満足でない赤ちゃんの写真を
掲げて歩いているグループがある。
反原発イコール五体不満足の子どもが産まれると、短絡的思考でものごと考えて行動されると、
私は、障がい者の立場から日本国民に、世界人類に向かって訴えていかなければならない。
私は、脳性マヒとしてこの世に産まれてきた。
この、脳性マヒという特性を受容するまでは長い年月を必要としたが、
今では堂々と脳性マヒである自分が愛おしく、脳性マヒであることを楽しんで生きている。
私は若い時分に脳性マヒ者による運動体であった青い芝の会に入っていた。
その当時、我が国は高度経済成長を目指して突き進んでいたころで、
経済成長に合わない障がい児が産まれると、その親が悲観して我が子である障がい児の命を絶ったり、
心中事件があとをたたなかった。
また、全国各地の地方自治体で「不幸な子どもを産まないようにしょう」というキャンペーンが張られていた。
このような優生思想と対決していったのが脳性マヒ者によって組織された青い芝の会であった。
その当時、優生保護法という法律があって、妊娠した際赤ちゃんに障がいが見つかった場合には
堕胎しても良いと法律に明記されていた。
優生保護法は青い芝の会などによる運動によって廃案となったが、
優生思想は、障がい者を差別する意識は脈々と今でも続いている。
私は脳性マヒ者として産まれてきて、本当によかったと考えている。
私と初めて会う人の口からは「あらあらこんな身体で大変でしょう。頑張ってくださいね」という言葉が発せられる、全然大変じゃないよ。
障がい者だから頑張らないといけないの?と、いつも思っている。
宇宙創造主からいただいた身体だから、精一杯愛して生きていかなければ。
「五体不満足」を出版した乙武洋匡氏も人生を最大限エンジョイしているではないか。
原発事故による影響から、福島県でも五体不満足な子どもが産まれてくる確率は
0ではなく増えていくことであろう。
いくら五体不満足でも人間として生きているのには変わりない。
この世で生きていけないものは胎児のうちに淘汰されるから。
そのような障がい児も社会の中でみんなと一緒に生活できる環境を創り出していくのが人間の役目であろう。
私は障がい者、原発事故によって産まれてくる障がい児を否定することは、
私自身を否定することになるから。
続く
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これまで届けた救援金
233,744,624円(2012年12月28日現在)
内・東日本大震災救援金総額
188,235,539円(2012年12月28日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
その他、届けた救援金
・台風12号関連:   2,942,828円。
・フィリピン洪水関連:1,000,000円です。
●このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある、河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
今年の認定NPO法人ゆめ風基金第11回法人総会は、3月23日、夕刻より、
JR新潟駅構内の新潟大学 駅南キャンパス 「ときめいと」(プラーカ1・2階)で行います!
「被災地支援~ゆめ風であいましょうin新潟」
24日には、午後1時より、「新潟ユニゾンプラザ多目的ホール(TEL025-281-5511)
ゆめ風基金呼びかけ人代表の小室等さんと、こむろゆいさんのコンサートを開きます。
牧口代表理事との対談もあります。
★申し込み
社会福祉法人 自立生活福祉会・コンサート係
TEL 025-232-7245
FAX 025-378-0153 
前売り2千円、当日2千5百円
・東日本大震災発災時、被災障害者仲間の避難先、後方支援拠点として、
重要な役割で奮闘していただいた、新潟の仲間、ゆめ風ネットワークに
今回もお世話なることになりました。
ゆめ風理事会も、なるべくたくさん参加するべく、交通費を安く上げるべしと(ゆめ風基金としては、当然のことですが(笑))早割引とか、障害者割引を駆使するために、新スタッフたちが、交通機関の値段表とにらめっこし始めております。
やはり、早ければ、早いほど、料金は安くなります。
参加をご希望の方は、ゆめ風事務所までお問い合わせください。
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662
〓以上〓
hideの救援レポート2013年1月15日№103

映画上映会のお知らせ~拡散希望です!

映画「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」(制作:東北関東大震災障害者休演本部)が
完成したことを記念し、大阪では初めてとなる上映会を開きます。
日時:2013年3月3日(日)午後1時30分開場、午後2時開始
会場:大阪市立啓発小学校体育館
入場無料・字幕付きです!
主催は、認定NPO法人ゆめ風基金、
共催:啓発連合振興町会、啓発社会福祉協議会、地域防災センター
阪神淡路大震災から18年。
東日本大震災からまもなく2年が経とうとしています。
災害時に、障害がある人たちはどのようにヒビを過ごしていたのか。
【障害があるということは、
災害時には普段以上のハンディとなる。】
メディアが伝え切れていない部分、被災地の障害者たちの生々しい証言から
今後の課題や問題点が見えてきます。
何が必要なのか。
何をしなければいいけないのか、ご一緒に考える時間を持てたら幸いです。
この上映会は、「ゆめ風基金」と各「被災地障がい者センター」が連帯しています。
成功するよう、広く呼びかけたいです。
皆様、お誘い合わせの上、ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、映画上映後、神戸の被災障害者の報告や、
ご参加いただいた方々の感想など話し合う時間も設けております。
一人でも多くの方に知って欲しく、拡散、ご協力なにとぞよろしくお願いいたします。
お問い合わせ:ゆめ風基金
電話:06-6324-7702
FAX:06-6321-5662

★関東に関してましては、2月3日におこないます。詳しくは、
東京での上映会(JILホームページ)

ヒデの救援レポート2013年1月7日№102

ヒデの救援レポート2013年1月7日№102
●昨日のように、今日があり、今日のように、明日がある。
時は、常に新しい。
2013年の新しい時が始まります!
東日本大震災の被災地に、改めて、想いと視線を注ぎます!
お付き合いをよろしくお願いします!hide拝


●「放射線による障がいを持つ福島県民などの健康等に関する影響」
JDF被災地障がい者支援センターふくしま・代表:白石清春
●その2
5:政府や福島県行政が放射性物質に関する本当の情報を出さないので、
多くの福島県民が放射線量の高い地域で生活している実態
(原発が爆発した時に、
文部科学省にある緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)「スピーディ」の情報が
政府に入ってこなかったので、政府は同心円に避難区域を決めてしまった。
それによって、南相馬の人たちは放射性物質が大量に降りつのった飯館村に避難した。
飯館村の住民も放射線量の高い地域で生活していた。
政治家と官僚の意志疎通ができていない日本のお粗末な政治形態を見る。
福島県民の多くは政府や東電、または福島県から派遣された放射線の専門家の講演を聞いて、
「放射線はそんなに怖いものではない」と錯覚してしまっている面がある。
または放射線の恐怖から逃れたいので、わざと平静を装っている面がある。
6:障がい者にとってハードルの高い自主避難
障がい者は避難先での住環境、交通システム、介助体制などが整っていないと避難することは難しい。
そのような点を考慮して、相模原市に旧ケア付き住宅(私が相模原市にいた時分に建設された)を借り受けて避難拠点とした。
今年の5月末に1人の脳性マヒ者が相模原市に避難した。
その他に東京都、新潟県、兵庫県、広島県に仲間の支援を受けて数名の障がい者が避難している。
7:原発事故によって避難区域となった地域から避難する際に、障がい者など多くの人たちが犠牲になっている。
津波や原発事故で多くの福島県民が着の身着のまま避難していった。
避難者の中には障がい者も含まれる。
6万人にのぼる福島県民が県外に避難している。
避難指示命令が出た時に、すべての住民が避難できたのであろうか。
逃げ遅れた障がい者の家族や、高齢者の夫婦が面倒をみていた重度障がい者のいる
家族は、我が子を置き去りにするわけにはいかないと避難区域に残っていた者がいるのではないのか。
人の支援も受けずに餓死した障がい者がいるのではないか。
または、避難区域にあった大規模入所施設の利用者たちは職員と共に
県内の避難所を回って県外の避難所に避難していったが、
その途中や県外の避難所で死亡者が出ている。
家族と共に避難した障がい者や高齢者は、避難途中の過労から、
避難先で大勢が死亡したという。
避難区域にあった病院は、病人を避難させなければならないと懸命に頑張ったが、
酸素ボンベを調達できずに、多くの酸素ボンベを使用していた患者を看取っていったという。
違う病院ではドクターや看護師が逃げてしまって患者だけが取り残されたという。
8:福島県から若い働き手が避難していくなどの状況があり、障がい者関係事業所では
職員やヘルパーの少ない状態が続いている。

私が理事長を務めているNPO法人あいえるの会では、
郡山市内に住む障がい者に対して福祉サービスを提供していく事業を行っているが、
大震災以降、若い職員やヘルパーが避難して行ってしまったので、
その補充につとめているが、なかなかなり手が集まらない状況が続いている。
福島県内にはあいえるの会のような「自立生活センター」が4か所あるが、
どの事業所も似たような問題を抱えている。
また、地震と津波と原発事故にあった南相馬市の障がい者関係事業所では、
利用者が定員オーバーしているにもかかわらず、職員の数が少ない状態になっている。
大震災当初から働きづめだった職員が精神的に疲れ果てて、退職を願い出る者があとをたたないという。
9:福島県内の障がい者関係事業所では農業ができない所がある。福島県内の障がい者関係事業所では、自然に抱かれた農地を耕して美味しい野菜などを市民の消費者の皆さんへ提供して、その収入を利用者さんの工賃に充てていた所があった。
目の前に「野菜を作ってよ」とささやいている農地があるのに……。
農地を前に呆然と立ち尽くす利用者さんたちと事業所の職員たち。
このような理不尽なことがあっていいのだろうか。
その農地のベクレル量が非常に多く農作業ができないので、農地の除染を行うために
放射性物質を吸着するという菜の花やひまわりを植えていこうという活動を行っていった。
ひまわりの茎や葉や根に放射性物質が吸着することは確かめられたが、
ひまわりなどの残滓をどのように処分していくのかがまだ決まっていない。
〓続く〓
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これまで届けた救援金
228,744,624円(2012年11月13日現在)
内・東日本大震災救援金総額
183,235,539円(2012年11月13日現在)
ただいまの基金残高
258,210,574円(2012年9月30日現在)
その他、届けた救援金
・台風12号関連:   2,942,828円。
・フィリピン洪水関連:1,000,000円です。
●このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある、河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
昨年末、とても嬉しいことがありました!
12月18日、奈良県で小さな町工場をやっておられるMさんのことです。
一昨年、知的身体障害のある息子さんを(27歳・Hさん)亡くされ、ゆめ風基金のことを新聞でお知りになり、東日本大震災の折りには、一般的な支援ではなく、Hさんの遺志として、ゆめ風基金に託したいと、突然おいでになり、
話し合いの後、ポンと封筒に入った、現金50万円を差し出されたのです。
昨年は、100万円でした。
2年連続の嬉しい訪問でした。
兄弟で経営していた会社を退職され、退職金の一部だとのことです。
今年春には、新しい会社を設立するから、これからも、末永いお付き合いをと、
深々と一礼されて、サッとお帰りになられました。
この不景気な世の中、人間を信じることの大切さを確信させる行為ではありますまいか。
お連れ合いさんも、奈良県で小さな、障害者作業所を運営されているとのことでした。
本当に感謝です!
本当に嬉しいことです!
以上!
ヒデの救援レポート2013年1月7日№102

年末年始のお休みお知らせ?

12月27日、今年も残りわずかとなりました。
ゆめ風基金の事務所は、12月29日が仕事納めです。
新年は7日から仕事開始です。
事務所は閉まっているかもしれませんが、緊急時などの電話は転送され、
受けられるようになっておりますので、非常・お急ぎの際は、お電話ください。
いろんなことがあった2012年。
本当にお世話になりました。
新たな年に、「希望」を持ち、祈りを託しつつ…
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を!!!!
(事務局員:長崎 圭子)

千夏の ちょっと行ってきました!

★12月8日、自立生活センター【夢宙】の10周年記念イベントに参加してきました!
方向音痴で、大阪に住みながら大阪地下鉄の経路なんて全く知らない事務局員福本。
まずは、イベント会場の住之江公園区民センターに着き、ほっ。
エレベーターが開くと、おおー!
「義理人情と恩返し」と書かれた巨大ポスター。
黒いスーツで身を包んだ方たちにお出迎えされる。
目の前に広がるパーティ会場は、車いすユーザーで埋め尽くされている。
やっぱりここだと再び、ほっ。
少しおどおどしながら席に着く。
「出会い・つながり・夢宙色!!!」のアナウンスと、巨大スクリーン映像で
パーティのはじまりぃ~。
ごちそうに気を取られるものの、次々と出される催し物に心が奪われる。
祝辞、乾杯後、夢宙に関わる星屑たち-「スターダストメモリー!」と題したメンバー紹介をかねたビデオ映像が映し出される。
夢宙メンバーが企画、監督、編集、出演した本格的パロディドラマに観客は沸いた。
トークショーでは、「夢宙」の歩んだ10年は、同時に障害者運動の歴史を語るものだと実感。
宴もたけなわ、代表・平下 耕三氏の声が、耳に飛び込んでくる。
「長く続けられたのは・・・人を過信せず、少しずつその人その人を認めてきたからかなー。
そこに場所ができる」と。
夢宙は「経験で人は強くなれる。そんな人と人がつながった場所で、人はより豊かに生きれる」ことを示し続ける自立センターなのだ。
これまでも、これからも。
パーティ会場で影を薄くさせるのが得意な福本。
が、メガネが似合う優しい面持ちに引き寄せられ、
「あのー。ジョニーって?」と勇気をふるって話しかける。
「あっジョニーはピット名。夢宙では、みんな、あだなで呼び合ってる。
けんかになりにくいし、障害者も健常者もあだ名だと外部の人間に個人情報が流れにくいでしょ。」
「なるほど。あのー。いろいろお聞きしたいんですが、私、話すので苦手で。一つだけ伺います。
これからの、夢宙の展望は何ですか?自立生活の向こうにあるものは?」と聞く。
「向こうですか・・ふーん。難しい。ただ、自立は人として当たり前のこと。成人して親元から離れ、
一人で生計を立て、暮らすことは、人間を成長させる。
それは、健常者も障害者も関係ない。障害者が施設にいることはおかしいでしょ」
とのジョニーさんの言葉に大きくうなずく私。
私は・・・若いころに家を出て、3年後に結婚。
その後は育児、夫との死別経験後、ゆめ風基金で非常勤をしながら、
今、二度目の自立生活をしはじめている。
きっとこの姿を見せることが、まだ自立していない息子への、
親としての思いをしめすことになるのだろう。
「人として・・・・」ジョニーさんの言葉を胸に私は明日もゆめ風に向かう。
この日、私は夢宙と出会い、昨日までの自分と少し変わった障害者のひとりになった。
みなさん、夢宙にはおきをつけて―笑―
事務局員:福本