ヒデの救援レポート:2012年9月18日№87

ヒデの救援レポート:2012年9月18日№87
★「みちのくTRY」が、大きな事故もなく、奇跡の1本松に到達し、
岩手県庁へのバリアフリー申し入れも済ませて、大成功の内に終了しました!
この成果を、今後の地域活動にどうつないでいくのかが、大きな課題になります!
みなさんの応援、声援に感謝します!
★ゆめ風基金が通常のNPO法人から、「認定特定非営利活動法人」に、
8月31日付けで認可されました!
これで、今後のゆめ風基金会費、寄せられる救援金などが、税金控除の対象になります!
救援金、会費の領収書は、大切に保管してください。
税金申告の折に必要になります!
やっとこさの認定です!
★待望のゆめ風基金の事務所に、障害者のスタッフが、9月4日から、
障害者雇用として採用されました!
長年の希望が実現したのです!
○福本さん・全身性
○長崎さん・電動車イス使用のお二人です!
週に3日ずつの勤務になります。
ぜひ、事務所においでになり、お顔拝見になってくらさいませ!
★またまたの訃報と偲ぶ会のお知らせです!
・京都を中心に、障害当事者運動を担い続けてきた、
○長橋栄一さん「車イスと仲間の会」、「日本自立生活センター代表」が、
7月4日、81歳で、逝去されました。
お通夜、本葬は、ご家族だけで済まされましたが、
長橋栄一氏の理念継承と偲ぶ会のご案内です。
○呼びかけ団体
・車イスと仲間の会・日本自立生活センター・日本自立生活センター、ワークス作業所・日本自立生活センター支援事業所・他賛同個人
●想い
長橋栄一氏は、日本における障害者自立運動の草分けとして、
人が人として生きる事の当たり前が、誰によって阻害されていたのかを、
知らしめて頂いた方でした。
またそれは人の力によって変えられるものであることも教えて頂きました。
代表は常に、「既成概念にとらわれるな」自分の思考で何が出来るか常に考え、
同じ仲間に同じ屈辱と差別をうけさせるなと申しておりました。
私たちは、代表のこの基本理念を受け継ぎ、悲しみを乗り越え
さらなる一歩を進めるつもりです。
そこで、故長橋栄一氏と関わりのあった人たちとともに、長橋代表を偲び
生前の多方面にわたる活動の様子を見ていただき
さらに、関わって頂いた方々へ、これからも私達に対し、
ご指導とご協力を承りたく、長橋栄一氏の理念継承と偲ぶ会を開催いたしますのでご案内申し上げます。
皆様には、お仕事や様々な活動運動にご多忙とは存じますが、
ぜひご参加いただきますますようよろしくお願い申し上げます。
日時:10月6日午後1時より
会場:京都国際ホテル(二条城東向かい)
会費:2000円
○平服にてご参加いただきますようにお願いいたします。
供養として、軽食と共に弔いのお酒も用意しておりますので、
車での参加には、ご配慮をお願いします。
○ご出席いただける方は、FAXにてご連絡いただきますようお願い申し上げます。
FAX・京都075-671-8418
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被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた基金残高
             258,425,697円
2012年7月31日現在「東日本大震災」救援金額は、8月22日までに、
             175,209,050円です。
これまでに支援した団体、個人への金額。
             224,047,749円です。
2012年8月222日現在
●その他、台風12号被災地に、2,942,828円。
フィリピン洪水被災地に    1,000,000円の支援をしました。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、「被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事」、「障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長」、「バクバクの会事務局員」でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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【東日本大震災救援活動の中のボクの風景】
・hideの畏友のおひとり、吹田市千里寺住職・武田 達城さんが発行している寺報「如是」838号からの転載(連絡TEL・06-6384-0747・FAX・06-6385-8950)
「なんや、経営問題!?」NHKのラジオ放送で平日の早朝に「ビジネス展望」という
短い番組があります。
8月15日は、慶應義塾大学経済学部教授の金子 勝氏でした。
原発は電力不足問題でなく電力会社の経営問題です、という話を聞いてびっくりしました。
経産省は、原発が動かなければ15%の節電をしても計画停電が必要かもしれないと発表し、メディアはそれをあおり立てました。
私は、朝日、毎日、読売の3紙を購読していますが、同じ内容でした。
関西電力は、大飯原発3号機がフル稼働した途端、猛暑に入っていたにもかかわらず、
火力発電所12機のうち8機を止めてしまいました。
同時に中部電力等から電力を購入しています。
その結果、電力使用率90%を超える日はごくわずかでした。
当初、大飯原発を再稼働しない時の電力不足を15%とした時の想定とは全く違っています。
金子氏によると、7月の節電は2010年比でみても、9,8%で、
大飯原発3、4号の再稼働前に政府が立てた節電目標15%をはるかに下回っています。
それでも電力は十分に足りているのです。
あれだけ急いだのは、秋になって再稼働すれば、原発なしで猛暑を乗り切れることが
バレてしまうからです。
問題の本質は、関西電力の経営体質にあると金子氏は言います。
原発を運営する民間の電力会社にとって、原価償却の終わった福島のような老朽原発ほど、運転コストだけで利益が上がることになります。
関西電力は不良債権化した原発比率が約5割を占めています。
全原発が止まれば、約4千億円の赤字に陥ってしまうところでした。
そこで、電力不足だと偽って、大飯原発3、4号機を再稼働しました。
うかつにも私は、原発が動かなければ、この暑い夏をクーラーなしには乗り切れないと、
だまされていたことになります。
もう一度福島のような事故を起こせば、日本は終わってしまいます。
電力会社の経営問題と、「いのち」の問題をすり替えられてはたまりません。
涼しくなったら、「計画停電も必要だ」と電力不足キャンペーンをはってきたメディアに、自ら厳しい検証を期待します。
「むかし陸軍、いま電力」
大手メディアも、大本営発表にならないようにがんばってください。
2012年8月中旬・ヒデの救援レポート:2012年9月18日№87
以上

ヒデの救援レポート:2012年9月10日№86

①先日、バクバクの会(hideも事務局員をしている・人工呼吸器を使う子どもの親の会)の副会長で、
広島市在住の穏土ちとせさんから連絡があり、8月7日付けの中国新聞が、
大量に手にいれられたから、情報のお裾分けと、中国新聞が送られてきました!
ページを開くと、他の全国紙の記事が、オリンピックオンパレードなのに、
オリンピックの記事は、ホンの少し。
他のページは、原爆被曝67年目の8月6日の記事テンコ盛り。
記事の中には、原爆=核=原発=福島県=被災地東日本の目線が
キチンと織り込まれていました。
「核と人類」のテーマが色濃くにじみ出す紙面になっていました。
そんな紙面を眺めていて、突然、hideの脳裏に、原水爆とは無関係に、
福島県の原発事故=核のことを考えている自分の姿がたち現れ、狼狽しました。
若い頃の、原水爆禁止運動に夢中になり、(正しい原爆、正しくない原爆)論争に明け暮れ、
原水協VS原水禁の運動論のハザマでウロウロし、核の本質的恐怖に気づくことなく、
いつしか、原水爆禁止運動を忘れてしまった、若く、苦い記憶が
確かにあることを気づかされました。
原爆被爆者の方々の想いや無念に想いを致すことなく、
福島県の原発事故を考えてはならないだろう。
全ての人権は、類としての人間のこととして、つながっていることに気づかされ、
強く反省させられた、新聞情報でした!穏土さん、ありがとう!〓
②少し早いですが、恒例のゆめ風基金・カタログハウス共同開催の
東京イベントのお知らせです!
●時・12月15日午後2時30分~4時30分
●場所・カタログハウス地下ホールにて
●参加費・ぺア割引、1500円・学生割引、1000円・通常、2000円
●申し込み、TEL0120-545-450○FAX03-5365-2278
「ゆめ風であいましょう」
3人寄ればウフフフ……
○永六輔さん・ラジオタレント
○小室等さん・ミュージシャン
○ゲスト出演・伊奈かっぺいさん・マルチタレント
●今回で10回目となる「ゆめ風であいましょう」は、2009年に開催して
大好評だった、永六輔さん、小室等さん、伊奈かっぺいさんの3人による
爆笑トークをアンコール開催します。
前回、見逃された方は要チェックです。
他にも飛び入りゲストがあるかもしれません。
小室さん、こむろゆいさんの音楽もお楽しみに!
●この催しは大阪のNPO法人:ゆめ風基金:との共催です。
収益は東日本大震災救援金として使われます!
○定員150人○参加費2000円
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ただいまの基金総額残高は、 300,439,625円(2012年5月31日現在)
被災障害者支援
ゆめ基金が東北被災障害者支援した救援金金額は、7月30日までに
              175,209,050円です。
これまでに支援した団体、個人への金額は、7月30日までに
            223,547,749円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、「被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事」、「障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長」、「バクバクの会事務局員」でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
★息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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③東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
社会福祉法人・えんぴつの家:機関誌「えんぴつの家だより327号」より転載
○歴史が見える文章です!
○連絡TEL、神戸252-0109-FAX、神戸231-5281
●追悼・大賀重太郎氏○1999年4月1日より、えんぴつの家の評議員を勤めていただいている
大賀重太郎氏が7月8日、急逝された。
享年62歳。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
大賀氏との出会いは、確か彼が神戸大学生であった頃だから、1970年代の始め頃である。
記憶が薄らいで事の順序が間違っているかもしれないが、神戸大学では障害を持つ青年が
聴講を申し入れて拒否されるという事件が起こった。
学生たちが青年を支援して大学当局と話し合っていたが埒があかず、
ほんの少しだが障害者問題に関わっていた私たち市民に応援を求めて来た。
障害者のきょうだいとして関わっていた私と同じ立場のM氏と
大学近くの教会の牧師さんの三人が学生たちと共に大学の教養部長と話し合った。
その中に大賀氏がいたのかどうかは記憶にない。
その頃、義務教育を受けることができていない障害児・者の教育権を保障しようと
私たち教師は取り組んでいた。
就学猶予になっている子どもや、たとえ成人していても「教育を受ける切符」を
まだ使っていない人を、公教育の場につなぐ取り組みをしていた。
一人の脳性麻痺の青年が学校へ行きたいと言ってきた。
当時丸山中学校に勤務していた私は校長に受け入れてほしいと話した。
その校長が玉本格氏、えんぴつの家初代理事長である。
丸山中学校には、全国的にも数が少ない夜間中学校「西野分校」が併設されていた。
青年はそこへ入学することになった。
ところが、西野分校は幼稚園の二階にある。
車椅子の青年を数人でかつぎ上げなければならない。
神戸大学の学生に応援を求めた。
夕方学生たちが青年を車椅子ごと二階の教室へ上げてくれた。
その学生の一人が大賀重太郎氏であった。
その青年とは後に「障害者問題を考える兵庫県連絡会議」や「被災地障害者センターこうべ」の
代表として大賀氏とともに活躍する福永年久氏である。
大賀氏はその後、全国障害者解放運動連絡会議の事務局を担って大活躍をしていく。
そして、1995年に阪神・淡路大震災である。
姫路市の実家にいた彼は、被災地の状況や今必要とする「物」「者」「情報」を
全国へ流してくれた。
彼はこの情報源を「オズの箱」と名付けていた。
被災地のド真ん中で、毎日バイクにまたがって在宅障害者の安否確認を続けていた私たちにとって「オズの箱」はどんなに力強かったか。
二月二日、被災地の障害者団体が結集し「被災地障害者センター」が結成された。
その中心に大賀重太郎氏が座っていた。
神戸へ帰って来てくれたのだ。
これで神戸の運動は大丈夫だ。
心底ほっとした。
その時思った通り、「被災地障害者センター」は兵庫県における障害者運動の
中心的役割を果たして来た。
前述のように彼は1994年より18年間、評議員としてえんぴつの家を支えてくれた。
これからというときに、あまりに早すぎるではないか。
悔やんでも悔やみ切れない急逝であった。
安らかにお休みください。
松村敏明
●大賀重太郎さんを偲ぶ会は、
○10月13日(土)午後
○神戸市勤労会館・JR三宮駅スグ
●実行委員会主催
以上!
ヒデの救援レポート:2012年9月10日分№86

ヒデの救援レポート:9月3日№85

ヒデの救援レポート:9月3日№85
①以前に、訃報でお知らせした、hideの畏友のおひとりであった、
兵庫県の大賀重太郎さんの続報です!
●大賀重太郎さんを偲ぶ会
・呼びかけ人
福永年久・障害者問題を考える兵庫県連絡会議代表
石橋宏昭・全国障害者解放運動連絡会議関西ブロック代表
竹本貞雄・NPO法人拓人こうべ理事・元自治労兵庫県本部委員長
大賀さんが亡くなられ、早や1ケ月が過ぎようとしています。
62歳という余りの早さ、突然の訃報に誰もが驚きました。
交通事故に遭われて以来、体調がすぐれず、以前のような活動は制限されたものの、
昨年12月には地域福祉政策研究集会:震災と障害者:の開催に尽力され、
関わられる団体の会議等にも顔を出され、お元気になられたのかとの感もあったのに…。
日本における障害者解放運動が、創生し高揚した1970年代から、
裏方として駆けずり回られ、兵庫においては障問連結成、
兵庫障害者解放意見交流会の組織化、
関西においても、長らく全障連関西ブロックの専従を務められ、
さらに全国各地の個別闘争等の事務局、全国的な組織化など、
業績は語り尽くせません。
また、阪神大震災の際には、お住まいの姫路から「オズの箱」と題した救援ファックス、
(現在のように携帯電話やメールはなかったんですよね…)を
連日、被災した仲間に届けられ、どれだけ励まされたことでしょう。
そんな大賀さんの取り組みが被災地障害者センター:現在の拓人こうべ:を生み出し、
それが今般の東日本大震災においても、当たり前に被災障害者救援、
被災地障害者センターの活動へとつながっています。
かけがえのない同志であり仲間であった大賀さんの死を追悼し、
大賀さんと言う「人」を偲び、同時に大賀さんが遺された言葉や業績、
障害者運動の歩みを、皆で確かめ合うような「偲ぶ会」を開催できればと願います。
どのような「会」にするのか、準備会を行い、有志皆さんとご相談したいと思います。
今日までのところ、
●開催日:10月13日(土)午後
●開催場所、神戸市勤労会館にて(三ノ宮駅近く)、までが決められました。
お問い合わせは、
・稲本:拓人こうべ(078-642-0142)
・栗山・障問連事務局(090-6980-5426)
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◎これまで届けた救援金: 223,647,749円
◎2012年7月30日現在:東日本大震災への救援金の金額は、
             175,209,050円
◎2012年7月30日現在:
ただいまの基金残高:   300,439,625円
◎2012年5月31日現在:その他、届けた救援金
    ○台風12号関連   2,942,828円。
○フィリピン洪水関連、1,000,000円です。
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このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、
障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
●息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
②東日本大震災救援活動の中のボクの風景
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、
わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、
「われも、また、赤い=吾亦紅」と咲くのです。
③hideの畏友のおひとり、京都・花園大学の八木晃介さんの私的メディア:試行社通信:
310号からの抜粋。
○連絡TEL&FAX 075-221-2672
●もうひとつ、被災関係で団体の設立当初から、ささやかに定期的な献金を続けているのが
「NPO法人ゆめ風基金」です。
阪神淡路大震災を機に、地震などで被災した障害者を支援する団体で、
全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんなどさまざまな領域の人たちが
呼びかけ人になって、被災障害者への救援・支援をつづけている、
そういう団体です。
ゆめ風基金代表理事の牧口一二さん、副代表理事の河野秀忠さんとは
三十年以上のつきあい、畏友中の畏友でもあります。
牧口さんがグラフィックデザイナーとしての最後の仕事に選んでくださったのが
本通信の現在の題字です。
また河野さんは二年前まで、花園大学の非常勤講師をお願いしていたほか、
今も河野さんの地元・大阪府箕面市の人権教育関連の仕事を共同ですすめている仲です。
これまで全国各地の被災障害者に届けられた救援金は、
一億七千八百五十四万七千七百四十九円、
うち東日本大震災救援金総額は
一億三千二十万九千五十円(いずれもこの六月七日現在)
というのですから、相当な金額に達していますが、
河野さんらによると、それでもまったく十分ではないということです。
●郵便振替00980-7-40043-ゆめ風基金:
河野さんが一ケ月に二、三回の頻度でメール送信してくださっている
「ヒデの救援レポート」がこれまた凄い。
もともと口舌・文章ともに他の追随をゆるさない達人ですが、
それにしても一回のレポートに四百字詰め原稿用紙換算で、十五~二十枚ほどの
分量の情報「いや、情報以上に意味ある内容」が詰め込まれていて、
しかも、それを指一本で打ち込むというのですから、
これはもう脱帽あるのみです。
すでに記したように、河野さんは被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事のほか、
障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長や、
人工呼吸器をつけた子の親の会「バクバクの会」事務局員をつとめ、
さらに地元・箕面市における障害者市民運動をはじめとする、
反差別運動の中心的存在でもあり、しかも私より二歳年上。
ホントに凄い人物です。
ちなみにゆめ風基金代表理事の牧口一二さんは、私より七歳年上。
松葉杖から電動車椅子にかわりながら、今も八面六ぴの大活躍、
もう畏れ入谷の鬼子母神みたいな人々です
《hide注・あまりに誉め過ぎだぁ!お尻の穴が痒くなるますです!以上》
④今年の「東北=関西ポジティブ生活文化交流祭」は、被災地から、
被災された障害者の方々をお招きして、開催する準備が進められています!
●時・11月23日祭日
●場所・大阪市北区の扇町公園・JR環状線天満駅すぐ
●ご予定ください!
●「被災障害者救援本部おおさか」の救援カンパ共同統一活動は、
毎月第2土曜日です!
午後1時から5時まで!
大阪・難波、高島屋前にて!
短時間の参加もOKです!ご参加方をよろしくお願いいたします!
以上
ヒデの救援レポート:9月3日分№85

ヒデの救援レポート、2012年8月27日

ヒデの救援レポート、2012年8月27日:84
河北新報7月18日版の記事より
被災者の心に癒やし 仙台・精神障害者らのピア・サポート
電話相談・集い開催・障害の有無超え悩み共感
 仙台市内の精神障害者らが東日本大震災後、被災者の悩みを聞く電話相談を行ったり、語り合う集いを開いたりしている。精神に障害がある当事者同士によるピア・サポートは震災前から行われていたが、うつや不眠などの経験を基に、障害の有無を超えた新たな支えあいを目指している。
 震災後、自分たちも何か被災地の役に立つことをしようと、仲間と電話相談を始めた宮城精神しょうがい者団体連絡会議宮精連議長の山本潔さん(53)は、昨年6月に始めた電話相談心のピア・サポートへの思いを語る。
宮精連は、NPO法人ゆめ風基金(大阪市)の支援を受け、仙台市の精神障害者らでつくる自助グループ心のネットワークみやぎ・佐川美紀会長などと共同で同市太白区のアパートに事務所を設けた。
 福祉施設などで電話相談をしているスタッフから研修を受け、10人弱で相談を受け始めた。月~土曜の午前10時~午後4時、2~3人が電話の対応に当たっている。昨年夏までは宮城県沿岸部の被災者からの電話が多く、その後は精神障害者からが多くなった。
 これまでにかかってきた電話は約800件。じっくりと話を聞き、共感する傾聴を基本姿勢としており、話し手は自分の価値観を否定されることなく、思いを打ち明けることができる。
 眠れないので、飲めない酒を飲んでる。被災者からのそんな相談には、お酒は眠りを浅くしてしまいますよなどとアドバイスもする。うつへの対応を尋ねられたときは、自分の場合はと断った上で体験を話す。事業は来年5月ぐらいまでを予定している。山本さんは電話をかけてくる方は、精神的なつながりを求めている。共感することが、寄り添うことになると話す。
 心のピア・ポートでスタッフをしている吉村心語さん(62)は昨年8月、仙台心のケア研究会を結成し、10月に仙台ピアカウンセリングの集いを始めた。専門家は入らず、参加者が順番に自分の病気や悩みを話す。話したくない人は、人の話を聞くだけでもいい。震災などで不安を抱えている人たちにも参加を呼び掛けている。
集いは、仙台市青葉区の市福祉プラザで月1回のペースで開き、3回に1回は一般市民も参加できるオープン形式を取っている。オープン形式も含め、これまでに10回開催され、計105人が参加した。吉村さんは集まることで、同じように悩んでいる人の話を聞くことができる。障害のあるなしにかかわらず、聞いて、話すことが癒やしになると語る。
 仙台市内ではこのほか、震災前から複数の団体が定期的に集うピア・サポートに取り組んでおり、心のピアサポートや、NPO法人仙台市精神保健福祉団体連絡協議会・仙精連などが紹介している。
 連絡先は心のピアサポートが022-308-6067、仙台ピアカウンセリングの集いは080-3328-7186、仙精連は022-214-2858
以上
被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた基金残高、012年5月31日現在300439625円。東日本大震災救援金額は、7月30日までに、175209050円です。
これまでに支援した団体、個人への金額は012年7月30日現在223547749円です。その他、台風12号被災地に、2942828円。フィリピン洪水被災地に1000000円の支援をしました。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
 東北被災地の生活再建を応援しましょう!Tシャツ・下着・シーツ・扇風機・鍋・食器・タオル・洗剤・家具・車いす・介護用品など!新品または、新品同様のものをお寄せください!お願いいたします!
●すばる福祉会、東北大震災救援市民会議電話、0798-53-0122
住所・兵庫県西宮市上大市5-1-8 すばる福祉会
あなたも現地の活動に参加できます。
 すばる福祉会は月末に被災地にバスを走らせています。金曜日夕発・日曜日帰着・参加費15000円
被災地では、まだまだ支援活動が必要です。すばる福祉会は、被災者を直接支援する活動を展開していきます。活動範囲は、福島県・宮城県・岩手県です。
 すばる福祉会の救援活動・仮設住宅での交流活動・被災地のみなさんの元気と希望を支えたいとの思いから、仮設住宅で茶話会をしてまわります。宮城県南三陸町では、毎月末の日曜日にイベントを開催しています。・中略・
すばる福祉会は、毎回出店し、なじみのみなさんとの友好を温めながら、タコ焼きの販売と盛り上げに一役買っています。生活物資を届けます。商店もスーパーもすべて破壊されているので買い物は何十キロも離れた街まで行かねばなりません。高齢者は特に困っています。
 私たちは、仮設住宅を回って生活物資を届けてまいります。被災者のみなさんは、すべてが流されちゃったからね。欲しい物がたくさんあるよと。必要な物を手に入れることが難しい人たちに、物資を届けます。被災者のみなさんは、すばる福祉会の到着を待ち望んでいます。・後略・
相楽西部障害者福祉連絡協議会機関誌相楽その7巻頭文
連絡TEL0774-93-3277、FAX0774-93-3271
●震災から1年、被災地の現状は…
 未曾有の災害をもたらした東日本大震災から1年余り、先日被災地に行く機会をいただき、宮城県と福島県の今を見てきた。財力のある商業施設や企業は、経済産業の停滞による情勢の悪化を最小限にとどめるため復興を急ぎ、被災地のために尽力されている。また規模が小さくても復興へ向け踏み出されたというニュースを耳にすると、その計り知れないたゆまぬ努力に逆に勇気をもらえる。
 しかし、実際に復興が進み、また進めることができるのはごく限られた部分で、被害の規模・地理的・資金的な問題で、援助・支援の手が行くことが少ない地域もたくさんあることが今回現地を見てわかった。
原発事故により住んでいた地域を追い出された人々は、もしかするともう戻れないかもしれないという絶望にも近い状況で避難生活を送られている。早く故郷に帰りたいという思いから、もともと住んでいた地域に少しでも近い環境を求め、用意された仮設住宅ではなく、海が見え潮の香りのするいわき市などで生活をされる方も多いと聞く。
 望郷の思いが人々を突き動かす。でもそこには放射能という大きな壁が立ちはだかっていることにやるせなさを感じる。物理的な支援に加え、不自由な生活を強いられている方々への精神的サポート体制を早急に整備して行くことが必要であると強く思う。
 現在相楽では被災地の授産製品の購入・販売を継続して行っている。復興にはこれから気の遠くなるほど時間がかかる。できることから応援していく必要があることを今回再認識し、現地の要望に応じた支援を今後も引き続き行っていきたい。K・M
以上。

ヒデの救援レポート、012年8月20日

ヒデの救援レポート、012年8月20日:83
前回のメールでは、8月を7月と間違っていました。すんまへん!hide拝
●宮古から陸前高田まで、被災地岩手の沿岸部を障害のあるひと、ないひとが150キロを、野宿も交えて、8月19日から31日まで、練り歩く、バリアフリーチェック、当事者参加の街づくりを訴えかけるイベントがいよいよ決行されました!
問い合わせは、実行委員会・TEL019-636-0134 
沿岸部事務局TEL0193-77-3636
6月29日版、毎日新聞地方版
復興街づくり、バリアフリーを
障害者が沿岸部150キロを歩く。
8月19日からみちのくTRY 協力者募集
 震災からの復興で、障害者にとっても住みやすい街づくりを目指し当事者たちが沿岸部約150キロを12日間かけて歩くみちのくtry実行委員会主催が8月19日から始まる。実行委員会は一緒に歩を進める協力者を募集している。
 TRYは1986年に始まり鉄道のバリアフリー化などを求め、車いすで各地を旅する野宿イベント。全国各地で開催されてきたが、今回は東日本大震災の津波で大きな被害を受けた地域をルートに選んだ。
 宮古市田老を19日に出発し、主に国道45号線沿いを歩きながら、30日に陸前高田市の奇跡の一本松のゴールを目指す。津波で浸水した場所を移動したり、道路の起伏が激しいところもある。
 震災後の街づくりにバリアフリーを取り入れるよう訴えながら歩き、途中、鉄道やバス会社、市町村役場に要望書を提出。復興計画の中に、障害者の視点を求めていく。障害を持つ当事者や介助者の参加は、県内外から約30人を見込む。
 車いすを使う人だけでなく、さまざまな障害を持つ人が参加する予定で、実際に歩く人たちの介助、トイレ・入浴介助などのほか、車での送迎や食事の準備など、当事者と同じ程度の協力者を必要としている。
 協力者の食事や送迎などは、委員会側が負担。夜は当事者とともに公民館などに宿泊する予定だが、寝袋などを持参する必要がある。県内から参加する協力者については全日程でなく、1日単位での参加も募集している。また、資金が思うように集まらないため賛同者の募金も随時受け付けている。
 脊髄損傷のため車いす生活を送る今川幸子・実行委員長(32・大船渡市)は震災で一から街を造り直すこの機会にバリアフリーを進めてほしい。今回の活動が障害者も健常者も暮らしやすい街に変わる契機になればと活動の意義を語る。
岩手日報7月9日版の記事にもなりました。
障害者が被災地で徒歩の旅、8月に宮古~陸前高田
内容は、毎日新聞の記事とほぼ同じものなので、割愛します。
 そのイベントを盛り上げるために、応援Tシャツが作られました。デザインは、ゆめ風基金権代表の永六輔さんです。それに対して、岩手実行委員会の方々から、色紙の寄せ書きが届いています!順不同でご紹介します。永六輔さんには、すでにお届けしました!
●みちのくtry・ありがとうございました!永六輔様Tシャツのデザインありがとうございました。このデザインのTシャツを着てイベントを成功させたいと思います!
実行委員長、今川幸子
●このデザインのTシャツを着て、みちのくに新しい風が吹き込むように、頑張って歩きたいと思います。ありがとうございました。岩手、宮古・黒柳奈緒美
●永さんデザインのTシャツ着て、元気もらって歩きます。ありがとうございました。八幡隆司
●Tシャツ着てがんばります!盛岡・河口
●ありがとう!いつも元気が出る、上を向いて歩こう、歌っています。岩手、山田町大沢・佐々木るみ
●すてきなデザインありがとうございます。このTシャツと一緒に、岩手のまちを楽しく歩いていきたいです。小山望
●デザインありがとうございます。イベントがせいこうするように、がんばります!藤田良
●ありがとうございます!頑張ります!奥寺
デザインありがとうございました!Tシャツ着てみちのくtry頑張ります!伊東明美永さん
●Tシャツ着て、レッツtry!セレブ杉山
●永さんデザインのTシャツ着させていただきます!ありがとうございました!川畑
●この企画が岩手の未来につながる新しい一歩となることを祈ります!山下博靖
●ステキなデザインありがとうございます!バケンデザインありがとうございます!tryという企画は、障害者の地域生活を実現させる一歩になる企画です!みんな一緒のTシャツを着て、この社会を変えます!オー!田村恵美
●Tシャツのデザイン、ありがとうございます!皆でおそろいのTシャツを着て、社会を変える一歩を踏み出します!河野彩佳
●ありがとうございます!子どもの頃、母と一緒にTBSラジオをきいていました。私たちのセンターでも、何度も上を向いて歩こうを歌いました。永さんの文字を身につけて歩くんだと思うと不思議な気がします。デザインも、ゆめ風も、ありがとうございます!一歩一歩あるきます!広瀬由紀子
●ステキなデザインありがとうございます!目立つカラーだし、精一杯頑張ります!めっちゃ汗かいてきます!大深聖
●デザインありがとうございます!岩手県田老から陸前高田まで、Tシャツを着て頑張ります!千葉県船橋市、西澤咲枝・以上
Tシャツは、一枚1000円で、ゆめ風事務所でも扱っています。
TEL06-6324-7702・FAX06-6321-5662
東北関東大震災被災障害者救援本部特集号・巻頭文章
連絡先・TEL042-631-6620
FAX042-660-7746
~復旧でなく、復興へ、そして新生へ~
障害者救援活動を継続していきます!
 東北関東大震災障害者救援本部を立ち上げてから、2年目を迎えます。しかし、復興はまだまだこれからです。息の長い支援をしていかなければなりません。そして、被災地の方たちが元気にその先の一歩を歩み出していくことができるような救援活動が、求められています。そのために、障害者救援本部は、今後について中期的な見通しをたてて支援を継続していきます。
●基本的な支援活動です。
1・障害者のニーズを掘り起こし、社会サービスにつなげていきます。個別訪問・仮設住宅訪問・ポスター掲示・チラシ入れなど
2・相談活動は被災者とつながる手だてです。必要に応じて行政制度活用の援助やネットワークによる支援につなげます。被災者の聞き取り・話し込み・電話対応など
3・移送サービスは、需要が高いです。被災により家族の支援や、公共の交通手段の破壊が要因です。また移動支援サービスに関する研修なども必要になっています。通院・買い物・通学・通所など
4・障害当事者の活動づくりから、継続した地域生活支援の構築につなげていきます。当事者派遣事業・自立生活に向けての研修・交流会・仲間作りのイベントなど
5・街づくりを障害者の視点から提言していきます。バリアチェックや復興への参画など6・被災経験を生かして、防災・救援活動のあり方や復興に向けた政策提言をしていきます。
被災者支援の検証・アンケートや調査活動などこれらの活動は、被災地センターが中心になりますが、担い手となるスタッフは現地採用を優先しその育成や相談体制づくりも大切です。また地域の障害者関係団体との連携も欠かせません。そしてこれらの活動が事業化への準備となっていくようになればと願っています。課題は山積しています。さらに、一連の活動を支える資金を確保するバックアップにも力を入れなければなりません。復興までの道のりは遠いようですが、その一歩を踏み出すしかありません。新生を願って共に力を合わせましょう。以上
被災障害者支援ゆめ風基金が届けた救援金総額は、223547749円(012年7月30日現在)。
東日本関連救援金、金額は、175209050円です。(012年7月30日現在)
残高!300439625円(012年5月31日現在)です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のhideの風景
夏バテhideのバタンキュ~ものがたり
8月4日から6日、仙台でのバクバクの会定期総会。
7日、ゆめ風基金理事会で、はらひれほろ。完全夏バテでバタンキュ~!!
8日から12日まで寝込む。
13日から15日まで、ゆめ風事務所盆休み。
16日、箕面市人権フォーラム実行委員会
18日、箕面市の障害者ネットワークの唐池子ども縁日祭り
20日、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集会議
21日から23日まで、亡くなった保子さんの墓参りで、熊本県天草へ!
9月には、福島県行きです。
hideの疲れ貯金は、複利計算で、貯まるばかりです!

東北被災障害者支援街頭募金にご参加を!

明後日11日(土)午後1時より午後5時まで、大阪なんば高島屋前で街頭募金を行います。
3.11震災以来27回目を迎えます。
少しの時間でかまいません。関西障害者ネットワークの街頭カンパ活動に、なにとぞご参加をよろしくお願いします。
8月19日から12日間 東北の障害者たち(総勢40名)がバリアフリー社会を訴え、被災地沿岸部の宮古から陸前高田まで150㎞を歩きます。
「街頭カンパ行動の心意気」は東北の障害者にしっかりと届くことでしょう。
当日 少しでも曇り 気温が下がりますように!
水分補給をくれぐれもお願いします。

ヒデの救援レポート、012年・8月6日

ヒデの救援レポート、012年・8月6日:82
 7月4日から6日までの2泊3日で、仙台に行ってました。バクバクの会定期総会と記念講演会、交流会と、被災地障害者センターみやぎ訪問です。強行日程なので、へろへろです。ということで、発信が遅れました。すんまへん!リポートは後日にします。hide拝
福島県民として大飯原発再稼働に関してもの申す その3
福島県民・白石清春脳性マヒ者被災地障がい者センターふくしま代表
 放射性物質による福島の現状についてはまだまだ書きたいことがあるが、現状報告はこれくらいにしておく。このように、福島の原発事故は私たち障がい者にも多大な影響を及ぼしている。
 私は、福島県に生きる人間として、障がい者として原発の再稼働に関しては絶対に容認できない。何故に、人間の力や技術では制御できない原発にこだわるのか。もし仮に、事故を起こさないで原発が寿命を終えたとしよう。 その引退した原発を解体しなければならない。原発を解体するにも何年もの時間を費やし、被ばくを受ける作業員を無駄に増やし、解体作業にも莫大なお金がかかるだろう。そのような経費の計算は各電力会社ではしていないだろう。そして、何十年とかけて冷やされた使用済み核燃料を固化したガラス容器に詰めて、地下深く何十万年という気が遠くなるほどの歳月を安全に保管しなければならないのだ。
 フィンランドでは原発が立地されているオキルトオト島の地下の岩盤をくり抜いて、地下400メートルに核廃棄物を永久保管するオンカロ計画が進行中である。私は、オンカロをモデルとした映画100000年後の安全を観た。10万年後では文明自体が変化して、この時代の言葉が通用しないかもしれない。危険な核廃棄物が入っていることも知らずに地下400メートルの封印を開けるとも限らない。いくら堅い岩盤とはいえ年月を経る中で海水が貯蔵施設に入り込んでくる危険性も零ではない。
 我が国ではまだ核廃棄物最終処分場をどこにするのか決まっていない。このように地震の多い日本の地下深くに最終処分場を建設できるのだろうか?最終処分場が決められないなか、原発を再稼働させていくということは使用済み核燃料を冷やしておく燃料プールを原発の敷地内に増設していくことになるのだろうか?日本で処分することができない場合は外国に処分を依頼するのだろうか?
 そのような深刻な問題を棚の上に置いて、原発の再稼働をするというあきれたずさんな計画?を立てているのが日本政府や電力会社、原発関連会社である。前述したが、福島原発1号機から4号機の内部がどうなっているのか全然わかっていない状況がある。放射線量が非常に高いために作業員たちが原発の内部を確認することができないのである。
 福島原発は建設されてから40年も稼働し続けていたため格納容器などが劣化していたことも考えられる。東日本大震災の地震によって格納容器が壊れたかも知れない。福島原発の事故の検証や内部状況の点検などが全然行われていないにも関わらず、大飯原発の再稼働やその他の原発の再稼働にゴーサインを出すという政府の判断は絶対に間違っている。
 原発事故により福島県民が失意のどん底に突き落とされているこの現実を日本の政治家はどのように把握しているのか。農業も漁業も牧畜業や酪農も放射性物質のばらまきによって、何もかもが崩れ去っていく福島のこの現実をどう見ているのか。福島県民は多量の放射性物質にまみれて福島県が衰退していくのを待っているだけなのか。第一次産業が壊滅的であるなら、第二次、第三次産業においても壊滅的ダメージをこうむるのではないか。
 せめて、せめて福島県の子供たちだけでも政府の責任で放射線の影響のない地域に集団疎開させていただきたい。一時的に福島県の人口が減ってもいいだろう。子供たちが放射能に汚染されずに済むのなら。何百年、何千年かかろうと、福島県の新生を願う強い志があるのなら、福島県民の子孫が自然豊かな、米の美味しい、果物がたくさん実る福島県は不死鳥のようによみがえさせるはずだ。それにかけて、遠い未来を見据えよう。
 大都市東京が停電になると昨年の夏は大騒ぎしたが、なんとかその危機を乗り切ったではないか。今夏、大飯原発を再稼働しないと大阪は14%マイナスの電力減になるという。大阪人の気質でみんなの創意と工夫があれば、大飯原発を再稼働しなくてもこの夏を乗り切れると私は信じる。
 病院には自家発電装置を設置政府や行政が補助して、ALS患者等人工呼吸器をつけた者に対しては行政が小型発電機を支給するような対策をとっていき、大阪府民や大阪市民、それに大阪の企業が消費電力を減らす努力をすれば、必ず乗り切れる。
 日本の全国民が数年間の夏の季節を乗り切り、その数年間で地熱発電、海洋風力発電、太陽光発電、波力発電、河川発電などの自然エネルギーを利用した発電システムを設置していけば、必ず未来は拓けるであろう。
もう一つ、原発が稼働を停止すれば原発を抱える地方自治体では、多額の補助金が降りなくなるので、原発の稼働を停止したくないと言っているところが多いが、原発が設置される以前にはその地方自治体独自の予算だけで運営していたのだろう。それでも補助金がほしいという地方自治体に対しては、原発を解体していくまでの間は補助金を出していく方法を考えればよい。
 ドイツでは現在原発を解体中だが、解体作業にも何年もの時間が必要なのだ。原発解体の期間中にその地方自治体では原発に頼らない、自立した地方自治体を創造していけば良いではないか。我が国日本では、大小いくつもの戦争や災害、公害を経験して、幾多の苦難に立ち向かって日本再生を図ってきた。この未曽有の東日本大震災を、福島原発事故を経験しておきながら、我が国の政府はこれまでの方法をまったく変えようとしないで、このまま突き進んでいく気でいるらしい。
 福島の原発事故、普天間の問題、世界の紛争、難民問題、経済問題、世界の貧富の格差問題、自然破壊、環境問題、どれにしても人間がかかわっている問題である。人間の醜さが奏でる不協和音交響楽はこれで終りにしよう。もうこれぐらいにしてよ、人間よ、変わらなければ人類は滅亡してしまう。それほどの崖っぷちに立たされているのだ。まずは日本国民が先頭に立って平和の礎を構築していくために、大飯原発はじめ全国の原発の再稼働をストップしていく行動から始めようではないか!!おわり
ただいまの基金額は、290907921円・012年4月30日現在被災障害者支援ゆめ基金が東北被災障害者支援した救援金、金額は、6月7日までに、130209050円です。これまでに支援した団体、個人への金額。6月7日までに、178547749円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
いろいろな場面で、ゆめ風基金と協力関係にある、NPO法人共同連の第29回全国大会・東京大会の案内から
012年9月1日(土)12時~2日(日)8時半 
立教大学・池袋キャンパス
連絡先・東京実行委員会
東京都北区中十条1-2-18、障害者福祉センター4F
NPO法人わくわくかん内
TEL・03-6388-9163
FAX・03-3906-9997
1日目、特別報告
これからの生活困窮者支援ー生活支援戦略ー中間まとめーを中心に・生活困窮者自立支援室長・熊木正人さん予定
基調講演
生活保障ー排除しない社会へ・宮本太郎さん・北海道大学教授全体交流会
2日目、12分科会
第6分科会大震災から1年半大きな被害をもたらした東日本大震災から1年以上が過ぎました。様々な団体から震災についての検証が出されています。ゆめ風基金でも今回の震災を受け、新たに防災提言集をまとめました。
私たちは、今回の震災からなにを学び、今後にどう生かしていくべきでしょうか。ゆめ風基金の八幡さんにお話をお聞きしながら考えたいと思います。
一方、福島はもちろん、沿岸部ではまだまだ復興へは遠い道のりです。福島県南相馬市の青田さんからは、1年半を過ぎた被災地の現状を語っていただき、今後の支援のあり方についても考えたいと思います。
コーデネィター・発題者飯嶋茂さん・コッペ仙台
八幡隆司さん・NPO法人ゆめ風基金
青田由幸さん・NPO法人さぽーとセンターぴあ
以上!

ヒデの救援レポート、2012年7月28日

ヒデの救援レポート、7月28日:81
28日、54歳で逝った女性の友人のお通夜。29日は、告別式。30日は、亡くなった連れ合いの保子さんの命日です。ということで、早めの発信にしました!すんまへん!
福島県民として大飯原発再稼働に関してもの申すその2
福島県民・白石清春(脳性マヒ者、被災地障がい者センターふくしま代表)
 放射線の影響は成長の早い子供の身体を蝕んでいく。放射線のエネルギーで細胞のDNAが傷つけられる。そのDNAが修復されないうちに細胞分裂が起こり、悪性腫瘍ができやすい身体になっていく。さらに、放射線による影響から免疫力低下の状態になっていくことが考えられる。障がい者や高齢者にも、免疫力低下による様々な病気が起こるのではないだろうか。
 今後、福島県では放射線の影響によって虚弱児や障がい児が多く生まれてくることも考慮しておかなければならないだろう。いくら重度でも、いくら身体が変形していたとしても、この世に生を受けたものとして、この社会で生きていく権利=生存権が確立していかなければならないと私は考える。放射線の影響で産まれてくる身体が変形している子供たちは、私たちと同じ障害者なのである。その障害者を認めないということは、私の存在自体を認めないことにつながるのだから。
 福島県内に住む若い女性が、福島の戸籍を抹消したいと言っているということを聞いた。福島県の女性とは結婚できないという風潮が全国的に広まっているからだろうか。さらに、福島県内では水面下で堕胎が増えているという。福島で生まれた子供は身体に障がいを持って生まれてくるのではないかという優生思想に裏打ちされた障がい者に対する差別意識と恐怖意識があるからだろう。
 原発事故を契機に障がい者を排除していく意識に対しては敢然と闘っていかなければならないと私は考えている。障がいがあろうが無かろうが、みんな平等に人権が認められ、明るく楽しく安心して生活していける社会を創設していこうではないか。
 福島県民の多くは政府や東電、または福島県から派遣された放射線の専門家の講演を聞いて、放射線はそんなに怖いものではないと錯覚してしまっている面がある。または、放射性物質の怖さから逃れたいという意識が働いて普通通りの生活を送っているふしがある。
 原発事故が起こった当初はマスクをかけていた県民だったが、月日が経つにつれて自己防護の姿勢が見られなくなっている。私は郡山市に住んでいるが、電動車いすで走っている途中の保育所の前に放射線を測るモニタリングポストが設置されている。その数値は毎日0・4マイクロシーベルトを示している。この数値は、病院のレントゲン室と同じである。レントゲン室の中で毎日生活しているようなものである。このようなところに住んでいていいものだろうかと、ふと不安になる。また郡山市保健センターのモニタリングポストの数値は0・6マイクロシーベルト以上をさしている。健康を保つ保健センターがこのような放射線量のある場所にあるのが不思議だ。
 放射線被ばく関連の情報では、外部被ばくのことだけがクローズアップされているが、本当は内部被ばくの方を真面目に考えなければならない。ある専門家の話だと、外部被ばくの影響が15%だとすると内部被ばくはなんと80%になるという。人間は1日に5キログラムの空気を吸うという。この空気の中にも放射性物質が紛れ込んでいる。また、福島県産の野菜や果物、穀物の中にも放射性物質が混入している。昨年から今年にかけて降った雪が解けて、その水が山から里へ流れてくる。雪解け水の中にも放射性物質が入っている。高齢者のいる家庭では庭に野菜を作っていて家族で食べている現状を聞いている。
 チェルノブイリの事故状況を調べている方たちの話を聞いていると、放射線の影響は5.6年後から出てくるとある。今はまだみんな平気で生活しているが、将来が恐ろしい。チェルノブイリ関係の動画を見ていると、原発事故が起きた時に30歳だった男性が40歳になった際、急に白血病に罹ったという。相当重篤な病状を見せていた。福島県にもこのような恐ろしい現実が来るのだと思うといても立ってもいられない気持ちになってくる。
 政府や東電は、福島第一原発の1-4号機の格納容器の中に水が入っているので、メルトダウンしている燃料棒は安定状態になっていると伝えているが、ある情報によると2号機の核燃料は格納容器から漏れ出して地下800メートルにもぐってしまっているとのこと。格納容器に穴が開いて大量の水が地下に行っているに違いない。
 4号機は無残な姿をさらけ出していて、今にも崩れ落ちそうになっている。4号機の上の方の燃料プールには使用済み核燃料棒などが1500本ほど入っている。今後強い地震が起きて、4号機の建屋が壊れて核燃料棒が地上にばら撒かれたら、再臨界が起きて4号機をはじめ1-6号機に人間は近づけなくなり、すべての原発が爆発していくのを、手をこまねいて見ているよりほかない状況になる。東日本は放射線によって人の住めない無法地帯になってしまうだろう。
 4号機の上にクレーンを取り付けて、使用済み燃料棒を一本一本取り出し、4号機の下の方に新たに設置した燃料プールに移し替えるというが、あまりにも放射線量が高く4号機の近くに作業員が近づいて作業を行っていくことは難しいだろう。まだまだハラハラドキドキの綱渡りの状態が続いていくのだ。強い地震が来ないことを祈っているしかない。その3に続く
ただいまの基金残高290907921円・012年4月30日現在これまでに届けた救援金・178547749円・012年6月7日現在被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた東日本大震災への救援金、金額は、130209050円・012年6月7日現在。○台風12号関連、2942828円。フィリピン洪水関連、1000000円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景
 吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。大きな声、叫び。大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、われも、また、赤い吾亦紅と咲くのです。
 この、7月11日、東京の毎日新聞本社で、優れたNPOを表彰する第1回エクセレントNPO大賞受賞式が開催されました。ゆめ風基金も応募していたので、牧口代表の代理として、橘高事務局長と、車いす使用の女性、Nさんが参加しました。応募したNPO団体は163団体。その中から、受賞団体を選定する段取りです。主催・エクセレントNPOをめざそう市民会議共催・毎日新聞社・共同通信・丸紅など。
ゆめ風基金は、
震災特別奨励賞
 貴団体は東日本大震災の被災地域において市民の力を結集して復興活動に取り組み、人々に大きな勇気をもたらしました。ここに第一回エクセレントNPO大賞審査委員会より頭書のとおり高い評価を贈り、これからも復興にむけて豊かな市民社会づくりに貢献されることを期待し、その栄誉を讃えこれを賞します。
課題解決力賞部門
 貴団体は社会の課題に挑む非営利組織として課題解決力において第一回エクセレントエクセレントNPO大賞審査委員会より頭書のとおり高い評価を得られました。これからも豊かな市民社会づくりに貢献されることを期待しその栄誉を讃えます。
と、ふたつの賞を受賞しました。7月末頃には、毎日新聞紙上で報道される予定です。
 ここからは、hideのぼやきです!一円を笑う者は、一円に泣くと故事にあるように、どんな小さなお金でも、大切に受け取り、被災地障害者支援のために、大切に使うのが、ゆめ風基金のポリシーです!だから、文句を言うつもりは、毛頭ありません。
 が、しかしです!二人の、大の大人が、時間の都合をつけあって、大阪から東京まで遠出して、参加した受賞式です。立派なデッカい表彰状が2枚、副賞の目録袋も、紅白熨斗の堂々たるものです。問題は、その熨斗袋の中身なんですよ。これだけ、仰々しく開催された賞の副賞賞金が、驚くなかれ、金10万円だったのです。
 もちろん、栄誉は、お金には変えられません。大変にありがたいことです。でも、でもですよ、ゆめ風基金は、讃えられるために、被災障害者支援をしているんじゃない。人としての権利のために、お金を集め、被災地に届けるのが努めなんです。現在進行形の被災地障害者支援のために、お金が必要なんです。hideは、想いました。嗚呼、10万円!たかが10万円。されど10万円!
以上

ヒデの救援レポート、012年7月23日

ヒデの救援レポート、012年7月23日:80
 今回のリポートはこみこみになってしまって、予告していた「福島県民として大飯原発再稼働に関してもの申す!」(福島県民・白石清春被災地障がい者センターふくしま代表)・その2以下は、次の回からの連載になってしまいました。hideのゴメンなさいです!
 
 6月24日に開催された大阪北部の街の、豊能障害者労働センター結成30周年記念・被災地障害者支援のコンサート(ゆめ風基金共催)は、伊奈かっぺいさんの絶妙の津軽弁トークと、伊藤君子さんの津軽弁ジャズのリズムで、500席満席の会場を大いに沸かせました。
 かっぺいさんは、以前からのゆめ風基金呼びかけ人ですが、伊藤さんは、今回のコンサートを機に、呼びかけ人になっていただくことになりました!ありがとうございます。
 この集い開催に当たっては、実に多くの方々、団体のご助力をいただきました。びっくりしたのは、青森県からの参加者があったことと、近畿青森県人会の方々の参加もあったことです。大大成功の内にコンサートは終了することができました!
 かっぺいさんも伊藤さんも、サイン会をしていただいて、長蛇の列ができ、良かったですねぇ。と満足そうに、それぞれの地にお帰りになりました!
 スタッフ全員、とても疲れましたが、とても、とても、いい一日になりました!
 遅くなりましたが、ご助力いただいた皆さんに、お礼申し上げます!
伊奈かっぺいさんからのお礼ハガキ
○河野秀忠様・お世話になりました・楽しませていただきました・今回も。ありがとうございます・
伊奈かっぺい(署名)とイラスト
東日本大震災・復興支援定期預金サポートVご協力のお礼
パンフレットからの抜粋!
近畿ろうきん&近畿推進会議NPO法人被災障害者支援・ゆめ風基金
○東日本大震災復興支援定期預金サポートVによる温かいご支援に感謝申し上げます。
東日本大震災が発生したその直後に、東日本大震災復興支援定期預金サポートVという預金を通じて10年にも渡る温かいご支援のシステムを創っていただきました。
 昨年6月より10ケ月に渡りその預金結集を近畿全域で呼びかけていただき、そしてその呼びかけに思いがけないほど多くの方からご預金を通じてご支援をいただきました。
 近畿ろうきん、近畿推進会議、近畿ろうきんの会員である労働組合のみなさま、そしてそのご預金をいただきました団体、個人の預金者のみなさま、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。
 震災から2年目に入りました。私どもはこれまでに岩手県、宮城県、福島県の8ケ所で被災地障害者センターを立ち上げました。地域の方14名を雇用し、県内外のボランティアのみなさんとともに送迎、介助、見守り、相談、ニーズの掘り起こし、避難支援など多岐に渡る救援活動を続けています。その中でも病院や作業所、買い物などへのニーズは高く、活動の大きな部分を占めています。これらは切実なニーズではありますが、公的支援は一切ありません。
 被災地障害者センターの運営は、障害者8ネットワークが参加する救援本部世話人会議で実施しています。今後の方針としましては、障害者ニーズを探りつつ救援活動をできるだけ障害者福祉活動につないでいくこと、そのための相談員や活動ボランティアの派遣をはじめ、全国の障害者ネットワークと連帯して、被災地の障害者の方の生活復活を支えていくことなどを確認しました。
 ゆめ風基金はこの中で作業所、グループホームなどの障害者の生きる場、働く場の再建、新設支援を中心的に担います。17年前の阪神大震災の折、障害者の仲間がさまざまな場面でその支援が後回しになってしまった教訓によって誕生したのが、私達ゆめ風基金です。
 私達は本当に必要としているところに手渡すように届けるをモットーに、これまでも多くの方に支えていただき活動を続けてまいりました。
 今回、そしてこれから10年間にあしなが育英会様と合わせて1億6800万円ものご支援をいただけると聞いています。みなさま方からお寄せいただきますお金は間違いなく有効に使わせていただきます。ありがとうございます。
 そしてどうぞこれからも東北、関東の人々を温かく見守っていただきますようお願いいたします。
これまで届けた救援金
178,547,749円(2012年6月7日現在)
内・東日本大震災救援金総額
130,209,050円(2012年6月7日現在)
ただいまの基金残高
290,907,921円 (2012年4月30日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
医療機器と一緒に、街で暮らすためにシンポジウム報告書○震災と停電をどう生き延びたか~福島の在宅難病患者・人工呼吸器ユーザーらを招いて~が発行されました。
188ページのA5版のキチンとした冊子です。
発行元は、○立命館大学グローバルシィOイイプログラム生存学創成拠点
○立命館大学生存学研究センター
○連絡TEL・075-465-8475
○シンポジウム震災と停電をどう生き延びたか実行委員会
TEL・075-682-7950
FAX・075-682-7951
ご挨拶~昨年の9月、多くの方々の協力により、シンポジウム震災と停電をどう生き延びたか~福島の在宅難病患者・人工呼吸器ユーザーらを招いて~をハートピア京都で開くことができました。
遅ればせながら、その報告書がやっと完成しました。立命館大学生存学センターの立岩教授や研究生達の手により、より充実した内容になりました。計画停電も予想されるこれから、少しでも役立てて頂ければと思います。ご協力頂いた方々、繋がりを持つことができた皆様に感謝いたします。
 また、シンポジウムにご来場いただけなかった皆様にご挨拶いたします。私達は今後も活動を通して皆様との絆を深めていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。実行委員長・増田英明拝 2012年6月吉日
図解おうち暮らしー医療機器を使って暮らすための停電時の備えシンポジウム震災と停電をどう生き延びたか
○使えなかった非常時の備え
○震災と福島、在宅を支える絆
○エッセイ・風に名を刻んでー福島からのパネリストその後
○此処から呼びかける瞳ーシンポジウム開催までの経過とこれから
○論文・医療機器を必要とする重度障害者の実態調査ー地域のローカルなつながりに向けて停電の影響に関する調査資料・論文
○論文・計画停電と医療的ケアを必要とする障害児・者ー東日本大震災における事例から
○人工呼吸器使用者の停電への備えに関する調査の結果について・東京都
○資料・東日本大震災による停電対応に関する福島県・宮城県の停電対応に関する患者会報告と関連通達
社会臨床雑誌
○012年6月10日発行・第20巻第1号が発行されましたので、ご紹介します。
日本社会臨床学会編集・現代書館発売
○連絡TEL・03-3221-1321
FAX・00-3262-5906
○定価2500円+税
はじめに
○日本社会臨床学会学習会原発問題と優生思想報告
○反原発の論理を確かめるー障害者排除・優生思想を問いつつー篠原睦治
○福島の地に出入りして、気づくこと・考えることー山田真
○学習会原発問題と優生思想に参加してー三輪寿ニ
○原発問題についての断想ー原田牧雄論文
○早期介入、そして日常生活の管理へー中島浩篤○統合失調症の予防的介入に関する倫理的問題ー山崎真也
○自学の系譜1石川三四郎の教育志操日本社会臨床学会第19回総会記録を読む
○山田潤記念講演・教育・ではない、まず・仕事・だを読むー岡山輝明
○名づけることは何を生みだすか、発達障害について考えることー生越達
○シンポジウムⅡの報告を読んで喚起され考えたことー榎本達彦映画や本で考える
○優生思想という難題に挑むー小林敏昭
○平等論で解けることと解けないことー斎藤寛
 ちなみに、hideが編集長を務める障害者問題総合誌そよ風のように街に出ようの小林副編集長も寄稿しています。原稿料は、タダなんですよぉとボヤいていましたけど、社会臨床学会という学会は、ビンボーで有名な学会なんだじぇ。なかなか鋭い主張をする学会ではありますが、なんせ、会員が少ないからねぇ!!以上。

ヒデの救援レポート、012年7月17日

ヒデの救援レポート、012年7月17日:79
遊び雲 心Tシャツ
 ゆめ風基金の理事で、被災地障害者センター・こうべの代表者でもある、福永年久さん(脳性マヒ者)が、先日のゆめ風基金理事会に介護者と共に颯爽と登場されて、一大演説を披露!
 福永さんと言えば、17年前の阪神淡路大震災の折に、被災障害者はもちろんのこと、障害者市民には日頃から差別的視線を投げかけていた地域住民被災者を丸ごと救援するために、獅子奮迅、破れかぶれ救援活動を展開した伝説を持つひとでもあります!
 hideたちが送り込んだ救援ボランティアには、救援する相手に対しては一切の差別をすることを禁止。言うことを聞かない奴は追放するから、とっとと帰れと宣言していた。甘い考えでいた救援ボランティアたちは、震え上がったものでしたね。
 大阪の救援本部にも、被災した我々が支援を要求するのは権利であるとも言い張っていた。その福永さんが、ややテレながら、こんなん作ったんやとhideたちに披露してくれたのがホワイトのTシャツ!
 サイズは、MとL寸あり。胸には、赤い文字で、自然災害に負けないとあり、その下に、筆太で心と、墨痕鮮やか。福永さんの渾身の直筆。一枚・千円とのこと。
 まぁ、あんまり金にはならんやろけど、売り上げを東北の仲間に届けるんやと、福永さんの心意気がピカピカ! hideと福永さんの付き合いは、50年になんなんとする。思わず、ヨッシャーと、MとLを2枚ずつ買ってしまったよぉ!(笑)
 みなさん、よろしければ是非ともお買い上げくださいませねー!
 ゆめ風事務所でも扱っておりますが、遊び雲・連絡TEL・0798-75-6340まで!モシモシを!
kokorot0.jpg
以前にもお知らせした、被災地障がい者センター石巻の機関誌「にょっきり」(プロジェクト事務局発行)が2号目を発行しました。無料です。
連絡TEL&FAX0225-25-5388
○詳しいリポートは、続報で。
○編集後記の一部
今回は前回よりもアイデアが早く浮かんだ気がします。外に出やすい気候になってくるし、もっと動きまわろうと考えています。あと連休太りした気がするので泳ぎにでも行こうかな…。石森
●これまで届けた救援金178,547,749円(2012年6月7日現在)
内・東日本大震災救援金総額130,209,050円(2012年6月7日現在)
ただいまの基金残高290,907,921円 (2012年4月30日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のhideの風景
つうしんほんじゃら号外より○発行人・おーまきちまき(おーまきちまきさんは、神戸在住の音楽家で、ゆめ風基金の各種イベントの協力者で、ゆめ風基金呼びかけ人のおひとりです。)
震災・原発、雑感
○3・11から1年過ぎました。被害にあわれた人、大切なひとをなくされた人、まだお別れもいえないね…生活がたちゆかない、仕事もない、住むところも…どんなにつらい思いをしてはるか、とおもいます。
阪神淡路大震災から17年がたちますが、まだまだ解決にはいたっていないと感じています。去年は2回東北の方に行って、いかに広い地域で甚大な被害があったか、息をのむありさまでした…。いったい、どれだけの時間が復興に必要だろうか、気のとおくなるおもいがします。
○友人の逮捕
 友人のFさんが逮捕されました。免許証不実記載、同行使レンタカーを借りた免許証の住所と実際に居る住所が違ってた~ えっ!? そんなことで逮捕されちゃうの?というような内容の罪?です。
重度障がい者のヘルパーさんの仕事をしてはって、この間、福島にボランティアにいってはる人なんです。ばくだんつくるような人でもないのに…Fさんは、反原発を表明してる人。反原発運動にひびをいれたい思惑が、みえるとおもいます。
 うちは、もちろん原発なくしたいです。実際なくてもやっていけるというのもそうやろ、とおもう。じゃあ何で、ちょっと考えたらとり返しつかへんとわかる、そんな危険なものを、生んできてしまったんやろか。それって、傍観者でも被害者でもなく当事者として問われてるんやないか、というきもちがある。
○どんな社会にすれば
 以前、有機農業キャンプでみた映画で、農薬かけながらお米をつくってるお百姓さんがそんなん、うちらかってクスリなんか、かけん方がええのはわかってるねん!けどむりやんか!都会のもんは好きにいいやがって…じゃあおまえがやれよ、とも聞こえたーと語っていたのをおもいだします。原発つくってもうけた企業が、こんどは自然エネルギーでもうける算段をしてる、という指摘もそうやとおもう。ほんでもって、それを否定するとなると、右肩で上がっていかないとコケてしまう経済システムがだめやとおもう…っていうか、ほんまに破綻しかかってる。どういうシステムにすれば…??
福島県民として大飯原発再稼動に関してもの申す
○福島県民、白石清春(脳性マヒ者)被災地障がい者センターふくしま代表
その1
 忘れもしない昨年の3・11東日本大震災で、今まで安全神話のもとに稼動続けていた福島原発の1号機から4号機まで壊れてしまい、莫大な量の放射性物質が福島県内、近隣地域にまき散らされた。
その当時、私は被災地障がい者支援センターふくしまを立ち上げて、被災地障がい者支援で毎日のように福島県内を動き回っていた。放射性物質が大量に降りつのった飯館村にも何回も通った。だいぶ外部・内部被ばくを受けただろう。原発が爆発した時、政府は同心円上に避難区域を設けて避難指示を出した。
 文部科学省にある緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムスピーデイの情報が政府に入ってこないなか、政府判断によって南相馬の人たちは放射性物質が大量に降りつのった飯館村に避難した。飯館村の住民も放射線量の高い地域で生活していた。
 政治家と官僚の意思疎通ができていなかったのは非常にまずいことだろう。スピーデイの情報は日本政府に入っていなかったが、アメリカにはその情報が逐一入っていたという。チェルノブイリの放射性物質の拡散状況を見ても全然同心円にはなっていない。
 避難指示命令が出た時に、すべての住民が避難できたのであろうか。逃げ遅れた障がい者の家族や、高齢者の夫婦が面倒をみていた重度障がい者のいる家族は、我が子を置き去りにするわけにはいかないと避難区域に残っているのではないのか。人の支援も受けずに餓死した障がい者がいるのではないか。
 または、避難区域にあった大規模入所施設の利用者たちは職員と共に県内の避難所を回って県外の避難所に避難していったが、その途中や県外の避難所で死亡者が出ている。家族と共に避難した障がい者や高齢者は、避難途中の過労から、避難先で大勢が死亡したという。
 避難区域にあった病院は、病人を避難させなければならないと懸命に頑張ったが、酸素ボンベを調達できずに、多くの酸素ボンベを使用していた患者を看取っていったという。違う病院ではドクターや看護師が逃げてしまって患者だけが取り残されたという。
 福島県内の障がい者関係事業所では、自然に抱かれた農地を耕して美味しい野菜などを市民の消費者の皆さんへ提供して、その収入を利用者さんの工賃に充てていた所があった。目の前に野菜を作ってよとささやいている農地があるのに…。農地を前に呆然と立ち尽くす利用者さんたちと事業所の職員たち。このような理不尽なことがあっていいのだろうか。
 放射性物質の影響から福島県の産業は大ダメージを受けた。今まで企業の協力によって下請け作業等いただいていた障がい者関係事業所は、企業からの作業が入らなくなって、利用者に支払う工賃が少なくなっている現実がある。南相馬の事業所では力を合わせて平和の願いをメッセージに込めたカンバッジを作って、つながり∞ふくしまプロジェクトを通して、インターネットを通じて全国的に販売していく活動を行っている。自らの自主的な生産・営業活動でなんとか事業所を運営している。
その2に続く