ヒデの救援レポート 2013年7月23日№130

●hideの畏友のひとり、現在でも、東日本大震災被災障害者支援を、豊中市で
担っていて、青い芝の会運動時代から付き合って来た、
脳性マヒ者で、元豊中市議会議員でもあった、
入部加代子さんが体調を崩されて、先週の水曜日に、豊中市民病院に緊急入院をしました。
体調の起伏が激しく、投薬も出来ずにいます。
hideは、22日に心配なので、様子を診に行ったのですが、ただ、ただ、眠り続けていて、反応がなかった。
昨日、多数の見舞い客があり、疲れているようにも見えました。
hideは、息子の正也さんと連絡を取り、情報を交換していますので、状況報告を逐次します。
今のところ、お見舞いなどは、お控えいただければと思っています。
現在は、低血糖の状態で、調子は、低めです。
意識が時折、飛ぶようです。
退院できるかどうかは、近々、診断されるようです。
よろしくお願いします。


●福島県被曝問題調査報告 その2:ゆめ風基金理事・福永年久
(前回からの続き)
4月17日(水)午後1時~3時
被災者支援会議 @郡山市総合福祉センター
議題:①サテライト自立支援センターについて、②災害提言集について
参加者
白石清春さん 被災地障害者支援センター代表
設楽(しだら)俊司さん 被災地障害者支援センター サテライトCIL担当
秋本けいこさん あいえるの会 ワークIL
緑川さん あいえるの会 たいむIL
岡部さん あいえるの会
青田由幸さん 南相馬市さぽーとセンターぴあ代表理事
長谷川秀雄 NPO法人いわき自立生活センター理事長
鈴木絹江さん 田村市NPO法人ケアステーションゆうとぴあ理事長
4月17日(水)3時半~5時
@JDF被災地障害者支援センター
サテライトCIL担当の設楽さんにより、我々を迎えて保養について意見交換会を開いていただいた。
参加者
白石清春さん(被災地障害者支援センターふくしま 代表)
設楽俊司さん(被災地障害者支援センター サテライトCIL担当)
菅野昇さん (NPO法人ふよう土2100 交流サロンひかり所長)
上國料(かみこくりょう)竜太さん (特定NPO法人移動保育プロジェクト理事長)
黒田節子さん (子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
上國料さん
8年前から保育所をやっている。被災後は経済的問題などで移住できない人たちがいて、コミュニティの問題を抱えているので、ストレスケアをしたいと思った。そこで被曝線量の低い場所に保育所をつくり、週に2回やってきた。4月からは週1回で継続している。移住については、放射線以外にもいろんなことで悩んでいる人がいる。利用者には自閉症や発達障害、難聴の子どももいる。保育はインクルーシブなので、子どもが成長したと語る母親もいる。
設楽さん
2011年11月に相模原に拠点をつくって移住支援を行い、障害者が計10人が移住したが、障害児まで手がまわっていない。保養については体験ツアーを企画し、福島県内の関係施設約100か所に募集をかけて、10名の応募があり、6人が参加した。
黒田さん
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」には「避難保養班」というのがある。被災者の間にネット環境があるかないかで情報格差が大きいという問題があるので、どうつなげていくかが課題となっている。
福永
今回は「ゆめ風基金」として来ている。被災者の被曝について状況を把握し、保養と移住について10年~30年という永いスパンの取り組みを考えている。
白石さん
福島県内では障害者の自立自体が難しくなりつつある。小さい子どものいる30~40代の多くが県外に移住したため。被曝の地から最後まで情報発信するという覚悟でやっているが、俺たちも県外に避難するか?と話すこともある。出た人も残った人も平等に支援すべき。出た人にもコミュニティ不安がある。
黒田さん
自主避難者への経済支援が復興支援法に入っていない。これでは放射能汚染の地に帰ってこいと暗に強制しているようなもの。チェルノブイリ原発事故後のソ連でさえも、被災者は自主避難を選択することができ、経済支援を受けることもできた。
設楽さん
福島県民の人口減により、行政が危機感を募らせている。放射能について不安をあおるようなことは言いにくい雰囲気。
十亀さん
チェルノブイリ後のベラルーシでは4~5年後から子どもの甲状腺がんが毎年何十人と見つかるようになった。福島でもあと2~3年後に同様な事態になると人々の認識もずいぶん変わってくるはず。
上國料さん
お母さんたちは今は0.2μSv/h未満といっている。被災当初は0.1μSv/h未満と言っていた。保育所の目的はメンタルケアで、安心させているだけ。ストレスを減らす選択肢の一つというスタンス。
設楽さん
残る支援も出る支援も同じ。自己選択にゆだねるべき。
菅野さん
被曝について気にはしている。「交流サロンひかり」は0.02μSv/h
黒田さん
低線量でも胎児への影響のおそれがある。キエフの専門HPによると、ウクライナでネガティブな影響。7~8割に何等かの異変がみられ、風邪が治らない、身体のあちこちに痛みが出る。10ベクレル/kgから影響が出るという説もある。
設楽さん
先日、反原発集会に参加してきたが、女子高生の発言がとても残念だった。おなかの子どもが障害児だったら下ろすって。出生前診断についても、優生思想がまかり通ったら、俺が俺を否定することになってしまう。
十亀さん
もともと原発は東京につくらないで地方にばかりつくっている時点で人をだましてきた。反原発運動、放射能汚染から人々を守る運動が、生きていていい人といけない人とに分けてはならないという理念をしっかり共有することが必要。
その3に続く。
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これまで届けた救援金
244,744,624円(2013年6月25日現在)
内・東日本大震災救援金総額
NEW!
199,235,539円(2013年6月25日現在)
ただいまの基金残高
261,092,105円(2013年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のhideの風景
●少し早めのお知らせです。
参加費無料!誰でも参加できます!
「第30回・日本障害者歯科学会~総会および学術大会」一般公開セッション
日時:2013年10月13日(日)午後1時30分より
会場:神戸国際展示場2号館
問い合わせ:運営事務局
TEL 06-6372-3053
FAX 06-6376-2362
●午後1時30分~
一般公開講座
「想像するちから-チンパンジーが教えてくれた人間の心-」松沢哲郎さん(京都大学霊長類研究所教授)
●午後2時45分~
一般公開シンポジウム
「大災害時の障害者支援を考える」
東日本大震災から2年、阪神大震災から18年。
尊い教訓は生かされたのでしょうか?
「逃げ遅れる障害者」、「いのちが脅かされる避難所、仮設住宅」といった問題は繰り返されています。
大震災を経験し、救援活動に奔走した方々に「その時、何があったのか」「障害者はどのような状況にいたか」、そして、今後、何が取り組まれなければならないかを提起いただき、行政の責任、市民の役割について考えます。
コーディネーター:牧口一二(ゆめ風基金代表理事)
パネリスト
青田由幸(さぼーとセンターぴあ代表理事・南相馬市)
菊池正明(たすけっと事務局スタッフ・仙台市)
野橋順子(地域生活支援研究会理事長・神戸市)
松村敏明(えんぴつの家理事長・神戸市)
以上。

ヒデの救援レポート2013年7月16日№129

●七夕の翌日の7月8日は、昨年に亡くなった、阪神淡路大震災から、被災障害者支援の活動に奔走されていた、
故・大賀重太郎さんの1周忌。命日です。
hideは、深く想いをいたし、合掌しました!


●福島県被曝問題に関する調査報告・ゆめ風基金理事:福永年久●その1
4月17日(水)午前
郡山市の介護事業所「たいむIL」
利用者、職員へのインタビュー
支給されたフランス製のガイガーカウンターで線量を毎日計測し、記録をつけてきたが、最近は週に何回かしかつけていない。測り方は、屋外に出てすぐのところで、地面から1cmの高さと1mの高さで測る。
2011年6月3日 屋外での記録
地表1cmで1.13μSv/h、地上1mで0.86μSv/h(マイクロシーベルト毎時)。
年間被曝量に直すとそれぞれ9.8mSv(ミリシーベル)、7.5mSv。
2013年3月15日 屋外での記録
地表1cmで0.33μSv/h、地上1mで0.34μSv/h。
年間被曝量に直すとそれぞれ2.8mSv、2.9mSv。
2012年6月14日 屋内での記録
室内玄関付近で0.37μSv/h、室内中央で0.41μμSv/h。
年間被曝量に直すとそれぞれ3.2mSv、3.5mSv。
2013年3月15日 屋内での記録
室内玄関付近で0.29μSv/h、室内中央で0.33μSv/h。
年間被曝量に直すとそれぞれ2.5mSv、2.8mSv。
このとおり、今日も年間被曝線量は1mSvを確実に超えていることがわかる。
しかし、被曝している福島の当事者たちにとっては、日々計測している被曝線量が少しずつ下がってきているのを直接見ており、日常生活の中で慣れてきている。
「被曝こわい。がんになる確率高くなるし。でも、感覚がマヒしてきている」
「被曝についての意識は下がってきている。はじめのころは避難訓練でいわき市や相模原へ1~3泊したけど、今はもう高速道路無料もなくなったし」
という声が聞かれた。
「食べ物も水も気にならなくなってきている。マスクなんかもう誰もしていない」
「被曝はこわいけど、わかんないです」
「当初はこわいなあと思ったけど、今は考えてないです」というように、日常生活の中でしだいに感覚がマヒしてきた様子がうかがえる。看護師に聞くと「子どもには登下校時にマスクをさせています」
「小学校や幼稚園では今でも外で遊ぶ時間を30分とか1時間以内に制限しています」
「福島県では子どもの肥満が増えており、体力の低下が数字に出ているという調査結果があります」という。
4月17日(水)昼食時
・就労支援B&介護事業所「ワークIL」
利用者、職員へのインタビュー
利用者9人中60代が2人いて、最年少で44歳という年齢層。
もともと就労支援Bで子ども向けのオリジナルストラップなどを制作してきた。
ところが、福島第一原発事故が起きた2011年に子どものいる世帯の多くが県外に引っ越していったので、販売会をやっても子どもがいなくなってしまった。
そのため、今では介護事業が主になっている。
15歳と20歳になる子どものいる利用者に聞くと、
「1年くらいはすごく気にしてマスクしたり、表に出ないようにしたり、子どもを外で遊ばせないようにしていたけど、最近は慣れてしまって、意識低くなった。高校も最初は1時間までと言ってたけど、今は何も言わなくなった」という。
来年から高校生になる子どもについては「県外の寄宿学校に行かせたい」と希望している。
食べ物については、産地をみて買うようにしており、昼食は弁当を持参する人も少なくないらしい。
職員にも話を聞いた。
「郡山市はこれまで除染は公共の場所だけ行ってきて、一般住宅の除染はやっと今年からはじまり、線量の高いところから順にやっています。ようやく業者がうちにも来て、もってきたドラム缶みたいな容器の容量から、庭の土は1cmしか削れないと言われて呆れました。それって逆でしょ?しかも、削った土を容器に入れても、保管場所がまだ決まってないので、庭に置いておくか?埋めておくか?決めるように言われたので、埋めてもらいました。保管場所が決まったら、取りにくると言われましたが、いつになるかわかりません」
続く~
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これまで届けた救援金
244,744,624円(2013年6月25日現在)
内・東日本大震災救援金総額
NEW!
199,235,539円(2013年6月25日現在)
ただいまの基金残高
261,092,105円(2013年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景
【吾亦紅】と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、
『われも、また、赤い』『亦紅』と咲くのです。
●神戸・社会福祉法人えんぴつの家機関誌337号からの転載「えんぴつの家だより」
・連絡先:TEL(078)252-0109 FAX(078)231-5281
以前にこのレポートでもお知らせした「廃校になった、大学の備品を東北の障害者団体に届ける」活動のその後です。
●無事届けました『東北へ備品を』プロジェクト
・東北の被災障害者支援プロジェクトにたいするご支援、本当にありがとうございました。
5月24日と25日に10トントラック1台と4トントラック2台で仙台市の2つの事業所へ備品などをお届けしました。
先日、53人の方々に机や椅子を校舎から運び出していただいたときには、あまりにも多いので、どうして運んだらいいのか、運送費はどのくらいかかるのかと心配になって、
「カンパをもう少し続けます」と申し上げたところ、続々とカンパが届けられ、
合計54万2千円となりました。
何とか運送費用などをクリアできホッとしました。
こころよりお礼申し上げます。
25日はトラックを見送って神戸へ帰ってきて理事会・評議員会を開きました。
挨拶の中でこのプロジェクトの報告をすると、議員の1人から、
「福島の子供たちは戸外で元気に遊ぶことができないので、安心して遊べ地域へ一時避難するというプロジェクトを考えているので、えんぴつの家も手伝ってほしい」という提案がなされました。
お手伝いできる範囲でやろうと思っています。
・えんぴつの家を支える会および寄付金並びに、東北への備品輸送費カンパのご報告
どうもありがとうございました(2013年5月11日から6月3日)
団体・ 5
個人・38人
●東北復興支援「いちいちバザール」毎月11日
JR神戸駅バスターミナル地下・サンポルタ広場
以上

ヒデの救援レポート2013年7月8日№128

●ゆめ風基金の事務局長・橘高千秋(きったか ちあき)が、昨日、宮城県の各支援拠点を巡り、
情報交換をして、帰阪しました。
入れ替わりに、8日、八幡理事が岩手県に入り、兵庫県の凪さん、大阪の石原さん、本沢さん、小西さんの4名が、宮城県の石巻の支援拠点に入り、支援活動を、現地スタッフと共同で続けます。
もう、何度目になるか数え切れなません。


●厚生労働科学研究費補助金・障害者対策総合研究事業(身体・知的等障害分野)
「障害者の防災対策とまちづくりに関する研究・平成24年度総括研究報告書~研究代表者:北村弥生
平成25(2013年3月)が届きました。
お問い合わせ:所沢市ボランティア連絡協議会
TEL&FAX 042-922-7622
●研究要旨・本研究では、災害時要援護者のうち対策が遅れている知的・発達障害者(児)を中心に、身体障害者(肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、盲ろう)に対する災害準備と急性期・復旧期・復興期における情報提供と心理的支援を含めた福祉的避難支援のあり方を4つの側面から明らかにすることを目的とする。
以下、特別に指定しない場合は全障害を指す。
1.東日本大震災被災地における発達障害者(児)とその家族に対して、災害時ならびに経過にそって浮かび上がったニーズを調査するとともに、地域の主体性に配慮して連携を開始している支援の評価を行い、時期に応じた支援マニュアルを作成する。
2.全国の発達障害者支援センターと当事者を対象とする調査により、東日本大震災の影響の全国的な経時変化を追跡し、情報提供マニュアルを作成する。
3.被災地で、地域の社会資源とニーズに基づいた要援護者の個人避難計画と避難場所における配慮マニュアルを作成する。東日本大震災で被害の多かった在宅および通勤・通学中の個人避難計画を優先して作成する。
4.知的・発達障害者(児)自身が災害・避難・避難生活について理解するための教材と教育プログラムを開発し、被災地における復興支援で成果を評価する。また、同じプログラムを身体障害に拡張する。本研究の特徴は、当事者自らが災害と対処方法を理解し、「助けられる存在」ではなく「自己の役割を持った存在」として緊急時に主体的に行動するための確信と決意を持つための支援を開発することである。
平成24年度には、被災地においても次の地震および津波被害を被災地および他地域が防ぐための災害準備が希求されていることが明らかになった。
●目次
1.東日本大震災における発達障害者(児)のニーズと有効な支援のあり方に関する研究:前川あさ美
2.知的・発達障害者に対する災害時の情報支援に関する研究:深津玲子
3.障害者(児)の個人避難計画と避難所における配慮ガイドラインの作成:北村弥生・筒井澄栄
○埼玉県所沢市吾妻地区荒幡町内会の場合
○精神障害者による津波避難準備活動と地域~北海道浦河町
○社会福祉法人による甚大被害への準備活動と課題~愛知県名古屋市
○呼吸器利用・電動車いす利用で単身生活を行う難病盲ろう者の自助による災害時個人計画~東京都
○災害時の避難候補場所の選定における電子地図の活用:埼玉県所沢市
○障害者(児)を対象とした災害時前訓練教材の開発:北村弥生
○災害時要援護者支援に関する国際比較研究:河村宏・北村弥生
○災害時要援護者支援に関する勉強会:記録
○資料多数
○A4版全289ページ
以上
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これまで届けた救援金
244,744,624円(2013年6月25日現在)
内・東日本大震災救援金総額
NEW!
199,235,539円(2013年6月25日現在)
ただいまの基金残高
261,092,105円(2013年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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【東日本大震災救援活動の中のhideの風景】
東日本大震災被災地の障害者支援活動の各拠点の連絡先です。
●認定NPO法人・被災障害者支援「ゆめ風基金」
大阪市東淀川区東中島町1-13-43-106
TEL 06-6324-7702,7703
FAX 06-6321-5662
●岩手県
・被災地障がい者センター宮古
岩手県宮古市末広町6-8
TEL 0193-77-3636
・被災地障がい者センター大船渡
岩手県大船渡市大船渡町字笹崎13-8
TEL 0192-27-6203
●宮城県
・被災地障がい者センターみやぎ
宮城県仙台市太白区長町1-6-1(CILたすけっと内)
TEL 022-746-8012
・被災地障がい者センター南三陸
宮城県登米市中田町上沼字西桜場32-1
TEL&FAX 0220-44-4171(9時~17時)
・被災地障がい者センター石巻
宮城県石巻市蛇田字中埣37
TEL&FAX 0225-25-5388
●福島県
・被災地障がい者センターふくしま
福島県郡山市桑野1-5-17深谷ビルB棟101
TEL 024-925-2428
FAX 024-925-2429
●連携拠点
・ハックの家
岩手県下閉伊郡田野畑村菅窪20-2
TEL 0194-34-2303
・被災地障がい者センターかまいし
岩手県釜石市甲子町第10地割599-1
TEL 0193-55-5400
FAX 0193-55-5401
・ケアホームめぐみ
宮城県気仙沼市本吉町津谷館岡148-10
TEL 0226-42-3211
・ささえ愛山元
宮城県亘理郡山元町山寺字西頭無43-35
℡ 0223-37-3333
●避難・移住支援拠点
・東日本大震災障がい者新潟支援センター
新潟県新潟市西区小針5-1-47
TEL 025-232-7245
FAX 025-378-0153
・サテライト自立生活センター(被災地障がい者支援センターふくしま)
「被災地障がい者支援センター」では、福島県自立生活センター協議会と連携して、
若い障がい者を中心に福島県外への避難を支援しています。
神奈川県相模原市にある旧ケア付き住宅「シャローム」を借り受けて、避難拠点を設けました。避難拠点のある相模原市では、地元団体等の支援を受けています。
以上

ヒデの救援レポート 2013年6月24日№126

●NPO法人ALS・MNDサポートセンターさくら会
連絡先
東京都中野区中央3-39-3
TEL 03-3383-1337
●被災した地域で暮らし続ける人たちと、共に歩む第一歩目として
「被災者に聞け!進化する介護2012~被災地で医療的ケアを必要とする人の実態調査」(独立行政法人福祉医療機構・社会福祉振興助成事業として)レポート冊子が届きました
・はじめに~橋本みさお
さくら会は発足以来、全国から舞い込む療養相談と重度訪問介護者の養成をしてきましたが、特に岩手・宮城・福島の被災3県から多くの相談がありました。
震災後の福島県のニーズは特殊で、難病患者の多くは避難したまま自宅に戻れずにいます。
震災から1年後の平成24年3月末に南相馬市市立総合病院に赴任した小鷹医師から、
『町から難病が消えた。私がここにいることを伝えてほしい。』
という強い要望もありました…。
「社会福祉士及び介護福祉士法の一部改定」に基づき、平成24年度から、ヘルパーによるたんの吸引等が施行されています。
この法制化に際して、さくら会は「特定の者」の研修モデル事業を請け負った団体として、被災地で家族以外の者による吸引等の行為が実施されているか、どのような具体的支援が必要かを調べたいと思い、本事業に申請いたしました。
今回の法改正で、被災地以外の地域でも混乱がみられます。
ですから、震災の被害の激しかった地域では、医療とケアに係わる人材不足や、在宅生活に必要な情報が停滞するなど、さらなる混乱と不便が強いられていることが予想されました。
介護体制が整わないということで、患者・高齢者の命が危機的状況に晒されることもあります。
自宅に戻れない患者・高齢者が大勢いることを知り、居ても立ってもいられなくなりました。
本事業では、実際に被災地で支援に直接関わっている専門職や当事者の話しをじっくり聞くことと、彼らに依頼し個別訪問や対面調査を実施しました。
そうして、被災地特有のケアニーズを徹底的に調査し、政策提言につなげたいと思い、取り組みました。
いずれは、岩手・宮城・福島の3県において、さくら会がこれまで都内で実施してきたような、一般市民をヘルパーに養成する研修を定期的に開催できるよう、その基盤として全国の専門職と被災地の専門職を取り結ぶネットワークを作ることを目標に、シンポジウムを開催してきました。
津波で壊滅的被害をうけた被災県の沿岸部に、わたしのような障害当事者がおとずれ、直接発信することに意味があります。
難病や重度重複障害の当事者が移動することで、その後に計り知れない選択肢が生まれます。
時に、雇用を生み、時に、交流や地域支援ネットワークが生まれます。
医療支援ネットワークの構築が叫ばれて久しいのですが、この東日本大震災では、地域医療と保健福祉の関係性が必ずしも良好でないことが露呈しています。
県内の当事者の努力も重要ですが、離れた場所からの支援の継続と現地で頑張っている支援者への応援が、ますます重要になりつつあることが、本事業での取り組みで明らかになりました。
●目次から
1.実行委員会の開催
2.被災地における吸引等の医療的ケアの実施状況調査
3.シンポジウムの開催
4.事業の成果・効果
5.事業成果の公表・政策への提言
6.今後の課題
7.「被災地に聞け!進化する介護」in 東京国際フォーラム
8.シンボジストの報告
9.シンボジストからの「押しの一言」
10.医療的ケアを必要とする人の実態調査
11.医療的ケアの拡充のために:自由記載:
編集後記「耳を傾けること」からはじまる
(91ページあまり)
以上
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
261,092,105円(2013年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のhideの風景
●鍼灸ボランティア活動報告書(速報版)8ページ
第2次派遣2011年9月18日~24日
訪問先:仙台市・南三陸町・山元町・郡山市の治療活動の概要が届きました。
連絡先:鍼灸ボランティアグループ
岐阜県岐阜市幸ノ町1-16
サンリ治療院(船橋)TEL&FAX 058-267-4489
●まとめにかえて、代表・船橋寛延
この速報版の報告書に幾枚かの写真を掲載しました。
写真は目で見て分かる被災の状況です。
しかし、時がたつとともに見えないものが増えて来ます。
地震・津波・原発事故の被害が、今後ジワジワと人びとの生活に影響を与えます。
放射能も見えないものの筆頭です。
においさえありません。
福島県郡山市で現地の職員さんと外で立ち話をしていたとき、「ピーッ!」と甲高い音を立てて携帯用の放射能測定器が反応しました。
「今日は、ちょっと値が高いなぁ…」
彼はつぶやくように言います。
こんな状況の中で活動、ひいては生活することの困難さは想像を絶します。
心の中も見えません。
それが言葉へと表出されなければ。
しんどさ、つらさを言葉にするのは思ったよりも難しいことをわれわれは知らなければなりません。
しかし、私たち鍼灸師は、被災された方々のお体に直接「触れること」が出来ます。
これは特権です。
行政関係者も、他のボランティアも、容易には出来ないことです。
触れることで体の状況の一端が分かります。
さらに鍼灸は一種親密な治療空間を作り上げます。
今回の活動の中で私たちは「体から言葉が立ち上がる」瞬間に幾度か立ち会いました。
治療者として本当に幸福なことです。
今後も第3次、第4次とボランティア活動を継続したいと思います。
私たちの活動にご注目とご支援をお願いする次第です。
最後になってしまいましたが、被災現地の団体、個人の方々、また後方支援として物品やカンパの提供がなければ実現しなかった活動です。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
以上

ヒデの救援レポート2013年6月17日№125

●6月22日(土)1時30分より
ドキュメンタリー映画「福島・六ケ所・未来への伝言」上映会・前田基行さん講演(朝日新聞『プロメテウスの罠』取材班
・場所:とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷホール」(阪急豊中駅西側陸橋直結:エトレ豊中5F)
・主催:脱原発で生きたい女たち・豊中:放射能から豊中の市民・子どもを守る会
・参加費、前売り800円・当日1000円
・問い合わせ
TEL&FAX 06-6844-2280


被災地、南相馬市のさぽーとセンターぴあの利用者さんの医療的ケア支援のための、痰吸引研修報告。遁所直樹報告
その2

聞けば、相馬市から南相馬市に通って来て下さってる若い女性の方で、家族からなぜ30キロ圏内の南相馬市に行くのかと心配されながら、お仕事をされている。
その日、見学して帰る、外から来る人のために、時間を割いてもらうことも申し訳なく思ってしまう。
施設長に再度聞くと、痰の吸引を必要とする利用者さんは、お母さんがほかの生活介護の職員となり、本人は週に1回、ピーナッツに来るだけとのこと。
方針としては、徐々にそちらの生活介護にシフトしてもよいのだと思っているということだった。
3月に話された必要性は、大分、優先度が低くなったように思うが、それとは別に、現場の看護職員のストレスが多くなっていることについては、施設長は大いに心配していた。
午後からは、同じ講義を3回行うこととして、職員が3組に別れ、時間を見ながら講義を受けた。
新潟県主催の介護職員等の痰の吸引等の研修(特定の者)のテキストを用い、ペットボトルで作った痰の吸引の練習の容器も見せて、背景と流れ、そして介護職員がやれる行為について、確認の意味でも看護スタッフより話しをした。
痰の吸引のところでは及び腰だったところもみられたが、経管栄養のところでは、興味を持ってくださった感を受ける。
講義が終わったところで、施設長と振り返りをし、今回の研修の目的の一つである、看護スタッフの負担軽減には、少しは役に立てたのではないかと思う。
具体的には、看護スタッフが、相当一人で負担に感じていたところを、新潟の看護スタッフに話しを聞いてもらい、専門職からのアドバイスに精神的に落ち着いたのではないかという、施設長のコメントだった。
介護スタッフの研修については、医療行為ではないが、本人の顔色、呼吸の具合、痰が絡まっていることの確認など、介護職が確認できることを講義で再確認し、それをもとに看護職と連携をもってやるという、現場の流れを、今後つくっていくということでは、導入として説明できたのではということ。
今後、バクバクの会にも来ていただく考えはあったが、現場のスタッフが増え、現場の優先課題が解決した後、改めて痰の吸引等の研修につないでいくという見通しもできた。
11日
・南相馬市から仙台市に入り、支援センターみやぎの河野さんとお会いし、南相馬市の研修の報告と情報交換をした。
3月で、ゆめ風基金からの支援は終了して、独自で事業を行っている。
3月に訪問したときに、新潟から提案した、大学との連携について、みやぎでも検討し、現在、防災をテーマとしたグループを立ち上げ、大学、NPO団体と協力して、勉強会を開くところから始めているとのこと。今後、資金援助を宮城県から受けられそうなことも話されていた。
映画『逃げ遅れる人々』上映会を、年4回は開く予定であること。
7月から8月にかけて『みちのくトライ2nd』(スーパー堤防から一本松までの行進)を行う予定であること。
いろいろとイベントを企画している様子をお聞きした。
新潟に向けて出発する前に、被災地ゆりあげの日和山を訪問し、お参りして帰宅した。
南相馬市、仙台市等に定期的に訪問できるよう、今後もこころがけていきたい。
以上
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
『吾亦紅』と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、『われも、また、赤い』吾亦紅と咲くのです。
●近畿労働金庫「ずっと」編集部
連絡先:大阪市西区江戸堀1-12-1
「レインボークラブ・いきいき倶楽部情報誌『ずっと』№17号からの転載
東日本大震災復興支援定期サポートV・支援レポート№4
『認定NPO法人 ゆめ風基金編』
・被災地はいま~東日本大震災から2年。
ゆめ風基金は今も岩手、宮城、福島に設けた7ヶ所の被災地障害者センターを拠点に通院送迎、介助、相談、交流などの障害者救援活動を続けています。
また、津波で全壊した障害者作業所や グループホームの再建、新設、福島からの障害者避難所など28ヶ所に6742万円の救援金を届けました。
被災地障害者センター活動費と合わせると、ゆめ風基金が東北被災地にお届けした総額は
191,385,539円(2013年2月12日現在)となりました。
支援いただいたからこそ可能となったことで感謝の気持ちでいっぱいです。
どうかこれからも見守ってくださいますように。
・みなさまのご寄付はこのように被災地で生きたお金になっています。
(写真入り)
・「アクセスホームさくら」(福島県二本松)原発事故で避難し、二本松市で作業所を再開することができました。
・みちのくトライ(宮古~陸前高田)共に生きるまちづくりを訴え、総勢50人が沿岸部150キロを歩きました。途中、行政やJR、三陸鉄道にバリアフリー施策を要望しました。
・フリースペースソレイユ(仙台市)地震で壊れた作業所を再建、台所が広くなり楽しくお弁当を作れるようになりました。ソレイユのお弁当は地域の人に大変喜ばれています。
・送迎支援(岩手県山田町)津波で病院や家がなくなり、通院できなくなった被災者にとって送迎支援活動は命綱。田野畑村、宮古、釜石、大船渡、南三陸、気仙沼、山元町で毎月500件を超える送迎が行われています。
・仮設住宅バリアフリーチェック:宮古:障害当事者が仮設住宅のバリアフリーチェックを行い、行政に改善を要望しました。
●認定NPO法人 ゆめ風基金
大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL:06-6324-7702
FAX:06-6321-5662
以上

ヒデの救援レポート2013年6月10日№124

●6月3日、神奈川県の横田弘さんが入院先の病院で逝去されました。
享年80歳。
横田さんは、青い芝の会運動の中興の祖として、故横塚さんと共に、70年代の脳性マヒ者運動を牽引され、理論的リーダーとして、その博識と見識で多くの人たちに慕われました。
ただ、ただ、残念です。
hideも、大いにお世話になりました。
黙祷あるのみです!


●NPOさぽーとセンターぴあ(南相馬市)利用者のための痰吸引研修報告
ゆめ風ネットにいがた:遁所直樹・2013年5月9日~11日
・この報告は、南相馬市のセンターぴあに通う、医療的ケアの必要な利用者を支援すべく、新潟の遁所さんが、ゆめ風基金が費用を負担して、調査、実践した報告です。
2回に分け、レポートします。
●その1
5月9日、福島西でおり、福島市を抜け飯館村を通って南相馬市に入った。
2年前に訪れた時、通行止めだったところで、飯館村は対面からの自動車がほとんどなく、日本一美しい村だった田園風景も、作付けがされておらず、さびしい町並みだった。
南相馬市に入ったところで、自動車の往来が多くなり、ほっとしたが、小学校は昼休みなのに、子供たちはグラウンドに出ておらず、この日は天気だったのに、各家の軒先には洗濯物が一切出ていなかった。
ぴあの青田さんとお話ししたときに、車のナビゲーション通りに来てはいけないって言わなかったかなとか、南相馬市の水源地は飯館村なので、市民の皆さんは、飲料水は買って飲んでいるなどと聞いて、すでに南相馬市の水道から水を飲んだ私たちは、少し戸惑ってしまった。
9日は主任の石田さんと、10日の研修について打ち合わせを行った。
現在通っている痰の吸引が必要な利用者さんは、看護師さんが医療的ケアを行っており、介護職員は、そのフォローをしているという役割分担がされていた。
そのことを聞いて、明日のカリキュラムとして、介護職員には現在の介護の状況と介護職員等の痰の吸引等の研修に参加する準備としてアウトラインを伝え、現場の看護師職員には、現在の手技の確認と悩みなどを聞く時間を設けるという内容とした。
新潟市で訪問看護ステーションの所長をされていて、現在、大学院で勉強されている方をお連れして、南相馬市の状況を見てもらった。
夕方、青田さんが外の仕事から駆けつけて下さり、懇談の時間を設けていただいた中で、直接話しをうかがうことができた。
内容として、南相馬市の被災当時の状況や現在の状況、ヘルパー時間が1日2時間ほどしか得られなかったのが、田村市の皆さんが、新潟に避難させた、南相馬市の当事者の方の支給量が、1日12時間以上になったことで、南相馬市に住むヘルパーを必要とする人たちも、相当の時間数を確保できるようになったことなどを話していただいた。
それにつけても、ヘルパーの人手の少なさ、社会福祉協議会は撤退し、ニチイの事業所も頑張ってくれていたが、相馬市まで撤退し、そこからチームを組んで、改めて派遣する体制にしたことなど、根本的な課題が残っている。
福島第一原発の汚染水を海に流すことを心配していて、南相馬市はこれからどうすればいいのか、加えて、福島の自立生活をしたい当事者の人たちが、避難していき、自立生活の動きが小さくなっていることなどを話された。
10日・朝10時から、利用者の方が来られ、看護のスタッフ同士で、午前中は、カリキュラムがすすめられた。施設長より、本人の車いすの座り方や介護の状況について、介護スタッフから聞いて、アドバイスが欲しいということで、直接かかわっている介護スタッフと話しをする時間を設けていただいたが、介護スタッフの本音として聞き取れたのが、『今の状況で精一杯で、痰の吸引行為などの医療的ケアにかかわりたくない。そのようにニーズが増えれば、その時に考えたい』という希望があり、現場の大変さが伝わった。
その2に続く!
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
「みちのくトライ 2nd(セカンド)」のお知らせ
・7月22日(月)陸前高田~8月2日(金)宮古市田老(パート1の逆)~
復興に向けて障がい者も住める街づくり~(予定・変更があるかも?)
・一緒に歩く障がい者を持つ方・ボランティア募集!
・追悼・東日本大震災では多くの人の命が犠牲になりました。
失われた人たちの命に対する追悼と残された人たちの未来を切り開くために、私たちは歩きます。
・防災・今回の震災による障がい者の死亡率は健常者の2倍です。
障がい者は被災後も避難所や仮設住宅も利用できないことが多いです。
新たな防災計画を求めて私たちは歩きます。
・交通アクセス・駅舎の改善や低床バスの導入など、障がい者や高齢者が自由に移動できる公共交通を求めて私たちは歩きます。
・バリアフリー・現在の建物のバリアフリーチェックをして改善を求めるとともに、新たな街づくりに対して、誰もが安心して暮らせるバリアフリーの街を求めて私たちは歩きます。
・エンパワ養成・沿岸部ではヘルパーを利用し自立生活をする障がい者がほとんどいません。
福祉の受け手としての障がい者ではなく、障がい者自身が力をつけて福祉を作り出すために、私たちは歩きます。
7月22日(月)~8月22日(金)までの期間(予定・変更あるかも?)、バリアフリーなどを訴えて陸前高田の奇跡の一本松から宮古市田老のスーパー堤防まで歩きます。
途中、沿岸部の市町村役所に要望書を出したり、地元の人と交流会をしたり、町の人へのアピール活動など様々な活動をしながら歩きます。
寝泊まりは避難所になった公民館や文化ホールなどを利用する予定です。
また、2度目となる今回のみちのくトライの歩き方は、岩手県及び被災県、東北地域からの募集となります。
(ボランティアの方はこの限りではありません!)
『震災から復興する街が障がい者の住みやすい街となってほしい』、また『あらためて被災沿岸部を歩くことで全国からの息の長い支援を呼びかけたい』それぞれの色々な想いを、沿岸部を歩くことで全国に発信しょうというイベントです。
前夜祭~陸前高田~陸前高田末崎町~大船渡盛町~大船渡三陸町~釜石市~釜石市只越町~釜石市両石町~大槌町~山田町~山田町豊間根~宮古市新川町~宮古市崎山~ご苦労様会
●詳しくはお問い合わせください!
みちのくトライ実行委員会:宮古市末広町6の8
被災地障がい者センターみやこ気付
TEL:0193-77-3636
FAX:0193-77-3643
担当・黒柳さん
こんなことなら出来るよという方を待っています!!!
締切は6月30日!!!

hideの救援レポート2013年6月3日№123

●hideが事務局長を務める、大阪府箕面市の「箕面市人権啓発推進協議会」は、定期総会で、今年の10月19、20、21日の3日間、東日本大震災被災地に、飛行機で人的交流・視察ツアーを実行することを決め、予算を計上しました。
パチパチパチパチ!
若い人たちにも呼びかける、25人規模です。
成功すればいいんですがねぇ。
詳しいことは、
・事務局 TEL:072-722-2470まで。
●公益財団法人・大阪府市町村振興協会・おおさか市町村職員研修研究センターの「マッセおおさか」セミナー講演録集№30が刊行され、5本の講演が掲載されています。
その中のひとつに、「災害時の地域における障害者支援について~東日本大震災での取り組みを活かすために」と題して、ゆめ風基金の八幡理事の話が掲載されています。
B5版213ページ
・連絡先
大阪府市町村振興協会 TEL:06-6920-4565  FAX・06-6920-4561
刊行にあたって~おおさか市町村職員研修研究センター長・斎藤慎
・わが国では、少子高齢化や人口減少の急速な進展、地縁組織の弱体化による地域のつながりの希薄化などに伴い地域・住民ニーズも変化しており、自治体を取り巻く状況は大きく変化しています。
このような状況の下で、自治体は自己決定・自己責任に基づく自立した行政運営を目指すことが求められています

また、平成19年6月に成立した「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、自治体の財政再生基準となる新たな財政指標が示され、今後は、いっそう行政運営の効率化を進めることが重要になってきます。
これからの自治体職員は一人ひとりが意識改革を進め、時代変化を認識し、新たな課題解決に向け自ら主体的に取り組むとともに、地縁・住民ニーズを的確に把握し、複眼的に判断できる能力がこれまで以上に求められます。
当センターでは、府内自治体職員と行政運営のために設立されたNPOや一般住民の方々を対象に、当面する行政課題等について認識を深め、モチベーションと資質の向上をはかることを目的に幅広い分野から学識経験者をお招きし、各種セミナーを実施しています。
このたび、その一環として、平成24年度に社会福祉法人大阪府社会福祉協議会と共催したマッセ・市民セミナーの講演内容を講演録集として発行することになりました。
最後に、ご多忙にもかかわらず、ご講演をいただきました講師の方々にあらためてお礼を申し上げますとともに、本書が自治体行政運営の一助になれば幸いに存じます。
以上
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
社会福祉法人・大阪ボランティア協会出版部
TEL:06-6809-4903
FAX:06-6809-4902
「市民活動総合情報誌『ウォロ』2013年4月号から
「市民視点の映画を紹介する『共感シネマ館』№19
【見えない放射能の60年後・今月の館主:今井友樹(記録映像作家)】
今月の作品
『放射線を浴びた~X年後』=監督 伊東英朗
・この映画は2012年1月にNHKドキュメントで全国放送された番組に新たな映像を加えて出来たドキュメンタリーである。
あえてこの番組を映画化した作り手の願いを真摯に受け止めたい。
1954年、アメリカが行ったビキニ水爆実験。
僕が生まれる25年も前の事件である。
あの年、太平洋マージャル諸島ビキニ環礁では6回もの水爆実験が行われ、広島原爆の1千倍以上の破壊力のある核爆弾が落とされた。
そして、僕でさえも名前を知っているあの第五福竜丸が被ばくした……。
悲劇はそれだけではなかったのである。
映画は、放射能で汚染された海で操業をしていた第五福竜丸以外の漁船、その海でマグロ漁をしていた漁師たち、そして水揚げされたマグロを通じて、深刻な被ばくの真実を暴き出している。
そしてその被ばくは日米の取引により忘却を余儀なくされ、日本中の食卓に汚染マグロが上がっていくこととなる。
この映画は鎮魂の作品ではない。
未解決の事件を告発しているのである。
映画を観て事実を知ってしまった以上、見過ごすことの出来ない現実がそこにある。
興味があって観た映画だが、これほどまでに真実に衝撃を受け、それを受け止めるのに精一杯な気持ちになったのは珍しい。
言葉を失う程、放射能の恐怖を思い知らされる。
マグロを求めて生きるか死ぬかの危険な漁に挑んだ勇敢な漁師たちは、水爆実験を目撃した生身の証言者であるにも関わらず、この映画にはその数人しか登場しない。
なぜなら、彼らの屈強な体を放射能はいとも簡単に死に追いやってしまったからだ。
映画では、残された船員たちの老いた妻たちが、夫が語った思い出を代弁する。
被ばく当時の若い男たちの写真と、画面に登場する老いた女たちのコントラストが『見えない』放射能を映し出しているようで恐怖そのものだ。
いったい何故、核兵器の実験のために、これだけのいのちを犠牲にしなくてはならないのか、人類の存在の空しささえもわき起こって来る。
さらにこの映画を観ていると、否応なくあの予想さえ出来なかった3・11による原発事故が思い出されてくる。
あれから2年経つ。
約60年前に起こった事件の傷跡を描いた『X年後』を観たことで、僕らは何をし得るのか、その問と覚悟をいま迫られている。
●あの日、日本列島は「死の灰」で覆われていた!
放射線を浴びた『X年後』
1954年、南の海で水爆実験が行われた。被ばくマグロは廃棄され、漁師たちは病に倒れた。
その後、200万ドルと引き換えに、すべての魚が日本の食卓にあがった!
「セシウム、機密文書、もろく砕けた人骨……。」
見えてきたのは、X年後の驚くべき実態だった。
2012年制作・カラードキュメンタリー・83分、制作著作=南海放送
●全国各地に自主上映の貸し出しを行っています。
詳細はホームページでご確認ください。
以上

ヒデの救援レポート2013年5月27日№122

●5月最後の週。この週末には、hideが30年近く、代表を務め、ゆめ風基金運動にも積極的に参加して、
この18日にも、東日本大震災復興支援バザーを催した、豊能障害者労働センターの交流1泊旅行があります。
たまには、温泉にも入らなくちゃあいけないなと、hideも参加する予定です。
行き先は、徳島県の大歩危祖谷阿波温泉です(笑)
みんなで、大震災のことも話し合います!
●「第1回・さくらピア避難所体験2009年9月19日~20日・報告書」
A4版100ページのものが「体験しよう、備えよう。障害者の防災を考える集い・さくらピア避難所体験の取り組み」と題して届きました。
写真もたっぷり掲載されています。
・発行:豊橋障害者(児)団体連合協議会:豊橋市障害者福祉会館さくらピア
・連絡先 TEL 0532-53-3153
     FAX 0532-53-3200
第2回・2010年9月18日~19日
第3回・2011年9月17日~18日
第4回・2011年9月29日~30日と行われた合併報告書です。
●第1部:防災訓練・障害者被災体験講演会
●第2部:防災グッズ紹介・夜の話し合い
●第3部:体育館宿泊体験・非常食試食
●第4部:まとめの話
『話し合おう、私たちの防災、伝えよう、隣へ、地域へ、少しでも、安心できる、避難所体制作りに』
はじめに~さくらピア事務長:本田栄子
障害者の防災対策はなかなか進みません。
理由は様々ですが、障害者自身も『毎日の暮らしに精一杯で、もしものことなど考える余裕がない』、『動けないのだから仕方がない』と、つい後回しになっているようです。
その一方で、行政や社協、障害者団体の役員さんたちが、先の震災の教訓を無駄にしないように、有事に備えての提言や呼びかけをしています。
報告集や参考資料も、その気になればだくさん手に入れることができます。
なのに、情報はごく一部で留まっていて、障害当事者みんなのものになっていません。
豊橋障害者(児)団体連合協議会は、平成21年度より、豊橋市から「豊橋市障害者福祉会館さくらピア」の指定管理を受けました。
広い会館に集う人々が有事の際に安全に避難するために、また、未だ心細い「福祉避難所」の充実のために、障害者一人一人が防災施策を人任せにすることなく、主体的に考え、備えることが必要です。
『障害者こそ、一般市民より防災意識を高く持って欲しい』と、豊橋ボランティアコーディネーターの会の方がおっしゃっています。
意識を変えるには、実際に体験することが一番です。
そこに、避難所体験の意義があります。
今回、4年間に渡る「さくらピア避難所体験」のあゆみを、一冊の本にまとめました。
災害から命を守るために、助かった命が復興に向けて力強く生活できるように、避難所生活を工夫してたくましく切り抜けられるように……。
この本が、『避難所体験に参加しよう』、『避難所体験を企画しよう』、『障害者と一緒になったときの対策を立てよう』というように、みなさんの具体的な行動の後押しになれば幸いです。
尚、平成25年度さくらピア避難体験は、9月28日(土)29日(日)に開催いたします。


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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
大阪府吹田市にある、ぷくぷくの会機関紙の130号からの転載
●連絡先:TEL 06-6317-5598
     FAX 06-6317-0936
(ぷくぷくの会代表の馬垣さんは、ゆめ風基金の理事のおひとりでもあります。)
★巻頭エッセイ(パギ)
原田芳雄、小沢昭一、三国連太郎。
このところ、立て続けに三人も逝った。
原田は『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ・党宣言』で沖縄出身のヤクザで原発労働者だった。
『白痴』の小沢は、エロスに溺れ飼い慣らされていく男を演じた。
『飢餓海峡』で、三国は善悪の窮みを一身に纏った。
その他、銀幕と舞台に関する三人の印象は、小欄で書き尽くせない。
耽美の窮みや快楽と欲望の極致を描いても、はたまた、普遍や共時を自負しても、あらゆる表現は時代と社会を反映する。
情景であれ人物であれ、描かれた時空から自由ではあり得ない。
その意味で、逝った三人を社会派などと規定するのは愚の骨頂。
三つの個性は、それぞれの時代と社会を意識的に背負ったに過ぎないのだ。
翻って、『非社会派』である昨今の役者どものベニヤ板のようなペラペラの演技など耳目に耐えない代物だ、愚痴りたくなるのも当然。
大好きな俳優や芸人、あるいは、印象深い作家や政治家が世を去ると『一つの時代が終わった』と実感する。
三人の死は「時代の終わり」『終わりの時代』を痛感せしめる。
錯覚であってほしいが、そうとも言えまい。
三人が生きていれば『3・11』をどのように演じたか……
今となっては思いだけが募る。
以上


●NPO法人 レスキューストックヤード 機関誌「あるある!」67号からの転載。
●連絡先
TEL 052-253-7550
FAX 052-253-7552
・お知らせ
「被災地に設置していた・ボランティアきずな館」が閉所
2011年4月23日に日本財団、近藤産興株式会社、その他多くの方々にご支援・ご協力頂いて開所した「ボランティアきずな館」が、3月31日、借りていた町の土地の返還に伴い、閉所しました。
住民の交流・憩いのスペースやボランティアの宿泊場所として活用され、宿泊したボランティアはのべ約8000人。
この間、住民に寄り添い、気軽に足を運べる場所の一つとして役割を果たすことができたのは、ご支援くださった皆様のおかげであると心から感謝しております。
今後は、事務機能を七ケ浜町社協が運営するボランティアセンター内に移転し、石井・郷古の専従スタッフと、現地雇用3名で事業を継続していきます。
引き続き皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い致します。
RSY七ケ浜事務所・新連絡先
宮城県七ケ浜町・老人福祉センター浜風内ボランティアセンター
TEL 090-9020-5887
以上!

ヒデの救援レポート:2013年5月20日№121

●18日、広島での『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者』上映会に参加して、こんにゃく講演をぶってきました。日帰りなので、へろへろ。(笑)
今週の土曜日には、hideが事務局長をしている「箕面市人権啓発推進会議」の定期総会があり、『被災地視察ツアー』が議論されます。
ぜひ実現したいと願っているhideでアリマス!
●市民による健康を守るネットワーク『たむら市民ネット ニュース№17(2013年年4月発行)』からの転載。
連絡先 電話 0247-82-2909
・2月24日に福島を出た講演の旅を妻と共に行い3月19日に福島の自宅に戻りました。
今回は、福島県郡山市を皮切りに、静岡県三島市、滋賀県長浜市、高知県高知市、安芸市、三重県津市、京都府伏見区等でお話しをさせていただきました。
演題につきましては、『障がいを持つ人の防災と避難支援』『映画 逃げ遅れる人々』(障害者救援本部制作)『終わらない悪夢、測定目線のフクシマ』です。
新聞メディア等でも、日本全体に渡り、近い将来に大地震が発生することを伝えているところに、東電福島第一原発事故の影響が重なるという、大地震の影響に全国各地の電力会社の運営する原発に対して不安視されていることを、講演参加者の視線に感じます。
また、福島を離れて避難生活をしている人々の交流も行うことができました。
大規模な原発事故災害と被曝は、我が国では、先の広島、長崎の原爆を超える世界的にも希な被爆国として世界の注視と反感を寄せられていることと思います。
原爆と平和利用という原発による核の悲惨な影響をなぜ日本は省みることなく進められるのか。
請われる先々での講演会場からは、私たち以上の核の廃絶と悲惨な避難生活を強いられている同郷の人々との境遇を共有しています。
2013年3月11日、私たちは高知市におり、高知市の有志の皆さん、高知県に避難してきた福島県内外の皆さんと共に、3・11の鎮魂を思い、キャンドルナイトを共に向かえました。
絶望から希望の灯火を私たち一人ひとりの行動からはじめることを確認いたし、またスタートの夜でした。
『匡』
・電気料金の過払い、または不足払いのススメ
昨年秋から、原発廃炉を求めて、我が家では東北電力からの毎月の電気使用後の電気料金は、金融機関からの自動引き落としを止め、郵便振り込みに変えました。
同時に、一円過払いにて納入しています。
電力会社からは、料金徴収課の担当職が郵便振替にて一円多く支払った分を返す作業として、実際に我が家までその一円を返金するために訪ねてきます。
その時に、担当職をとおして、所管の原発を廃炉にすることを丁寧に説明します。
電力会社では、現在廃炉費用を積み立てている事実はないことから、一円の過払い分をその廃炉費用にしてくださいと、説明しますが、電力会社としては、電気料金以外の費用を徴収する職務はないので、結局、一円分の領収書を交わして終わります。
電気料金不払い・ボイコットではありません。
ここで大変重要なことは、直接、電力会社へ原発廃炉への自らの意思を伝えることができることです。
国民の多くがこの行為を行ったならば、ある意味で、原発廃炉に向けては国政選挙以上の効力があることと自負しています。
送電100万キロワット級の原発の廃炉には100年間という時間と1000億円の費用が必要だと試算されています。
しかし、各電力会社は、廃炉費用に向けて、その費用を積み立てるなどの計画もなく稼働する様子は、正に、トイレなきマンションの上塗りでしょう。
皆さんも是非、実行してください。(鈴木匡)
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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・東日本大震災救援活動の中のボクの風景
『吾亦紅』と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、『われも、また、赤い』=「吾亦紅」と咲くのです。
●神戸・社会福祉法人「えんぴつの家」だより№335号より転載
連絡:TEL 078-252-0109
   FAX 078-231-5281
「東日本大震災被災地の障害者へ、備品を送るために、カンパのお願い」
・『大学が廃校になるので、机や椅子や本棚やピアノなどが沢山あるが、使ってくれるところはないか』という連絡が入りました。
すぐに東北の障害者作業所が頭に浮かびました。
というのも、翌日、東北の障害者支援の『いちいちバザール』を元町で開催することになっていたがらです。
さっそく「ゆめ風基金」に連絡しました。
すると、翌日、バザール開催中に欲しいと言ってるところがたくさんあるよ、と言う電話が届きました。
次の日、不動産業者の方が備品リストとその写真をもってきて下さいました。
何と凄い。
大学にはこんなにも沢山の備品があるのかとびっくりしました。
いい思いつきがうまく進むと、うきうきしていたのですが、輸送費のことが飛んでいました。
もし東北からどっさり注文が来たら、膨大な輸送費がかかってしまう。
皆様にカンパをお願いしょうということになりました。
計画の実施は5月末になります。
よろしくお願い申し上げます。
カンパ振り込み先
郵便振替 01150-2210 社会福祉法人えんぴつの家


・大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センター
連絡:TEL 06-6765-4041
   FAX 06-6765-5618
(企画、発行:コンポ 5月号・№174よりの転載)
・みんなで避難所の暮らしを体験しました。
~避難所一泊体験~
●3月16日(土)~17日(日)に、市民フォーラムおおさか、大阪市ボランティア・市民活動センター、会場となった大阪市社会福祉研修・情報センターの三者が共催し『避難所一泊体験』を開催しました。
当日は80歳代の人から1歳3か月の子どもまで幅広い年齢層の参加があり、障がいのある人や家族連れ、サラリーマン、学生など多種多様な人が60人集まり、一泊体験を共にしました。
多くの学生ボランティアスタッフも企画・運営したプログラムは3部で構成され、まちを歩いて防災マップを作ったり、アロマハンドケア体験、避難所運営チーム、避難所の運営に必要とされる役割の体験をしたり、サラダオイルのキャンドル作りなど興味のあるプログラムを自分で選んで参加したりと体験内容が盛りだくさんとなった今回の一泊体験。
なかでも、ダンボールシート等を利用して避難所を区分けしてレイアウトした体験では視覚障がいのある参加者が、自分でトイレまで行けるよう導線を確保してほしいと提案し、その声を反映させようとボール紙をさいて必死に作る姿があり、全員が過ごしやすい避難所にするために一人ひとりの声を大事していたのが印象的でした。
『今回は恵まれた環境だったが、電気・水・空調の制限を設けるなどもっと切迫したリアルな設定でもよかったのでは』『特別なことをするのではなく、周りの人たちとの日頃からの意思疎通をしておくことも、防災につながるのだと感じた』との感想をいただき、いざという時に協働するという事の大切さを実感できた2日間でした。
今後も、市民フォーラムおおさかでは、市民が自ら参画し企画できる取り組みを実施していく予定です。
以上

ヒデの救援レポート:2013年5月13日№120

●昨日は、「母の日」
朝、目を覚まし、ふと仏壇に眼をやると、カーネーションの花が供えてありました。
亡き母親を偲び、愚息がそっと供えたんでしょう。
ちょっぴり、グッときたhideの朝でした。
●今日は、完全な夏日で暑い。
こんなに、寒暖差が激しいと、hideのからだがついていきまへん。
そんな中、先週は、東京に出張り、今週末には、お知らせした、広島での「映画逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」上映会』でのhideのこんにゃく講演でし。
からだが保つか怪しいなぁと。


2013年4月11日:朝日新聞の記事より
●【障害者視点で災害対策を】NPOが提言集作成
「支援通信」
東日本大震災の教訓をもとに、災害時の障害者支援について考えるヒントにしてもらおうと、大阪のNPO法人が「障害者市民防災提言集・東日本大災害版」を発行した。
地域の実情に見合った災害対策を、平時から進めていく必要性を訴えている。
発行したのは、阪神大震災を機に設立された「ゆめ風基金」(大阪市東淀川区)東日本大震災では、発生直後からスタッフを被災地に派遣するとともに募金活動を続け、これまでに約2億円を障害者の支援団体に提供してきた。
提言集は「阪神」から10年過ぎてつくった2006年版を改訂。
【災害時に役立つ、要援護者・名簿管理を】、【障害者がふつうに暮らせる仮設づくりを】といった7項目について、東北で浮き彫りになった課題を紹介しつつ提言している。
高齢者や障害者ら支援が必要な人『要援護者』を受け入れる福祉避難所については、「阪神」後に整備が進んだ一方、介助員の配置が考えられていなかったり、障害者が多く避難した施設が福祉避難所にカウントされていなかったりした実態に触れ、『仕組みがあいまいなまま』と批判している。
編集に携わった八幡隆司理事(55)は 、
『福祉を専門職任せにしてはいけない。普段からの意識や社会のありようが問われている』と言う。
A4版80ページ。
2千部発行し、500円+送料50円で希望者に郵送する。
問い合わせはゆめ風基金~TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
(宮崎園子)
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
ドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」上映会と講演パート1
2013年5月188日
受付:午後1時。
開演:午後1時半~4時半
場所:広島市西区地域福祉センター4F・ボランティア研修室
映画上映と講演
ゆめ風基金副代表理事のhide
お問い合わせは、NPO法人広島てごーすの松尾さん
電話:082-294-4185
●パート2
設立準備会発足1周年記念「ドキュメンタリー映画上映会」
2013年6月1日(土)午前10時と3時の2回上映
会場:大阪府茨木市福祉文化会館5F文化ホール
講演:NPO法人ケア・ステーションゆうとぴあ理事長 鈴木絹江
上映協力金 500円(中学生以下は無料、収益は、全額、被災地へ寄付。)
主催:ぽぽんがぽん社会福祉法人設立準備会
共催:NPO法人いばらき自立支援センター、地域・校区で「障害児・者」の生活と教育を保障しよう茨木市民の会
連絡先:TEL&FAX 072-634-5256(担当:江菅洋一 090-5045-5133)


●昨年の8月13日~31日まで挙行された「みちのくトライ活動報告集」ができました!
写真や参加者のエピソードが満載されたA4変形版、68ページです。
冒頭の文章から
●みちのくトライとは、
トライとは、1986年に始まったバス、鉄道のバリアフリー化を訴える車イスでの野宿旅イベントです。
障害を持つ人が自ら行動を起こし、自由にバスや鉄道に乗れないコトを広く社会に訴え、誰もが自由に安全に乗れるバスや鉄道を目指して仲間と一緒に旅をしながら社会を変えていく活動です。
今まで大阪ー東京、旭川ー札幌、仙台ー盛岡、高松ー松山、鹿児島ー福岡、福岡ー東京間など全国を車イスで歩いた歴史があります。
そして、トライはアジア諸国へと発展し、2007年・韓国、2009年・台湾、2011・モンゴルと行ってきました。
みちのくトライは、8月19日(日)~8月31日(金)までの期間、障がい者の人権やバリアフリーなどを訴えながら障害のある人、ない人と共に宮古市田老町から陸前高田市の奇跡の一本松まで歩くことにしました。
ただ被災地ということもあり、津波がいつまたやってくるかもわからない沿岸部で野宿するわけにもいきません。
そこでみちのくトライでは、宿泊場所を避難所となっていた体育館や公民館などの公共施設を使うことにしました。
バリアフリーでもなんでもない建物も多く、移動トイレカーのご協力やエアーマットの準備など、できる限りの準備は事前にやっていきましたが、すべてのバリアーを改善できるものではありませんでした。
障がい者と支援する健常者がいろいろと助け合い、工夫することによって何とか切り抜けていくことを考えました。
途中、沿岸部の役所に要望書を出したり、地域の人と交流したり、街の人へのアピールなどイベントも行いました。
『災害から復興する街が障がい者の住みやすい街となってほしい』、また『あらためて被災沿岸部を見ることで全国からの息の長い支援を呼びかけたい』、参加者それぞれの色々な想いを歩くことで多くの方々に発信していくことを心がけました。
また今回のトライについては沿岸部の津波の危険も考慮し、次のようなことを配慮しました。
・津波が予想される地域での宿泊はしない。
・参加者全員が乗車できる車を準備し、警報が発令された場合は車での避難を計画。
・トライ期間中に2回避難訓練を行う。
また資金的には、寄付金およびTシャツ(永六輔さんに字をデザインしていただきました)の販売収益をあてました。
以上
●編集・発行 みちのくトライ実行委員会(岩手県宮古市末広町6-8・被災地障がい者センターみやこ内)
TEL&FAX、0193-77-3636
以上!


三重県松阪市で行われた『東日本大震災に学ぶ・大規模災害時における障がい者支援』で講演した、ゆめ風基金・八幡理事の語りが、松阪市人権啓発資料として、46ページのコンパクトなパンフレットにまとめられて、発行されました。
とても分かりやすく、オモロイ冊子になっています!
2013年3月発行。
編集・発行:差別をなくす松阪市民の会
連絡:松阪市教育委員会人権まなび課(電話 0598-53-4398)
以上!