骨格提言完全無視の厚労省案に部会員が猛反発

障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークMLからの
転載です。
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障害者権利条約批准・インクルーシブ教育推進ネットワークML
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みなさま。
当ML管理人の松尾です。
 すでにお知らせしていました通り、昨日(2月8日)、内閣府の障がい者制度改革推進会議の第19回総合福祉部会が行われ、障害者自立支援法廃止 後の新法の法案の素案について議論が行われました。
 当然、総合福祉部会の「骨格提言」を完全に無視し、愚弄した厚労省案に、部会員の強い怒りがぶつけられました。
 しかし、厚労省政務官の津田議員(民主党)は、ひたすら厚労省案を擁護(まあ当たり前ですが)し、「法の名称を変えることで自立支援法の廃止といえる」などと、ふざけたことをのうのうと言ってのけています。
 これは、民主党の完全な裏切り行為。またもやマニフェスト破りであり、自立支援法違憲訴訟の「基本合意文書」を反故にするもので、断じて許せません。
※第19回推進会議の配布資料、動画はここから
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sougoufukusi/
※毎日新聞記事
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120209k0000m010072000c.html
障害者新法:厚労省法案概要、内閣府部会が反発
 厚生労働省は8日、廃止予定の障害者自立支援法に代わり、今国会に提出を予定する新法案の概要を、内閣府の障がい者制度改革推進会議の総合福祉 部会に示した。厚労省案は自立支援法の名称変更こそ明記しているものの内容は現行法の一部見直しにとどまり、実態は「自立支援法改正案」と言え る。障害を持つ当事者のメンバーが多い同部会では「看板の掛け替えにすぎない」などの反発が相次いだ。所得の低い障害者が福祉サービスを利用した 際の軽減措置を現行通り続ける一方、同省案はサービスの「原則無料化」など、昨年8月に総合福祉部会が提言した内容はことごとく見送っている。
 8日の同部会で佐藤久夫部会長(日本社会事業大学教授)は「提言した60項目のうち48項目は触れられてもいない。現行法のマイナーチェンジに 過ぎない」と苦言を呈した。他のメンバーも「100%提言を無視された」と不満の声を上げた。
 「遅くとも13年8月までに自立支援法を廃止し新たな福祉法制を実施する」。政府は10年6月、その年の1月に自立支援法の違憲訴訟原告団と結んだ基本合意に基づき、同法廃止を閣議決定した。それが厚労省案には民主党がマニフェストに掲げ、同部会も求めた「廃止」の文言がない。
 同省によると、現行法の完全廃止に踏み切れば、現在約80万件のサービスを受けている障害者約60万人の支給決定をやり直す必要があり、サービ ス利用を続けられない人が出る可能性がある。また、自民、公明両党の賛成は得られず、成立も見込めない。そこで同省は、中身は現行法の一部見直しにとどめつつ、法の理念や名称の変更をもって「廃止」と位置づける苦肉の策で乗り切る構えに転じた。8 日の部会で厚労省の津田弥太郎政務官は「根幹の名称改正などでマニフェストに掲げた『廃止』になる」と説明した。
 それでも肝心の名称は未定。厚労省案には「原則無料化」「サービスを受ける際は障害程度区分に基づかず、本人の意向が最大限尊重される仕組みにする」といった、同部会の提言の骨格部分はほとんど反映されていない。
 同省は「段階的・計画的に実施する」と強調するが、年次を定めた見直し規定は一部だけ。全国盲ろう者協会理事の福島智東大教授は「弱者の立場に立って政権を取ったはずだ」と厳しく批判する。【石川隆宣】
  from 松 尾 晴 彦
     MATSUO HARUHIKO


みなさま。
ML管理人の松尾です。
 昨日(2月8日)の総合福祉部会についての追加情報です。
・厚労省ホームページにアップされている配布資料は全部ではありません。厚労省案が7日に示されたばかりなので、当日追加で配布された資料(部会 員からの意見書)が他にも存在します。
・さきほどの投稿で、「部会員の強い怒りが…」と書きましたが、実際には、厚労省案を擁護する部会員も少数ながらいました。具体的には、次の部会員です。いずれも言い分は共通しており、「今でも現場は混乱しているのに自立支援法を廃止したら大混乱をきたす。」というもの。そんなもん、経過 措置の実施など、なんぼでもソフトランディングのやり方があるでしょ!…と、藤岡部会員(自立支援法違憲訴訟弁護団長)が指摘しています。
  坂本昭文(鳥取県西伯郡南部町長)
  水津正紀(社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会理事)
  末光 茂(社団法人日本重症児福祉協会常務理事)
  中原 強(財団法人日本知的障害者福祉協会会長)
・津田弥太郎政務官は、終始、厚労省作成の原稿を棒読みでした。この議員、尊厳死法制化議連の幹事です。
http://www.arsvi.com/d/et-2012.htm
・今後は、明日10日までに、今回発言できなかった部会員からの意見を募り、来週、民主党障がい者ワーキングチーム(WT)で総合福祉部会三役 (佐藤部会長、尾上副部会長、茨木副部会長)のヒアリングが行われ、民主党WTとしての最終的な報告がとりまとめられるとのこと。
・障害当事者でもある福島智部会員の発言が、いつもながら、とりわけ説得力に富み、厳しく、鋭く、感動的です。内容は以下から。
http://p.tl/trzk
・昨夜のTBSニュースの報道を紹介します。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120209-00000017-jnn-pol
障害者支援の新制度概要、了承されず
TBS 系(JNN) 2月9日(木)7時52分配信
 障害者自立支援法に代わる新たな支援制度の概要を政府が厚労省の部会で示しましたが、委員からは反発の声が相次ぎ、了承されませんでした。
 厚労省の総合福祉部会で、政府は福祉サービスの対象者を難病の患者にも拡大するなどとした障害者の新たな支援制度の法案概案を示しました。これ まで部会 では、福祉サービス利用料の1割負担が求められる「障害者自立支援法」を廃止し、利用料を無料とする新しい法案を作るよう提言していました。しか し、委員 からはサービス利用料の原則無料化が見送られるなど提言が反映されていないという声が相次ぎました。
 「文章を見て率直に言うと、詐欺にあった、それが第一印象だった」(増田一世委員)
 「政治に絶望しかけている」(福島智委員)
 政府は新しい支援制度に関する法案を来月中旬にも今の国会に提出する方針ですが、8日の部会での議論を受け、民主党と調整することにしていま す。(08日20:20)
  from 松 尾 晴 彦
     MATSUO HARUHIKO

ヒデの救援レポート、012年・2月6日

ヒデの救援レポート、012年・2月6日:57
2つのお知らせ
●ゆめ風基金被災障害者支援報告会&シンポジウム
○東北=関西被災障害者救援をふりかえる&これから
○被災障害者の生の声といま。私たちはどのように受けとめるのか。そしてこれからを。
●2月25日(土)午後1時半から5時
○夕方から交流会があります。定員60名・参加費500円
●いざというときにわかってもらいにくいこと。
自分をマジョリティと思っていない人集まれ!被災時に様々な制約がある人たちが、いろいろな場面で苦しい体験をされました。~日常・生活・支援・つながり~を語り合います!●2月24日(金)午後6時半から9時
○定員35人・参加費500円
●会場は、いずれも、浄土宗応典院、シアトリカル&本堂ホール
○大阪市天王寺区寺町1-1-21
○地下鉄堺筋線、日本橋駅
○近鉄線、日本橋駅○下車、3番出口より、東へ徒歩7分
●2つとも、問い合わせは、
○日常生活支援ネットワークTEL&FAX、06-4396-9189
○ゆめ風基金、TEL・06-6324-770
●これからの活動についてと題した、被災地障害者センターみやぎ代表・及川智さんの文章です。
●これから宮城県で何をしていくのか、ということを話していきたいと思います。・・
◎提言活動と当事者による地域活動
 まず、提言活動としては、センターで支援ケースからわかる課題。もう一つは、県内の障害者関連NPOやそのユーザーなどに対してのアンケート調査です。この二つから読み取れる課題をもとに、要望書や意見書にまとめ、宮城県・市町村に示していきたいと考えています。
 1月17日には、宮城県内の障害者団体、支援者、親などで作っているネットワークみやぎアピール大行動実行委員会で、仙台市長と面談することになっています。その時に事例を含めて直接現状を訴えて提言したいと考えています。追って宮城県知事とも面談をします。
 次に、ニーズを掘り起こして支援をつなぐ、作っていくということですが、これは、センターみやぎを立ち上げてからずっとやってきたことですが、東北、宮城県は、関西と比べ、障害者がヘルパーや送迎サービスを利用して街を歩く、という事が一部をのぞき、あまり無いのが現状です。地域サービスが乏しい為であって、そうしたニーズは多くの障害者が持っているはずです。そうしたニーズを掘り起こしていく活動です。これはイベントをきっかけにして当事者とつながっていきたいと思っています。
 昨年の12月23日には、市内中心部の大通りでサンタの格好をしてパレードをする企画を立てました。その様なイベントを活用していきたいと思います。個人的にはクリスマスイブに街中に出るのは有り得なかったのですが、みんなと出るようになって楽しくって仕方ありません。
 今お話したように、2つの方向性を持って活動を進めています。そして、当事者同士がつながっていく取り組みとして、是非皆様に紹介したい活動があります。それは、被災地障害者センター石巻でおこなわれている活動です。この活動は、まさに障害者による地域活動です。これは当然、全県的に広げなければならないものですが、自立生活センターたすけっとが16年間活動していて、ほとんど浸透していない。そして、現在は仙台市部の活動が停滞気味でもあります。石巻での活動に刺激を受けつつ、活動を続けたいと思います。以上
●被災地障害者センターみやぎの石巻支部の文集No.1が発行されました。
◎障害を乗り越え、自分のことは自分で決められる地域社会を目指して
○3・11東日本大震災からの復興へ向けて集まった、石巻の仲間たちの手記を綴りました!
○目次…1・阿部俊介…2・石森祐介…3・箕田朗子…4・NPO法人障碍児と共に歩む会小林厚子…5・東松島市チュウリップの会八木信大…6・なないろの会八木祐子…7・伊勢知邦子、里加…8・新田綾女、理恵…9・川口倹司、清美…10・浅野敬志、雅子…11・資料
●申し込み、問い合わせ、被災地障害者センターみやぎ・石巻支部TEL&FAX・0225-25-5388
●編集後記
被災地障害者センターみやぎ・石巻支部は、2011年10月1日に開所しました。当日は、冊子に寄稿された方々以外にも、大勢の障害当事者や関係者の方々が集まり、石巻地域の福祉を元に戻す復旧ではなく、新しい街作りや地域としての復興をどうしていくのか、という白熱した議論を展開されていた記憶があります。
ボランティアとして現在まで約半年間関わってきましたが、当初は日常生活もままならず、やり場の無い怒りや諦めなど複雑な感情を持たれた方が多くおられました。ましてや、自分の将来のビジョンや地域の復興など考える余地など遠い先の話。
 しかし、人間はそのような複雑な感情を抱えつつも、自分の将来を、地域の復興を真剣に思考し、前に歩み出す存在だと、私の眼前で見せてくれました。障害を抱えていても、この地域で自立的な生活を送りたい。その思いをどうやって実現していくのか?
 石巻支部では、そのような考えを持たれた方々が集まり、少しずつではありますが、日々、一歩一歩前へ歩みを進めております。・・身体障害で一人暮らしをしたい方、知的障害で施設ではなく地域の中で生活をしたい方、重度重複障害で医療的ケアの充実を望んでいる方、そして何よりも今回の大震災を契機に、地域の繋がりを深め、地域福祉の充実を図ることが、大震災が起きても、地域の絆が人命を救うという教訓を、全国に伝えられたらとの思いで、みんなと一緒に実現に向けた活動をしております。
○追伸
 石巻支部設立にご協力頂いた、ゆめ風基金被災地障害者センターみやぎ仙台たすけっとの皆さま方に感謝。東松島・石巻・女川地域の住民の皆様にも感謝。そして、実際に活動をしていただいた全国のボランティアの皆様にも感謝いたします。
以上
被災障害者支援ゆめ基金に寄せられた救援金、金額は、1月25日までに、209206167円です。これまでに支援した団体、個人への金額は12月31日までに、123599050円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
 hideの40年来の畏友で、長く部落解放運動に関わり、その後、おふぃす敏デザイン、コピーライター、その他何でもありの企画個人事務所・いしはらびん&ヒロ子(大阪府豊中市、●TEL&FAX・06-6332-4980・携帯090-1714-5190)を開設して活躍中の石原敏さんが発行している、ハガキ通信ごちゃまぜカメレオンつうしん第21号からの抜粋!
 まだ10か月しかたっていないのに、脱原発世界会議NGOをベタ記事でしか報道しないメディアって何?風化・を言うにもかかわらず、自らが・風化・しています。
 無主物なる言葉をはじめて知りました。ゴルフ倶楽部が、東電に汚染の除去を求めた仮処分の裁判で、飛び散った放射能は他人の土地にくっついたのだから、東電のものではない。無主物ただよう霧や海の魚のようにだれのものでもないというのが妥当と答弁し、東京地裁はこれを認め、訴えを退けたという。
補償を視野にいれていることはあきらかで、まさに、東電イコール国、一体です。40年が脱原発に向かうのでしょうか?よしんば実現したとしても10万年~後は?懺悔の値打ちもない方々が多すぎます。
 玄界灘の海底で、元こう蒙古襲来文永・弘安の役の時のものとみられる船が発見され、歴史的大発見とのことです。でも、それはあくまで船のことであって、フビライに征服され、漕ぎ手とされた民のことではありません。鎌倉幕府の尖兵として、対峙させられたのも民です。
 何次まであるのかわからない、原発の下請け労働者に重なります。農をすて過疎としカネ・カネ・カネで原発を造り、制御も最終処理もできないことにはフタをし、中間でごまかし海に捨て、想定外の厚顔無恥。東電、関電、九電…の傲慢さ、情報を隠し続ける国…。民にとって不条理は永遠?
後略
●ゆめ風事務所に届いたお便りから!
○この度は、ゆめのたね融資の推薦をいただき、また、たくさんの資料も送っていただき、ありがとうございました。これからは、様々な活躍に参加させていただければ、うれしいです。まずは、秋の新設に向け、1つずつ、準備を進めていこうと思います。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。大阪市・あゆみ工房、H
●去る1月20日に開催された、「3月11日、揺れてもパンをこね続けたコッペの話」・講演●講師・障害のある人15名、障害のないひと7名が共に働く、仙台市内のパン屋さん代表の飯嶋茂さん
●主催団体・障害者とともにを考える企画グループちまちま工房
◎TEL072-735-7901FAX072-725-0244
○近日中に、手作り豆腐店開店のために、修行中。大阪府箕面市●代表の永田千砂さんのごあいさつを、ひとつの被災障害者救援の形として、ご紹介します。
○本日はお忙しい中、ちまちま工房主催第3回講演会「仙台の共に働く・3月11日、揺れてもパンをこね続けたコッペの話」にご来場いただきありがとうございます。宮城県仙台で活動されているコッペの飯嶋茂さんの20年にわたる取り組みより、障害をもっている人と共に働く現場のこと、3月11日の地震から10ケ月がたった中で感じてこられた、また、現状についてお話しをいただきます。・・中略・・コッペは自立支援法制度下で就労継続支援B型事業所として活動されており、障害をもっているスタッフ3名方と雇用関係を持っているなど、共に働く実践に多くを学びたいと思います。
 箕面で、障害のあるひととないひとが、すすめてきた共に働き、経営を担う30年の歴史を重ねつつ、今後の在り方や展望につなげて参りたいと思います。
●コッペの連絡先・宮城県仙台市宮城野区松岡町17-1◎TEL&FAX・022-299-1279
以上!

障がい者制度改革推進会議「震災と障害者」 AJU自立の家から 

 1月23日に開かれた第37回障がい者制度改革推進会議が開かれ、「震災と障害者」をテーマに議論された内容が、AJU自立の家(名古屋)の「東日本大震災 被災障害者緊急支援サイト」に掲載されています。この会議では参考人としてJDF被災地障害者支援センターふくしま代表の白石清春さんとゆめ風基金の八幡隆司が出席しました。
(1)「災害時要援護者」に対する取り組みについて
(2)安否確認と支援ニーズの把握について
(3)災害直後における障害者支援のあり方について
(4)復興に向けた障害者支援のあり方について
上の4つのコーナーに分かれて議論された内容についての動画ファイルがあるほか、それぞれの議論の要約と水谷さんの所感が書かれていて、とても充実した記事です。
 ぜひごらんになってください。
AJU自立の家「東日本大震災 被災障害者緊急支援サイト」
第37回障がい者制度改革推進会議 傍聴メモ by 水谷

1月28日の街頭募金にご協力ありがとうございました。

1月28日の街頭募金は11人のご参加をいただき、36,400円の募金額となりました。
寒い中参加してくださったみなさん、そして募金してくださったみなさん、ありがとうございました。
次回は2月11日(土・祝)午後1時~5時 大阪なんば高島屋前です。
よろしくお願いします。

人工呼吸器を使う林京香ちゃんが普通学級入学

インクルネットより転載
インクルネットのみなさま
名古屋の川本です。
名古屋市瑞穂区の人工呼吸器を使う林京香ちゃんが
名古屋市立堀田小学校の普通学級の入学が認められました。
市教委は今日就学通知を発送したということです。
今朝、堀田小学校から連絡がありました。
今日の中日新聞夕刊の一面に記事が掲載されましたので
お送りします。
応援を頂いたみなさま、ありがとうございました。
名古屋「障害児・者」生活と教育を考える会
川本道代
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名古屋「障害児・者」生活と教育を考える会 
愛知「障害児・者」の高校進学を実現する会
           川 本 道 代
中日新聞夕刊

「世界ボランティア白書」共同通信社配信・全国各地12紙の記事

 先日、国連ボランティア計画(UNV)が発表した「世界ボランティア白書」でゆめ風基金と障害当事者ボランティア派遣プロジェクトが掲載されたことをお伝えしましたが、共同通信社の配信により全国各地の新聞に掲載されました。
 国連ボランティア計画(UNV)は世界のボランティアリズム推進を支援する国連の機関で、2011年12月5日、ニューヨークで開催された「ボランティア国際年」10周年を記念する国連総会の本会議で「世界ボランティア白書」を発表しました。
 昨年6月28日に東京代々木のオリンピック記念青少年センターで開催されました「ボランティア国際年+10」推進委員会設立記念シンポジウムでゆめ風基金の八幡理事が講演しました。
 そのシンポジウムの模様をUNV東京事務所の長瀬慎治様がUNV本部(ドイツ・ボン)に報告してくださり、白書の「ボランティア活動と社会包摂」の章で障害当事者ボランティア派遣プロジェクトが紹介されたのでした。
 国連ボランティア計画東京事務所の長瀬慎治様よりメッセージとともに、共同通信社発信の記事を送っていただきましたので紹介させていただきます。
ゆめ風基金御中
 寒中お見舞い申し上げます。国連ボランティア計画東京事務所の長瀬です。
皆様のご協力のお陰で昨年12月5日に世界発表され、12月6日に東京でも記者発表をさせていただきました「世界ボランティア白書」に関する記事が添付のとおり共同通信社様の配信により12の地方紙でとりあげられましたので、ご連絡申し上げます。記事内でも白書で紹介させていただきましたゆめ風さんの紹介をしていただいております。
 ご査収いただきたくお願い申し上げます。
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
国連ボランティア計画東京事務所
駐在調整官
長瀬慎治
「世界ボランティア白書」共同通信社配信・全国各地12紙の記事(PDFファイル)

ヒデの救援レポート、1月30日

ヒデの救援レポート、1月30日:56
●被災地障害者センターいわて・宮古事務所ができました!
 私たち被災地障害者センターいわては、東北関東大震災被災障害者救援本部及び阪神淡路大震災を教訓に生まれたNPO法人ゆめ風基金の全面的なバックアップを受け、県内幾つかの障害者団体により構成されている団体です。
 これまで岩手県沿岸部を中心に被災障害者支援を続けてきましたが、よりきめ細やかな支援を行えるようにとこの度宮古市の商店街に事務所を構えることとなりました。今後この事務所を拠点として近隣の支援や交流活動などを行い、被災地の復興に向け少しでも力になれたらと考えています。・・地元の方との連携を図るとともにみなさまのご協力も頂きながら進めていきたいとおもいますので、よろしくお願いします。
●活動・相談内容
○送迎をしてほしい…通院などの送迎を車でしてほしいなど
○悩み相談…いろいろと話しを聞いてほしいなど
○交流活動…事務所を利用した茶話会や研修会などを予定しています。
○その他どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。
●スタッフ募集被災地障害者センターいわてでは宮古事務所で活動して下さるスタッフを募集しています。車での送迎サービスや様々な支援活動を行うための専従職員、有償・無償ボランティアなどです。くわしくは盛岡事務所までお尋ねください。
●宮古事務所宮古駅前、かんの書店の道路を挟んで向かい側
◎宮古市末広町6の8 
◎TEL0193-77-3636
●被災地障害者センターいわて・盛岡事務所
◎岩手県盛岡市本宮1-3-20・光立ビル1F
◎TEL&FAX・019-635-6226
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、1月25日までに、209206167円です。これまでに支援した団体、個人への支援総額は、12月31日までに、123599050円になります。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの吾亦紅風景
 吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。大きな声、叫び。大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、われも、また、赤い吾亦紅と咲くのです。
新聞全国紙ではなかなか報道されない原発事故に関する記事。
福島県地元新聞からの記事の抜粋!
●棄民政策やめて
◎内部被ばく無視の国際基準
○郡山市、福島市とルギヌイ地区の土壌汚染度の比較図
○チェルノブイリ周辺の地図
○福島の原発周辺の放射性セシウム137の土壌汚染マップつき
●矢ケ崎氏は、国際放射線防護委員会が定める一般人の年間被ばく線量の限度、1ミリシーベルトにも危惧を強めている。同地区の管理強化ゾーンは被ばく線量が1・59~0・83ミリシーベルト。つまり、国際放射線防護委員会の基準前後で多くの病気が発症していることから、内部被ばくを無視しており、基準自体が疑問だ。
 その背景について核戦略原子力利用を推進してきた米国の存在があると続ける。原発を運営する側の立場を優先させ、人の健康を後回しにしている。日本の科学者も米に追随して、放射線の健康被害を隠ぺいする工作に加わってきたチェルノブイリ事故でも、同様だ。
 数々の健康被害が報告されながら、被害を極めて少なく見せようという動きがまだ主流を占めている。矢ケ碕氏が典型的な例とするのは、国際原子力機関の依頼を受けた国際諮問委員会の報告だ。その中では、住民は放射線が原因とみられる障害を受けていない。悪いのは放射能を怖がる精神的ストレスだと述べられていた。
 国際放射線防護委員会が100ミリシーベルト以下では健康被害へのデータがないとの立場を取っていることや、国が国際放射線防護委員会の勧告に従い、年間被ばく量の限度を20ミリシーベルトにしょうとしたことについて、到底許し難い。放射能の犠牲者を意図的に隠しながら、今も生み出していると切り捨てた。
 こうした怒りはどこから来るのか。長野県松本市の出身で、物理学を学ぶために広島大大学院に進学。被爆者と接して平和への思いを深め、原爆の健康被害を認めようとしない国の姿勢に疑問を持った。琉球大の教授だった2004年から、原爆症認定集団訴訟を支援。内部被ばくについて二度証言に立ち、一審、二審の19回の判決全てでの勝訴につながった。
●学校疎開の訴訟を支援
 矢ケ碕氏は今、新たな訴訟に力を貸す。6月に郡山市の児童・生徒と親たちが、同市に学校ごと疎開する措置を求める仮処分を福島地裁郡山支部に申請。その親たちから要望を受け、9月上旬に冒頭の内容をまとめ、意見書として提出した。同支部は意見書を受けて審尋内容の見直しを表明し、結審は先に延ばされた。
矢ケ碕氏はお母さん方は、血のにじむような思いで暮らしている。その努力で日本の子どもたちが守られているということを忘れてはいけないと訴える。
 収穫の秋を迎えた。ウクライナでは汚染食品への警戒を怠った人も少なくない。国は暫定基準値を超えた食品の出荷を禁じているが規制値以下ならただちに健康に影響はないという姿勢だ。政府が生産者と消費者を分断させているようなもの。今の方針では被ばくし続けるとして、矢ケ碕氏は提言をする。汚染された土地の産物は売ってはいけない、食べてもいけない。
 汚染食品は政府が買い上げ、生産者の生活を保障すること。また、田畑が汚染されたため農業を離れざるを得ない生産者には被災地以外の休耕田、耕作放棄地を一時的に貸すなどの仕組みもあっていいのではないか。
 今後、予測される健康被害を前に、検診制度の充実と医療的な保障制度づくりも急務と言う。国はチェルノブイリ事故や原爆訴訟がなんであったかを受け止め、学んで改めてほしい。このままでは棄民政策といわれても仕方がない。
●デスクメモ原発事故後の対応は憲法違反。なぜ問わないと君は怒る。
 福島県民の年間被ばく限度値は当初20ミリシーベルト、自主避難者への冷淡、食品暫定規制値の高さ、情報隠し・・主権在民は一体どこ?主権は国民にあると日本国憲法は前文で宣言するが主権在官か在政、在電の国さが耳に残る・呂・
●これも少し先のことですが、お知らせです。ゆめ風基金の呼びかけ人のおひとりで、視覚障害者の落語家、笑福亭伯鶴さんは、阪急電車三国駅ホームから電車に引きずられ転落。長い療養生活をしておられましたが、この度、やっと復活されました。それを祝福するイベントです。
●どや!伯鶴の会
◎012年6月10日(日)
○午後1時30分より
○前売り2500円・当日3000円
◎会場・クレオ大阪西・大阪市此花区西九条6-1-20
◎TEL・06-6460-7800
・JR環状線・阪神なんば線、西九条駅から徒歩3分
●落語・笑福亭瓶太○漫談・趙博○落語・桂文福○落語・露の進治○落語・笑福亭伯鶴○三味線・はやしや香穂
●主催どや!伯鶴の会実行委員会&伯鶴復活プロジェクト
問い合わせTEL・072-724-2341・さとう
●被災地3県での救援活動は、沿岸部に次々と障害者拠点が作られ、どんどんと広がっています。それにつれ、支援金の額が大きくなり、いずれ、ゆめ風基金の財力を超えてしまいます。活動の継続のために、そうならないように、努力はしますが、各拠点が行っている活動を継続発展させるためにも、少しずつでも現在の活動を事業化して、自己財源化する事が浮上するでしょう。ゆめ風基金にお金が無尽蔵にない以上、知恵を絞らねばなりません。 そのために参考になるであろう連続講座が開催されていますので、お知らせします!
●社会的雇用の国モデル事業化へ向け、様々な視点から働くことを検証する
●第2回◎法律の視点から~障害者雇用と法律、障害者が労働者として働くために
◎講師・竹下義樹さん・弁護士・障害者制度改革推進会議就労合同作業チーム委員
●2012年2月24日(金)午後6時30分より
●第3回・◎社会福祉の視点から~
◎国際障害者年81年以降の、障害者と労働を取り巻く動き
◎講師・佐藤久夫さん・日本社会事業大学・社会福祉学部教授・障害者制度改革推進会議総合福祉部会部会長
●3月9日(金)午後6時30分より
●主催箕面市・運営、問い合わせ、財団法人箕面市障害者事業団
◎TEL・072-723-1210
◎FAX・072-724-3383
●なお、会場は、いずれも◎箕面市立障害者福祉センターささゆり園
箕面市西小路3-9-9阪急電車牧落駅から、東へ1キロ。
以上

本日午後1時より街頭募金を行います。

本日28日(土)午後1時より午後5時まで、大阪なんば高島屋前で街頭募金を行います。
 寒いので、参加されるみなさんはほんとうに大変だと思います。
 どうか暖かい服装でご参加ください。午後1時より午後5時までの時間帯のどの時間に参加していただいても結構です。
 よろしくお願いします。

東日本大震災の被害に対するご支援の御礼

東日本大震災の被害に対するご支援の御礼
私たちNPO法人響生(ひびき)は、岩手県一関市千厩町の自然に恵まれた土地で、旧保育園を改修した建物を拠点として活動しております。
障がいのある子どもたちが自分らしく地域で暮らしていくために、日常生活の基本の動作の指導や集団生活の適応訓練などを行う「児童デイサービス」という活動を行いながら、地域の方々と協力・連携しながら「まちづくり」を行っております。
昨年3月11日の東日本大震災では、地震による内外装の破損や備品の損壊、また停電による給湯設備の破損などの被害がありました。ただ幸いなことに児童デイサービスを利用している子どもたちやスタッフに怪我はなく、子どもたちをご家族のもとへ無事お返しすることが出来ました。
しかしガソリン・灯油の品薄に加え給湯設備の破損により、お湯が使えない状態が長く続いたため16日間活動休止を余儀なくされました。
活動再開後も余震が続き早く改修工事をしたいと考えておりましたが、資金的に厳しく困っていたところ、ある偶然の出会いを通じゆめ風基金さまとつながることができました。
地元建築業者が多忙のため工事期間が長期になりましたが、昨年末には改修工事および保育室のガラスを割れないガラスへ交換する作業など全ての工事が完了いたしました。
余震はなお続いておりますが、これで安心して子どもたちと関わることが出来るとスタッフ一同感謝しております。
これからも活動の目的の達成に向け精一杯努力して参りますので、変わらぬご指導・ご支援をお願い申し上げます。
参上いたしまして御礼申し上げるのが本意でございますが、粗状をもち御礼のご挨拶にかえさせていただきます。ご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました。
NPO法人 響生(ひびき)
理事長 杉山 浩

被災地障がい者センターいわてのブログ

 被災地障がい者センターいわてでは、昨年の12月に宮古事務所が活動を開始し、ブログでの情報は新も活発になっています。
 今年にはいって下記の記事が掲載されています。また、昨年の12月の記事では開所のようすや豪雪のようすなど、宮古での支援活動の厳しさの中でもこれからの活動への意気込みを感じる素敵な報告が掲載されていますので、ぜひごらんになってください。
ボランティアプラットホーム
初めて仮設住宅を回って
宮古日記 ③
PC8台、寄贈いただきました!
宮古日記 ②
宮古事務所新年会に参加して
宮古日記 ①
新年会とお願い
宮古事務所で新年会開催
被災地障がい者センターいわてのブログ