ヒデの救援レポート:2013年9月30日№138

●今日は、9月最後の日。
明日からは、10月です。
人間がいくらあくせくしても、時は巡り、季節は移ろいます。
深まり行く秋を愛でつつ、それにしても、暑いと秋空を見上げるhideですねえ~!


月刊むすぶ№511号からの転載
・連絡先
ロシナンテ社 TEL&FAX 075-533-7062(京都市)
2013年、福島、夏。(フォトレポートと題されていますが、写真抜きの文章のみ)
8月17日早朝。
築地のビジネスホテル。
なかなかいいホテルだ。
Yさんは、車いすの障害者。
そして障害者カヌーのパイオニア。
そんな彼の運転で一路、福島へ。
お盆の最中、東京の街は静かだ。
渋滞もない。
車は北へ走るのだ。
関東平野は広々としている。
宇都宮を過ぎると高原の風景が視界をうめる。
田んぼは目に眩しい緑がキラキラしている。
二本松市東和町。きれいに手入れされた棚田が続きます。
この地にも放射能は降り注ぎました。
その中、農業者は田植えを続けました。
稲を育てました。
結果、放射能はNDがほとんどでした。
(ND:Not Detected=不検出・訳注ゆめ風基金)
日本の農業が奇跡を生み出しました。
飯館村に入ると耕されない田んぼが、畑が広がります。
Yさんが言います。
『これは犯罪だ……』
この犯罪に誰が責任を取るのでしょうか。
東京電力と政府はその間違いを認める必要があります。
わたしたちの責任は、こんな原発依存の世の中を作ってしまったこと。
そのためには、その根っこをちゃんと検証することだと思うのです。
人間には見えない、匂わない、感じない放射能。
だからこそ不安。
しかし日常の生活は営まれている。
私たちが生きている間、私たちが死んだ後も、もう元には戻らない。
浪江町の街並みを写真に撮ることは出来なかった。
いや、しなかった。
2年半も経過してもなおあの惨状。
人の住まない家は傷むのが早い。
そこに生活していた人たちを思う。
そこに盗みに入る人たちを思う。
人間の人間であることを思う。
行ける人は行こう。
自分の目で見て、考えて欲しい。
震災、原発、被災者を
(文・写真S&Y)以上


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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
「大阪ボランティア協会出版部」
連絡先
TEL 06-6809-4903
FAX 06-6809-4902
「ウォロ」2013年6月号からの転載。
●東日本大震災・宮城から-復興を考えるソーシャル学生ネットワーク(IFIAM)の情報発信
岩崎真実(情報ボランティア仙台)
1989年仙台市生まれ。
東北学院大学文学部キリスト教学科卒。
東日本大震災を経験後、2011年4月から被災地の情報発信を支援する「情報ボランティア仙台」に参画、共同代表を務める。
2012年4月から河北新報社の「東日本大震災アーカイブプロジェクト」スタッフを経て、13年4月から東北学院大学災害ボランティアステーションの職員に。仙台市青葉区在住。
・毎週木曜21時から生放送
『皆さんこんばんは!IFIAMのお時間です』
オフィスビルが立ち並ぶ仙台市青葉区北目町。
その一角にある貸し会議室「ファイブブリッジ」からMCの威勢の良い声が響く。
被災地をメディアでつなぐプロジェクト「笑顔311」は、無料動画配信サイトを流す番組『IFIAM』の収録だ。毎週木曜日、午後9時から生配信している。
内容は、復興活動に携わる団体や個人の紹介、東北の復興に関する若者の公開討論など。
配信当日は会場で観覧できるほか、ソーシャルストリーム機能を使い、遠方にいる視聴者と積極的に交流を図る。
番組名の由来は「震災を他人事ではなく、自分ごととして捉えてもらえるように」との願いを込めながら、震災で特に被害が大きな岩手県、福島県、青森県、宮城県、茨城県の5県の頭文字から取った。
・100回記念は24時間配信
震災から1ケ月の2011年4月11日に初配信し2周年。
それを記念して4月末には24時間連続の特別番組を放送した。
「若者に伝わるリアルな」をテーマに、過去にゲスト出演した人の紹介や、会場を飛び出して被災地の今をロケーションする企画、メンバーの素顔が垣間見えるミニコーナーなどを設けた。
初配信から携わるリーダーの庭田苑香さん(22)は:時間的な都合から普段の配信を見られない人たちのために24時間配信を決めた。
多くの人に感謝を伝えると共に、「心から楽しんでいただける番組にしたい」と話す。
●視聴0人→4000人!
今でこそ運営はスムーズだが、最初は苦労の連続だった。
動画配信や映像処理に関しては、全員が素人。
機材がうまく使えず配信を中断させたり、知名度不足から視聴者が0人だったりすることが多々あった
挫けそうになった時、心の支えになったのは出演者や来場者だった。
「被災地支援につながる情報を発信したい」という思いで奮闘するスタッフの姿を見た人たちが、番組を口コミで少しずつ広めてくれた。
今では、ボランティアや復興に関わる人たちから注目される番組の一つに成長した。
特別番組の視聴者数は4000人を超え、会場を直接訪れた視聴者は70人を数えた。
中にはビニール袋いっぱいの差し入れを抱えて訪れる人もいた。
配信が終了した瞬間、会場が割れんばかりの拍手が起こった。
スタッフ一同、安堵の表情を浮かべた後、来場者に深く頭を下げた。
MCを務めた東北文化学園大学4年竹丸直翔さん(21)は「学ぶことばかりで、反省点もたくさんある。これからの番組作りに生かしたい」と振り返る。
マスメディアの震災に関する報道が少なくなっている今、メンバーたちは動画配信を通して、人々の被災地に対する関心を途切れさせないように奮闘している。
『知ることから始まる支援もある』ということを、一同心得ている様子だった。
【IFIAM】は、被災地が復興するまで配信を続けるだろう。
番組がインターネットという国境のない世界を通して、多くの人の目に触れることを願う。
以上

ヒデの救援レポート2013年8月26日№133

●9月23日、hideは、71回目の誕生日を迎えました。
めでたくもあり、めでたくもなし~です。
メール発信が遅れたコトの言い訳にしか過ぎまへん。


ゆめ風ネット福岡のNPO法人「ちくほう共学舎【虫の家】機関誌~虫の家だより:№103号からの転載
●連絡先
TEL&FAX 0949-62-6003
「原発労働者~梅田隆亮さんに出会う」小野新一
・九州電力本店前で「さよなら原発」テントを立てて、「国策」である「核」発電所の「即時停止・即時廃炉」を求めて、座り込みを続けておられる青柳行信村長に、敬意をこめてテントの立ち上げの手伝いなど月一度で通っています。
そのテントで出会うべくして出会ったのが、「原発労働裁判・原告」の梅田隆亮さんです。
7月17日(水)に第6回口頭弁論があった福岡地方裁判所に行ってきました。
梅田さんは、島根原子力発電所の「炉心」近くで、直径5センチメートルの穴を塞ぐ作業をされています。
もちろん、「放射能を防ぐ~鉛」を溶かして穴を塞ぐ作業です。
私も溶接やセメントの養生作業、鉄筋加工の肉体労働をしてきたせいか、第一印象は、梅田さんが身振り手振りで話されるお姿が、労働現場の兄貴のような同僚に見えて、過去の労働現場へフラッシュバック体験するようでした。
「さよなら原発テント」で私の真向かいの椅子に腰かけられた梅田さんは、
『僕は炉心を抱きかかえるような仕事をしたのです。溶接とか…』
原子力発電所ノ炉心オ抱カカエルヨウニ、溶接トカ資材オ運ンダリ…:。
(私)も、うだるような熱さの中で溶接の火花に火傷しながら、非正規雇用の労働をし、消費社会に囚われて幻想の国家に税金を納め、人間以下の扱いを受け、人間以下の労働をしてきたのではないのか…?
梅田さんのように、「私」が梅田さんになって、いつの間にか、島根原子力発電所の「炉心」の5センチメートルの穴を塞ぐ作業をしているのではありませんか?
「私」は視えない放射能に曝され…。
「被曝労働者・梅田隆亮」の労災認定をもとめる裁判を傍聴することは、「私」が人間らしく生きていく手がかりや、今もフクシマ原発の収束、除染作業に身体をはって働く、下請け、孫請け末端労働者の苦悩の叫び声を聞くことになります。
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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、「われも、また、赤い【吾亦紅】」と咲くのです。
●障がい者福祉サービス事業所「白石かがやき園機関誌」コスモ9、10月号からの転載
連絡先
社会福祉法人 北海道札親会
TEL 011-861-6210
FAX 011-861-6424
・避難訓練を終えて・毎年、行われている避難訓練を今年も6月25日(水)に実施しました。
当日は白石消防署からも応援に駆け付けていただき、119番の通報から、避難、消火の様子をしっかり見ていただき、最後に講話をいただきました。
通報では、焦らず、ゆっくり、はっきりした口調で伝える事が大事であり、実際の場面でも焦らないよう訓練を重ねていく事が大事であると再度学習しました。
避難において、利用者の皆さんは低い姿勢をとり、口元に手やハンカチを当てて避難する事ができていたと消防の方からほめられています。
職員も見習わなければならないと実感しました。
消防の方からも助言をもらいましたが、それは、実際の避難の時に、誘導する職員が煙による呼吸困難になった場合、しっかりとした避難誘導が難しくなる、もしくはできなくなる事が考えられるからということです。
今回助言を受けたことを職員の間で全体周知し、次回の訓練に反映するとともに、実際にそのような状況にあった時にも役立てられるよう普段から心掛けていきたいと思います。
今回の避難訓練もとても貴重な体験となりました。


●「原発を止めた裁判官~井戸謙一元裁判官が語る、原発訴訟と司法の責任」
神坂さんの任官拒否を考える市民の会編
現代人文社刊行、A5版・96ページ
900円プラス税
・原発運転差し止め判決をくだした井戸謙一元裁判官がその判断過程を語り、自身がかかわった事件と裁判官生活32年を振り返る。
国と電力会社の主張を優先してきた原発訴訟に対する司法のあり方、裁判官の独立を考える。
・第1部・原発訴訟と司法の責任
1.裁判官としての生き方
2.志賀原発2号機運転差し止め判決
3.福島原発事故で考えたこと
4.最近の裁判所の状況
以上

【拡散希望】映画上映会のお知らせ

全国にじわじわと広がっている「映画:逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」の上映会が、
下記の日程で行われます。
さらに、この映画で辛い胸中を吐露されている、福島の鈴木絹江さんをお招きして、
シンポジウムも同時開催!
映画「逃げ遅れる人々」&鈴木絹代さん(福島)シンポジウム
日時:2013年9月28日(土)13:00~17:00
【スケジュール】
13:00 「逃げ遅れる人々」上映
14:30  鈴木絹江さん講演
16:30 「逃げ遅れる人々」上映
会場:ピース倶楽部(大阪市浪速区)
アクセス:地下鉄大国町駅4番下車※エレベーターは5番出口 徒歩5分
地図
詳しくはこちら♪
震災から2年半たった今の、福島県民の思いを共有して頂ければ幸いです。
今も被災し続けている人がたくさんいることを・・・忘れずに。

街頭募金ご報告♪

台風が接近する前、9月14日にいつもの場所で、街頭募金が行われました!
お天気は良く、参加者も35人!
お疲れ様でした~!
写真が手元にないのですが、この日も道行く人に大声で、
東北のことを忘れないで!と、訴えてくれたみなさん、感謝です!!
そして、53,340円のご寄附をしてくださったみなさま、ありがとうございました!
先のブログでも告知させて頂きましたが、台風被害を受けた障害者施設など、
必要とされるところへ、お届けしていきます!
一緒に声を出して
一緒に歩いていく道を作っていく
一緒に未来を思い描いていく
次回は10月12日です。

台風18号における障害者拠点の被害について

先の台風18号で被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
同時に、お亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
皆様、テレビなどでもご覧になったかと思いますが、
日本を縦断した台風18号は、水害、突風など甚大な被害をもたらしました。
このブログをご覧になっているみなさん、
障害者の生きる場、働く場で被害を受けられたところをご存じではないですか?
必要なところへ「救援金」をお届けする、そのときだと思っています。
大変な思いをしている障害者関係の拠点があればお教えください!
小さなところから、お届けさせて頂きます。
詳しくは、ゆめ風基金までお問い合わせください。
電話 06-6324-7702
FAx  06-6321-5662
一日も早くもとの生活にもどれますように・・・
【拡散希望!】

ヒデの救援レポート:2013年9月17日№136

●9月16日、hideん家のピンポーンが鳴り、玄関のドアを開けると、見知らぬ人が立っていた。
その人物は、「民生委員の○○です」と名乗り、「敬老の日の記念品を持ったきた」、と告げた。
ファミリーでもない赤の他人が、hideの年齢を知ってる不思議。
どこで、その情報を手に入れたんだろう。
個人情報保護法は、どのように機能しているんかなぁ?と、ちょっと気味が悪くなった、昼下がりでした。


●兵庫県尼崎市のみんなの労働文化センター機関誌「ぽれぽれ通信№52号より転載。
連絡先
TEL 06-6497-2105
FAX 06-6497-2105
「被災地は今~【それでも、海辺のまちで暮らしたい】~奏海の杜のこれからと私たちにできること~」
報告:吉本奈央子
★その2(前回からの続き)
・建物を建てる段取りが少しずつ進み、予定地の草刈りをするよーと教えて頂いたので、センターのみんなに話をしたところ、有志でカンパを集め、草刈り機を贈らせてもらえることになりました。
草刈りって聞いたのに。
雑草を鎌でシャカシャカやるのが草刈りじゃあないの?細かいけど竹がめっちゃ生えてるやん!
これは……開拓!
まずは子供たちが鎌入れをし、その後大人たちが草刈り機でワーッと切り開いていきます。
竹を切って、下草を刈って、それを一カ所に集めてと作業すること1時間半、竹林が広場になりました!
子供たちや職員さんのご家族はもちろん、全国からのボランティアに加え、日ごろ福祉関係の仕事をされていない地域の方もたくさん来ておられており、もちろん子供たちもしっかりお手伝いをし、素敵なチームワークができていました。
草刈りの後は、被災地障がい者センター石巻との合同企画でバーベキュー大会があり、こちらにもたくさんの方が参加されました。
思い思いに遊ぶ子供たちと、それを優しく見守る大人たち。震災で失われ、元に戻せない部分はたくさんありますが、それを乗り越え、新しい形での未来を目指すパワーがここにはあります。
これからも、この仲間のつながりと、地域とのつながりを大事にして、南三陸町には奏海の杜があるから大丈夫といわれるような団体に成長されるように、微力ながら支援を続けていけたらと思っています。
というところで、なんと!みんなの労働文化センターに奏海の杜の職員さんが研修に来られる予定があるのです!障がいをもつ人との関わり方を勉強させてほしいって!
大丈夫かな。
Mちゃんに遊び相手としか思ってもらえてないところとか、Sちゃんにババァって言われるところとか、Kさんに車椅子でひかれるところとか見られるのか。
心配になってきた。
けど、うちには何十年と障がいのあるなしに関係なくみんなで一緒にやってきた仲間がいます。
障がいのある人が街を歩けば大注目だった時代から、施設ではなく地域で生きるために、自分たちでできることを続け、昼間は作業所で働き、夜は自分の家に帰ってヘルパーさんや世話人さんと暮らす生活を実現させてきました。
阪神大震災で被災しても復活し、制度が変わってもなんとか乗りこなし、これからも地域でみんな一緒に生きていくことを目指して、あまりスタイリッシュではないけれども、地道に活動を続けている人がたくさん……
そうだ!その人たちにまかそう!
みんなの労働文化センターは、これからも、被災地への支援を続けていきます。
その時々に合わせて、必要とされる形は違ってくると思いますが、私たちが被災した時にたくさんの方に助けてもらったように、今度は私たちが支援をし、恩返しをする番です。
そして、支援を続けて、被災地だけでなく、近隣の団体や個人ともつながりを深め、近々関西で起こると言われている地震やそれ以外の災害などに備えられることを目指します。
8月には、石巻から、障がいをもつ子供さんとお母さん5組が関西に遊びにこられる予定があります。
今年の夏はこれまた暑いけど、いっぱい遊んで経験して、将来の夢をふくらませてほしいなと思います。
その報告はまた次号で!
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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
・「NPO法人研究学会・第17回全国大会」特別セッション
「善意は被災者に届いているか~東日本大震災の寄付の大半が行政的配分に委ねられた理由を探る~」
日時:2013年9月22日(日)
午後1時30分~4時10分
場所:近畿大学11月ホール(近鉄奈良線八戸の里駅下車)
主催:NPO法人研究学会
先着順、参加無料。
●出演者によるパネルディスカッション
司会:江田寛(公認会計士)
パネリスト
岩永清滋(公認会計士、ゆめ風基金理事)
大久保朝子(NPO法人杜の伝言板ゆるる代表理事)
藤井秀樹(京都大学大学院教授)
牧口一二(認定NPO法人ゆめ風基金代表理事)
問い合わせ
全国大会事務局
TEL 06-4307-3332
FAX 06-6729-2493
●開催趣旨
・NPO法人研究学会では、学会員の研究成果を外部公開し、地域の皆さまや業界関係者に向けた情報発信および議論の場を積極的に提供することによって、広く社会に貢献することを目的として、このたび特別セッションを開催する運びとなりました。
本セッションでは、東日本大震災の復興に向けて全国各地から送られた義捐金が、現地で支援活動を行うNPOやNGOに十分に行き届かなかった点を取り上げて、義捐金配分システムのあり方について議論します。
被災後4か月が経過した2011年7月中旬までに義捐金は3000億円に達していますが、この時点で被災者に配分されたのは775億円(25%)にすぎず、現地で支援活動を実施していたNPOやNGOからは資金の不足が指摘されていました。
その一方で、義捐金を得られた法人であっても、それが一部に集中したため、実際は使い切れなかった法人も存在しているようです。
しかし、このような義捐金配分の偏りについて真摯に議論する場がこれまで設けられていませんでした。
このような状況を踏まえて、NPO法人研究学会では、特別セッションを設け、義捐金の受け皿となるNPO・NGO等の民間セクターは人々の善意を届ける十分な役割を果たすことが出来たのか否か、一体どこに問題点があったのかについて議論します。
以上

ず~っと続けていく被災地障害者支援「ポジ祭」!11月23日は長居公園へ!

恒例の、
「東北⇔関西 ポジティブ生活文化交流祭」
チラシができました!

2011年の初開催から、今年で4回目となる「ポジ祭」。
大阪市の長居公園自由広場で、
2013年11月23日(土)11:00~16:00
まで、
70以上の団体などが、東北への思いや活動を発信します!
親子で体験できる
・大阪交通サポートセンターによるミニ地下鉄
・移動動物園
・ゲームコーナー
や、
福祉系はたらく次世代企画、ライヴ、東北支援のチャリティバザーやおいしいものいっぱいブースなどなど
もりだくさんの内容でお届けします!
東北から、当事者をお招きして、みんなで交流しよう!というお祭り。
被災地の仲間が本当に心から笑える日まで、しつこくしつこく応援する!
大阪の仲間は熱いんです!
とにかく来てください!
見てください!
感じてください!
拡散希望!!

(このお祭りでの収益や、皆様からお預かりした募金は、ゆめ風基金を通じて
東北の被災地障害者支援に使わせていただきます)

hideの救援レポート:2013年9月9日№135

★暑い、暑いと騒いだ夏。
続いて、雨、雨の2週間。
ここに来て、やっと、秋らしい朝晩になってきましたが、時すでに遅く、夏の疲れが、hideのからだと気持ちを蝕んでいる。
皆さんには、お疲れが出ませんように、用心してくださいませねー!
hide拝


●兵庫県尼崎市のみんなの労働文化センター機関誌「ぽれぽれ通信№52号より転載。
連絡先
TEL 06-6497-2105
FAX 06-6497-2105
★その1
「被災地は今~【それでも、海辺のまちで暮らしたい】~奏海の杜のこれからと私たちにできること~」
報告:吉本奈央子
東日本大震災の発生から2年以上がたち、テレビや新聞での報道も少なくなりました。
取り壊しの予定がありながら、今も残っている南三陸町の防災庁舎の周りには、そこににぎやかな町があったことを少しも感じさせてくれない荒れ地が広がったままで、少しずつ進む整地事業も土地の印象を変えるまでにはいたっていません。
気仙沼で内陸に打ち上げられた大型漁船も解体作業に着手されないまま置き去りにされ、付近は雑草が生い茂った一見のどかな観光地となっています。
気仙沼で尼崎の市バスが走っていることをご存知でしょうか?
尼崎市交通局は、震災が起こった2011年4月、排ガス規制が厳しくなったため廃車してオークションに出す予定だったノンステップバス5台(その後追加で3台)を気仙沼市に贈りました。
バスには、市場で集荷された7種類の野菜や果物が積まれ、被災者の方々に配られたそうです。
関西からは車両譲渡による支援も活発らしく、神戸市からは消防車が、大阪市や岡山市からは路線バスや観光バスが、他にもたくさんの関西そだちの車両が被災地を走っており、今も被災地の皆さんの生活や仕事を支えるために活躍しています。
吉本が何度もお世話になっている「被災地障がい者センターみやぎ」の県北支部は、「被災地障がい者センター南三陸」としての活動を経て、今年2月に法人格を取得し「NPO法人奏海の杜(かなみのもり)」として再出発しました。
多大な被害をもたらした海ですが、海からの恵みも大きな南三陸町。
海辺のこの町でともに生きたい。
障がい者も高齢者も子どもも大人も、みなが笑顔でともに支え合い、優しいハーモニィを奏でるような地域作りに寄与したいという思いを込めて名付けました。
これまでに行ってきた被災地障がい者センター南三陸の活動を継承・発展させ、地域に住むみなが生きがいや誇りをもって暮らしていける地域、南三陸町の実現に貢献していきたいと考えています。(奏海の杜ホームページより)

奏海の杜はこれから南三陸町に根付いて活動していくために、自分たちの活動拠点になる建物を作ろうとしています。
今は内陸に入った登米市に事務所を借り、放課後に子供と過ごす時には子供たちの家から近い場所にある公民館を借りているのですが、どちらを使うにしても、そこまで子供たちを連れてくるのに車で30分から1時間かかってしまい、実際の活動に使える時間が少なく、道具もあまり増やせないし使いやすい場所にするにも限界があるという理由で、みんなが快適に過ごせ、障がいの個性にあった場所を作るそうです。
(その2に続く)
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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
「災害救援・まちづくり・社会福祉活動に従事される皆様へ! 」図書のご案内
株式会社ぎょうせい
「東日本大震災・緊急災害対策本部の90日~政府の初動・応急対応はいかになされたか」
小滝晃著、A5版。定価2100円。発行:2013年8月20日
・震災当時、緊急災害対策本部で指揮にあたった担当官が書き下ろした90日の記録!
・東日本大震災発生時、内閣府:防災担当:の総括参事官として従事していた著者が、政府の初動対応・応急対応
を時系列で記しました。
・東日本大震災に関する書籍は多数あれども、「政府」の対応を記録したものは本書が初!
・今後の内政における最重要課題である「防災対策」の礎となり、日本の防災史として永く記憶されるべき一冊です。
【目次】
第1章:政府の初動・応急体制
第2章:初動対応はいかになされたか~官邸・緊急対策本部の12日間
第3章:応急対応はいかになされたか~90日の闘い、復興対策本部発足までの応急対応
第4章:戦後日本の災害と東日本大震災が問いかけたもの
第5章:巨大災害対策の設計思想
第6章:東日本大震災からの教訓=巨大災害に備えた初動・応急対応力の確立を提言する。
問い合わせ
株式会社ぎょうせい:出版営業部営業課(担当:山田)
TEL 03-6892-6585
FAX 0120-953-495
以上


hideが事務局長をやっとります、箕面市人権啓発推進協議会という、市民団体が、
この10月19日から21日の3日間、東北3県の被災地を駆け足訪問して、交流をすることになり、
只今、準備中です。
規模は、25名で、伊丹空港~仙台空港往復です。
南相馬のピーナッツ、気仙沼の市民団体、石巻の「被災地障害者センターいしのまき」などを訪ね、
交流を深めます。
いろいろな市民団体が被災地を訪ね、市民レベルの交流が深まれば、いいですね。
皆さんの地元でも、企画されてはいかがでしょうか。
問い合わせ
・箕面市人権啓発推進協議会
TEL&FAX 072-722-2470


皆さんは、ゆめ風基金の中にある、「障害者市民防災活動助成金」のことをご存知でしょうか?
助成金は、1件上限10万円です。
現在も、浜松市の団体から、「障害のある子と家族のためのサバイバルキャンプ&防災ワークショップ」、
神戸市の障害者団体から「災害時における、要援護者の理解と支援について~一緒に考えて下さい~当事者からのメッセージ」の2件が、それぞれ、助成金10万円で申請が寄せられています。
現在、検討中ですが、皆さんの団体でも、検討されてはいかがでしょうか。
問い合わせ:ゆめ風基金
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662

大船渡の「かたつむり」さんからの写真ご紹介です

ゆめ風基金が支援させて頂いたところから、嬉しいお便りを頂戴しました!
私も、4月にお邪魔した、大船渡にある「かたつむり」さんです。
かたつむりのようにゆっくりでもいい・・
確実に前に進もう

少しずつでも進んだ後にはキラキラした何かを残してほしい
「かたつむり」さんは、そんな思いで、流された作業所の復旧に尽力されてきました。
何もなかったこの土地に・・・

(買った土地、建物は何もない空き地)
何もなかったところに!
そこに!
みんなの居場所ができました!
建物前
キラキラと光る笑顔の花が咲いています。
看板前
とってもかわいい看板の前で、ポーズ!!
(この写真の左手上あたりに、食事休憩したりするスペースがあります。
私が訪ねた頃は、トイレを作ったり、内装工事をしていました。)
この建物ができるまでのご苦労は、本当に並大抵のものではなかったはずです。
一人ひとり違う個性の子供たちが、この社会に生きているぞ!と
大声で叫びたい衝動。
さらに、この居場所が誇りとなり、また励みとなり、
次の一歩を踏み出すことができる場所となることは、ゆめ風の支援者様も、
ご理解いただける、それを証明している笑顔じゃないでしょうか???
文章を打ちながら、モニター画面がにじんで見えます。
次回のブログでは、「かたつむり」さんから頂いたお手紙ご紹介です♪
(。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。 ヤッターン♪。゚。Щ(´ω`Щ)。゚。ぇーんエーン! 嬉し涙だよ~!)

みちのくTRYご報告♪ part2

前回に続き、「みちのくTRY 2nd」参加者の素敵な笑顔と、文章を皆様に。
JDF被災地障がい者支援センターふくしま 設楽 俊司(しだら しゅんじ)さんです!
「みちのくTRY 2ndに参加して」

(きらっきらの笑顔の設楽さん。後ろは、被災地障がい者センター宮古の若き助っ人・しほちゃんです!)
今年5月に東京で行われた救援本部会議の際に、被災地障がい者支援センター宮古の黒柳さんから、「今年のTRYは東北人パワーを発揮したい」「一緒にやってもらえませんか」というのがきっかけでした。
また、昨年のTRYでは、全国から駆けつけてくれた仲間が中心に行政への要望活動を行ったということで、岩手現地の当事者のエンパワーメントにも力を貸して欲しいという話もありました。
私は、私たちが住みやすい街造りを目指して身体を張って活動するTRYの精神は、障がい者運動の原点を感じ、参加したと思っていた自分には願ったり叶ったりの話でした。
実際に岩手の沿岸部を歩いてみると、何台もの重機が整地をしている光景を目にしました。
そのためのダンプや重機を積んだトラックなどが多く、歩き難さを感じた反面、復興事業の遅れが言われているものの着実に一歩づつ進んでいることを痛感しました。
我が福島においては、お盆近くのニュースで、防護服を着た警察官が荒れ果てた沿岸部の遺体捜索という話題をどうしても比べてしまい、いたたまらなさも同時に感じたのも事実です。
また、沿岸分自治体に対する要望活動では、障がい者が住みやすい街造りは万人にとって住みやすいということを主眼に訴えました。
私が驚いたのは、どの自治体も首長クラスの対応で、一定程度の理解が得られているのか、それと二年目ということで継続力が功を奏しているのかどちらなのかが疑問に残りました。
いずれにしても、全国的には西高東低、沿岸部よりは内陸部が遅れていると言われている福祉レベルが、震災を期にインフラが整備され、障がいの有無を感じることなく生活しやすい環境造りの一助になれば幸いです。
東北人パワーでTRYを成功させようと準備を進めてきた、被災地障がい者支援センターみやこの皆さんの努力と参加してくれた皆さんの結束力が産まれ、「みちのく」という括りで障がい福祉向上に立ち向かう勇気をもらえました。
以上。

(来年は、宮城・福島でやりたいぞ!)