ヒデの救援レポート2014年6月21日№160

●「みちのく・にょっきり・フェスタin石巻」のお知らせ
日時:2014年7月27日(日)午前10時~午後4時
場所:宮城県石巻市・中瀬公園自由広場・石の森漫画館横・石巻駅から徒歩15分
連絡先:石巻実行委員会事務局・被災地障がい者センター石巻
TEL&FAX 0225-25-5388
「出会い・つながり・感謝」
「障がいのある人もない人も一緒に楽しむ:にょっきり」なイベントです。
関西からは遠隔地ですが、是非のご参加をね!!

ステージ:ソウルシンガー・ロックバンド・ベリーダンス・キッズダンス・障がい者プロレス
展示:防災グッズ他
販売:野菜、石巻焼きそば、石巻支援学校生の作品他


●お知らせ~被災障害者支援「ゆめ風基金」の休日変更について
東日本大震災から丸3年が経過しました。
復興への道のりはまだまだの感がありますが、とりあえずは、発災時の緊急支援の時期は過ぎ、これからは、忘れない、恒常的な支援になると感じています。
それに応える支援活動を担うために、または、ゆめ風基金20周年に向けて、事務局体制を見直しました。
東北各県の被災地障害者センターなどの各拠点もスタッフ体制を組み直し、息の長い活動に向けて、開所日、勤務日を変更しています。
ゆめ風基金も、緊急時の2年間は、スタッフをやりくりして、無休。
3年目からは、休日は、日曜日と祝日のみでしたが、3年を経過した、今年の7月からは、土曜日に電話も、訪問者もほとんど途切れている現状から判断して、土曜日、日曜日を休日にする事になりました。
ご支援をいただいている皆さんには、ご理解をいただき、ご協力をお願いいたします!


『被災地は…今』
被災地の移送支援は生活支援 東京救援本部・高木千恵子 その2-前回からの続き
・見えてきた移送支援の課題
救援本部では、現在3ケ所の事業所に移送サービスを委託している。
利用者は主に障害者を対象としているが、震災後に鬱になり公共の交通機関を使えない高校生とか仮設住宅に住む高齢者の利用もあってその線引きが難しい。
主な行き先は、通院・通学・事業所への通所・放課後の居場所への送迎・買い物である。
加えて個別送迎なので、人も時間も取られる。
遠方への送迎は、それだけで1日を使ってしまう。しかしこれも線引きが難しい。
スタッフも欠員状態で充分に確保できていない。
移送支援の重要性を受け止めて、事業所の職員をやり繰りしてニーズに応じている状態だ。
また運転を依頼していた方が、震災復興事業のほうに移っていき、ニーズに対応できない状況もおきている。
復興事業の方が報酬単価が高いからかもと推測しているそうだ。
当初は復興が進むにつれニーズが減っていくと予測していた。
だが、公共交通機関の高齢者や障害者への配慮が行き届いていない分、増えている。
そして被災から3年目を経た今は、人・物・サービスを待っているのではなく、進んで移送支援を使って出かけようと意識が変わってきたそうである。
このように需要が減るどころか増えている移送支援だが、支援が長期化するにつれ、緊急支援から、日常の生活支援へと切り替えるには多くの課題があることも見えてきた。
・関係団体との連携を探る
被災地で移送支援に取り組んでいる団体は、救援本部だけではない。
震災直後から現地に入り、無償あるいは低料金でのサービス提供を行ったものが多い。
そしてそれらの団体の利用者は移動困難者全般であり、多くの住民である。
・被災から3年目を迎え、課題も見えてきた。
1.現在は無償サービスをおこなっているが、財源の点から、無償の継続には限界がくるだろう。
移送サービスをやめるか有償サービスへ転換するか判断をすることが迫られることになる。
2.有償サービスとした場合、利用者の負担を抑えるために助成金などを確保ができるか。
また福祉有償運送についての道路交通法の解釈や運用を緩和する働きかけが必要になる。
3.そして公助的移動、電車やバスやタクシーでの移動が、障害者にとっても利用できるものにする働きかけも欠かすことができない。
被災地での多様なニーズに応えるためには、地域性を生かした自助的移動:自家用車など:と共助的移動:NPO等による移動サービス:と公助的移動:市町村バス・一般路線バス、タクシー:が幅広く必要である。
そしてそのためには、道路交通法等の規制に柔軟な解釈や運用が求められてくる。
すでに、:被災地における生活移動の保障:を求める提言を関係団体がまとめ、当局との交渉に入っていると聞いている。この動きに注目して、共に働きかける必要がでてきているのではないのだろうか。
:
復旧でなく、復興へそして新生へ:の課題を移送支援の視点からもとりくまなければならない。
私達が石巻に滞在していた数時間の間にも、町の中を走り、駅前の広場で送迎をするレラさんの移送支援車に何度も遭遇した。
その走り去る車の後ろ姿を見ながら、あらためて移送支援の重要さを感じた。
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これまで届けた救援金
301,241,224円(2014年5月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
255,832,139円(2014年5月19日現在)
ただいまの基金残高
243,283,069円(2014年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
とうほくと書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
『第1回 ゆめ風であいましょう in 大阪
                 &近畿ろうきん「社会貢献プロジェクト・すまいる」
    近畿ろうきん東日本大震災復興支援定期預金「サポートV」報告会&感謝の集い』

・関西のお二人をゲストにお招きして…楽しいトークと音楽・支援活動のご報告
歌:小室等さん、こむろゆいさん。
トーク:道上洋三さん、清水哲さん
日時:2014年7月12日(土)午後2時より
場所:近畿ろうきんメインホール
大阪市西区江戸堀1-12-1 ろうきん肥後橋ビル12F
(大阪地下鉄四つ橋線・肥後橋駅10番出口、大阪地下鉄御堂筋線・京阪淀屋橋駅・京阪中之島線渡辺橋駅下車)
●参加協力券、前売り 2000円(定員200人 先着順・全席自由席)
●お申し込み・お問い合わせ
認定NPO法人ゆめ風基金 TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
・小室等さん:ゆめ風基金呼びかけ人代表
・こむろゆいさん:ソロ活動と「六文銭09」他
・道上洋三さん:朝日放送アナウンサー、朝の番組37年目
・清水哲さん:同志社大学1回生の時に、野球試合中に、首の骨を折り現在に至る。口にくわえたステックでパソコンを操り、著書多数。講演活動を全国に展開中
「近畿ろうきん東日本大震災復興支援定期預金 サポートV」とは??
東日本大震災の復興支援として、2011年6月から2012年3月まで、近畿ろうきんは東日本大震災復興支援定期預金:「サポートV」(5年、7年、10年)を発売し、会員・お客様と共に取り組みをすすめました。
この結果、みなさまより161億円余りの預金が預けられ、毎年3月末の預金の残高に応じて10年間、復興支援を取り組む(ゆめ風基金、あしなが育英会)へ、近畿ろうきんから、寄付(総額1億6180万円の見込み)が行われています。
2013年度寄付金額は、各1140万円となり、両団体を通じて被災地支援活動が行われています。
企業とNPOが、がっちりとタッグを組んで行ってきた支援の様子、是非是非、皆様にも知って頂きたく、
ご来場を心よりお待ち申し上げます。
以上!

被災地訪問記

ゆめ風基金の八幡理事が、月に一度、行っている「被災地訪問」。
以下、皆様へのご報告です。
6月1日(日)
仙台での「とっておきの音楽祭」に被災地の仲間が出ると聞いて、夜行バスを利用して一路仙台へ。
朝に到着して朝食を済ませたのち、会場となる勾当台公園へ向かう。
まずは本部へ行って受付でプログラムをもらう。
仲間がいつ出演するのかチェックしようとしたが、うーん・・・わからない。
なんと30ほどの会場で300団体以上が出演するというプログラム。
なかなか見られない、大きなイベントだ!
しかもバンド名しか載ってないので、仲間がなんというバンド名で出演するのか知らなかった僕には、探しようもない。
リサーチ不足でした。
そういえば、「被災地障がい者センター石巻」のメンバーが、7月26日開催の「みちのくにょっきり祭りin石巻」の宣伝をするのと、「被災地障がい者センター南三陸・奏海の杜(かなみのもり)」メンバーがつくったTシャツを販売するためブースを出していると聞いていたので、まずはそちらへ向かう。
場所はいつもと変わらぬ定位置なので、すぐに見つけ出せた。
センター石巻の箕田さんが、「にょっきりフェスタ」のポスターを並べていると、南三陸のメンバーもやってきて、Tシャツ販売開始。
そうして、出演時間と場所とバンド名確認。
奏海の杜(かなみのもり)のメンバーは、なんと「にこまる48」というバンド名での出演!
楽しみだ。
まもなく「CILたすけっと」の及川さんや菊池さんも登場。
その他、福島のメンバー出演情報もゲット。
ただ郡山のメンバーと南相馬のメンバーの出演時間が同じ・・・。
とりあえず、岩手の難病連の人たちも出るということで、まずは南相馬のメンバー出演会場へ向かう。
その後はいよいよ「にこまる48」の出演会場へ。
「被災地障がい者センターみやこ」のメンバーも来ていて、観客はまずまずの入り。
グラフィックス1
「にこまる48」のメンバーは、そろいのTシャツにフリルのスカートの様なものをつけて登場。
しっかり息の合った踊りを披露してくれました。
当日はめちゃくちゃ暑い日で、3時過ぎに私はバテてしまって、会場を後にしました。
6月7日(土)
岩手県宮古市の商店街で、復興市があると聞き、お手伝い。
ただ、あいにくの雨で、最初は小雨だったものの、準備の間に雨あしが強くなり、テントの準備に入る。
当日は、東京学芸大の宿谷先生が、生徒2人を連れて応援に来てくれていて、学生さん二人がてきぱきと動いてくれました。
また、こういう時の強い応援団・佐々木トモヨさんも販売に参加。
グラフィックス2
宮古市では、商店街が年に2回ほど復興市を開催します。
秋の復興市は、福祉団体のお祭りも兼ねていて、お店だけでなく催しも増えます。
昨年からは、100円市と言うのがメインになっていて、できるだけ100円で購入できる物を販売しています。
「被災地障がい者センターみやこ」では、この市で得た収益が、みんなで月に一回集まる「およれんせの会」の運営費になります。
今日の出し物は、バザー用品で集めた衣類と、漁協から頂いた「わかめ」。
でも、あいにくの雨で、お客さんが少なく、販売は苦戦。
当日は、盛岡の商店街から、ゆるキャラの「開運かなえさん」と「開運たまえさん」も登場。
宮古スタッフは結構喜んでいました。
グラフィックス3
6月9日(月)
「被災地障がい者センターみやこ」スタッフ二人が、代休でお休み。
代わりに私が事務所番をする。
昨年のTRYでお世話になった、秋田の棚谷さんが事務所に寄ってくれる。
今度は、福島県南相馬市でボランティアをするとおっしゃってました。
更に、一昨日の復興市で残っっていたわかめを、全部買い取ってくれました。
センターみやこの事務所を開けていると、3名ほどの障害者が立ち寄ってくれ、いろいろ話せました。
6月10日(火)
朝8時半ころにみやこを出発し、石巻へ。
午後2時過ぎに「被災地障がい者センター石巻」の事務所へ到着。
イベントの打ち合わせで、業者の方と話し合いの真っ最中でした。
イベントの実施会場図面を基に、必要な機材や人員体制などの打ち合わせ。
もともと、55万円ほどの業者への手配料が、頼みごとが増えて130万円余りに膨らんでしまいましたが、この日の打ち合わせで、かなり不要なものを省き、なんとか100万円ぐらいにおさまりそう。
先週土曜日には、イベントの実行委員会があり、、石巻の様々な人と関係が作れていると感じる。
障害児の親、地元障害者団体のみならず、地元の障害者とは日頃縁のないNPOとも関係ができているとのことです。
業者との打ち合わせを見ても、何とかイベントの形が決まってきて、あとはお客さんがどれだけ来るかがカギとなりそう。
僕の方では、「ボランティア同窓会」をするための簡単な打ち合わせをさせてもらい、案内状作成の段取りを決めてきました。
今のところ、予想では、県外からおよそ40名近い人が来るのではと思っています。
この日はこの後、登米へ移動し、宿泊することに。
「奏海の杜」(かなみのもり)のメンバーは、毎日、朝の9時前から夜の7時過ぎまで勤務しているとのことで、体が少し心配になります。
ただ、新たな事業もどんどん動き出していて、7月からは登米の子どもたちの児童デイと相談事業が始まります。
来春からは、登米にあるグループホーム仮設の運営を委託するという方向で検討しているとのことで、人手不足がまだまだ続きそうです。
明日には、新たな方と面接する予定があるということでした。
6月11日(水)
朝、気仙沼市本吉町にある「ケアホームめぐみ」を訪ねました。
代表である菅原さんが3月末で辞め、後任の木村さんがかなり苦労をしたとおっしゃってました。
ゆめ風基金に助成申請のあった「移送サービスの件」でいろいろ話を伺いました。
午後からは石巻に戻り、「被災地障がい者センター石巻」の事務所で「NPO法人障碍児と共に歩む会」の小林さんら3人とお会いし、話をしました。
ゆめ風基金への助成申請は、2年間分の事務所費用をお願いしたいということで、現状を聞いてみました。
・事務所については、何度も探しているが、良い物件は見つかった途端、翌日には借り手が見つかり、なくなっているという状況だということ。
・ゆめ風基金に対しては、申請時の物件はもうなくなっているが、できれば物件を見つけるためにも助成がお願いできないか。
というお話。
今年度からは、一時止まっていた会費も改めて徴収しなおし、会としてきちんと活動をしていきたいということでした。
また、同席した会員の八木さんの家が、ようやく修理が完了したとのことで、パソコン等の備品をそちらにおかしてもらって活動中だそうです。
現状では、物件が定まっておらず、一刻を争う状況ではないが、「障碍児と共に歩む会」の状況を理解してほしいとのことでした。
6月12日(木)
岩手で作成しなおしている「ボランティア名簿」等を、アクセスというソフトに移行するための事務処理などを行いました。
6月13日(金)
田野畑村にいるOさん宅を訪問。
パソコン操作を覚えたいということで、毎月1回、僕が教えているが、メインは、Oさんの話を聞くことにある。
今回、お母さんが入院したことにより、施設にショートステイしたが、帰ってきたらヘルパーが木曜日に来なくなったとのこと。
また、家からほとんど外出できない状態で、つまらないとぼやいていた。
確かに、田野畑村には特に外出できそうな場所もなく(コンビニさえ田野畑村にはない)、彼女のしたいことが見つけられない状態でいるようだ。
パソコンは、月に1回訪問して教えているが、彼女には少し難しいように思う。
今日はipadで少しやってもらったが、パソコンよりはこちらの方が何とかなりそう。
でも機械を購入してまでやるかどうかはまだ疑問。
彼女が、パソコンやipadなどを「すごくしたいかどうか」はまだはっきりとわからない。
もう少し様子を見て、確認をしていく。
ただ、先ほどの彼女が「田野畑村でやる気を持てるかどうか」については、このままではいけないと考え、一度、大阪に来ることを提案。
彼女も「年の初めに大阪へ行きたいって書初めしたけど、本当は自立の練習がしたいのよ」と言っていて、まずは大阪のいろんなCILや自立生活を実践している障害当事者たちと、あちこち行く、なども実現できればいいと思う。
6月14日(土)
「被災地障がい者センターみやこ」毎月恒例の交流会、「およれんせの会」。
朝9時から田野畑村や、「ぶりーぴあ仮設」に住む障害者のお迎えに行く。
昼ごろ事務所に到着。
集まったのは10人ほど。
今日の昼食メニューは、サラダそうめん。
レタスや水菜、トマト、わかめなどをそうめんに乗せ、ドレッシングで食べるというもの。
みんなで調理。
そのあと、簡単な編み機を使ってミサンガづくりを。
女性陣は編み機が気に入ったのか、2つ目の制作にかかってましたが、男性陣は1個作れば満足という感じでした。
また、今年何に取り組みたいかということもみんなに出してもらいました。
午後3時には終了。
ただ、行きも帰りも片道1時間半も移動にかかってしまう。
往復3時間の道のりを迎えと送り、それぞれ車の運転が必要。
かなり疲れますが、みんながこの催しを楽しみにてることを考えると、頑張らなきゃ、と思います。
みやこには、今月末から新人が入るということで、僕が送迎のお手伝いに入るのも、もう少しで終わりかなと思います。
以上。
★震災から3年が過ぎ、被災地は、少しずつ穏やかさを取り戻してきている感じがします。
でも、東北は広いです。
交通機関が限られています。
移動手段が、都会のように整っていない分、外に出る機会が圧倒的に少なくなることも。
「移送サービス」がとても大事になってきます。
しかも、自立生活をしようにも、ヘルパーがいないとか、住める物件がなかなかみつからないとか、買い物や通院時にすぐ
動けないとか、問題は山積みです。
私たちが、まだまだ会えていない障害者もたくさんいると思います。
どこにいても、その人らしい暮らしができる日まで、さまざまな形で支援していきたいと思っています。
(K・N)

防災展示会

6月17日18日 グランフロント大阪で「震災対策技術展」がありました。
さまざまなの企業が、知識と技術を集結し、災害時や防災を考え、地域連携で災害に備えるという催しでした。
・防弾チョッキ素材の災害時に人や物を運ぶゴムボート
・発電機やテントがついたキャンピングカー
・耐震、防災のベッド型シェルター
・海や川を飲み水に変える機械
・アレルギー発症が少ない保存食
・備蓄スペースや重さを軽減した毛布
・{トイレ}になる収納椅子
などは、今すぐほしい!と、いざという時に動けない福本は、思いました。
でも、お値段が・・・。
ある企業の担当者さんは、
『特許申請中の物や試作中の物もあり、商品化までに時間がかかる。
が、大量生産などによりコストを下げれば、人の命をつなげられる』とおっしゃり、こっくり!
小声で、『役所や行政に、一番買って、備えてほしいんだけど・・・』と加えた一言にさらに大きくこっくり!頷きました。
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イベントご報告

6日15日(日)、大阪「シアターセブン」にて
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』上映会後、
同映画の音楽に参加した小室等さん、こむろゆいさん、趙博=??・チョウパギさん、春間げんさんのコンサートが行われました。
ライブ会場にぎっしり集まったファンの中、小室等さんによる映画のエンディングテーマが披露されました。
ラストは4人の演奏者と観客とで「We shall overcome」を熱唱。
人は、ひとり一人違ってもいい。
ただ、それぞれ、まっすぐに正直に生きることが大切なんだ。
そのうえで、人と人はつながって生きられる。
それを守り、育む社会でなければならない。
叶わなくても、叫び続けよう。
心にきざまれた「We shall overcome」でした。
私達に、生きるエネルギーと声を出す勇気を与え続けるべく
音楽で伝えてくださった、小室等さん、こむろゆいさん、趙博=??・チョウパギさん、春間げんさんに拍手を!
翌16日(月)19:00~は、おーまきちまきさんを加えて、海を渡って「淡路島おのころ」で、ライブ。
連日満員の中、幕を閉じました。
ゆめ風基金の趣旨に賛同、ご協力、ご支援してくださり、私達と共に、いてくださること。
ほんとうに、ありがとうございます。
(写真提供 ゆめ風協力者ひらのっち)
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コメントご紹介

梅雨です。
今日も朝からしとしとと。
雨の中、車いすで移動するってなかなか・・・。
押す側も押される側も互いに気遣いあって・・・。
えい、濡れていこう!
だけど、晴れの日も雨の日も一緒に生きてくれる人がいる。
感謝です!
さて、恒例の振替用紙のコメントのご紹介を・・・。
◆H25年度のエールシフォンケーキの売り上げの一割を寄付させていただきます。(大分県国東市)
◆ゆめ風は みちのくのゆめ 守るため 
   やさしく強く しなやかに吹け  (東京都渋谷区)
◆今、福島は忘れかけられている。政治家は何を考えているのか?国民は悲しい。(埼玉県所沢市)
◆久しぶりです。これからも続けていきたいと思います。(大阪市)
◆自分が忘れてしまわないようにも、送金を続けたいと思います。(広島市)
◆今後ともご活躍のほどを。おからだを大切に。(東京都多摩市)
◆少しでも復興のお役に立てればと願い、息長く続けていこうと思います。(大阪府豊中市)
◆送金できることを、自分の励みにしています。(京都市)
◆みんなの真心が、実を結びますように。(大阪府高槻市)
◆資本主義社会の限界を感じています。が、政治家はそこから脱する気がないみたいですね。(滋賀県東近江市)
◆今号通信の『記憶の行方』懐かしい思いで拝見しました。心にひびきました。(大阪府茨木市)
◆息子が亡くなって二ヶ月が過ぎました。39年間息子はほんとうにがんばりました。笑顔の写真に話しかけています。(東京都足立区)
◆65号のお便り、櫻井理さんのエッセイに心打たれました。(石川県金沢市)
◆僅かな支援でも、長く続けたいと思います。(東京都大田区)
◆不定期にしかお送りできません。が、私も背中を押していただきながら、考え続けてまいります。20年間ありがとうございます。(札幌市)
◆活動の様子を読みながら、頭がさがる思いでいっぱいになります。(愛知県豊川市)
◆20年前の新聞記事での河野秀忠さんの言葉「鉄のような気持ちでがんばらないといけない社会は、鉄のように冷たい」大切にしています。(大阪府豊中市)
◆いつ来るかわからない災害の備えをしておかねば。(兵庫県神戸市)
◆誰かを吹き飛ばしたりしないここちよい風を、みんなでおこしたいなー。ゆめ風が吹き抜ける地球っていいな。~ペンネームくもさんより~
◆今ある日々に感謝。皆で乗り越えましょう(大阪府大東市)
◆皆様の御活躍に、期待しています。私もお役に立てればと、続けています。東京オリンピックより、しなければいけないことをしてほしいですね。(愛知県春日井市)
◆友の遺志を継ぎ、細く長くで10年過ぎました。(愛知県名古屋市)
みなさま、私たち事務局員にもいたわりのお言葉、ありがとうございます。
たくさんのお言葉に背中を押され、スタッフ一同、励みます。
人生の困難の後に
少しでも、ひとりでも
笑顔になっていたただけるように。
いつも、ご支援 ありがとうございます。

みちのくにょっきりフェスタ in 石巻!!

2014年7月27日(日)、石巻の中瀬公園自由広場(石ノ森萬画館 横)で、
「みちのくにょっきりフェスタ in 石巻」が開かれます! 
「出会い・つながり・感謝」をテーマに、
障がいのある人もない人も一緒に楽しむイベント。
防災グッズの展示や、野菜、石巻焼きそば販売もあります。
みちのくにょっきりフェスタ チラシ表
みちのくにょっきりフェスタ チラシ裏
被災して、いろんな仲間と出会った当事者が、今、こんな素敵なイベントを企画・実行・運営するまでに。
お近くのかた、どうぞ、お誘い合わせの上、ご参加よろしくお願いいたします!!

防災関連情報を頂きました!

ゆめ風会員さまの、「眼の会」榊原 道眞さんが、2014年6月9日の読売新聞掲載情報を送ってくださいましたので、皆様にもご紹介します!
ここから
榊原です。
「眼の会」防災関連情報です。
■災害時の聴覚障害者支援 イラスト冊子に
「豊中の安藤さんら制作」
 生まれつき耳が聞こえない大阪・豊中市のイラストレーター、安藤美紀さん(45)が、
災害時に聴覚障害者が直面する問題などをまとめた支援者向けの冊子を
大阪市淀川区社会福祉協議会と共同で作った。
救助の声やサイレンの音に気づかないことなどをイラスト付きでわかりやすく記しており、
福祉施設などから注目を集めている。
安藤さんは幼い頃から絵を描くのが好きで、高校生の頃に漫画雑誌で新人漫画賞努力賞を受けたという。
現在、障害のある子供らに絵やパソコンを教えるNPO法人「MAMIE」(大阪市淀川区)の代表を務めるほか、
聴覚障害者の耳代わりとなる聴導犬を紹介する漫画を描いたり、講演をしたりしている。
冊子は、南海トラフ巨大地震などの発生が懸念される中、聴覚障害者が普段の生活でどんなことに困っているかを知らない人が多いことから企画。
3月にあった災害支援のセミナーに合わせて800部作った。
タイトルは「聴覚障がい者災害時の困ること S・O・S~災害時支援マニュアル」で、
かわいらしいタッチの登場人物などを通して障害者の悩みや支援の方法を紹介。
災害時には防災無線などが聞こえないことから、
「肩をたたくなどして呼びかけ、ジェスチャーを交え、『つ・な・み』など口を大きく開けて避難を伝えてほしい」と
している。
また、倒壊家屋の下敷きになった人を助ける際、聴覚障害者が巻き込まれているかもしれないという視点で、「ライトを点滅させるなど救助を知らせる工夫を」と求め、聴覚障害者にも「笛の用意を」と呼びかけている。
避難所で陥りやすい心理状態として、放送が聞こえず、周囲の人が一斉に動き出すと、
「何が起きたの」と心配になることを示し、支援を求めている。
安藤さんは
「聴覚障害者はなかなか情報を得られず、孤独を感じやすいが、周囲の人が必要な情報を紙に書いて示すなど、ちょっとした支えで安心につながる。冊子を通じてそれを知っていただけたら」としている。
冊子はB5判19ページで、各地の福祉施設から注文があるという。
約50部残っており、先着順で希望者に無料で配る。
郵送希望者は着払いで応じる。
問い合わせは
同協議会(06・6394・2900)へ。(本部洋介)
(2014年6月9日 読売新聞より)
榊原さん、ありがとうございました!
有益な情報ですね。
皆さんの周りに、必要な人がいたら、転送してください!

深謝!!!

先日、10日のことです。
蒸し暑い中、ぎゅうぎゅう詰めの御堂筋線に乗って、
田辺三菱製薬労働組合様が事務所にいらっしゃいました。

去年、近畿ろうきんさんから、ゆめ風基金のことを聞き、「ずっと続けていく支援」をしたいとお申し出頂き、
全国の支店に、募金箱を!!!
そして、集まった金額と、同額を、労組さんがさらに上乗せしてくださいました。
今年も、その募金を届けに来てくださったのです。
2013年度、ゆめ風基金が、どんな支援をしてきたか。
それらの写真をお渡して、震災から3年経った今も、復興とは程遠い東北の様子もお伝えしました。
とても熱心に聞いてくださり、今後も「忘れない支援を」、とおっしゃってくださいました。
本当にありがたいことです。
ゆめ風が取り組んでいる「防災活動」にも興味を示され「障害者版避難所運営シミュレーション」も、
是非企業内でやってみたい!と。
職場で災害に遭うこともあります。
そのとき、どう行動するのか。
起きた災害を忘れない。
これから起こるかもしれない災害に備える。
多くの企業さまとも、一緒に歩んでいきたい。
しっかりとその思いを受け取ってくださった田辺三菱製薬労働組合様に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
さて、明後日、土曜日は、ナンバ高島屋前で募金活動も行います。
「忘れないでください!」という声が、人ごみでかき消されても。
声を上げ続けていきます。
本当にありがとうございました!!!
(K・N)

hide の救援レポート2014年6月6日№159

●訃報です。
去る5月29日、元大学教授で、長い間、大阪府豊中市の:国障年市民会議:の代表を務められ、被災地障害者支援にも力を注いでいただいた、大谷強さんが、脳梗塞後遺症療養中に亡くなられました。(享年70歳)
6月1日に通夜、2日に葬儀が、京都府宇治市のカゴタツホールにて営まれました。
全障連豊中市大会での記念講演以来のお付き合いでした。
ありがとうございました。
合掌!hide


●東北関東大震災障害者救援本部特集号・自立情報発信基地№9号からの転載。
連絡先
TEL 042-660-7747
FAX 042-660-7746
「被災地は…今」その2:被災地の移送支援は生活支援::高木千恵子(東京救援本部)
被災地でなくともバリアの多い障害者の移動
救援本部に関わるようになってから、車椅子利用者と共に外出する機会が多くなった。
そしてその都度、障害者の移動について考えさせられことに直面している。
先日もある集会に出かけたとき、JR中央線高雄駅を利用することになった。
なんとこの駅の南口には未だにエレベーターがなく、北口におりて炎天下の中南口につながる道路を歩く羽目になった。おまけにたまたま事故渋滞でバスが大幅に遅れ、大勢の方が乗り込んだため、次のバスにと乗車拒否にまであってしまった。
やっと時間に間に合ったその集会で、「高雄駅がねぇ・・・」と交通機関のバリアのことが課題にあがった。
その席上で:都営大江戸線は、ホームから電車への移動は車椅子で介助無しでいける。
だから私は障害者じゃないみたいだ:と話している当事者の言葉が印象的であった。
被災地でない東京の日常であっても、生活の中での交通機関の利用は障害者にとって事前調査が欠かせない。
公共の交通機関があるのか、かつ充分にあるのか、で、そこはバリアフリーになっているのかなどなど外出のたびに確認が必要となる。
更に介助者の確保も加わってくる。
何時でも何処へでも、電車かバスか車か自転車かと自由に選ぶことができる自分に置き換えてみると、本当にしばりの多いことにあらためて気付かされている。
こうした現状からして、被災地の障害当事者達の移動はさらに困難をきわめるだろうと容易に推察できる。
そんな問題意識を持ちつつ、7月に被災地の移送支援の状況をお聞きするために、石巻と南三陸に出向いた。
被災地の移送支援は生活支援である
今被災地では、移動が多くの住民にとって深刻な課題となっている。
その要因は、JRが未だ不通の区間があり、バスで代行していること。
津波で自家用車が流されてしまったこと。
車で送迎をしてくれた家族や近所の方々と離れ離れになっていること。
加えて交通事情の悪いところに建てられた仮設住宅に住んでいること。
更に自治体そのものも被災しているため、交通や福祉の状況把握や対策がたてられないし予算を割くこともできていないことがあげられる。
こうしたいくつもの要因が重なっている。
これは被災地だけでなく、他の地方の町にも言えることだが、電車やバスによる移動に比べて、自家用車による移動が多くなっている。
この自家用車に頼っていた移動が、事態を深刻にしているのだ。
運転をしない・できない方達は、車と人との移動手段を奪われてしまった。
特に高齢者・障害者・子ども達である。
移送支援の利用者の多くは、こうした運転をしない人とできない人、運転はできるが自家用車を失った人である。
しかも、被災地における移送支援は、単なる運転手の役割をするに留まらない。
買い物に出かけられない。
すると食料や生活物資がなくなる。
通院ができない。
すると医者にみてもらえない、薬がなくなる、結果体調を崩す。
家から出られないので人と話す機会がなくなる。
それで孤立し、引きこもりにつながる。
移動が困難であることは、日常生活に支障をきたすことにつながる。
被災地の移送支援は、生活支援である。
したがって、移送支援には通学・通所の見守り、病院の付き添い・車内でのコミュニケーション、生活面での相談、話し相手など生活支援としての役割が求められてくる。
今回訪問した:「移動支援レラ:」さんでは、職員は運転免許だけではなく、できるかぎりの資格を取るようにしているとのことであった。
ちょうど居合わせた職員の方が、ヘルパーや福祉有償運送の運転、そして患者移送乗務員などの資格を取得したと話してくれた。
(今回は終わり、続きます。)
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これまで届けた救援金
301,661,224円(2014年4月4日現在)
内・東日本大震災救援金総額
255,832,139円(2014年5月29日現在)
ただいまの基金残高
243,283,069円(2014年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
とうほくと書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
ゆめ風基金の呼びかけ人代表の歌手、小室等さん・こむろゆいさん、呼びかけ人の趙博さんのコンサートが、場所を違えて2日連続して開かれます。
1日目:2014年6月15日午後6時30分より
場所:大阪市淀川区十三本町1-7-27、サンポードシティ5F(阪急電鉄十三駅西口下車)
入場料:2500円
問い合わせ:シアターセブンTEL&FAX 06-4862-7733
        コラボ玉造 TEL 080-3119ー7074、FAX06-6763-0211
2日目:2014年6月16日午後6時より
「小室等コンサート ゆめを風にのせて…」
出演者:小室等さん、こむろゆいさん
ゲスト:趙博さん、はるまきちまきさん
会場:淡路島ワールドパーク おのころ内・レストラン「イル・マーレ」
(兵庫県淡路市塩田新島8-5  TEL 0799-62-1191 FAX 0799-62-4664)
問い合わせ:冒険の森  淡路市楠本314 TEL&FAX0799-74-5879(小南)
        コラボ玉造 TEL&FAX 06-6763-0211
入場料:一般2,500円
        1,500円(障害者と介助者)
        1,000円(高校生以下)
みなさま、ご参加ください。
そしてお楽しみください。
以上!

ゆめ風基金機関紙発送

ゆめ風基金機関紙発送作業 
ゆめ風基金では、機関誌「ゆめごよみ 風だより」を、年に、4回発行しています。
阪神淡路大震災の年、小さな事務所で、産声をあげたゆめ風基金。
被災された障害者の声なき声や、事務局の活動報告を「通信」という形で皆さまのお手元に届けさせていただいています。
今回で65号になります。
ずっと続いています!
ひとりでも多くの方にお届けしたい。
私達、事務局員と共に、この思いを共有し、発送の際に、お手伝いくださるボランティアさんがいてくださいます。
ほんとうに、ありがとうございます。
写真は、先日の機関誌発送作業の様子です。
この日も、雨の中、たくさんの方が事務局でわいわいがやがや!
刷り上がったばかりの機関誌を半分に折る。
住所ラベルを貼る。
都道府県別に分ける。
楽しいお話は続き、でも、手は作業を続けています。
そして、疲れた頃には「よっこらしょ!」などの掛け声になり・・・。
数千部の機関誌、発送作業完了です!
今回も、皆さまのお手元に、ゆめ風通信をお届けいたします。