「東北-関西 障害者支援 ポジティブ生活文化交流祭」2012年春のイベント
2月24日(金)、午後6時半より浄土宗應典院本堂ホールにて、「いざというときに、わかってもらいにくいこと。」を開きます。災害が起きるたびに一般避難所ではトイレなどがバリアフリーでないことや、知的障害者が実質的に避難所から締め出されてしまうことが後を絶ちません。
被災時にさまざまな制約がある人たちが苦しい経験を強いられるとすれば、それは被災時だけの問題ではなく日常の問題だとわたしたちは思います。普段からの生活のなかで、誰もが他人にはわかりづらい制約や事情を持っているのではないでしょうか。みなさんが日ごろ感じておられる「いざというときにわかってもらいにくいこと」をお互いに話し、聞くことが、防災、減災へとつながる大切な一歩ではないかと思い、企画しました。
つづけて翌日の2月25日(土)、午後1時30分よりシアトリカル應典院にて、「東北⇔関西被災障害者救援をふりかえる&これから」を開きます。
昨年11月23日に開催しました「東北-関西 障害者支援 ポジティブ生活文化交流祭」で開かれた「被災障害者報告会」の模様をダイジェストにしたDVD上映と、被災地への障害当事者派遣プロジェクトに参加した障害当事者の体験とそこから感じたことを共有し、これからの支援活動に生かそうとする試みです。
春の連続イベントの締めくくりに、3月25日(日)に扇町公園で開催します「東北-関西 障害者支援 ポジティブ生活文化交流祭」のメインイベントとして、午後2時から「100人しゃべり場」を企画しました。被災障害者救援活動へ行った人も、これからやってみたい人も大歓迎で、テレビ報道と同じところ、ちがうところ、被災地に行って感じたこと、行かなくても感じたことなど、参加者みんなで語り合う場を持ちたいと考えました。被災地からも何人か障害者をお招きする予定です。みなさんのご参加、ご協力をよろしくお願い申しあげます。
おすすめのシンポジウム
3月3日(土)午前10時半より、京都のラボール京都(京都労働者総合会館)で開かれる、
シンポジウム「障害者と原発問題-福島原発事故以後をどう生きるか-」のご案内をさせていただきます。福島県の鈴木絹江さんの基調講演と、堤愛子さん、槌田劭さん、橋本尚樹さんをパネラーにしたシンポジウムは、原発事故の影響でこれから100年以上もつづく負の連鎖がはじまろうとする今、障害者のメッセージから未来のありかた、社会のありかたを考える機会となることでしょう。