沖縄 講演報告②

●2月27日

  講演当日。会場となる施設は高台にあり、広くて話がしやすそうな会場でした。控室に案内され、関係者の方々への挨拶の後ステージに移動したのですが、壇上には昇降リフトを使っての上り下りなので、少し不便に感じました。時間も近づき、最終打ち合わせで手話通訳さんと「言語が聞き取りにくいかもしれません」など、打ち合わせをしました。
  来場者は100名程度と言う話でしたが、会場は満席で中に入れず、ドアの外にも沢山来場されていて驚きました。講演では、一緒に登壇していた早稲田大学古山先生に色々とフォローしていただき助かりました。
  来場者の方達は真剣な面持ちで話を聞いてくださいました。ですが、最後の質疑応答で地元の方が話されたことですが、残念なことに沖縄県民は防災を考えている人がほとんどいないそうです。台風の対策は当り前にされていますが、そもそも、沖縄県自体に今まで大規模の地震や津波が起きていないので、台風以外の災害に対する対策はほとんどされていないそうで「備えそのものを考えていない」との発言には僕的には驚きでした。
  今の時代、起きないと思われている場所に地震や津波の災害が起こりうるので、防災対策と備えをするように強く伝えました。沖縄は海もそうですが、大きな川もいくつもあるので避難経路も考えるようにと話しましたが、僕は、自分の思いを上手く表現することが苦手なので、もっと上手く伝えることが出来たのではと反省しました。
  後半の早稲田大学古山先生の講演は、今までの災害のデータを使っての話で、僕自身にとっても良い勉強になりました。