沖縄 講演報告①

報告:ゆめ風基金 阿部 俊介

去る、2024年2月26日~28日、沖縄県身体障害者福祉協会主催「障がい者防災ミーティング(障がい者のための防災)」で講演をしてきました。 

●2月26日
那覇空港に到着すると身体障害者福祉協会の方がリフト車で迎えに来てくださり、ホテルまで送ってくださいました。ホテル到着後、シンポジウムの打ち合わせをしました。
  その後、以前から親交のある自立生活センター・イルカの方に連絡をしていたので、時間を作っていただき夕飯を食べに行くことになりました。イルカの方は、僕がお呼び立てしたにもかかわらず車で迎えに来てくださり、那覇市にある沖縄料理屋に連れていってもらいました。
  店にはすでに何名かおられ、そこには懐かしい方々も来られていて、2012年に行われた「東北でみちのくTRY」と言う復興イベントに参加した時にお会いした方が4名も来てくださっていました。お店では沖縄料理を沢山食べさせていただきました。沖縄の地酒泡盛も、度数は高いですが美味しかったです。
  22時過ぎ、会食も終わり、地元のみなさんが帰宅する様子を見て驚いたことがあります。食事会には電動車椅子の知り合いも来ていました。自宅が那覇市ではなくて、離れた所に住んでいるらしく、どうやって帰るのか気になっていたら「迎えに来たから。」と一緒に外に出ると、スロープ付きの介護タクシーが来たのには驚きました。いつも使っている介護タクシーだと言うのですが、こんなに遅い時間に介護タクシーをやっているのは本土でもあまりないのではと思います。
  沖縄では介護タクシーを扱っている会社が結構多いらしく、沖縄では車椅子の人は基本移動するにはタクシーかバスを利用するそうです。モノレールはあるけど、利便性がないのでほぼ乗らないとの事です。JRや地下鉄もないので乗ってみたいと憧れるそうです。このような話を聞くと、僕の地元、石巻市も沖縄のような感じだなと思いました。今住んでいる大阪は、いかに交通の便が良いことも凄くわかりました。