小室等さん・こむろゆいさん?ゆめ風ご訪問

音速のごとく過ぎていく時間に、ますますついていけない福本。
ブログは旬な話題を素早くお届けするのが鉄則なのですが(-_-;) 
前回、事務局員、細谷さんが詳しく中継した出来事です。
改めて「福本目線」で、感じたことなど、ご報告します。


4月19日 なななんと、小室 等さん・こむろゆいさんがゆめ風事務所に来てくださいました。
ゆめ風は、20周年を迎え、この夏には大きなイベントを予定しています。
小室さんは、前日に京都でライブがあるので、牧口代表、河野副代表と、改めて対談しよう、
おお!それならミニライブもやりましょうとおっしゃってくださったのです。
あいにくこの日は、朝からの雨。
♪しょうがないしょうがない、雨の日はしょうがない♪と歌いながら、日曜の少し混みあう電車に乗る。
電車を降りる20分後、嘘のように雨があがった。
まずは小室等さん、こむろゆいさんが音合わせ。
打ち合わせ中の顔は、厳しい。
プロの顔だ!
誰も入っていけない時間、けれど素敵な歌声が共に流れる。
親子なんだけど音楽家2人で音をつくっていく。
事務局員、福本も「伝えてください」に、七年ぶりに出したキーボードで参加させていただきました。
ど厚かましいにもほどが・・・。
でも、感激しました!
立ち位置、コードの確認 選曲した順番にリハーサル後。
いよいよ小室さんと牧口さん・河野さんの三人の座談会。
ゆめ風の事務所には、40人ほどのお客様。
出会いを語る3人は、少年のようなきらきらとしたお顔。
「こんな大人になっちゃった」の出版記念の小さな場所で、
おそれおおくも、小室さんに歌を歌っていただいて、
それがきっかけで、ゆめ風にご協力いただけることになった。
今日も、こんな小さなゆめかぜにようこそ。小室さん。
その語も、障がい者のイベントと、つながってつながって
そんな時、阪神淡路大震災が起きた!
「一瞬にして変わった街並みを見て、戦争の疎開の場面が浮かんだ。
これ、なんとかせな。金集めよう!根拠ないけど10億円」と
河野さんがとっさに思ったのが、ゆめ風の始まり。
協力を求められた小室さんは
「聞く耳を持つものという表彰状と、一度来てくださいというお願い文が送られてきて・・・。
ゆめ風と関わって全く知らない障害者の世界が、建前のメディアではなく、障害者の生の姿が見えてきた」
『無我夢中やった。震災時の健常者の非日常が、障害者の日常になる。
みんな同じ厳しい状況になっちゃうねん。でも、避難所では弱者が排除される。
だから、日頃、不条理を押し付けられている人間が声を挙げよう。
政府は、責任もとらず、応援もしない。でも、震災後すぐ神戸で、社会がうまく回っている時は
排除されている障害者が市民に「炊き出し」の活動をしたのを目にした瞬間、心が掴まれた。
よし!10年かけて一万円、1万人集めようと思った。
障がい者団体に必要な人に必要な金額。生きたお金の使い方がしたい。
そんな思いが通じたのか、奇跡が起こり続けている。ラジオで聞いてものすごい反響があったりね。
だからこそ、厳格に審議して使うのが、ゆめ風やと。』
『20年間、組織として意見の違いやぶつかり合いもあったんだけど、
お金ではしっかり者の南さんのおかげでトラブルはない。
お金も労金さん協力の元、より生きてくるんよ。信頼関係でより良い支援ができてくると思う。
もちろん、永さんや小室さんの著名人のバックアップがあっての信頼なんだけど。』
『カタログハウスと出会いも大きかったね。大きな団体にアンチな思いもこめて、
応援してくれているのも嬉しいね。』
『騙される危なさはあるけれど、素朴に素人集団がやっているがゆえに手を貸してくれているのも事実。
あと、引き際が難しい。でも、担い手はいつか出てくると思うんよ
まあ、生きているのは、うたかたでね。
希望も絶望もないんよ』と牧口さんは語った。
ゆめ風の始まりと今とこれからを思うお三人の言葉、心に響きました。
(事務局員 ふくもとちなつ)

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