ヒデの救援レポート、012年4月23日

ヒデの救援レポート、012年4月23日:67
●ゆめ風事務所に届いたお葉書から
○ゆめ風基金さま、スタッフの皆様にはお元気にご活躍でいらっしゃいますでしょうか。
 昨年3・11の大震災での尊いお働きを心から感謝申し上げます。力弱い私も何かせずにいられない気持ちで義援金を送らせていただきました。そして食卓に貯金箱を置き、1か月5千円を1年間続けようと決めたのでした。被災地の皆様の戦いはまだ続いており心苦しく思いますが、本日の送金で終わりにさせていただきたいと思います。
 私は73歳、独居の障害者です。ヘルパーさんや友人に助けられながら生活しています。この後も皆様のことは忘れません。また、自らの力で立ち上がろうと奮闘しておられる障害のある若者たちの存在に大変励まされました。どうかお身体お大事に益々のご活躍をお祈りいたしております。私もこの一日を精一杯生きたいと思います。 ゆめ風の皆様本当にありがとうございました。
 2012、3、27 東京、K・H
 リウマチでボールペンが握れません。でもパソコンが使えます。感謝です。
●3月25日、NPO法人・ゆめ風基金・2011年度第11回定時総会が、大阪市北区にある山西福祉記念会館で開催され、参加者、委任状を合わせて定数が達成して、成立しました。
 前日の24日夜には、会員、ネットの方々、30人以上が参加されて、会館のレストランを借りての交流会も開かれ、久しぶりの顔合わせの中、東日本大震災被災障害者救援活動の取り組みや、全国各地の情報交換を飲み、かつ食べながら、深夜まで語り合いました。
 翌日、25日の午前10時からは、会館のホールにて、12時まで法人定時総会。牧口代表理事を議長に、活気ある進行でした。見慣れた顔顔と議論百出は、とても楽しいものです。
○参加されたのは、ゆめ風ネットワークの福岡、尾道、埼玉、宮城、淡路島、福井、愛知、石川、加賀、兵庫、富山、新潟、但馬、そして、8名の全理事、幹事合わせて、50名を上回りました。議事は通例通りきちんと進み、話し合いの大半が3・11以後のゆめ風基金、各地の取り組み、被災地の障害者拠点10ケ所、後方支援2拠点の動向、あり方に集まりました。
 2時間という短い間でしたが、深い味わいのある総会になりました。今年は理事改選期に当たり、障大連の細井さんを新たに理事に選任して、その他の理事、幹事が再選されて、更なる被災地障害者支援を誓いながら、閉会しました。
●25日には、同時並行して、会館隣りの扇町公園で、第2回・東北イコール関西ポジティブ生活文化交流祭りが開催されました。
○あれこれのイベント○大団円!いも煮交流会
○東北被災障害者救援活動100人しゃべり場
○まちなか被災シュミレーション
と、折り重なるように行われ、寒い風が吹く中、述べ1000人以上が参加しました。ゆめ風基金総会に参加された方々も参加し、被災地から参加した被災障害者の方々と、交流を深めました。
○また総会会場では、交流祭り終了まで、ゆめ風基金制作の被災パネル展示も行いました。パラパラの見学者でしたが、みんな熱心に見入ってました。
●被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、4月14日までに、227969836円です。これまでに支援した団体、個人への金額。12月31日現在、●東北へ、123599050円●台風12号関連、香川県、和歌山県、兵庫県方面2942828円●フィリピン大洪水、10000000円です。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
 息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。:とうほく:と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景
●hideの畏友のおひとり、京都花園大学の八木教授が発行する、個人メディア・試行社通信305号中の「メディアと向き合う」記事からの抜粋。
○連絡先TEL/FAX075-221-2672
●ところで、3・11以後しばらくの間のマスコミはさながら大本営広報機関と化したような体たらくでした。昨年秋頃からは「毎日」を中心に若干正気をとりもどした観なきにしもあらずですが、当初はとくにひどかった。政府・東電・原子力安全・保安院、御用学者にマスコミも合体化して情報の隠蔽と統制にのみ力を発揮したといっても過言ではありません。
 統制された情報を独占する記者クラブ制度の問題点はいうまでもありませんが、もう一つはやはり電力会社の広告宣伝費にマスコミは文字通り金縛りになっていたのではあるまいか。総括原価方式は戦前からありましたが、明確に制度化されたのは、1964年の電気事業法以降のこと。周知のように、総括原価方式というのは、燃料費、人件費、整備修繕費などのほか、広告宣伝費や業界団体会費などまで原価にふくめ、その4・4%を利益にしてもよいという仕組みです。
 一般の企業では、なるべくコストをおさえて利益率を高める算段をするものですが、電力会社の場合は高コストであればあるほど利益もふえるという詐欺的な仕掛けができあがっているわけです。電力会社は完全な独占企業ですから、広告宣伝費など本来的に不要ですが、利益をあげるにはそれにもカネを使った方が有利なのです。人件費もそうです。
 どの企業も今は人件費コストの削減に躍起になっていますが、電力会社は人件費が高ければ高いほど儲かるのです。現在正規労働者の平均年収は約400万円ほどだと思いますが、東電の正規社員の平均年収が757万円とかなり高いのもそのため。
 東電1社の2010年度の広告宣伝費は116億円と相当膨大なものでした。新聞全社の広告収入は2000年からの10年で約4000億円も減少しているわけですから、電力会社の広告宣伝費は新聞をふくむマスコミ各社にとっては垂涎の金づるであって、そうであればあるほど電力会社への筆鋒はにぶくならざるをえません。実になさけないことですが、この場合も下部構造が上部構造を規定しているということになりますか。
●南相馬ファクトリー通信 ボリューム1号より
○私たちは、これからもふくしまで生きていきます。ずっと、私たちの事を忘れないで応援してください。
○南相馬の7つの作業所あさがお、えんどう豆、ほっと悠、ボニーハウス、身友会、ピーンズ、ひばり就労支援作業所と、原発から数キロにあった作業所の「ふたばの里」も仲間に入り、8つの作業所が共同して「南相馬ファクトリー」を立ち上げました。
 まず、みんなで、ふくしまを応援するバッジを製作し販売します!そして、福島から情報を発信していきます。
●カンバッジ・10個入り、100個入り。卸価格1個100円。販売価格1個150円。●申し込み、えんどう豆内・南相馬ファクトリー
○TELFAX0244-23-4177
●ふくしまは祈ります。この悲しみを繰り返さないことを、;ふくしま;は願います。あなたの故郷がいつまでも、美しくあることを。
●僕は相馬、好きだよ
○作詞・えんどう豆、佐藤定広
梅雨の開ける相馬に、旗がなびくよ
野馬追の法螺の音、街に響くよ
城に集う武者たち、風が騒ぐよ
街の人は千年、守ってきたよ
みんな思いつないで、誇りをもって
君と暮らすこの街、守りたいんだ
僕は相馬、好きだよ・どこに居たって
なつかしいふるさとの温もりがするよ
宇多の流れ、清く、松川浦へ
うまいホッキと魚、食べにおいでよ
海は青く、鹿狼の、山は緑に
子どもたちは遊ぶよ、自然の中で
つらいことがあっても、諦めないで
みんなでつくろうよ、ぼくらの街を
僕は相馬、好きだよ いつの日だって
きっと元気君、できるはずだよ
さくら咲く馬稜の、城を歩けば
ひばり空を高く、さえずる街よ
冬が来て鹿狼の、山に光が
灯る頃に君は、帰ってくるよ
子供たちの瞳に、映る明日は
未来見つめ、夢にあふれているよ
今は君と別れて、暮らしていても
僕は君が好きだよ、どんな時でも
今は君がいれば、何もいらない
いつか普通の暮らし、必ずできるよ
つながりエンドレスふくしま
以上

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