ヒデの救援レポート2014年6月21日№160

●「みちのく・にょっきり・フェスタin石巻」のお知らせ
日時:2014年7月27日(日)午前10時~午後4時
場所:宮城県石巻市・中瀬公園自由広場・石の森漫画館横・石巻駅から徒歩15分
連絡先:石巻実行委員会事務局・被災地障がい者センター石巻
TEL&FAX 0225-25-5388
「出会い・つながり・感謝」
「障がいのある人もない人も一緒に楽しむ:にょっきり」なイベントです。
関西からは遠隔地ですが、是非のご参加をね!!

ステージ:ソウルシンガー・ロックバンド・ベリーダンス・キッズダンス・障がい者プロレス
展示:防災グッズ他
販売:野菜、石巻焼きそば、石巻支援学校生の作品他


●お知らせ~被災障害者支援「ゆめ風基金」の休日変更について
東日本大震災から丸3年が経過しました。
復興への道のりはまだまだの感がありますが、とりあえずは、発災時の緊急支援の時期は過ぎ、これからは、忘れない、恒常的な支援になると感じています。
それに応える支援活動を担うために、または、ゆめ風基金20周年に向けて、事務局体制を見直しました。
東北各県の被災地障害者センターなどの各拠点もスタッフ体制を組み直し、息の長い活動に向けて、開所日、勤務日を変更しています。
ゆめ風基金も、緊急時の2年間は、スタッフをやりくりして、無休。
3年目からは、休日は、日曜日と祝日のみでしたが、3年を経過した、今年の7月からは、土曜日に電話も、訪問者もほとんど途切れている現状から判断して、土曜日、日曜日を休日にする事になりました。
ご支援をいただいている皆さんには、ご理解をいただき、ご協力をお願いいたします!


『被災地は…今』
被災地の移送支援は生活支援 東京救援本部・高木千恵子 その2-前回からの続き
・見えてきた移送支援の課題
救援本部では、現在3ケ所の事業所に移送サービスを委託している。
利用者は主に障害者を対象としているが、震災後に鬱になり公共の交通機関を使えない高校生とか仮設住宅に住む高齢者の利用もあってその線引きが難しい。
主な行き先は、通院・通学・事業所への通所・放課後の居場所への送迎・買い物である。
加えて個別送迎なので、人も時間も取られる。
遠方への送迎は、それだけで1日を使ってしまう。しかしこれも線引きが難しい。
スタッフも欠員状態で充分に確保できていない。
移送支援の重要性を受け止めて、事業所の職員をやり繰りしてニーズに応じている状態だ。
また運転を依頼していた方が、震災復興事業のほうに移っていき、ニーズに対応できない状況もおきている。
復興事業の方が報酬単価が高いからかもと推測しているそうだ。
当初は復興が進むにつれニーズが減っていくと予測していた。
だが、公共交通機関の高齢者や障害者への配慮が行き届いていない分、増えている。
そして被災から3年目を経た今は、人・物・サービスを待っているのではなく、進んで移送支援を使って出かけようと意識が変わってきたそうである。
このように需要が減るどころか増えている移送支援だが、支援が長期化するにつれ、緊急支援から、日常の生活支援へと切り替えるには多くの課題があることも見えてきた。
・関係団体との連携を探る
被災地で移送支援に取り組んでいる団体は、救援本部だけではない。
震災直後から現地に入り、無償あるいは低料金でのサービス提供を行ったものが多い。
そしてそれらの団体の利用者は移動困難者全般であり、多くの住民である。
・被災から3年目を迎え、課題も見えてきた。
1.現在は無償サービスをおこなっているが、財源の点から、無償の継続には限界がくるだろう。
移送サービスをやめるか有償サービスへ転換するか判断をすることが迫られることになる。
2.有償サービスとした場合、利用者の負担を抑えるために助成金などを確保ができるか。
また福祉有償運送についての道路交通法の解釈や運用を緩和する働きかけが必要になる。
3.そして公助的移動、電車やバスやタクシーでの移動が、障害者にとっても利用できるものにする働きかけも欠かすことができない。
被災地での多様なニーズに応えるためには、地域性を生かした自助的移動:自家用車など:と共助的移動:NPO等による移動サービス:と公助的移動:市町村バス・一般路線バス、タクシー:が幅広く必要である。
そしてそのためには、道路交通法等の規制に柔軟な解釈や運用が求められてくる。
すでに、:被災地における生活移動の保障:を求める提言を関係団体がまとめ、当局との交渉に入っていると聞いている。この動きに注目して、共に働きかける必要がでてきているのではないのだろうか。
:
復旧でなく、復興へそして新生へ:の課題を移送支援の視点からもとりくまなければならない。
私達が石巻に滞在していた数時間の間にも、町の中を走り、駅前の広場で送迎をするレラさんの移送支援車に何度も遭遇した。
その走り去る車の後ろ姿を見ながら、あらためて移送支援の重要さを感じた。
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これまで届けた救援金
301,241,224円(2014年5月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
255,832,139円(2014年5月19日現在)
ただいまの基金残高
243,283,069円(2014年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
とうほくと書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
『第1回 ゆめ風であいましょう in 大阪
                 &近畿ろうきん「社会貢献プロジェクト・すまいる」
    近畿ろうきん東日本大震災復興支援定期預金「サポートV」報告会&感謝の集い』

・関西のお二人をゲストにお招きして…楽しいトークと音楽・支援活動のご報告
歌:小室等さん、こむろゆいさん。
トーク:道上洋三さん、清水哲さん
日時:2014年7月12日(土)午後2時より
場所:近畿ろうきんメインホール
大阪市西区江戸堀1-12-1 ろうきん肥後橋ビル12F
(大阪地下鉄四つ橋線・肥後橋駅10番出口、大阪地下鉄御堂筋線・京阪淀屋橋駅・京阪中之島線渡辺橋駅下車)
●参加協力券、前売り 2000円(定員200人 先着順・全席自由席)
●お申し込み・お問い合わせ
認定NPO法人ゆめ風基金 TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
・小室等さん:ゆめ風基金呼びかけ人代表
・こむろゆいさん:ソロ活動と「六文銭09」他
・道上洋三さん:朝日放送アナウンサー、朝の番組37年目
・清水哲さん:同志社大学1回生の時に、野球試合中に、首の骨を折り現在に至る。口にくわえたステックでパソコンを操り、著書多数。講演活動を全国に展開中
「近畿ろうきん東日本大震災復興支援定期預金 サポートV」とは??
東日本大震災の復興支援として、2011年6月から2012年3月まで、近畿ろうきんは東日本大震災復興支援定期預金:「サポートV」(5年、7年、10年)を発売し、会員・お客様と共に取り組みをすすめました。
この結果、みなさまより161億円余りの預金が預けられ、毎年3月末の預金の残高に応じて10年間、復興支援を取り組む(ゆめ風基金、あしなが育英会)へ、近畿ろうきんから、寄付(総額1億6180万円の見込み)が行われています。
2013年度寄付金額は、各1140万円となり、両団体を通じて被災地支援活動が行われています。
企業とNPOが、がっちりとタッグを組んで行ってきた支援の様子、是非是非、皆様にも知って頂きたく、
ご来場を心よりお待ち申し上げます。
以上!

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