防災活動についての取り組み~ゆめ風ネットからのご報告です

「ゆめ風ネット伊丹」の氏田さんから、防災活動についての取り組み報告を頂きましたので、ご紹介します!


「サプライズの防災についての取り組み」サプライズ 管理者 氏田 祐資
就労継続支援B型「サプライズ」は、昨年の3月に「びっくり屋」から大阪市東淀川区にあるNPO法人Flat・きたに引き継ぎました。
びっくり屋は伊丹市で作業所と地活時代を含めると16年活動していました。
ゆめ風とのかかわりは、6~7年前に伊丹市でのゆめ風コンサートに永六輔さんらを招き盛況に開かれました。
その後伊丹での障害者の防災についてのイベントを考えていて大阪で行っている中学生プロジェクトを企画しましたが、なかなかうまく行かず時が過ぎました。
そして昨年から、伊丹市内で活動している防災ボランティア団体と事業所の防災についての会議を重ね、利用者が通勤時に災害があった時のために通勤ルートの危険箇所を調べたり、防災センターに登録したりしました。
また事業所で災害があった時は、近隣の人に助けてもらえるシステムづくりに、まず地域の人達に僕らのことを知ってもらう事が大切ということで社協と地域のまちづくり協議会と共に月に1度の会議を行い、地域に知ってもらえる企画を考え、避難訓練と講演会を行うことにしました。
ある日、小学校で避難訓練を1月17日(阪神淡路大震災の日)に行うという情報が入り,その日に合わせて学校に避難することにしました。
学校側は難色を示しましたが、あまり児童とは関わらずに学校に避難すると言うことで承諾を得ました。
そして講演会を避難訓練の1ヶ月前に、障害者の理解と防災についての講演を考え、ゆめ風の八幡さんにお願いして12月15日に行うことにしました。
講演会当日は、地域から約20名、サプライズの利用者とスタッフを合わせると50名ぐらい集まりました。
講演会ではグループワークで避難所の役割など話し合い有意義な時間を過ごしました。
そのほかにも市の防災センターから非常時の注意事項と非常食の寄付もあり、また防災グッツの展示や車椅子講習も行い避難訓練の参加を呼びかけなど、盛りだくさんの企画になりました。
避難訓練当日は少し寒かったですが天候もよく、地域の自治会や事業所、近隣企業、まちづくり協議会などから28名、サプライズ10名で訓練を行いました。
朝9:30にサプライズに集合して、電動車椅子の者は手動車椅子に乗り換え、参加者に介助をお願いして社協職員にリードしてもらい小学校に避難しました。
学校のグランドに児童が避難するのを待ち、全校集会に参加して校長先生からサプライズのことを紹介してもらい挨拶しました。
その後、校内の会議室に移り、地域の人達と意見交換して、実際の時にはこんなに人が集まって助けてもらえるのか、停電時の車椅子の充電はどうしたら良いかなどが、出ました。
また、感想としては、車椅子を押して学校に避難できたことが良かったと言う地域の人が多くいました。
今回初めての企画でしたが、これからは同じ地域内にある他の障害者事業所も参加を呼びかけてまちづくり協議会と共に避難訓練を重ねて行きたいと思います。

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