このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ
風基金副代表理事、障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バク
バクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあ
れこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお
使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
大震災救援の中のボクの風景。被災地は、まだ寒く、縁遠い話しかもしれませ
んが、大阪では、ボチボチ桜が咲き始めました。世間では、統一地方選挙前半が
始まっています。今回の選挙は、大震災のことに配慮して、静かな選挙になると
ささやかれていましたが、いざフタを開ければ、街宣車は、ガンガン怒鳴り、名
前の連呼です。そして、例のごとく、福祉の充実が叫ばれ、大震災を意識して、
災害に強い街づくりが叫ばれています。それも、すべての立候補者によってで
す。百年一日です。それらの主張は、掛け値なしに、いつになったら実現するの
か。その市民の素朴な問いに、彼らは、実現しない現実に対して、決めセリフを
あらかじめ用意している。~それは、想定外である~と。
ゆめ風基金の救援活動には、決定的に、人手が足りていません。多分、どこの
団体、個人の方も、お忙しいとは思いますが、時が時ですから助けていただけな
いでしょうか。ご連絡ください。電話受付。資料、領収書発送、団体間連絡、臨
時ニュース発送作業など、あれこれてんこ盛りにあります。お願いします。
電話:06-6324-7702です。
3月31日に開かれた、被災障害者救援本部大阪の会合で、4月の統一共同救
援カンパ活動が決められました。4月9日、23日の2回です。いずれも、大阪難
波、高島屋前で、午後1時から、5時までです。可能な限り、ご参集ください。
被災地の障害者市民は、苦闘させられていますが、ゆめ風基金から派遣されて
いる、八幡理事も、仙台で物資集積倉庫をねぐらに、各地のボランティアと、被
災地仲間と踏ん張っています。その活動のありようにご注目ください。
3日には、八幡理事からの、現地報告が届けられましたが、長文になりますの
で、次のレポートに譲ります。
1日に届いた、JDS事務局から、盛岡、福島からの、会員報告の要約です。
盛岡
盛岡から70キロ以上離れている沿岸部では、地獄のような状況が続いています。
まだ沿岸部には、電話が通じません。毎日、零度前後の気温なのに、体育館
での避難所暮らし。お風呂にも入れず、暖かい食べ物も、着るものも無い。障害
者も健常者も、沿岸部では、大変な生活です。国の援助が遅過ぎます。こうして
いる内にも、死者がどんどん増え続けると思います。
福島
会員で心配なことは、工場などが閉鎖され、生活費に困る人たちが出てくるこ
とでしょう。ダウン症家族にとっては、物資援助ではなく、生活費援助が必要で
す。ゆめ風基金の援助が、生活費援助にまで拡大されればいいのにと思います。
原発事故に関しては、放射能線量は、各市町村では減ってきています。しかし、
飯館市では、飲料水使用は禁止のままです。テレビ画面の下部に、福島各市町村
の放射能線量が流れていますが、線量減少もあり、あまり見なくなっていますね。
会員のみなさんには、自分を守るための放射能線量の国際基準も伝えています。
以上!