ヒデの救援レポート:2013年9月30日№138

●今日は、9月最後の日。
明日からは、10月です。
人間がいくらあくせくしても、時は巡り、季節は移ろいます。
深まり行く秋を愛でつつ、それにしても、暑いと秋空を見上げるhideですねえ~!


月刊むすぶ№511号からの転載
・連絡先
ロシナンテ社 TEL&FAX 075-533-7062(京都市)
2013年、福島、夏。(フォトレポートと題されていますが、写真抜きの文章のみ)
8月17日早朝。
築地のビジネスホテル。
なかなかいいホテルだ。
Yさんは、車いすの障害者。
そして障害者カヌーのパイオニア。
そんな彼の運転で一路、福島へ。
お盆の最中、東京の街は静かだ。
渋滞もない。
車は北へ走るのだ。
関東平野は広々としている。
宇都宮を過ぎると高原の風景が視界をうめる。
田んぼは目に眩しい緑がキラキラしている。
二本松市東和町。きれいに手入れされた棚田が続きます。
この地にも放射能は降り注ぎました。
その中、農業者は田植えを続けました。
稲を育てました。
結果、放射能はNDがほとんどでした。
(ND:Not Detected=不検出・訳注ゆめ風基金)
日本の農業が奇跡を生み出しました。
飯館村に入ると耕されない田んぼが、畑が広がります。
Yさんが言います。
『これは犯罪だ……』
この犯罪に誰が責任を取るのでしょうか。
東京電力と政府はその間違いを認める必要があります。
わたしたちの責任は、こんな原発依存の世の中を作ってしまったこと。
そのためには、その根っこをちゃんと検証することだと思うのです。
人間には見えない、匂わない、感じない放射能。
だからこそ不安。
しかし日常の生活は営まれている。
私たちが生きている間、私たちが死んだ後も、もう元には戻らない。
浪江町の街並みを写真に撮ることは出来なかった。
いや、しなかった。
2年半も経過してもなおあの惨状。
人の住まない家は傷むのが早い。
そこに生活していた人たちを思う。
そこに盗みに入る人たちを思う。
人間の人間であることを思う。
行ける人は行こう。
自分の目で見て、考えて欲しい。
震災、原発、被災者を
(文・写真S&Y)以上


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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
「大阪ボランティア協会出版部」
連絡先
TEL 06-6809-4903
FAX 06-6809-4902
「ウォロ」2013年6月号からの転載。
●東日本大震災・宮城から-復興を考えるソーシャル学生ネットワーク(IFIAM)の情報発信
岩崎真実(情報ボランティア仙台)
1989年仙台市生まれ。
東北学院大学文学部キリスト教学科卒。
東日本大震災を経験後、2011年4月から被災地の情報発信を支援する「情報ボランティア仙台」に参画、共同代表を務める。
2012年4月から河北新報社の「東日本大震災アーカイブプロジェクト」スタッフを経て、13年4月から東北学院大学災害ボランティアステーションの職員に。仙台市青葉区在住。
・毎週木曜21時から生放送
『皆さんこんばんは!IFIAMのお時間です』
オフィスビルが立ち並ぶ仙台市青葉区北目町。
その一角にある貸し会議室「ファイブブリッジ」からMCの威勢の良い声が響く。
被災地をメディアでつなぐプロジェクト「笑顔311」は、無料動画配信サイトを流す番組『IFIAM』の収録だ。毎週木曜日、午後9時から生配信している。
内容は、復興活動に携わる団体や個人の紹介、東北の復興に関する若者の公開討論など。
配信当日は会場で観覧できるほか、ソーシャルストリーム機能を使い、遠方にいる視聴者と積極的に交流を図る。
番組名の由来は「震災を他人事ではなく、自分ごととして捉えてもらえるように」との願いを込めながら、震災で特に被害が大きな岩手県、福島県、青森県、宮城県、茨城県の5県の頭文字から取った。
・100回記念は24時間配信
震災から1ケ月の2011年4月11日に初配信し2周年。
それを記念して4月末には24時間連続の特別番組を放送した。
「若者に伝わるリアルな」をテーマに、過去にゲスト出演した人の紹介や、会場を飛び出して被災地の今をロケーションする企画、メンバーの素顔が垣間見えるミニコーナーなどを設けた。
初配信から携わるリーダーの庭田苑香さん(22)は:時間的な都合から普段の配信を見られない人たちのために24時間配信を決めた。
多くの人に感謝を伝えると共に、「心から楽しんでいただける番組にしたい」と話す。
●視聴0人→4000人!
今でこそ運営はスムーズだが、最初は苦労の連続だった。
動画配信や映像処理に関しては、全員が素人。
機材がうまく使えず配信を中断させたり、知名度不足から視聴者が0人だったりすることが多々あった
挫けそうになった時、心の支えになったのは出演者や来場者だった。
「被災地支援につながる情報を発信したい」という思いで奮闘するスタッフの姿を見た人たちが、番組を口コミで少しずつ広めてくれた。
今では、ボランティアや復興に関わる人たちから注目される番組の一つに成長した。
特別番組の視聴者数は4000人を超え、会場を直接訪れた視聴者は70人を数えた。
中にはビニール袋いっぱいの差し入れを抱えて訪れる人もいた。
配信が終了した瞬間、会場が割れんばかりの拍手が起こった。
スタッフ一同、安堵の表情を浮かべた後、来場者に深く頭を下げた。
MCを務めた東北文化学園大学4年竹丸直翔さん(21)は「学ぶことばかりで、反省点もたくさんある。これからの番組作りに生かしたい」と振り返る。
マスメディアの震災に関する報道が少なくなっている今、メンバーたちは動画配信を通して、人々の被災地に対する関心を途切れさせないように奮闘している。
『知ることから始まる支援もある』ということを、一同心得ている様子だった。
【IFIAM】は、被災地が復興するまで配信を続けるだろう。
番組がインターネットという国境のない世界を通して、多くの人の目に触れることを願う。
以上

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