ヒデの救援レポート:2013年9月17日№136

●9月16日、hideん家のピンポーンが鳴り、玄関のドアを開けると、見知らぬ人が立っていた。
その人物は、「民生委員の○○です」と名乗り、「敬老の日の記念品を持ったきた」、と告げた。
ファミリーでもない赤の他人が、hideの年齢を知ってる不思議。
どこで、その情報を手に入れたんだろう。
個人情報保護法は、どのように機能しているんかなぁ?と、ちょっと気味が悪くなった、昼下がりでした。


●兵庫県尼崎市のみんなの労働文化センター機関誌「ぽれぽれ通信№52号より転載。
連絡先
TEL 06-6497-2105
FAX 06-6497-2105
「被災地は今~【それでも、海辺のまちで暮らしたい】~奏海の杜のこれからと私たちにできること~」
報告:吉本奈央子
★その2(前回からの続き)
・建物を建てる段取りが少しずつ進み、予定地の草刈りをするよーと教えて頂いたので、センターのみんなに話をしたところ、有志でカンパを集め、草刈り機を贈らせてもらえることになりました。
草刈りって聞いたのに。
雑草を鎌でシャカシャカやるのが草刈りじゃあないの?細かいけど竹がめっちゃ生えてるやん!
これは……開拓!
まずは子供たちが鎌入れをし、その後大人たちが草刈り機でワーッと切り開いていきます。
竹を切って、下草を刈って、それを一カ所に集めてと作業すること1時間半、竹林が広場になりました!
子供たちや職員さんのご家族はもちろん、全国からのボランティアに加え、日ごろ福祉関係の仕事をされていない地域の方もたくさん来ておられており、もちろん子供たちもしっかりお手伝いをし、素敵なチームワークができていました。
草刈りの後は、被災地障がい者センター石巻との合同企画でバーベキュー大会があり、こちらにもたくさんの方が参加されました。
思い思いに遊ぶ子供たちと、それを優しく見守る大人たち。震災で失われ、元に戻せない部分はたくさんありますが、それを乗り越え、新しい形での未来を目指すパワーがここにはあります。
これからも、この仲間のつながりと、地域とのつながりを大事にして、南三陸町には奏海の杜があるから大丈夫といわれるような団体に成長されるように、微力ながら支援を続けていけたらと思っています。
というところで、なんと!みんなの労働文化センターに奏海の杜の職員さんが研修に来られる予定があるのです!障がいをもつ人との関わり方を勉強させてほしいって!
大丈夫かな。
Mちゃんに遊び相手としか思ってもらえてないところとか、Sちゃんにババァって言われるところとか、Kさんに車椅子でひかれるところとか見られるのか。
心配になってきた。
けど、うちには何十年と障がいのあるなしに関係なくみんなで一緒にやってきた仲間がいます。
障がいのある人が街を歩けば大注目だった時代から、施設ではなく地域で生きるために、自分たちでできることを続け、昼間は作業所で働き、夜は自分の家に帰ってヘルパーさんや世話人さんと暮らす生活を実現させてきました。
阪神大震災で被災しても復活し、制度が変わってもなんとか乗りこなし、これからも地域でみんな一緒に生きていくことを目指して、あまりスタイリッシュではないけれども、地道に活動を続けている人がたくさん……
そうだ!その人たちにまかそう!
みんなの労働文化センターは、これからも、被災地への支援を続けていきます。
その時々に合わせて、必要とされる形は違ってくると思いますが、私たちが被災した時にたくさんの方に助けてもらったように、今度は私たちが支援をし、恩返しをする番です。
そして、支援を続けて、被災地だけでなく、近隣の団体や個人ともつながりを深め、近々関西で起こると言われている地震やそれ以外の災害などに備えられることを目指します。
8月には、石巻から、障がいをもつ子供さんとお母さん5組が関西に遊びにこられる予定があります。
今年の夏はこれまた暑いけど、いっぱい遊んで経験して、将来の夢をふくらませてほしいなと思います。
その報告はまた次号で!
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これまで届けた救援金
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
・「NPO法人研究学会・第17回全国大会」特別セッション
「善意は被災者に届いているか~東日本大震災の寄付の大半が行政的配分に委ねられた理由を探る~」
日時:2013年9月22日(日)
午後1時30分~4時10分
場所:近畿大学11月ホール(近鉄奈良線八戸の里駅下車)
主催:NPO法人研究学会
先着順、参加無料。
●出演者によるパネルディスカッション
司会:江田寛(公認会計士)
パネリスト
岩永清滋(公認会計士、ゆめ風基金理事)
大久保朝子(NPO法人杜の伝言板ゆるる代表理事)
藤井秀樹(京都大学大学院教授)
牧口一二(認定NPO法人ゆめ風基金代表理事)
問い合わせ
全国大会事務局
TEL 06-4307-3332
FAX 06-6729-2493
●開催趣旨
・NPO法人研究学会では、学会員の研究成果を外部公開し、地域の皆さまや業界関係者に向けた情報発信および議論の場を積極的に提供することによって、広く社会に貢献することを目的として、このたび特別セッションを開催する運びとなりました。
本セッションでは、東日本大震災の復興に向けて全国各地から送られた義捐金が、現地で支援活動を行うNPOやNGOに十分に行き届かなかった点を取り上げて、義捐金配分システムのあり方について議論します。
被災後4か月が経過した2011年7月中旬までに義捐金は3000億円に達していますが、この時点で被災者に配分されたのは775億円(25%)にすぎず、現地で支援活動を実施していたNPOやNGOからは資金の不足が指摘されていました。
その一方で、義捐金を得られた法人であっても、それが一部に集中したため、実際は使い切れなかった法人も存在しているようです。
しかし、このような義捐金配分の偏りについて真摯に議論する場がこれまで設けられていませんでした。
このような状況を踏まえて、NPO法人研究学会では、特別セッションを設け、義捐金の受け皿となるNPO・NGO等の民間セクターは人々の善意を届ける十分な役割を果たすことが出来たのか否か、一体どこに問題点があったのかについて議論します。
以上

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