ヒデの救援レポート 2013年7月23日№130

●hideの畏友のひとり、現在でも、東日本大震災被災障害者支援を、豊中市で
担っていて、青い芝の会運動時代から付き合って来た、
脳性マヒ者で、元豊中市議会議員でもあった、
入部加代子さんが体調を崩されて、先週の水曜日に、豊中市民病院に緊急入院をしました。
体調の起伏が激しく、投薬も出来ずにいます。
hideは、22日に心配なので、様子を診に行ったのですが、ただ、ただ、眠り続けていて、反応がなかった。
昨日、多数の見舞い客があり、疲れているようにも見えました。
hideは、息子の正也さんと連絡を取り、情報を交換していますので、状況報告を逐次します。
今のところ、お見舞いなどは、お控えいただければと思っています。
現在は、低血糖の状態で、調子は、低めです。
意識が時折、飛ぶようです。
退院できるかどうかは、近々、診断されるようです。
よろしくお願いします。


●福島県被曝問題調査報告 その2:ゆめ風基金理事・福永年久
(前回からの続き)
4月17日(水)午後1時~3時
被災者支援会議 @郡山市総合福祉センター
議題:①サテライト自立支援センターについて、②災害提言集について
参加者
白石清春さん 被災地障害者支援センター代表
設楽(しだら)俊司さん 被災地障害者支援センター サテライトCIL担当
秋本けいこさん あいえるの会 ワークIL
緑川さん あいえるの会 たいむIL
岡部さん あいえるの会
青田由幸さん 南相馬市さぽーとセンターぴあ代表理事
長谷川秀雄 NPO法人いわき自立生活センター理事長
鈴木絹江さん 田村市NPO法人ケアステーションゆうとぴあ理事長
4月17日(水)3時半~5時
@JDF被災地障害者支援センター
サテライトCIL担当の設楽さんにより、我々を迎えて保養について意見交換会を開いていただいた。
参加者
白石清春さん(被災地障害者支援センターふくしま 代表)
設楽俊司さん(被災地障害者支援センター サテライトCIL担当)
菅野昇さん (NPO法人ふよう土2100 交流サロンひかり所長)
上國料(かみこくりょう)竜太さん (特定NPO法人移動保育プロジェクト理事長)
黒田節子さん (子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
上國料さん
8年前から保育所をやっている。被災後は経済的問題などで移住できない人たちがいて、コミュニティの問題を抱えているので、ストレスケアをしたいと思った。そこで被曝線量の低い場所に保育所をつくり、週に2回やってきた。4月からは週1回で継続している。移住については、放射線以外にもいろんなことで悩んでいる人がいる。利用者には自閉症や発達障害、難聴の子どももいる。保育はインクルーシブなので、子どもが成長したと語る母親もいる。
設楽さん
2011年11月に相模原に拠点をつくって移住支援を行い、障害者が計10人が移住したが、障害児まで手がまわっていない。保養については体験ツアーを企画し、福島県内の関係施設約100か所に募集をかけて、10名の応募があり、6人が参加した。
黒田さん
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」には「避難保養班」というのがある。被災者の間にネット環境があるかないかで情報格差が大きいという問題があるので、どうつなげていくかが課題となっている。
福永
今回は「ゆめ風基金」として来ている。被災者の被曝について状況を把握し、保養と移住について10年~30年という永いスパンの取り組みを考えている。
白石さん
福島県内では障害者の自立自体が難しくなりつつある。小さい子どものいる30~40代の多くが県外に移住したため。被曝の地から最後まで情報発信するという覚悟でやっているが、俺たちも県外に避難するか?と話すこともある。出た人も残った人も平等に支援すべき。出た人にもコミュニティ不安がある。
黒田さん
自主避難者への経済支援が復興支援法に入っていない。これでは放射能汚染の地に帰ってこいと暗に強制しているようなもの。チェルノブイリ原発事故後のソ連でさえも、被災者は自主避難を選択することができ、経済支援を受けることもできた。
設楽さん
福島県民の人口減により、行政が危機感を募らせている。放射能について不安をあおるようなことは言いにくい雰囲気。
十亀さん
チェルノブイリ後のベラルーシでは4~5年後から子どもの甲状腺がんが毎年何十人と見つかるようになった。福島でもあと2~3年後に同様な事態になると人々の認識もずいぶん変わってくるはず。
上國料さん
お母さんたちは今は0.2μSv/h未満といっている。被災当初は0.1μSv/h未満と言っていた。保育所の目的はメンタルケアで、安心させているだけ。ストレスを減らす選択肢の一つというスタンス。
設楽さん
残る支援も出る支援も同じ。自己選択にゆだねるべき。
菅野さん
被曝について気にはしている。「交流サロンひかり」は0.02μSv/h
黒田さん
低線量でも胎児への影響のおそれがある。キエフの専門HPによると、ウクライナでネガティブな影響。7~8割に何等かの異変がみられ、風邪が治らない、身体のあちこちに痛みが出る。10ベクレル/kgから影響が出るという説もある。
設楽さん
先日、反原発集会に参加してきたが、女子高生の発言がとても残念だった。おなかの子どもが障害児だったら下ろすって。出生前診断についても、優生思想がまかり通ったら、俺が俺を否定することになってしまう。
十亀さん
もともと原発は東京につくらないで地方にばかりつくっている時点で人をだましてきた。反原発運動、放射能汚染から人々を守る運動が、生きていていい人といけない人とに分けてはならないという理念をしっかり共有することが必要。
その3に続く。
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これまで届けた救援金
244,744,624円(2013年6月25日現在)
内・東日本大震災救援金総額
NEW!
199,235,539円(2013年6月25日現在)
ただいまの基金残高
261,092,105円(2013年3月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のhideの風景
●少し早めのお知らせです。
参加費無料!誰でも参加できます!
「第30回・日本障害者歯科学会~総会および学術大会」一般公開セッション
日時:2013年10月13日(日)午後1時30分より
会場:神戸国際展示場2号館
問い合わせ:運営事務局
TEL 06-6372-3053
FAX 06-6376-2362
●午後1時30分~
一般公開講座
「想像するちから-チンパンジーが教えてくれた人間の心-」松沢哲郎さん(京都大学霊長類研究所教授)
●午後2時45分~
一般公開シンポジウム
「大災害時の障害者支援を考える」
東日本大震災から2年、阪神大震災から18年。
尊い教訓は生かされたのでしょうか?
「逃げ遅れる障害者」、「いのちが脅かされる避難所、仮設住宅」といった問題は繰り返されています。
大震災を経験し、救援活動に奔走した方々に「その時、何があったのか」「障害者はどのような状況にいたか」、そして、今後、何が取り組まれなければならないかを提起いただき、行政の責任、市民の役割について考えます。
コーディネーター:牧口一二(ゆめ風基金代表理事)
パネリスト
青田由幸(さぼーとセンターぴあ代表理事・南相馬市)
菊池正明(たすけっと事務局スタッフ・仙台市)
野橋順子(地域生活支援研究会理事長・神戸市)
松村敏明(えんぴつの家理事長・神戸市)
以上。

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