ヒデの救援レポート2013年6月17日№125

●6月22日(土)1時30分より
ドキュメンタリー映画「福島・六ケ所・未来への伝言」上映会・前田基行さん講演(朝日新聞『プロメテウスの罠』取材班
・場所:とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷホール」(阪急豊中駅西側陸橋直結:エトレ豊中5F)
・主催:脱原発で生きたい女たち・豊中:放射能から豊中の市民・子どもを守る会
・参加費、前売り800円・当日1000円
・問い合わせ
TEL&FAX 06-6844-2280


被災地、南相馬市のさぽーとセンターぴあの利用者さんの医療的ケア支援のための、痰吸引研修報告。遁所直樹報告
その2

聞けば、相馬市から南相馬市に通って来て下さってる若い女性の方で、家族からなぜ30キロ圏内の南相馬市に行くのかと心配されながら、お仕事をされている。
その日、見学して帰る、外から来る人のために、時間を割いてもらうことも申し訳なく思ってしまう。
施設長に再度聞くと、痰の吸引を必要とする利用者さんは、お母さんがほかの生活介護の職員となり、本人は週に1回、ピーナッツに来るだけとのこと。
方針としては、徐々にそちらの生活介護にシフトしてもよいのだと思っているということだった。
3月に話された必要性は、大分、優先度が低くなったように思うが、それとは別に、現場の看護職員のストレスが多くなっていることについては、施設長は大いに心配していた。
午後からは、同じ講義を3回行うこととして、職員が3組に別れ、時間を見ながら講義を受けた。
新潟県主催の介護職員等の痰の吸引等の研修(特定の者)のテキストを用い、ペットボトルで作った痰の吸引の練習の容器も見せて、背景と流れ、そして介護職員がやれる行為について、確認の意味でも看護スタッフより話しをした。
痰の吸引のところでは及び腰だったところもみられたが、経管栄養のところでは、興味を持ってくださった感を受ける。
講義が終わったところで、施設長と振り返りをし、今回の研修の目的の一つである、看護スタッフの負担軽減には、少しは役に立てたのではないかと思う。
具体的には、看護スタッフが、相当一人で負担に感じていたところを、新潟の看護スタッフに話しを聞いてもらい、専門職からのアドバイスに精神的に落ち着いたのではないかという、施設長のコメントだった。
介護スタッフの研修については、医療行為ではないが、本人の顔色、呼吸の具合、痰が絡まっていることの確認など、介護職が確認できることを講義で再確認し、それをもとに看護職と連携をもってやるという、現場の流れを、今後つくっていくということでは、導入として説明できたのではということ。
今後、バクバクの会にも来ていただく考えはあったが、現場のスタッフが増え、現場の優先課題が解決した後、改めて痰の吸引等の研修につないでいくという見通しもできた。
11日
・南相馬市から仙台市に入り、支援センターみやぎの河野さんとお会いし、南相馬市の研修の報告と情報交換をした。
3月で、ゆめ風基金からの支援は終了して、独自で事業を行っている。
3月に訪問したときに、新潟から提案した、大学との連携について、みやぎでも検討し、現在、防災をテーマとしたグループを立ち上げ、大学、NPO団体と協力して、勉強会を開くところから始めているとのこと。今後、資金援助を宮城県から受けられそうなことも話されていた。
映画『逃げ遅れる人々』上映会を、年4回は開く予定であること。
7月から8月にかけて『みちのくトライ2nd』(スーパー堤防から一本松までの行進)を行う予定であること。
いろいろとイベントを企画している様子をお聞きした。
新潟に向けて出発する前に、被災地ゆりあげの日和山を訪問し、お参りして帰宅した。
南相馬市、仙台市等に定期的に訪問できるよう、今後もこころがけていきたい。
以上
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
『吾亦紅』と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、『われも、また、赤い』吾亦紅と咲くのです。
●近畿労働金庫「ずっと」編集部
連絡先:大阪市西区江戸堀1-12-1
「レインボークラブ・いきいき倶楽部情報誌『ずっと』№17号からの転載
東日本大震災復興支援定期サポートV・支援レポート№4
『認定NPO法人 ゆめ風基金編』
・被災地はいま~東日本大震災から2年。
ゆめ風基金は今も岩手、宮城、福島に設けた7ヶ所の被災地障害者センターを拠点に通院送迎、介助、相談、交流などの障害者救援活動を続けています。
また、津波で全壊した障害者作業所や グループホームの再建、新設、福島からの障害者避難所など28ヶ所に6742万円の救援金を届けました。
被災地障害者センター活動費と合わせると、ゆめ風基金が東北被災地にお届けした総額は
191,385,539円(2013年2月12日現在)となりました。
支援いただいたからこそ可能となったことで感謝の気持ちでいっぱいです。
どうかこれからも見守ってくださいますように。
・みなさまのご寄付はこのように被災地で生きたお金になっています。
(写真入り)
・「アクセスホームさくら」(福島県二本松)原発事故で避難し、二本松市で作業所を再開することができました。
・みちのくトライ(宮古~陸前高田)共に生きるまちづくりを訴え、総勢50人が沿岸部150キロを歩きました。途中、行政やJR、三陸鉄道にバリアフリー施策を要望しました。
・フリースペースソレイユ(仙台市)地震で壊れた作業所を再建、台所が広くなり楽しくお弁当を作れるようになりました。ソレイユのお弁当は地域の人に大変喜ばれています。
・送迎支援(岩手県山田町)津波で病院や家がなくなり、通院できなくなった被災者にとって送迎支援活動は命綱。田野畑村、宮古、釜石、大船渡、南三陸、気仙沼、山元町で毎月500件を超える送迎が行われています。
・仮設住宅バリアフリーチェック:宮古:障害当事者が仮設住宅のバリアフリーチェックを行い、行政に改善を要望しました。
●認定NPO法人 ゆめ風基金
大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL:06-6324-7702
FAX:06-6321-5662
以上

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