hideの救援レポート2013年6月3日№123

●hideが事務局長を務める、大阪府箕面市の「箕面市人権啓発推進協議会」は、定期総会で、今年の10月19、20、21日の3日間、東日本大震災被災地に、飛行機で人的交流・視察ツアーを実行することを決め、予算を計上しました。
パチパチパチパチ!
若い人たちにも呼びかける、25人規模です。
成功すればいいんですがねぇ。
詳しいことは、
・事務局 TEL:072-722-2470まで。
●公益財団法人・大阪府市町村振興協会・おおさか市町村職員研修研究センターの「マッセおおさか」セミナー講演録集№30が刊行され、5本の講演が掲載されています。
その中のひとつに、「災害時の地域における障害者支援について~東日本大震災での取り組みを活かすために」と題して、ゆめ風基金の八幡理事の話が掲載されています。
B5版213ページ
・連絡先
大阪府市町村振興協会 TEL:06-6920-4565  FAX・06-6920-4561
刊行にあたって~おおさか市町村職員研修研究センター長・斎藤慎
・わが国では、少子高齢化や人口減少の急速な進展、地縁組織の弱体化による地域のつながりの希薄化などに伴い地域・住民ニーズも変化しており、自治体を取り巻く状況は大きく変化しています。
このような状況の下で、自治体は自己決定・自己責任に基づく自立した行政運営を目指すことが求められています

また、平成19年6月に成立した「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、自治体の財政再生基準となる新たな財政指標が示され、今後は、いっそう行政運営の効率化を進めることが重要になってきます。
これからの自治体職員は一人ひとりが意識改革を進め、時代変化を認識し、新たな課題解決に向け自ら主体的に取り組むとともに、地縁・住民ニーズを的確に把握し、複眼的に判断できる能力がこれまで以上に求められます。
当センターでは、府内自治体職員と行政運営のために設立されたNPOや一般住民の方々を対象に、当面する行政課題等について認識を深め、モチベーションと資質の向上をはかることを目的に幅広い分野から学識経験者をお招きし、各種セミナーを実施しています。
このたび、その一環として、平成24年度に社会福祉法人大阪府社会福祉協議会と共催したマッセ・市民セミナーの講演内容を講演録集として発行することになりました。
最後に、ご多忙にもかかわらず、ご講演をいただきました講師の方々にあらためてお礼を申し上げますとともに、本書が自治体行政運営の一助になれば幸いに存じます。
以上
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これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
社会福祉法人・大阪ボランティア協会出版部
TEL:06-6809-4903
FAX:06-6809-4902
「市民活動総合情報誌『ウォロ』2013年4月号から
「市民視点の映画を紹介する『共感シネマ館』№19
【見えない放射能の60年後・今月の館主:今井友樹(記録映像作家)】
今月の作品
『放射線を浴びた~X年後』=監督 伊東英朗
・この映画は2012年1月にNHKドキュメントで全国放送された番組に新たな映像を加えて出来たドキュメンタリーである。
あえてこの番組を映画化した作り手の願いを真摯に受け止めたい。
1954年、アメリカが行ったビキニ水爆実験。
僕が生まれる25年も前の事件である。
あの年、太平洋マージャル諸島ビキニ環礁では6回もの水爆実験が行われ、広島原爆の1千倍以上の破壊力のある核爆弾が落とされた。
そして、僕でさえも名前を知っているあの第五福竜丸が被ばくした……。
悲劇はそれだけではなかったのである。
映画は、放射能で汚染された海で操業をしていた第五福竜丸以外の漁船、その海でマグロ漁をしていた漁師たち、そして水揚げされたマグロを通じて、深刻な被ばくの真実を暴き出している。
そしてその被ばくは日米の取引により忘却を余儀なくされ、日本中の食卓に汚染マグロが上がっていくこととなる。
この映画は鎮魂の作品ではない。
未解決の事件を告発しているのである。
映画を観て事実を知ってしまった以上、見過ごすことの出来ない現実がそこにある。
興味があって観た映画だが、これほどまでに真実に衝撃を受け、それを受け止めるのに精一杯な気持ちになったのは珍しい。
言葉を失う程、放射能の恐怖を思い知らされる。
マグロを求めて生きるか死ぬかの危険な漁に挑んだ勇敢な漁師たちは、水爆実験を目撃した生身の証言者であるにも関わらず、この映画にはその数人しか登場しない。
なぜなら、彼らの屈強な体を放射能はいとも簡単に死に追いやってしまったからだ。
映画では、残された船員たちの老いた妻たちが、夫が語った思い出を代弁する。
被ばく当時の若い男たちの写真と、画面に登場する老いた女たちのコントラストが『見えない』放射能を映し出しているようで恐怖そのものだ。
いったい何故、核兵器の実験のために、これだけのいのちを犠牲にしなくてはならないのか、人類の存在の空しささえもわき起こって来る。
さらにこの映画を観ていると、否応なくあの予想さえ出来なかった3・11による原発事故が思い出されてくる。
あれから2年経つ。
約60年前に起こった事件の傷跡を描いた『X年後』を観たことで、僕らは何をし得るのか、その問と覚悟をいま迫られている。
●あの日、日本列島は「死の灰」で覆われていた!
放射線を浴びた『X年後』
1954年、南の海で水爆実験が行われた。被ばくマグロは廃棄され、漁師たちは病に倒れた。
その後、200万ドルと引き換えに、すべての魚が日本の食卓にあがった!
「セシウム、機密文書、もろく砕けた人骨……。」
見えてきたのは、X年後の驚くべき実態だった。
2012年制作・カラードキュメンタリー・83分、制作著作=南海放送
●全国各地に自主上映の貸し出しを行っています。
詳細はホームページでご確認ください。
以上

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