ヒデの救援レポート:2013年5月20日№121

●18日、広島での『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者』上映会に参加して、こんにゃく講演をぶってきました。日帰りなので、へろへろ。(笑)
今週の土曜日には、hideが事務局長をしている「箕面市人権啓発推進会議」の定期総会があり、『被災地視察ツアー』が議論されます。
ぜひ実現したいと願っているhideでアリマス!
●市民による健康を守るネットワーク『たむら市民ネット ニュース№17(2013年年4月発行)』からの転載。
連絡先 電話 0247-82-2909
・2月24日に福島を出た講演の旅を妻と共に行い3月19日に福島の自宅に戻りました。
今回は、福島県郡山市を皮切りに、静岡県三島市、滋賀県長浜市、高知県高知市、安芸市、三重県津市、京都府伏見区等でお話しをさせていただきました。
演題につきましては、『障がいを持つ人の防災と避難支援』『映画 逃げ遅れる人々』(障害者救援本部制作)『終わらない悪夢、測定目線のフクシマ』です。
新聞メディア等でも、日本全体に渡り、近い将来に大地震が発生することを伝えているところに、東電福島第一原発事故の影響が重なるという、大地震の影響に全国各地の電力会社の運営する原発に対して不安視されていることを、講演参加者の視線に感じます。
また、福島を離れて避難生活をしている人々の交流も行うことができました。
大規模な原発事故災害と被曝は、我が国では、先の広島、長崎の原爆を超える世界的にも希な被爆国として世界の注視と反感を寄せられていることと思います。
原爆と平和利用という原発による核の悲惨な影響をなぜ日本は省みることなく進められるのか。
請われる先々での講演会場からは、私たち以上の核の廃絶と悲惨な避難生活を強いられている同郷の人々との境遇を共有しています。
2013年3月11日、私たちは高知市におり、高知市の有志の皆さん、高知県に避難してきた福島県内外の皆さんと共に、3・11の鎮魂を思い、キャンドルナイトを共に向かえました。
絶望から希望の灯火を私たち一人ひとりの行動からはじめることを確認いたし、またスタートの夜でした。
『匡』
・電気料金の過払い、または不足払いのススメ
昨年秋から、原発廃炉を求めて、我が家では東北電力からの毎月の電気使用後の電気料金は、金融機関からの自動引き落としを止め、郵便振り込みに変えました。
同時に、一円過払いにて納入しています。
電力会社からは、料金徴収課の担当職が郵便振替にて一円多く支払った分を返す作業として、実際に我が家までその一円を返金するために訪ねてきます。
その時に、担当職をとおして、所管の原発を廃炉にすることを丁寧に説明します。
電力会社では、現在廃炉費用を積み立てている事実はないことから、一円の過払い分をその廃炉費用にしてくださいと、説明しますが、電力会社としては、電気料金以外の費用を徴収する職務はないので、結局、一円分の領収書を交わして終わります。
電気料金不払い・ボイコットではありません。
ここで大変重要なことは、直接、電力会社へ原発廃炉への自らの意思を伝えることができることです。
国民の多くがこの行為を行ったならば、ある意味で、原発廃炉に向けては国政選挙以上の効力があることと自負しています。
送電100万キロワット級の原発の廃炉には100年間という時間と1000億円の費用が必要だと試算されています。
しかし、各電力会社は、廃炉費用に向けて、その費用を積み立てるなどの計画もなく稼働する様子は、正に、トイレなきマンションの上塗りでしょう。
皆さんも是非、実行してください。(鈴木匡)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
これまで届けた救援金
237,944,624円(2013年4月26日現在)
内・東日本大震災救援金総額
192,435,539円(2013年4月26日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
・東日本大震災救援活動の中のボクの風景
『吾亦紅』と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、『われも、また、赤い』=「吾亦紅」と咲くのです。
●神戸・社会福祉法人「えんぴつの家」だより№335号より転載
連絡:TEL 078-252-0109
   FAX 078-231-5281
「東日本大震災被災地の障害者へ、備品を送るために、カンパのお願い」
・『大学が廃校になるので、机や椅子や本棚やピアノなどが沢山あるが、使ってくれるところはないか』という連絡が入りました。
すぐに東北の障害者作業所が頭に浮かびました。
というのも、翌日、東北の障害者支援の『いちいちバザール』を元町で開催することになっていたがらです。
さっそく「ゆめ風基金」に連絡しました。
すると、翌日、バザール開催中に欲しいと言ってるところがたくさんあるよ、と言う電話が届きました。
次の日、不動産業者の方が備品リストとその写真をもってきて下さいました。
何と凄い。
大学にはこんなにも沢山の備品があるのかとびっくりしました。
いい思いつきがうまく進むと、うきうきしていたのですが、輸送費のことが飛んでいました。
もし東北からどっさり注文が来たら、膨大な輸送費がかかってしまう。
皆様にカンパをお願いしょうということになりました。
計画の実施は5月末になります。
よろしくお願い申し上げます。
カンパ振り込み先
郵便振替 01150-2210 社会福祉法人えんぴつの家


・大阪市社会福祉協議会・大阪市ボランティア・市民活動センター
連絡:TEL 06-6765-4041
   FAX 06-6765-5618
(企画、発行:コンポ 5月号・№174よりの転載)
・みんなで避難所の暮らしを体験しました。
~避難所一泊体験~
●3月16日(土)~17日(日)に、市民フォーラムおおさか、大阪市ボランティア・市民活動センター、会場となった大阪市社会福祉研修・情報センターの三者が共催し『避難所一泊体験』を開催しました。
当日は80歳代の人から1歳3か月の子どもまで幅広い年齢層の参加があり、障がいのある人や家族連れ、サラリーマン、学生など多種多様な人が60人集まり、一泊体験を共にしました。
多くの学生ボランティアスタッフも企画・運営したプログラムは3部で構成され、まちを歩いて防災マップを作ったり、アロマハンドケア体験、避難所運営チーム、避難所の運営に必要とされる役割の体験をしたり、サラダオイルのキャンドル作りなど興味のあるプログラムを自分で選んで参加したりと体験内容が盛りだくさんとなった今回の一泊体験。
なかでも、ダンボールシート等を利用して避難所を区分けしてレイアウトした体験では視覚障がいのある参加者が、自分でトイレまで行けるよう導線を確保してほしいと提案し、その声を反映させようとボール紙をさいて必死に作る姿があり、全員が過ごしやすい避難所にするために一人ひとりの声を大事していたのが印象的でした。
『今回は恵まれた環境だったが、電気・水・空調の制限を設けるなどもっと切迫したリアルな設定でもよかったのでは』『特別なことをするのではなく、周りの人たちとの日頃からの意思疎通をしておくことも、防災につながるのだと感じた』との感想をいただき、いざという時に協働するという事の大切さを実感できた2日間でした。
今後も、市民フォーラムおおさかでは、市民が自ら参画し企画できる取り組みを実施していく予定です。
以上

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です