ヒデの救援レポート:3月25日№113

●被災地障がい者センター・いわて・2011年度からの活動報告書が完成しました!
A4版106ページ
お問い合わせ:被災地障がい者センターいわて
岩手県宮古市末広町6の8
TEL&FAX:0193-77-3636
はじめに
まずこれまでの被災地障がい者支援活動にご協力をいただいた方々に心よりお礼を申し上げます。
震災から3年目を迎える被災地は、本来なら復興住宅の建設ラッシュがあってよいはずですが、大津波の被害の大きい東北沿岸部では、そのような姿はほとんど見られません。
未だ瓦礫の撤去などの大型重機とダンプが数多く動いています。
外部からの支援にも限界が出てきています。
『資金的な限界、人の確保等が難しい、地元主導に方針を切り替える』など、理由は様々ですが、今年の春又は秋で撤退を決めているボランティア団体も数多くあります。
東北沿岸部には被災したことによる生活困難と元々の地域的課題が絡み合っているため、困っている実態がわかっていてもどこまで外部からの支援を続けるか、どのような支援に切り替えるかは大変難しくなってきています。
たとえば仮設住宅から病院や買い物の支援をするにしても、近隣の病院やスーパーがなくなったことが原因ですが、元々交通事情が悪く、障害者が利用できる交通機関がないことが問題を長引かせています。ヘルパー派遣事業所が少ない、町村の財政が厳しいなどの理由で、都心部では受けられているはずのサービスが沿岸部では受けられない状況もあります。ボランティア活動や市民活動に携わっている人も少なく、私たちが直接出会った障害者を地域につなげる先が少ないことも大きな悩みです。
今は、被災地支援の担い手が、外部のボランティア中心から、地元スタッフに代わり、今後の支援活動を継続していこうとしています。
阪神淡路大震災に比べ非常に復興速度が遅い中、遅まきながらのこの報告書をとおして改めて被災地に目を向けてもらえればと思っています。
また被災地支援に多大な尽力をいただいた『被災地障がい者センターいわて・みやこ』の代表である今川幸子さん、『被災地障がい者センターおおふなと』の千葉博子さんの2人のスタッフが急逝されました。
ご冥福を祈るとともにここに心より感謝を申し上げます。
この報告書が新たな被災地支援や今後の防災に向けて少しでもお役に立てればと思います。
2013年2月
●目次
・はじまり~障害者をさがして~避難所まわり~施設まわり~顔の見える支援~仮設まわり
・第2期のニーズ~被災者支援と被災地支援~障害者当事者派遣プロジェクト
・第3期~支援の引き継ぎ~ハックの家~送迎サービス~すずらんとかたつむり~被災地障がい者センターおおふなと・かまいし
・第4期~体と心のケア~仮設のバリアフリー化を求めて~冬到来~被災地障がい者センターみやこ、始動~地域とつながる~被災地障がい者センターいわてとして~報告書をまとめるにあたって
・番外~避難所と障害者~ボランティアさんからのメッセージ~被災障がい者からの聞き取り
以上


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
これまで届けた救援金
236,894,624円(2013年2月12日現在)
内・東日本大震災救援金総額
191,385,539円(2013年2月12日現在)
ただいまの基金残高
260,654,573円(2012年12月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【東日本大震災救援活動の中のボクの風景】
吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、「われも、また、赤い」『吾亦紅』と咲くのです。


●東北復興支援『自然災害に負けない:心Tシャツ~長そで判』
白、赤、紺、黒の4色、S、M、L、XL。
各色、各サイズとも1枚1500円(男女兼用サイズ)
生地は半そでTシャツより厚手。
(半そでTシャツ1枚1000円も引き続きご注文を承っています。)
・東日本大震災、一昨年の南紀大水害、昨年の九州大水害。立て続けに日本を襲い続ける大きな自然災害。
私たちは、阪神淡路大震災の時に、被災地障害者センターとして、『がんばろうTシャツ』を作って、全国で販売してきました。
今回は、東日本大震災で被災された障害者支援の一環として、『自然災害に負けない心Tシャツ』を販売し、その収益の一部をゆめ風基金(阪神淡路大震災以降、主に障害者支援を続けている団体)を通して義援金を届けることにしました。(おかげさまで、半そでTシャツの売り上げより、48200円を昨年の12月に届けることができました。ありがとうございました。)
被災地の障害者の状況がなかなか伝わって来ない中、支援も滞りがちになっています。
今後もこの販売を通してあらゆる被災地の障害者支援を継続していきます。
心ある方、ぜひともお買い上げお願いします。
代表、福永年久
お問い合わせ:NPO法人 障害者生活支援センター遊び雲
TEL&FAX 0798-35-8091
兵庫県西宮市宮西町7の3


●箕面市障害者共働事業所『たんぽぽ・機関誌・たんぽぽ通信NO.3号』からの転載。
連絡先:大阪府箕面市箕面1-6-8
TEL 072-721-5177
FAX 072-737-8005
・たんぽぽでは、仙台市の共に働く国産小麦粉で作るパン、クッキーの店【コッペ】の製品、クッキー1袋350円・3個入り100円の7種類を被災地支援として、三陸水産の海産物と共に販売しています。
大震災や原発事故で多くの課題が山積しています。
大震災は、漁村の過疎化に拍車を掛け、『漁業での生計をあきらめ、海を売って出稼ぎで生計を立てる』漁民が、若者を中心に多く見られるようになりました。
一方、生産の原点である『海を守ること』それには、「海に流れ込む川をきれいにしなければ」=「そのためには、山から流れる土砂や鉄砲水を何とかしなければ」……と海に流れ込む山々を買い取り、大震災を乗り越え、植林を続けている今日の姿も見られます。
私どもは、そのような形で漁民が、せっかく植林をしても、生計の裏付けがなければ、やがては海を売り、海からの自然な贈り物を失う結果となる=『人類の大損失』と真剣に考えています。
そのような立場から、消費者の皆様には【直接海を守らなくとも、自然のきれいな海から贈られてくる海産物を購入すること】そのことは、生産に携わる漁民の生計を守り、生産の拠点である海を活性化させ、再生産することが出来る、という考えを訴えています。
海は、私たち人類が生まれる以前からの宝物です。
三陸水産・代表・雨澤進
あなたも取り組みませんか?
以上

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です