ちなつ、ちょっと行ってきました!

新米事務局員・福本千夏、母校柴島(くにじま)高校に出没の巻き!
2012年10月13日、地域に根ざしたボランティアの一環として、
文化祭でゆめ風基金の募金活動をしている高校生たちに会いに行く。
35年前の私は、ひねた障害児だった。
「人権」を考える授業中に眠りこけ、椅子からずり落ち、
「お前だけは聞かなあかん」と悲しげに言う教師に「なんで私だけやねん」とむくれるような。
50歳になった私が、日常的に高校生と話す機会などもうない。
募金箱を一緒に抱え、おそるおそる高校生に聞く。
「声出すって恥ずかしくない?」って。
「最初はね・・・。でも、友達や先輩もこうやって手伝ってくれて、
それが嬉しくなって大きな声が・・・」
「出せるんだ。すごいなー。で、募金活動して、自分の中で何か変わったことってある?」
「うーん。正直、募金箱にお金を入れてくれることが、こんなに感動するって思わなかった。だから、これからは、どんな募金活動の前も素通りはできなくなるかな」
「あっはは。それは大変なことになるよ」
「ですかねー。でも、募金は金額じゃないんです」
「すご!学びます。はい」
柴島高校@文化祭
いろいろ教えてくれてありがとう。
柴島高校@文化祭2
高校生たちに頭を丁寧に下げ、せっかくだからと、文化祭を少し見せていただくことに。
立ち上げの一員だった軽音楽部。
バンドは、もてたい男子がするものなんて、ふた昔前のこと。
演奏者も聞くのも女の子が8割。
文芸部は男の子ばかりで、家庭科室にも男の子がたくさん。
時代だあ。
ボランティア部の顧問、和田先生が「楽しめました?」にこやかに聞く。
「ええ。女の子が元気でおどろきました。それと、みんなでひとつのことをする喜びを思い出しました」
「そうでしたかー。僕も一つ聞きますが、高校生活はどんな感じでした?」
「私よりキャラクターが濃い子が多くて、自分があまり目立たなくなったのがうれしかった」と、長い言葉を伝える時はメールで打つ。
横でのぞきながら
「あっははー。昔から個性的な子が多かったんですよね。
個性は社会に出たら消されるという人もいますが、僕は個性こそ、
今の世の中で生きる折れない心を支えるって思うんです」
個性こそ、折れない心か・・・。
私も、次は、母校から徒歩25分のゆめ風で・・・。

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