ゆめ風基金は阪神淡路大震災を機に、いつ起こるかわからない自然災害の被災障害者を長期的に支援するため、全国の障害者運動のネットワークによって設立されました。
ゆめ風基金に対して、今回の大震災まで国内外の自然災害に被災した障害者の支援活動に賛同し、応援しようと永六輔さん、小室等さん、山田太一さんなど各界の方々が呼びかけ人となり、基金活動を支えてくださっています。
今回の大震災を機に、呼びかけ人代表の小室等が声掛けをしてくださり、鎌田實さんが新しくゆめ風基金の呼びかけ人になってくださいました。またご自身のブログでもゆめ風基金のことを紹介してくださいました。
鎌田實さん、ほんとうにありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
鎌田實さんのブログ・ゆめ風基金を紹介してくださったページ
原発事故90
小室等さんから、NPO法人ゆめ風基金の寄付の呼びかけ人になってほしいと言われ、もちろん承諾した。
障害がある人など、震災弱者に対して支援する基金だという。
たとえば、耳の不自由な人は緊急地震速報や防災無線の放送などを聞けないことがある。
命にかかわる情報を、障害のある人たちにどう伝えるか工夫している。
大事なことだと思う。
一昨日、南相馬の避難所の体育館で、脳卒中で片まひの女性に会ったばかりだった。
もし、緊急に避難指示が出た場合、どうするのだろうかと気になっていた。
何かあってから慌てて避難するのではなく、今のうちから、介護しているお母さんと一緒に宿泊できるバリアフリー施設を探し、移れるといいなと思っていた。
ゆめ風基金の事務局長に電話をすると、すぐに対応しますと言う。
場合によっては郡山に支所があるので、スタッフを向かわせたいとも言ってくれた。
今日、南相馬市立総合病院の遠藤先生にこの女性と話してもらい、ゆめ風基金で避難先を探してもらうようにすすめてほしいとお願いしている。
避難は長期的になっている。
もう体育館なんかを避難所にしてはいけない。
一人でも移れる人から移ったほうがいいと思う。
障害のある人は特に、最大の支援の手を差し伸べたいものである。