4月4日、障害者救援本部大阪の会議がありました。
新しい年度に入り、被災地のそれぞれの拠点では、被災地直後から1年間の活動を振り返り、これからの1年の活動計画を決定したところです。
岩手、宮城では、活動拠点の中心を津波の被害が大きかった沿岸部に移したところで、これからは仮設住宅の訪問や個別訪問などに加えて、ますますニーズが広がる移送サービスの充実が必要となってきました。また、それぞれの拠点での交流サロンの開催などを通じて、障害当事者の地域活動拠点としての役割を担おうとしています。
救援本部は現地の活動を後方支援しながら、全国の障害者をはじめとする市民の方々に、現地の活動を広く伝える役割を果たしていくことを確認しました。
移送サービスについてはボーイング社の支援もいただくことで支援拠点の移送サービスを充実させつつ、介護タクシーの充実など行政サービスの緊急かつ長期的な課題として、制度の創設や充実を県や市町村に働きかけて行こうと話し合いました。
また、障害当事者の地域活動拠点としても家事援助、身体介護などの生活介護を担うヘルパー派遣、放課後デイサービス、地域活動支援センターなどの立ち上げに、現地の実情をふまえながら資金援助や煩雑な事務処理の支援をしていくことを話し合いました。
また、3月25日、大阪扇町公園での「第2回東北⇔関西ポジティブ生活文化交流祭」として開催しました「いも煮交流会&東北被災障害者救援活動100人しゃべり場」は500人の参加をいただき、大好評でした。被災地からも多くの障害者に参加し、熱いメッセージをいただきました。
少し肌寒く、風もありましたが晴天に恵まれ、野外でのフリートークはとても新鮮でした。また会場ではいも煮の他、焼きそば、お好み焼きなどがふるまわれ、出店してくれた人たちは仕入れ金などを取らず、すべて寄付金となり、その金額が110,084円になり、ゆめ風基金に届けられました。ありがとうございました。
この催しは震災という大きな悲しみがきっかけではありますが、最近乏しくなっていた各障害者のグループが運営の違いを越えてつながり、熱いネツトワークを構築した証であり、よびかけた日常生活支援ネツトワーク・パーティパーティをはじめ、実行委員会に参加されている関西の障害者のグループのみなさんの献身的な努力に敬意を表したいと思います。そして、昨年にひきつづき今年の11月23日にまた交流祭を開催できないか、これから検討していくことになりました。
次回の会議は5月23日(水)午後6時30分より、ゆめ風基金新事務所で開きます。
まとめteみた.【東北の冒険、わたしたちの冒険 障害者救援本部会議】
4月4日、障害者救援本部大阪の会議がありました。新しい年度に入り、被災地のそれぞれの拠点では、被災地直後から1年間の活動を振り返り、これからの1年の活動計画を決定したところです。岩手、宮城では、活動拠点の中心を津波の被害が大きかった沿岸部に移したところで、…