みやぎ登米支部・活動日誌 NO.42
社会福祉法人「そうそうの杜」、大阪市知的障害者育成会、加島友愛会は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、登米市や南三陸町の仮設住宅にいる障害者の情報収集と個別支援活動をしています。
東日本大震災派遣報告書 NO.42
日時:2011年10月19日(水) 天気:晴れ
報告者: O(育成会)
9:00~12:00 Yさん、Sさん所在確認、事務処理
12:00~17:00 Sさん訪問面談、事務処理
活動した上で感じたこと
Sさん訪問、面談
21歳女性、自閉的傾向、てんかん、精神的不安定がみられる。以前は夢の森という作業所に母が送っていたが作業所で他者の携帯を壊したり、窓を割ったりする行動みられ、作業所にはいけなくなったとの事。訪問時はえんどう豆の豆を取り除いたり、お菓子を食べながら落ち着いておられるように感じる。職員証をみて名前を呼ばれて笑顔見られる。
家庭では目をはなすと蛍光灯を割ったり、一人で外出したり窓を割ったりととにかく目がはなせないとのこと。母は作業所に行って欲しいと思っている様子であったが今の状況では難しいと感じておられる様子。
外出は好きであり、車の中では落ち着いて過ごされているとのこと。アニメ、漫画が好きであるが本は読んだ後にすべて破ってしまう。家族は目をはなせないことから用事が出来ない、休息できないことから本人、家族共にレスパイトが求められるが今後要検討していくことが必要であると感じた。
必要なサービス、社会資源は限られており、過去の破損行為からも難しいとのこと。当面の解決策としてドライブや訪問などが最適かと思われるが人員確保などの問題があげられる。