東北関東大震災障害者派遣プロジェクト11
被災地当事者派遣 報告書
夢宙センター 馬渡健二 菊池仁 椛田健吾
【スケジュール】
10月11日(火)
13時30分 花巻空港到着。
リフトタクシーで、15時ごろ被災地センター到着。
19時に支援活動報告会議参加 スタッフ・ボランティアと交流
10月12日(水)
9時に被災地センターに到着し、午前中は被災地センターの事務を行いました。
13時にCILもりおか代表の川畑さんと合流し、16日に行うILPの打ち合わせと
支援活動報告会議参加 スタッフ・ボランティアと交流
10月13日(木)
8時に被災地センターを出発し、陸前高田の被災地見学
13時からバリアフリー仮設に、入居となった入居者と県庁との、話し合いに同席 19時被災地センター到着 支援活動報告会議参加 スタッフ・ボランティアと交流
10月14日(金)
7時30分、被災地センター出発 大船渡にある施設に訪問し、震災時の状況を職員と入所者に聞く 支援活動報告会議参加 スタッフ・ボランティアと交流
10月15日(土)
7時被災地センターを出発し、10時宮古のAさんの家に到着して、宮古駅の方へ外出支援等 支援活動報告会議参加 スタッフ・ボランティアと交流
10月16日(日)
13時30分CILもりおか長期ILP講座(自立生活運動と歴史)リーダーとして参加
10月17日(月)
10時から県の障害福祉課とのバリアフリー仮設についての話し合いに同席
(活動報告)
今回、岩手県の被災地障害者派遣プロジェクトで被災地に行かしてもらい、実際に被災現場に行き実際に現場を見ると、自然の強さと人間の弱さを見せつけられ、改めて自然の驚異を思い知らされました。人間が何十年かかって作り上げてきたものを、一瞬にして地震と津波によって、建物や家族や夢や希望までも奪われてしまった人達の気持ちは、一言では言い表せない程の失意感だったと思うし、被災者ではない僕達が何が、できるのかまた、何をしたらいいのかを、もう一度個々に考えていかないといけないと、思いました。また、被災された障害当事者に、会って感じたことは、もともと、岩手県は福祉が大阪より、まだまだ進んでない上に、今回の震災に遭い社会資源もさらになくなり、バリアフリー仮設に入居となったが、バリアフリーとは名ばかりで、障害者のことを何も考えていない住宅になってしまっていた。住宅の入り口は手動車椅子で、ギリギリ入れるか、入れないか分からないぐらいの、幅しかないし、住宅の中の浴室の段差が30㎝あり、とても車椅子の使用者の事を考えて作られた物ではなく、しかも、岩手県の障害福祉課に尋ねると、岩手県としては、バリアフリー仮設住宅の建築基準は、まだ作られていないとゆう。建築基準がないとゆうことは、あまりにも対応が遅いし建築基準を作る時には、障害者のことは障害者にしか、分からないので是非、基準を作る会議に、障害者も参加する方向で考えて欲しい。
(感想)
最後に、今回の被災地派遣プロジェクトに参加して思うことは、被災された健常者も障害者も、心に受けた傷は消えないかもしれない。だけど、その心の傷を強さに変えて、街の復興も心の復興もゆっくりと、していってほしい。
また、こうゆう派遣プロジェクトがあったら、何ができるのか分からないけど、僕が行くことで一人でも、元気になってもらえる人が居るのなら、是非、参加したい。