みやぎ登米支部・活動日誌 NO.37

みやぎ登米支部・活動日誌 NO.37
 社会福祉法人「そうそうの杜」、大阪市知的障害者育成会、加島友愛会は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、登米市や南三陸町の仮設住宅にいる障害者の情報収集と個別支援活動をしています。
東日本大震災派遣報告書 NO.37
日時:2011年10月13日(木) 天気:晴れ
報告者: S(育成会)
9:00~12:00 Mさん訪問、事務処理
12:00~17:00 Eさん訪問、事務処理
活動した上で感じたこと
Mさん訪問
 先日より留守のため訪問できていなかったMさんが同じ仮設住宅内の交際相手のお宅におられることが分かった為、本日訪問。居室内は食べた後のものが散らかっているなど、煩雑な様子が伺える。
 交際相手の男性が外出していたため、ご本人からお困りごとについて聞き取りをする。主訴としては車の買い替えのことが気になって眠れないということだったが、実際には話しを聞いて欲しかったように思ったので、本人が納得するまで傾聴する。本人のお話は事実と違う点も多いが、話しを聞くうちに表情が明るくなり、身振り手振りを交えて話し出す。
 車の件は納得してから買うよう助言すると腑に落ちた様子。また何か相談事があれば連絡するとのこと。
 仮設住宅の中で精神障害を持った方のストレスも溜まってきており、息抜きの場も必要だと感じた。
Eさん訪問
 本人は小学一年生の自閉症の男子。地域の小学校に通っているが、多動傾向。自宅にて本人を見て欲しいとの依頼。
 祖母から聞き取りをする。現在は曾祖母・祖父母・本人の4人で暮らしており、父親は出稼ぎにでている。地元スタッフの情報では祖母は自宅に囲い込みがちとのことだったが、祖母の話では出来るだけ外部の人の支援を受けたいということ。現在は毎週水曜日JDFのスタッフが15:30から2時間自宅で支援しているということだが、祖母に用事があるときにみてほしいということ。
 予定が合えば派遣することになり、次週19日にJDFさんの支援に同行させてもらうことになる。
 現在の家に着てから本人が活動的になり、オムツもはずせるようになったとの事。本人の成長を見て祖母の気持ちも変わってきている様子。
 震災は不幸なことでは有るが、それをきっかけに前向きに障がいに向かい合えるように馴れる事例もあるのだと知った。

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