「社会福祉法人ゆうのゆう」の被災地支援ニュース

被災地障がい者センターいわての活動を継続的に支援する「社会福祉法人ゆうのゆう」の支援ニュースNO.85より
 3日。台風が西日本に上陸するというニュースを聞き、岩泉町へ出発。岩手県では雨が降ったりやんだりの落ち着かない天気ですが、強い雨はありません。
 岩泉町の仮設住宅へ。まずは4歳の発達障害の子どものお宅に物資を届けました。4歳の子どもがおもちゃで遊ぶ姿が可愛すぎて、まさに癒しの時間でした。その後、様子を伺いにお二人訪問。一人は不在でしたが、もう一人の方は笑顔で迎えてくれました。母親や父親はいないというジェスチャーをしながら玄関に。元気に施設に通われているそうです。
 その後は宮古市の田老の仮設住宅へ。ここでも様子を伺いにお二人を訪問。一人目の方はダウン症の方で、本人、父親と話をしました。父親はやることがないという話を繰り返されており、確かに5月に比べれば落ち着きましたが、今度は時間が有り余ってきているようです。もう一人の方は知的障害があり聾でもある女性と話しました。私も下手な手話で会話。気持ちは通じたようで楽しい時間でした。今度、地元の方から紹介された宮古市の施設の見学に行かれるそうです。
 どなたも訪問を笑顔で迎えてくれました。前回の派遣よりも、仮設住宅を回り聞き込みをすることは少なく、巡回しながら話を聞くことが多くなってきた印象です。落ち着いて話せる時間が増え、「顔と顔がつながっている関係」も実感できてきました。顔を合わせることでの安心感は大きいものがあると個人的には考えています。現地の方はどのように感じているのか気になるところですが…
 今日は西日本での台風が気になります…大阪や実家は大丈夫かなと思いつつ寝床に入りました。
 5日。とうとうボランティアは私と神戸からの同い年の人の二人になりました。今日は沿岸部への支援はなく、全員事務の日。午前中、台風のニュースにくぎ付けになることもありましたが、たまった事務の仕事を皆で片付けました。
 昼からは専従者会議です。私はというと…会議に参加できなかったので、部屋で待機。何を話し合っているのか気になりながらも、ひたすらボランティア二人で話しまくってました。
 会議後に合流し、事務仕事。仕事終わりには皆でお好み焼きを食べて談笑。今日はゆったりとした一日でした。岩手は涼しい空気でそこまでは寒くないです。冷房をつけると寒く感じることはありますが、まだまだ半袖で活動しています。ただ夜になると少し冷え、秋の空気も漂っています。

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