ヒデの救援レポート、10月3日

ヒデの救援レポート、10月3日:40
 宣言!このヒデのレポートには、毎回、1万文字を使っていますが、読者の方々、特に、携帯電話でお読みになる方たちから、大切な情報ではあるけれど、長文に過ぎる、読みづらいと、クレームが来ています。
という事で、それらのご意見に応えて、毎回5千文字をメドに、発信しょうと、ヒデは結論したのであります!(笑)
 まぁ、各種の救援活動をなるべく目こぼししないようには、しますけれどもね。正直なところ、ヒデもその方が、気持ちもからだも楽なんですよね。そこんところをよろしくご理解くださいませ。ヒデ拝
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、9月29日までに、183479076円です。これまでに支援した団体、個人への金額。支援総額は、9月26日までに、98912600円になります。まだ、未発表のものもあります。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
 息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景
 吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、われも、また、赤い吾亦紅と咲くのです。
前にも書いたことがありますが、人権ヤクザと陰口を叩かれるヒデではありますが、柄にもあるまじく、花が好きなんですよね。(にが笑い)
 ゆめ風基金事務所の前の並木の根元は、周りのコンクリートの海に浮かぶ小島のように、そこだけが土の地図なのです。その場所、2ケ所なのですが、周りのビルに住んでいるのであろう、誰かが、花苗を植え、種を育てられているみたいなのです。
 ヒデは、実際に、その作業をしている姿を見てはいませんが、道路を行き交う、ビジネスや働き人の姿をしている人びとが、時折、立ち止まって、あれこれの花に、見入っている姿を散見することがあります。
夏の終わり、秋風がそよ吹く中で、ヒデの名前も知らない、小さな花々が、ピンク、オレンジ、ホワイト、レッドの色を精一杯、小さな花弁を使って、今を盛りと、咲き誇っています。無理をせずに、自然に、なんとなくです。むろん、土の中では、それぞれが根を張り合って、種の未来のために、自己主張しているのだけれども、そんなことは、おくびにも出さず、あくまで、自然に、花色を競い合い、可憐に、綺麗に咲くばかりです。
 大震災被災地から、台風被害地から届く、あれこれの、胸突かれる情報に接すると、ともすれば、無理をしているヒデの顔が鏡に映ってしまうのです。オッサン顔のヒデですから、あの可憐な花々のように、見栄えがするはずはありません。それは保証します。(笑)
 でも、今回の大震災からの、ひとびと的復活には、どう考えても、膨大な時間とお金、人智が要求されます。折れることなく、挫けることなく、笑いながら、自然な態度で、永くなるであろう道程を、情報を集め、発信しながら、お金を集め、支援のために使い続けねばなりますまい。そんなことを、秋風に揺れる花々から教えてもらう、ヒデの今です。とかなんとかいいながら、またまた花々を前にして、タバコをふかすばかりのヒデでもあります。
●サテライト自立生活センター長期避難拠点設立計画ー福島県内の自立生活センター共同連携にてー
被災地障害者センターふくしま代表・白石清春その第2回目
●2・具体的準備
1・先発隊の者が、神奈川県内の各市に行き、各市の情報を集める。市役所などに出向いて人口、予算規模、福祉関係予算、福祉サービスの程度と種類、交通の便利さなどを調査していく。
2・調査結果をみて、神奈川県の障害者団体と協議したうえ、中心拠点となる市を確定していく。
3・中心拠点となる市に事務所と住居一軒家等の場を確保する。そこに代表者が各自立生活センターの職員と一緒に常駐して交代で障害者・ボランティアなどを発掘していく。行政職員、社協職員との関係をいち早く作っていく。その地域の障害者団体、障害者関係事業所、養護学校、障害者入所施設、介護保険関係事業所を回り、生活保護利用者や自立生活センター関係者などを探していく。または、大学や高校を回って、ボランティアを探していく。
4・中核拠点となる市の障害者が何名か集まった段階で、福島県内から若い障害者と若い職員を移住させ、まずは生活介護事業所を立ち上げ、障害者や職員の生活を確保していく。
●3・本格的な計画移住
1・生活介護事業所を拠点としてさらにサービスが必要な障害者を探し出して、自立生活センターを立ち上げる。福祉サービスの提供と、相談支援ピアカウンセリング、自立生活プログラム等を行っていく。うまくいけば、若い障害者を見つけ出して、ILの運営を担える者や、障害者運動を行える者などを育成していく。
2・中心拠点の自立生活センターと生活介護事業所が軌道にのった段階で、さらに周辺の市に第二拠点をつくっていく。第二拠点に残りの福島県の自立生活センター関係者を移住させて、第一拠点と同様の方法で、第二拠点に生活介護事業所を立ち上げ、自立生活センターを並行して開設していく。神奈川県内各地に、第三、第四、第五の自立生活センターを作っていきたい。そして神奈川県内の障害者団体と連携してしていき、神奈川県内の障害者運動の活性化に協力していきたい。
3・福島県内の自立生活センターと関係のある障害者関係事業所関係者らと連絡を取り合って、事業所単位ごとに神奈川県内やその周辺候補地を探して集団避難させていく。
●4・長期的計画の利点
1・福島県民はなかなか自分の土地を離れようとしないので、障害者自らが先頭にたって福島県を出ていこうというアクションを起こせば、みんなも同調して避難するようになるだろう。その口火を切るために、私たちは動いていく。
2・今まで神奈川県内には自立生活センターは、少ない数しか存在しなかったが、私たちが神奈川県に行って活動することによって、何ヶ所かの自立生活センターがつくられていくことになるので、全国自立生活センター協議会にとっても朗報になるだろう。
3・私たちが神奈川県内の各市に自立生活センター等の拠点を作っていくことにより、その地域の障害者を発掘していくことができ、障害者運動を行う後輩たちを育てていくこともできるのではないだろうか。そして、神奈川県内の障害者団体と連携していくことによって、神奈川県内の障害者運動を活性化していくことができるのではないだろうか。
4・長期的視点に立てば、神奈川県から別な地方千葉県、長野県等にも移動していって、自立生活センターを広めることができるだろう。
5・30年間ぐらいたてば、福島に住民が戻ってこられるようになるのかも知れない。そのときに各地に分断して後輩たちを福島県に戻して、新たな自立生活センターを立ち上げていくこともできるだろう。
●全国各地に福島県の障害者ネットワークをつくっていこう。以上

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