みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.19

 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.19
日時:2011年9月19日(月) 天気:曇り時々雨
報告者:I
9:30~13:00 戸倉地区仮設5箇所調査
13:00~17:00 山の神平、南方福祉仮設調査
活動した上で感じたこと
 午前中、雨のためカフェは中止し、戸倉地区仮設6箇所の調査を行う。(神割崎キャンプ場仮設、津の宮仮設、水戸辺仮設、戸倉中学仮設、志津川自然の家仮設、波伝谷仮設)
 今回はニーズ調査ではなく資料作成のために写真を撮ったり自治体が出来ているか、集会所はあるか、戸数はいくつか、誰が住んでいるのかなどを調査した。
 戸倉中学仮設では一階部分まで津波が来た中学校校舎を間近で見ることが出来た。これまでにも悲惨な状況は幾つも見たが、校舎の中を間近で見るとこれまでに無い衝撃を受けた。校舎は海から20メートルほどの高台にあったのにもかかわらずたくさんの方の命を飲み込んでいった。しかし現場に立っていてもどうしたらそんな事になるのか想像できなかった。
 校舎の時計は津波が来た時刻のまま止まっており、生々しさを際立たせていた。
驚いたのはその校舎よりも低い位置にあるグラウンドに仮設が建っていたこと。当時の状況を知る人はその仮設に入ることが出来ず他の仮設に移って行ったそうである。
 午後からは山の神平仮設、イオン南方仮設の調査を行う。入谷障害者仮設というのは山の神平仮設のことであることが分かる。障害者仮設というのも福祉仮設の間違いで入居されている方の中には障がいのある方はおられず全員高齢者の方で、80歳代の方が多くほぼ自立されている方が選ばれている様子。
 定員はどちらの仮設も9名でよく見かける入所施設のような感じのつくりになっている。南三陸町から委託され、医療的なサービスは無く、自立支援を目的にしているという。9月13日にスタートしたばかりということでスタッフの方もバタバタで全てを把握するには至っていない様子。スタッフは以前福祉関係の仕事をしていた人を対象に応募で決まったとの事。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 ハグハウスと共有するデータのフォーマットは仮設の見取り図など良い部分もあるが、かなり使いづらいものもあるので見直す必要があると話し合いの中で出た。極力簡潔に一目で分かるようなものが望ましいとのことだったので早急にやり直す。
備考
 カフェで使用するイスが高齢者にとって使いづらいものであるため、安全で頑丈でコンパクトなものが欲しいとの事で菊池さんに打診。明日の会議にて検討するとの事。
ノアのシガーライターのヒューズか切れナビ使えなくなる。ヒューズ交換し直ったかに見えたが再びヒューズが飛ぶ。Oさんと相談の上、点検に出す必要有。

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