ヒデの救援レポート6月2日

ヒデの救援レポート6月2日:21
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、5月28日までに、149996399円。5月30日までに、150947733円です。これまでに支援した団体、個人への金額。このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌:そよ風のように街に出よう:編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
 息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景
 ボクの友人のひとりに、大阪の吹田市にある、浄土真宗本願寺派・千里寺の住職をしている武田達城さんというひとがいます。このひととは、20年以上前から、人権市民フォーラムなどを共に活動してきた仲間で、宗教者としては、稀有な人物として、ボクは信頼しています。障害者差別の法的根拠となる、臓器移植法改定阻止運動でも、反対の論陣を積極的に張られたひとでもあります。その武田さんが寺報、:如是:というミニ新聞を出されているのですが、それを紹介します。
 如是6月・823号:震災支援に対する御礼:前号で東日本の震災に対するご支援をお願いいたしましたところ、皆さまから多くのお力添えをいただきました。活動支援金や生活用品を届けていただき、また遠方よりセット仕分け作業に駆けつけていただきました。この場を借りまして衷心より厚く御礼申し上げます。
 一人ひとりができることもあれば、共同体だからこそできることがあります。私は全国に100名の会員が活動する同朋運動を続ける会に入会しています。この会のメンバーと、力を合わせてできることを探すことにしました。4月3日、4日に仲間が現地に向かいました。仙台空港がまだ使えないので、空路福島からレンタカーで石巻に北上し、仙台、相馬と南下しながら、活動拠点となる真宗寺院を探しました。地震による倒壊や津波の被害を受けていないこと、地域に広く開かれた寺院であることが条件でした。西本願寺仙台別院は、残念ながら同じ宗派の寺院を支援し、同信の仲間を助ける方針で、困っている人にわけへだてなくという私たちの考えとは一致しませんでした。西本願寺にあるたくさんの大きな義援金の箱は:無関係な人や違う宗教の人は支援しませんと書いているようなもので、まことに恥ずかしいことです。自身が地震による大きな被害を受けながらも、地域の人々のために活動しょうとされている宮城県亘理町の真光寺を拠点とすることに決め、担当の行政と相談した結果、亘理町の仮設住宅1000戸分の生活用品セットをすべて用意することを約束いたしました。あまねく多くの人々の知恵と力をいただいて、なんとか3分の2まで真光寺を経由して亘理町の仮設住宅に届けることができました。真光寺の門徒の皆さんには、大変根気の要る作業にもかかわらず、本堂での仕分けセット化を何度も快く引き受けていただきました。5月29日(日)には、いよいよ最終セットが10トントラックで大阪の拠点を出発します。私も千里寺での法事をつとめたあと空路仙台まで追いかけて、皆さまのお心が確かに届いたかどうか、この目で確かめてまいります。また次回にそのときの報告をいたします。まことに有り難うございました。2011年5月中旬・住職・仏教者なのに、共通暦の締めが素敵ですね。以上。
 
 ゆめ風基金事務所が、空っぽになる危機。6月3日の夕方から、夜行バスで、仙台のとっておき市民音楽祭・ゆめ風基金呼びかけ人代表の歌手の小室等さんも参加・の準備のために、橘高事務局長が3日から、6日まで。沼野臨時スタッフが3日から、仙台から、東京での小室さん50周年記念・被災者支援コンサート会場調整を経由して、7日まで。南事務局員&理事が、3日から1週間、支援活動のために、現地障害者支援センターに留まります。その間は、ゆめ風基金事務所には、細谷臨時スタッフと、ボクしかいません。なんとも、かんとも、心許ないことです。ホント、弱小団体ではありますね。まぁ、帰って来たらば、現地報告をすることは、義務ですな。
 被災障害者救援本部おおさかの会合が、これからの救援方針を巡って、6日、午後6時30分から、地下鉄大国町駅下車すぐの、事業所パーティー・パーティーで開かれます。事業所の電話は、06-6649-0455です。また、12日、午後3時から、豊中障害者の自立を支えるサポートネットワークの主催による、豊中市危機管理室のひとと、ゆめ風基金八幡理事による被災現地報告講演会が行われます。会場は、生活情報センターくらし館・豊中市役所の近所です。このふたつの会合に、ぜひとも、足をお運びください。サポネの電話は、06-6846-7781です。変わらぬご奮闘、感謝とともに見守っております。
 さて、私どもの方に、お一人の方からゆめ風基金へと100万円の寄付が寄せられ、本日1日、送金いたしました。匿名寄付となることも了解されていますが、入金の報告と、できれば現地での支援の動きなどをご報告したいと思います。
 「入金を確認されましたら、領収書と最近のニュース等、適当な資料をお送り下さるようお願いいたします。なお、領収書は:市民の声ねりまあてにお願いします。これからも応援してまいります。引き続きのご活躍を期待しております。2011年6月1日・市民の声ねりま」 以上

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