通信停止のご依頼に
今までの感謝の思いをつづる。
ご支援本当にありがとうございましたと。
次の瞬間、身も心も曲がっている私は、叫びたくなる。
私達は、支えられ続けることしかできないのだろうかと。
被災障害者団体・ゆめ風基金の看板おばちゃんなんぞには決してなれない私。
この場所から、ふと逃げ出したい衝動にかられる。
10年前から私のこころに年一度訪れる地震。
ホスピスからお寺まで超特急で夫と駆け抜けた初夏は毎年やってくる。
ひまわりに触れることなく、突然こすもすが目の前に飛び込んだ。
何かをなくすというというのは時間に穴があく感じだ。
空虚感を抱えて、人は生きる。
見えないものをもう一度見ようとしてあがきながら、人は生きている。
時間は傷をいやす道具にならない。かさぶたになり、
ポロッとうまくはがれおちることもない。
だから、そんな時に思い出してほしい。
あなたの隣にゆめ風基金
ちとはずかし 千夏こころの声
ゆめ風基金事務局
福本千夏