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- 助成先
- 特定非営利活動法人 自立生活センターSTEPえどがわ
- 助成年
- 2022
- 目的
- 江戸川区では大規模水害の恐れが予測された場合、2週間以上の水没の恐れがあるため、江東5区外への広域避難を推奨しているが、重度障害のある者にとって自力での広域避難は課題が多く、また福祉避難所への避難についても同様である。
そのため、実際に広域に訓練を行ってみる事で様々な問題点を明確にして、各自の自助力を付けると共に、支援側の共助力、更には公助への提言をまとめ、福祉防災の推進を図っていきたい。
- 事業詳細および成果
- 北杜市清里にある廃校の体育館を避難所に見立て、1泊2日のバス移動による広域避難訓練を行った。
令和元年に発生した台風19号のタイムラインを基に、4日前から巨大台風が発生したとの想定で随時連絡を送り、台風発生⇒避難の決断⇒準備⇒避難と、時間の短さを体感。避難先の体育館では、あえて布団一式のみという事にして、どの様な物が必要か各自考えて準備してもらう事とした。
避難所運営を実体験でききたことで、避難所の在り方についても考える事ができ、防災に対する意識の向上が感じられた。
- 今後の課題・展開・波及性
- 集団広域避難の必要性が、多くの参加者の声としても実証でき、行政交渉に自信を持って進めていけると感じた。
台風のような被害想定が数日前に予測のできる水害と違って、河川氾濫や線状降水帯による大雨による水害などは予想が難しく、今回のような事前避難が出来るとは限らない。そういった場合の避難についても考えていかなければならない。