障害児童による防災訓練と住民ネットワークづくり

助成先
特定非営利活動法人 NEXTしらかわ
助成年
2020
目的
昨今、地域住民同士のコミュニケーションが希薄になっていると感じます。この防災訓練では地域住民や地域の消防団員にも参加してもらい「放課後等デイサービス事業所」と連携し、障害児童の防災学習(避難経路の確認と避難訓練)を行い、地域住民との信頼関係を密にし、災害発生時に顔がわかるネットワークづくりを行います。
事業詳細および成果
非常時はいつもと違う日常となります。特に障害児は変化に敏感です。そのような場面に混乱しないよう、非常食の試食など疑似体験を行いました。また、災害時に住民主体で行動できるよう、地元消防団の指導の下、炊き出しの訓練、火災防災管理者による避難や、防災についてのセミナーを実施しました。
子ども達が怖がらないように、なるべくシンプルに説明しました。今回の訓練を通し、本当に事が起こった場合の動きを認識したはずです。
SNSを通じ、多くの反響をいただきました。市内の町内会より「是非、同様の形で実施したい。」というお声もいただいております。目的としていた、顔のわかる地域間コミュニケーションという点では成果はあったと感じます。また、住民の方がハザードマップについて理解していなかったことがわかりました。避難場所などを再確認する事ができ、貴重な時間となりました。
今後の課題・展開・波及性
子どもの居場所と地域の住民をつなぐ取り組み、有事の際の訓練は必要と強く感じました。今回の活動を皮切りに、行政や各団体に必要性を訴えかけていきたいと思います。