【ゆめ風基金】の趣旨を簡単に説明してください。
簡単には三つあります。
■自然災害で家や作業所を失った障害者市民を長期にわたり支援し続けること。
■いつ、どこで、大災害が起こるかもしれません。その時、その地域の障害市民に基金をそっくり活用してもらうこと。今回の震災で速効性のあるお金が必要だ、と痛感しました。この二つの目的に向けて、ふだんからみなさんの寄付を蓄えておき、被災障害者を支援しつつ、いつ起こるかわからない大災害の備えにします(大自然への畏敬をこめて)。
■また大規模な自然災害が起きた時に障害者市民が困らないように災害についての備えについても広く訴えています。
基金って?今すぐ必要ではないんですか?
そう、大災害にはすぐにお金が必要です。でも長期にわたる支援金も必要です。阪神淡路大震災や東日本大震災では、被災地の障害者が中心になり、ネットワークを活用し、すぐに「障害者救援本部」を設置しました。そして全国の仲間に呼びかけてカンパを募り、当座の避難所暮らしの費用やプレハブ設置に活用しました。ところがご承知のように、こうした熱気は冷めやすいものです。
「被災地の障害者仲間を、ずーっと応援する」。これがゆめ風基金のモットーです。
「呼びかけ人」って?
友人や家族に「こんなのあるよ」と趣旨を伝えてくださる人。こうして輪を広げてほしいのです(ひとりが10人に呼びかけると…呼びかけ人代表、小室等さんはあちこちでPRしてくださっています)。
「呼びかけ人」と「賛助会員」はどうちがうのですか?
「賛助会員」とは、自分は参加できるが他者に呼びかけるのはちょっとムリ…と、おっしゃる人のこと(谷川俊太郎さん、笑福亭仁鶴さん、吉永小百合さんなどが「賛助会員」です)。
一時的なカンパでも、いいんですか?
大歓迎です。催しや行事の機会に【ゆめ風基金】を呼びかけて、一時的なカンパをしてくださる個人・団体の方もけっこうおられます。コンサート、講演会、シンポジウム、展示会…の折りに、よろしくお願いします。
個人ではなく、団体の参加でもかまいませんか?
もちろん個人・団体を問いません。二つの会員の形、どの場合でもご自由に。もっともも参加しやすい形を選んでいただければ。
送金方法は?
ご送金いただく窓口は郵便振替口座とクレジットカードによる方法があります。郵便振替の場合は郵便振替口座=00980-7-40043でよろしくお願いします。クレジットカードによる寄付はホームページをご覧ください。
領収書が欲しいけれど?
友人のお金を預かっていただいた時など、その都度の領収書が必要な場合は、事務局までお申し出ください。すぐに領収書をお送りいたします。それとは別に、毎年1月末には年間の領収書をお送りします。確定申告にお使いください。ゆめ風基金へのご寄付、賛助会費は寄付金控除の対象となります。
では、お金の使いみちは?
災害が起きたときには、ゆめ風ネットやゆめ風応援団と連携して被災地の障害者の情報を集め、緊急理事会で救援先や救援方法を決めます。
長期にわたる復興支援策や防災のための支援策については、年に4~5回開催される理事会で決定されます。
ゆめ風ネット・ゆめ風応援団とは何ですか?
ゆめ風ネットはゆめ風基金の正会員であり、総会などに出席いただき、運営にも協力してもらいつつ、災害が起きた時に地元の障害者団体の窓口なとなってもらったり、ゆめ風基金を多くの人に知ってもらう活動を担っていただきます。ゆめ風応援団は正会員ではありませんが、災害が起きた時に地元の災害状況などを伝えていただくために、新たにできた団体です。ゆめ風ネットは都道府県に1か所以上、ゆめ風応援団は全国の市町村単位を目標に広めています。
ゆめ風基金事務局の運営費はどこから?
寄せられました賛助会費、ご寄付、そして、書籍・CD・Tシャツの販売、講演料など事業収入から、事務所の諸経費、リーフレットの制作費、郵送料、電話料、事務局員の給料に使わせていただいています。貴重なお金です。節約して大切に!を旨としています。会計報告は常に公開しています。
今後、イベントなどの計画はあるの?
毎年、様々な催しを開催、ホームページやブログでお知らせしています。
これからもゆめ風基金を忘れられないためにPRと資金集めを兼ねたイベントを打ち続けたいと思っています。全国のいろんな地域でイベントを催したいので、各地域のさまざまな催しと共催でイベントを企画してくださることを願っています。
現在の基金は?
現在(2023年6月末)で総額328,271,847円です。
いま、会員は何人くらいいるのですか?
2023年6月末現在で登録会員14,050名です。