能登半島地震 現地調査報告

1月26日~29日の4日間にわたって大阪から石川県へ向かい、

能登半島地震の現地調査を行いました。

金沢市へ到着し最初に向かったのは、発災後から

『ゆめ風ネット加賀』として活動されている「ひまわり教室」です。

ひまわり教室は職員6名と小規模な事業所ですが、

繋がりのある事業所で構成された『共生ネット』が

一丸となって被災地への物資配送などを行っています。

活動報告の中で胸を打たれたのが、

必要物資の聞き取りの繊細さです。

聞き取り時のメモには、体拭き、紙皿などの日用品の他に、

おりがみ、塗り絵、パズルなどもあり、

キャラクターの名前やパズルのピース数、

おりがみの大きさなどが詳細に記されており、

届け先の事業所にはどの様な方が過ごされているのかなどを

感じ取り、丁寧な聞き取りをされていました。

滞在中、聞き取りをした事業所に物資を届けるとのことで、

27日志賀町・輪島市、28日羽咋市・七尾市・穴水市にある

5か所の事業所へ同行させていただきました。

27日の輪島方面への移動は道路状況が心配でしたが、

補修工事も進み国道249号線で

志賀町経由で輪島町入りすることになりました。

志賀町の「学び舎あい」は、隣接している生活介護の

建物の被害が大きく、今は比較的被害の少ない

グループホームで一緒に過ごされていました。

断水のため、入浴は同法人の施設に週2回ほど通われていました。

事業所の直ぐ横にある廃校へ続く坂道は大きくひび割れ、

発災時の揺れの大きさを痛感しました。また、志賀町には

志賀原発もあり、現在停止しているものの、

原発にも被害が及んでいたら…と、

東日本大震災の福島の被害が脳裏によぎりました。

輪島市の「ふれあい工房あぎし」では、

現在約40名が過ごされています。

希望されていた物資は「やわらかい食べ物」とあり、

嚥下困難な方がいることが伺えました。

その他にも「猫のごはん」とあり、

猫という癒しの存在があることに少しほっとしました。

28日に伺った穴水市の「グループホームふきのとう」の

聞取りメモには「注ぎ口のあるバケツ」とあり、

お届けしたバケツを見るなり

「この形状のバケツが欲しかったの!」

と涙を流して喜んでくださり、折り紙やパズルなどに関しても、

利用者さんと一緒に喜んでおられました。

被災地の状況は刻々と変わります。

ゆめ風基金では、

今後もひまわり教室のサポートをすると共に、

他団体とも連携し救援を行います。

ゆめ風基金 U.K.