ヒデの救援レポート 2014年10月6日№166

●バタバタのへろへろ月末、月初め!
9月29、30日は、東京・水道橋で開かれた、「永六輔とその一味・トークとライブ」に、
ゆめ風基金事務局長・橘高さんと2人で、来年のゆめ風基金設立20周年記念イベントの挨拶を兼ね参加しました。
永さん、小室さん、ゲストのみなさんと楽しく時間を共有しました。
10月1日には、大阪上本町で開催された:014年2月16日死去・享年69歳の視覚障害者で、広く
日本の障害者運動を中心になって牽引された、「楠敏雄さんを偲ぶ会」が開かれました。
その中で、ゆめ風基金代表理事 牧口さんがコーデネイト役で「シンポジウム『その人、その仕事、その思想』」のパネラーとして、1972年からの付き合いがあったhideもパネラーのひとりとして、語りました。
やはり、緊張でボロボロ。
延べ600名以上の参加がありました。
10月2日には、箕面市人権啓発推進協議会拡大事務局会議。
10月末に行われる:東北、岩手、義援行動交流の事前打ち合わせ。
さすがに、加齢には打ち勝てず、へろへろですねぇ~!


●東北関東大震災・障害者救援本部特集号、NO12からの転載
連絡先 TEL  042-660-7747
FAX 042-660-7746
顔のみえる支援を・民間の救援組織の求めるもの
災害時に、募金によって被災者支援をする方法には2種類あります。
一つは、共同募金や赤十字社などの国や公共機関の支援です。
集められた義援金はその全てが被災者に対して見舞金として平等に配分されます。
こちらに寄付された方は、有識者によって構成された配分委員会の配分方式に従って、顔の見えない支援に参加することになります。
例えば、倒壊家屋全戸に対して各5万円の支援が行われます。
実体としては倒壊家屋の持ち主が生存しているかどうかわからず、どこに避難しているかも把握できない状況が続いているので、都道府県や市町村の窓口に募金が滞っており、支援したい人になかなか届かない状況が出てきています。
そして今困っている人に常に募金が届かない難点があります。
もう一つは、私達救援本部のような民間団体の支援です。
集められた支援金は、被災地の実情に合わせて、必要な支援活動に使うことができます。
また支援団体の活動資金も含まれます。
救援本部では目の前で困っている障害者や高齢者に的を絞って、個別のニーズに基づいた支援を行っています。
呼吸器の電気が止まったために家族が24時間交代でアンビューパック(手動式人工呼吸器)を押し続けた例があり、緊急に介助者を派遣することになりました。
個別の障害者の支援は、24時間の介助者派遣を行うことになります。
1人5万円の上限設定があるような支援では、ニーズに合った支援とはなりません。
また、行政の支援が届くまでの期間の支援も必要です。
震災発生後2週間も国の支援が届かなかった筋ジストロフィーの人たちばかりが入っている施設がありました。
そこにおむつの緊急配布を行いました。
緊急の場合には必要なところに必要な支援が求められます。
行政の支援が届き始めた頃には、避難所の中の障害者や避難所に避難できずに自宅で家族や介助者と留ま
っている個別の障害者支援に入りました。
重度の障害者は床ずれ予防のために特別なベッドや特別なトイレを必要としています。
筋ジストロフィーや頸椎損傷の障害者は特別な介助の仕方が個人ごとにあり、急に介助者が変わっても対応できません。こうした個別支援が必要なのです。
また必要な救援物資も時間の経過と共に刻々と変わってきました。
要請のあった物品は、その場で調達してその日のうちに送るような緊急対応が必要でした。
さらに、見えない要援護者も今回の課題でした。
地域の支援組織と関係なく暮らしていた障害者たちは、福祉サービスの存在すら知らず、公的な福祉サービスを受けた経験もありません。
この人たちには、行政へのサービス申請のやり方から伝えなければなりません。
(2011年5月「大震災の中で私たちは何をすべきか」救援本部代表・中西正司からの抜粋)
救援活動には、障害者救援本部のような民間団体の救援組織が果たす役割も欠かすことができません。
そしてこの障害者救援活動は、多くの皆様からの暖かいお気持ちに支えられているのです。
救援本部では、感謝の気持ちと救援活動の報告を機関紙を通じて行い、顔のみえる支援となるよう努力しております。
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これまで届けた救援金
309,701,224円(2014年8月12日現在)
内・ゆめ基金が東北被災障害者支援した救援金、金額は、
264,292,139円(2014年8月12日現在)
ただいまの基金残高
254,988,305円(2014年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、
バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座 「00980-7-40043 ゆめ風基金」です。
「とうほく」と書いてください。
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東日本大震災救援活動の中のhideの風景
●第10回ゆめ風であいましょうイン東京「少年期は戦争だった」
永六輔さん、谷川俊太郎さん、小室等さんの3名のゆめ風基金呼びかけ人がじっくりと語ります。
2015年1月20日(火)
開場:午後6時
会場:東京都渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホール
参加費:2,000円、介護者1人まで無料、ペア割り引き=2人で3,000円
定員300人
主催:ゆめ風基金
共催:カタログハウスの学校
・問い合わせ
TEL 0120-545-450
FAX 03-5365-2278
以上

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