9月29日:東淀川区菅原地域の防災学習会

先日、9月29日に、東淀川区菅原地域の、第二回・防災学習会に参加してきました!
一回目は、当基金理事の八幡が、東日本大震災において、障害者がどのような状態に置かれていたのか、どのような支援を行ってきたか、震災から2年半経過した今、被災地はどうなっているのか、などについて講演させて頂きました。
二回目の今回は、1テーブル10人くらいに参加者を分けて、そこに障害者や高齢者が一人ずつ入り(当日、障害者の参加者が少なく、全テーブルには付けませんでしたが)、
実際に避難所に行ったとしたら・・・という想定で、何が必要か、どんな風に避難所を運営していくのか、
などのグループワークを行いました。

地元の行政のかた(障害福祉課など)や、消防署のかた、社協さんも参加してくださり、1時間ほどの「想定」が始まりました。
まず、災害が起こったとして、避難所に行って、体育館で過ごすとしたら、行政が備蓄してある水、非常食などの他に、何が必要か、と、各テーブルで一人一つずつ、10個ほどあげてもらいました。
私がいたテーブルでは、このようなもの→ガスコンロ(ボンベ付き)、かんづめ、チキンラーメン、非常用トイレ、
などなど、いろんなものが挙げられました。

行政が用意してくれそうなものとそうでないものとに分けて考えるというのが、
実は難しかったりしますね~。
「チキンラーメン」
大好きですが、非常用の水しかないとき、お湯はどうする?とか
話し合いながら、見知らぬ人とも意見を言い合っていきます。
1グループずつ、出たものを発表し、八幡が突っ込みます。
「水を飲んだら出しますよね? 学校のトイレ、最近は、車いす用のもありますが
ないところもある。 災害時、トイレが使えないという理由で避難所に行かないという障害者もいました。」
確かに。
簡易トイレを段ボール箱で作るなど、智恵は出ているけれど、高齢者や障害者は使えないよな~と実感。
自分が避難所で1週間暮らすとしたら、トイレの問題でつまずく・・・。
高齢の両親を介護しているかたは、親御さんの実情を思い出しながら、同じように「無理かなあ?」と。
八幡「そこにあると思うのか、自分で用意するのか。個人で、これが欲しいと災害時には言えない場合もあるので、地域での防災訓練、例えば避難所に指定されている小学校の体育館などで1泊してみると、
訓練だから言いやすい。そこから、衣食住で必要なものを考えていくことが大事!」
なるほど!
というふうに、グループワークは続きます。
自分たちも、いつか高齢者となり、目が見えにくく、耳が聞こえにくく、体が動かしにくくなっていく・・・
そのとき、避難所に行けるのか、行けないのか。
避難所そのものを変えていくいいきっかけになれば、幸いです。
続きは、これを読んでくださった皆さんの地元で防災学習会を是非!

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