みちのくTRYご報告♪ part2

前回に続き、「みちのくTRY 2nd」参加者の素敵な笑顔と、文章を皆様に。
JDF被災地障がい者支援センターふくしま 設楽 俊司(しだら しゅんじ)さんです!
「みちのくTRY 2ndに参加して」

(きらっきらの笑顔の設楽さん。後ろは、被災地障がい者センター宮古の若き助っ人・しほちゃんです!)
今年5月に東京で行われた救援本部会議の際に、被災地障がい者支援センター宮古の黒柳さんから、「今年のTRYは東北人パワーを発揮したい」「一緒にやってもらえませんか」というのがきっかけでした。
また、昨年のTRYでは、全国から駆けつけてくれた仲間が中心に行政への要望活動を行ったということで、岩手現地の当事者のエンパワーメントにも力を貸して欲しいという話もありました。
私は、私たちが住みやすい街造りを目指して身体を張って活動するTRYの精神は、障がい者運動の原点を感じ、参加したと思っていた自分には願ったり叶ったりの話でした。
実際に岩手の沿岸部を歩いてみると、何台もの重機が整地をしている光景を目にしました。
そのためのダンプや重機を積んだトラックなどが多く、歩き難さを感じた反面、復興事業の遅れが言われているものの着実に一歩づつ進んでいることを痛感しました。
我が福島においては、お盆近くのニュースで、防護服を着た警察官が荒れ果てた沿岸部の遺体捜索という話題をどうしても比べてしまい、いたたまらなさも同時に感じたのも事実です。
また、沿岸分自治体に対する要望活動では、障がい者が住みやすい街造りは万人にとって住みやすいということを主眼に訴えました。
私が驚いたのは、どの自治体も首長クラスの対応で、一定程度の理解が得られているのか、それと二年目ということで継続力が功を奏しているのかどちらなのかが疑問に残りました。
いずれにしても、全国的には西高東低、沿岸部よりは内陸部が遅れていると言われている福祉レベルが、震災を期にインフラが整備され、障がいの有無を感じることなく生活しやすい環境造りの一助になれば幸いです。
東北人パワーでTRYを成功させようと準備を進めてきた、被災地障がい者支援センターみやこの皆さんの努力と参加してくれた皆さんの結束力が産まれ、「みちのく」という括りで障がい福祉向上に立ち向かう勇気をもらえました。
以上。

(来年は、宮城・福島でやりたいぞ!)

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