ヒデの救援レポート 2013年8月26日№133

★7月29日、故河野保子さんの7回忌法要を行い、8月3日~4日は、バクバクの会定期総会で、岡山市行き。
お盆休みを挟んで、8月18日~19日は、牧口さんと2人での老々介護で、北海道札幌へと、講演行き。
1日置いて、21日から23日間、愚息と3人で、熊本の天草へのお墓参り。
誠にもって、hideにとっては、過酷な1ケ月でした。
メール発信が遅れた、言い訳ですねー。


●東日本大震災被災障害者救援本部「おおさか」の7月18日会議レジュメ
●その2
救援活動の経過と現状
・2011年の大震災当初は、現地に物資とボランティアを派遣する緊急支援が取り組まれました。
・2012年度からは、沿岸部の支援拠点を中心に、継続した支援を行うことが確認されました。
東京救援本部では、3年の中期的な支援計画を立てました。
・2012年度は、「移送サービス」や「当事者エンパワメント」を含めた現地での地域に根ざした活動を継続し、積み上げていくことを中心に、長期的恒久的な取り組みを目指して、可能なところから、「事業化」に取り組んできました。
・岩手、宮城においては、沿岸部に活動を集中し、現地のスタッフを中心にした体制作りを行いました。
また、全国の仲間の支援と結びついで取り組まれた「みちのくトライ」は、現地の当事者のエンパワメントに大きく貢献しました。
・ボランティア活動も一定継続されてきましたし、地域活動や事業に関する見学・研修や全国各地と被災地との相互交流活動が取り組まれてきました。
・映画「逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者」が完成し、全国各地で上映運動が取り組まれました。
●参照
2012年1月に確認された基本方針
Ⅰ.沿岸部に対する「支援拠点活動」1通院や買い物・通所などの「移送サービス」
2.家の改造・設備の補充、周辺整備などの協力(行政申請協力含む)
3.支援を必要とする障害者への「個別訪問支援」
4.仮設住宅での交流のための「サロン活動」
5.行政への各種申請の支援、要望活動
6.現地の障害者団体などとのネットワーク作り
7.現地の事業所の運営への協力
8.現地における:地域生活支援のための事業:の創設や拡充
Ⅱ.福島の原発問題に関する「避難支援」
・福島における拠点活動支援、相模原サテライトCILなど
Ⅲ.地域生活の活性化に向けた岩手県宮古市への「当事者派遣プロジェクト」
Ⅳ.2013年度の方針
2013年は、3年の中期計画の2年目にあたります。
今年も「移送サービス」を含めた被災地での拠点活動を継続し、可能なところから地域生活支援のための事業構築を支援していきます。
具体的な活動は、それぞれの地域のニーズを踏まえて、進めていきたいと思います。
●現地報告と2013年度の活動イメージ
●岩手県
・被災地障害者支援センターみやこ「NPO法人・結人(ゆいっと)」~弟2回みちのくトライが7月28日スタートです
生活介護事業所開設の準備をしています
引き続き、交流や学習会を企画していきます
・被災地障害者支援センターかまいし
ヘルパー事業所、生活介護事業所を模索しています。
法人格も準備中。
・被災地障がい者センターかまいしと、「AJU自立の家」(名古屋)で支援してきた、地域生活をめざす重度障害者(大船渡の施設入所中)に、釜石市より7月1日付けで、1日16時間の支給決定が下りました。
23年度、釜石市全体支給実績が月間416時間(第3期釜石市障がい福祉計画案)
1人で市全体の支給実績を超える支給決定が出たことになります。
・被災地障害者支援センター大船渡「NPO法人・センター123」
現事務所を年内に出ないといけません。
隣の自宅跡にデイサービス事業所を開設します。
工事費1700万円で着工します。
・田野畑村「ハックの家」
送迎活動を継続しています。
●宮城県
・被災地障害者支援センター南三陸「NPO法人・奏海の杜」
日中一時支援活動、放課後デイ活動を継続しています。
150坪の土地を南三陸入谷に確保(賃貸)し、建物建設を目指します。
児童デイ活動とショートステイ事業所を目標としています。
・被災地障害者支援センター石巻
障害者・児の交流の場所として活動しています。
まちなかウォーキング、タウンウォッチをしています。
交通アクセス問題、共に生きる講座などの取り組みも計画中。
・被災地障がい者みやぎ
今年は、県内各地で上映会を行います。
・陸前高田の「すずらんとかたつむり」は、「かたつむり」が独立して大船渡市内に新設しました。
・気仙沼「ケアホームめぐみ」
送迎活動継続中。
・山元町「ささえ愛山元」
仮設支援活動継続中。
・南三陸町「三陸こすもす」
新設グループホーム建設中です。
●福島県
・被災地障がい者支援センターふくしま・JDF(郡山市)
相談支援活動や事業所支援を継続しています。
県外出前講座を企画しています。
・県内各地
田村市:7月に上映会を開催しました。
市民のための放射能測定活動をしています。
・原発からの避難の取り組み
・原発に関連して、長期的に避難「移住」することを希望する障害当事者についての支援を行っています。
・個別避難
神奈川県相模原での「サテライトCIL」の取り組み~新潟での取り組みを支援をしていきたいと思います。
(サテライトCIL相模原は9月には閉鎖の予定です。移住する2人の障害者は、市内で自立の予定です。今後の移住体験希望者は、八王子JIL、ヒューマンケア協会、JILで対応。現時点で移住が確認出来ている方は、兵庫2人、新潟1人、神奈川2人、八王子1人です。)
以上


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これまで届けた救援金
NEW!
250,805,994円(2013年8月19日現在)
内・東日本大震災救援金総額
NEW!
204,796,909円(2013年8月9日現在)
ただいまの基金残高
NEW!
270,821,980円(2013年6月末日現在)
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043 ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のボクの風景
「吾亦紅」と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。
大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。
大きな声、叫び。
大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。
しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、「われも、また、赤い【吾亦紅】」と咲くのです。

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