ヒデの救援レポート:2012年12月17日№100

ヒデの救援レポート:2012年12月17日№100
●お待たせしました!
「ひとつの命、ふたつの出会い、みっつの絆」をテーマにした、
2013年改訂版・A4判88ページ・500円の「障害者市民防災提言集」が出来ました!
編集委員会編・発行、認定NPO法人:被災障害者支援ゆめ風基金
申し込み
TEL 06-6324-7702
FAX 06-6321-5662
売り切れ状態が続いていた提言集が、やっと刷り上がりました。
ぜひ、お申し込みください!
来年早々には、「障害者市民防災提言集・東日本大震災版(仮)」が出来上がる予定です。
予約受付中です!


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これまで届けた救援金
228,744,624円(2012年11月13日現在)
内・東日本大震災救援金総額
183,235,539円(2012年11月13日現在)
ただいまの基金残高
258,210,574円(2012年9月30日現在)
その他、届けた救援金
・台風12号関連:   2,942,828円。
・フィリピン洪水関連:1,000,000円です。
●このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、
被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」編集長、バクバクの会事務局員でもある、河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。
広く知ってもらいたいので、転送自由。
自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。
長期戦です。
救援金の送り先は、
郵便振替口座:00980-7-40043:ゆめ風基金です。
「とうほく」と書いてください。
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●東日本大震災救援活動の中のhideの風景
・認定NPO法人、市民活動センター神戸の機関誌みみずく31号からの転載
連絡先 
TEL 078-367-3336
FAX 078-367-3337
「東日本大震災支援(避難サポートひょうご)始動」その2
・これからの課題
避難者の7割が母子避難といわれています。
なぜ母子避難の方がこれほど多くなってしまったのか、支援にあたり
行政も民間もそのことに思いをよせることが大切だと感じています。
せめて大切な子どもたちには、放射能の影響の少ない関西の地で健やかに育ってほしい、
そういった思いで兵庫県まで避難されてきています。
避難されるまでの葛藤、家族間の衝突、避難されてからの不慣れな土地での生活・・・。
長期化する避難生活に離婚問題なども顕在化しています。
メンタル面は問題、放射能による健康被害なども見聞きするようになりました。
母子家庭と似た境遇でありながら、支援の手がなかなか届いていません。
柔軟な就労支援やいつでも利用できる健康診断、また個別のパーソナルサポートの必要性が増していきます。
今後も、どのような応援の仕方があるか考える場を持ち続け、避難者とまだつながりのない社会資源「地域の持つ力やNPO活動、専門支援など」とを結びつけ、支援の輪を広げていきたいと思っています。
東日本大震災の被災地は東北ですが、関東にも、そして私たちの住む関西・兵庫・神戸にも、
被災されてる方々が多くいることに関心を持っていただければ幸いです。
地域がどのようにこの課題を乗り越えていくか、皆さまからのご支援をお願いいたします。
文 F


「月桃の花」
歌舞団ミュージカル・ワーキングプア希望宣言
フリーダム「原発時代を人間として生きる!」
日時:2013年1月26日(土)午後1時30分開場
場所:大阪市・西区民センター(地下鉄の西長堀駅下車)
前売り~大人2000円、学生、障害者1000円、高校生、フリータ、非正規500円、
被災地避難のかたは無料です!
●問い合わせ
TEL06-6885-8475


「放射線による障がいを持つ福島県民などの健康等に関する影響と、原発に関する私の主張と未来の方向性」
JDF被災地障がい者支援センターふくしま 代表:白石清春

10月に訪ねた福島・郡山市の白石さんから、現在の心境を綴った文章が届きました。
ご紹介しますが、長文のために、何回かに分けて、お届けします!
その1
「2011年3月11日の東日本大震災によって、福島県は地震、津波の自然災害と原発事故の人災による
3つもの大きな災いを受けた。
特に原発事故によっては、放射性物質が福島県全体に撒き散らされ、
今後、福島県民の健康を脅かす状況がたくさん出てくることを危惧している。
障がいを持つ福島県民として、放射線によるリスクをどのような形で抱えているのかを
以下に述べていく。
①「細胞の成長の早い子どもたちの健康不安」
放射線の影響は成長の早い子どもの身体を蝕んでいく。
放射線のエネルギーで細胞のDNAが傷つけられる。
そのDNAが修復されないうちに細胞分裂が起こり、悪性腫瘍ができやすい身体になっていく。
さらに、放射線による影響から免疫力低下の状態になっていくことが考えられる。
②「免疫力が弱まっている障がい者、高齢者の健康不安」原発事故の影響からいまだに放射性物質が飛散している福島県である。
放射性物質による被害は一番はじめに子どもたちが犠牲になる。
次に免疫力の低下した障がい者や高齢者に犠牲の矛先が向けられていくと思われる。
私は郡山市に住んでいるが、私が電動車いすで走っている途中の保育所の前に
放射線を測るモニタリングポストが設置されている。
数値は毎日0.4マイクロシーベルトを示している。
この数値は、病院のレントゲン室と同じである。
レントゲン室の中で毎日生活しているようなものである。
③「福島産の野菜、穀物、肉、魚、乳製品などの食べ物を摂ることによる内部被曝」
放射線被ばく関連の情報では、外部被ばくのことだけがクローズアップされているが、
本当は内部被ばくの方を真面目に考えなければならない。
ある専門家の話だと、外部被ばくが15%だとすると内部被ばくはなんと80%になるという。
人間は1日に5㎏の空気を吸うという。
この空気の中にも放射性物質が紛れ込んでいる。
また、福島県産の野菜や果物、穀物の中にも放射性物質が混入している。
昨年から今年にかけて降った雪が解けて、その水が山から里へ流れてくる。
雪解け水の中にも放射性物質が入っている。
高齢者のいる家庭では庭に野菜を作っている。
その野菜を小さな孫にも食べさせている実態がある。
④「放射線による健康被害は長い年月をかけて現れるので、現時点では恐怖をあまり感じていない福島県民」
チェルノブイリの事故状況を調べている方たちの話を聞いていると、
放射線の影響は5、6年後から出てくるとある。
今はまだみんな平気で生活しているが、将来が恐ろしい。
チェルノブイリ関係の動画を見ていると、原発事故が起きた時に30歳だった男性が
40歳になった際、急に白血病に罹ったという。
相当、重篤な症状を見せていた。
福島県にもこのような恐ろしい現実が来るのだと思うといても立ってもいられない気持ちになってくる。
続く
ヒデの救援レポート:2012年12月17日№100 以上

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