ヒデの救援レポート、1月30日

ヒデの救援レポート、1月30日:56
●被災地障害者センターいわて・宮古事務所ができました!
 私たち被災地障害者センターいわては、東北関東大震災被災障害者救援本部及び阪神淡路大震災を教訓に生まれたNPO法人ゆめ風基金の全面的なバックアップを受け、県内幾つかの障害者団体により構成されている団体です。
 これまで岩手県沿岸部を中心に被災障害者支援を続けてきましたが、よりきめ細やかな支援を行えるようにとこの度宮古市の商店街に事務所を構えることとなりました。今後この事務所を拠点として近隣の支援や交流活動などを行い、被災地の復興に向け少しでも力になれたらと考えています。・・地元の方との連携を図るとともにみなさまのご協力も頂きながら進めていきたいとおもいますので、よろしくお願いします。
●活動・相談内容
○送迎をしてほしい…通院などの送迎を車でしてほしいなど
○悩み相談…いろいろと話しを聞いてほしいなど
○交流活動…事務所を利用した茶話会や研修会などを予定しています。
○その他どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。
●スタッフ募集被災地障害者センターいわてでは宮古事務所で活動して下さるスタッフを募集しています。車での送迎サービスや様々な支援活動を行うための専従職員、有償・無償ボランティアなどです。くわしくは盛岡事務所までお尋ねください。
●宮古事務所宮古駅前、かんの書店の道路を挟んで向かい側
◎宮古市末広町6の8 
◎TEL0193-77-3636
●被災地障害者センターいわて・盛岡事務所
◎岩手県盛岡市本宮1-3-20・光立ビル1F
◎TEL&FAX・019-635-6226
 被災障害者支援ゆめ風基金に寄せられた救援金、金額は、1月25日までに、209206167円です。これまでに支援した団体、個人への支援総額は、12月31日までに、123599050円になります。
 このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの吾亦紅風景
 吾亦紅と名付けられた植物は、小さな赤い花をつけます。大輪の紅薔薇のようにではなく、ひっそりと。大きな声、叫び。大勢の群集の権利要求、強い権力ではなく、小さく、ひっそりと。しかし、その大勢の人たちと同じように、わたしにも、赤い血潮がしっかと流れているんだぞと、われも、また、赤い吾亦紅と咲くのです。
新聞全国紙ではなかなか報道されない原発事故に関する記事。
福島県地元新聞からの記事の抜粋!
●棄民政策やめて
◎内部被ばく無視の国際基準
○郡山市、福島市とルギヌイ地区の土壌汚染度の比較図
○チェルノブイリ周辺の地図
○福島の原発周辺の放射性セシウム137の土壌汚染マップつき
●矢ケ崎氏は、国際放射線防護委員会が定める一般人の年間被ばく線量の限度、1ミリシーベルトにも危惧を強めている。同地区の管理強化ゾーンは被ばく線量が1・59~0・83ミリシーベルト。つまり、国際放射線防護委員会の基準前後で多くの病気が発症していることから、内部被ばくを無視しており、基準自体が疑問だ。
 その背景について核戦略原子力利用を推進してきた米国の存在があると続ける。原発を運営する側の立場を優先させ、人の健康を後回しにしている。日本の科学者も米に追随して、放射線の健康被害を隠ぺいする工作に加わってきたチェルノブイリ事故でも、同様だ。
 数々の健康被害が報告されながら、被害を極めて少なく見せようという動きがまだ主流を占めている。矢ケ碕氏が典型的な例とするのは、国際原子力機関の依頼を受けた国際諮問委員会の報告だ。その中では、住民は放射線が原因とみられる障害を受けていない。悪いのは放射能を怖がる精神的ストレスだと述べられていた。
 国際放射線防護委員会が100ミリシーベルト以下では健康被害へのデータがないとの立場を取っていることや、国が国際放射線防護委員会の勧告に従い、年間被ばく量の限度を20ミリシーベルトにしょうとしたことについて、到底許し難い。放射能の犠牲者を意図的に隠しながら、今も生み出していると切り捨てた。
 こうした怒りはどこから来るのか。長野県松本市の出身で、物理学を学ぶために広島大大学院に進学。被爆者と接して平和への思いを深め、原爆の健康被害を認めようとしない国の姿勢に疑問を持った。琉球大の教授だった2004年から、原爆症認定集団訴訟を支援。内部被ばくについて二度証言に立ち、一審、二審の19回の判決全てでの勝訴につながった。
●学校疎開の訴訟を支援
 矢ケ碕氏は今、新たな訴訟に力を貸す。6月に郡山市の児童・生徒と親たちが、同市に学校ごと疎開する措置を求める仮処分を福島地裁郡山支部に申請。その親たちから要望を受け、9月上旬に冒頭の内容をまとめ、意見書として提出した。同支部は意見書を受けて審尋内容の見直しを表明し、結審は先に延ばされた。
矢ケ碕氏はお母さん方は、血のにじむような思いで暮らしている。その努力で日本の子どもたちが守られているということを忘れてはいけないと訴える。
 収穫の秋を迎えた。ウクライナでは汚染食品への警戒を怠った人も少なくない。国は暫定基準値を超えた食品の出荷を禁じているが規制値以下ならただちに健康に影響はないという姿勢だ。政府が生産者と消費者を分断させているようなもの。今の方針では被ばくし続けるとして、矢ケ碕氏は提言をする。汚染された土地の産物は売ってはいけない、食べてもいけない。
 汚染食品は政府が買い上げ、生産者の生活を保障すること。また、田畑が汚染されたため農業を離れざるを得ない生産者には被災地以外の休耕田、耕作放棄地を一時的に貸すなどの仕組みもあっていいのではないか。
 今後、予測される健康被害を前に、検診制度の充実と医療的な保障制度づくりも急務と言う。国はチェルノブイリ事故や原爆訴訟がなんであったかを受け止め、学んで改めてほしい。このままでは棄民政策といわれても仕方がない。
●デスクメモ原発事故後の対応は憲法違反。なぜ問わないと君は怒る。
 福島県民の年間被ばく限度値は当初20ミリシーベルト、自主避難者への冷淡、食品暫定規制値の高さ、情報隠し・・主権在民は一体どこ?主権は国民にあると日本国憲法は前文で宣言するが主権在官か在政、在電の国さが耳に残る・呂・
●これも少し先のことですが、お知らせです。ゆめ風基金の呼びかけ人のおひとりで、視覚障害者の落語家、笑福亭伯鶴さんは、阪急電車三国駅ホームから電車に引きずられ転落。長い療養生活をしておられましたが、この度、やっと復活されました。それを祝福するイベントです。
●どや!伯鶴の会
◎012年6月10日(日)
○午後1時30分より
○前売り2500円・当日3000円
◎会場・クレオ大阪西・大阪市此花区西九条6-1-20
◎TEL・06-6460-7800
・JR環状線・阪神なんば線、西九条駅から徒歩3分
●落語・笑福亭瓶太○漫談・趙博○落語・桂文福○落語・露の進治○落語・笑福亭伯鶴○三味線・はやしや香穂
●主催どや!伯鶴の会実行委員会&伯鶴復活プロジェクト
問い合わせTEL・072-724-2341・さとう
●被災地3県での救援活動は、沿岸部に次々と障害者拠点が作られ、どんどんと広がっています。それにつれ、支援金の額が大きくなり、いずれ、ゆめ風基金の財力を超えてしまいます。活動の継続のために、そうならないように、努力はしますが、各拠点が行っている活動を継続発展させるためにも、少しずつでも現在の活動を事業化して、自己財源化する事が浮上するでしょう。ゆめ風基金にお金が無尽蔵にない以上、知恵を絞らねばなりません。 そのために参考になるであろう連続講座が開催されていますので、お知らせします!
●社会的雇用の国モデル事業化へ向け、様々な視点から働くことを検証する
●第2回◎法律の視点から~障害者雇用と法律、障害者が労働者として働くために
◎講師・竹下義樹さん・弁護士・障害者制度改革推進会議就労合同作業チーム委員
●2012年2月24日(金)午後6時30分より
●第3回・◎社会福祉の視点から~
◎国際障害者年81年以降の、障害者と労働を取り巻く動き
◎講師・佐藤久夫さん・日本社会事業大学・社会福祉学部教授・障害者制度改革推進会議総合福祉部会部会長
●3月9日(金)午後6時30分より
●主催箕面市・運営、問い合わせ、財団法人箕面市障害者事業団
◎TEL・072-723-1210
◎FAX・072-724-3383
●なお、会場は、いずれも◎箕面市立障害者福祉センターささゆり園
箕面市西小路3-9-9阪急電車牧落駅から、東へ1キロ。
以上

「ヒデの救援レポート、1月30日」への1件のフィードバック

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     箕面市主催の連続講座のPRをしていただき、ありがとうございます。
     実は、2月24日(金)開催予定の講座第2回(竹下弁護士)が、3月2日(金)午後6時半~8時半に変更になりましたので、お知らせします。
     第3回目の佐藤先生の講座は、予定どおり3月9日(金)午後6時半~8時半です。
     では、失礼します。

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