ヒデの救援レポート、11月7日

ヒデの救援レポート、11月7日:45
ゆめ風基金呼びかけ人のおひとりである浪花の歌う巨人・パギやん・こと、趙博さんがニッポン国に出現して、55周年。ライブ録音コンサートうたう轍を開催する。是非とものご参加を!
2011年11月18日(金)午後6時開演
入場料1000円
会場・大阪市東成区民ホール
地下鉄千日前線・今里筋線今里駅下車。2番出口から西へ3分
TEL06-6972-0717
チケット・TEL080-3119-7074
FAX06-6763-0211
このコンサートを収録したアルバムの売り上げは、すべて東日本大震災被災者支援と原発廃止のための活動に役立てられます!
被災障害者支援ゆめ基金に寄せられた救援金、金額は、10月31日までに、188243834円です。これまでに支援した団体、個人への金額は、10月31日までに、114665200円です。
このメールは、東北関東大震災被災障害者救援に関する、被災障害者支援ゆめ風基金副代表理事、障害者問題総合誌そよ風のように街に出よう編集長、バクバクの会事務局員でもある河野秀忠が感じた、各方面の被災障害者救援活動のあれこれの個人的レポートです。広く知ってもらいたいので、転送自由。自由にお使いください。
息の長い救援が求められています。長期戦です。救援金の送り先は、郵便振替口座00980-7-40043ゆめ風基金です。;とうほく;と書いてください。
東日本大震災救援活動の中のボクの風景。
ヒデ、中沢新一著日本の大転換新書版を読む。集英社、その2
 中沢さんといっても、ヒデの知り合いでも何でもない、赤の他人ではありますが、その中沢さんは、著書の冒頭で、次のように述べている。
 三陸沖の海底に起こった巨大な地震の引き起こした津波は、東北から関東にかけての太平洋岸の海沿いの街や村々に、壊滅的な被害をもたらした。津波のエネルギーは莫大であり、数え切れないほどの家屋を押し流し、おびただしい人命を奪い去った。
 このときの津波は、福島県の海岸につくられた原子力発電所・東京電力福島第一原子力発電所・にも襲いかかり、電源設備を完全に破壊することによって、原子炉の冷却機能を危機に陥れた。空焚きによって炉心の溶融が起こり、大量の放射性物質が、周辺にまき散らされた。スリーマイル島の事故をはるかに超える規模の、深刻なレベルの原発事故であることは、もはや誰の目にもあきらかである。
 この文章が書かれている時点では、福島原発における事態収束の見通しはまったく立っていない。また津波による破壊のあと、東北の人々の生活の立て直しは、遅々として進んでいない。したがってここでおこなわれる考察は、今回の未曽有の出来事の全貌が、いまだにあきらかになっていない状態で進められなければならないという限界を抱えている。
 しかし、出来事の推移のいかんにかかわらず、いまの時点でも確実に言うことのできる、ひとつの明白な事実がある。それはこの出来事を境として、日本文明が根底からの転換をとげていかなければならなくなった、という事実である。もとどおりの世界に・復旧・させることなどはとうていできないし、また、してはならないことだ。私たちは否も応もなく、未知の領域に足を踏み入れてしまったのである。と。
 ヒデは、核&原子力問題を、前回に書いたように、世界冷戦構造の中で、反戦、反安保の視点でしか、考えていなかった。だから、この新書版の中に指摘されている、原子力の本質について知ることには、とても関心が湧く。人類最初の原子炉が稼働したのが、1942年だという。奇しくも、ヒデが生まれた年であり、さすれば、ヒデは、原子力と共に、現在に至ったことになる。
 当時、その核技術は、驚異的な成功と讃えられたが、1972年にフランス原子力庁が発表した17億年前の地球生成期には、天然の状態で、核分裂が存在していて、その痕跡がガボン共和国の鉱床にある。によって、コピーの座に転げ落ちた。ヒデの人生は、コピー並みか。(泣)
 中沢さんの本をヒデなりに解釈をすれば、人間は、太陽エネルギーの恩恵によってしか、物質を作り出せない。 ひとは、その物質を利用することによってしか、生存できない。ひとは必ず食事を摂取するけれど、それも太陽エネルギーによってしか生産されないのだ。魚も植物もなにもかもだ。つまり、人間は、太陽の子どもとして、生きているだけで、意味のある、平等な存在であると。
 太陽エネルギーの営みは、人間生存域外にあり、ひとの力では、コントロールできない。人間は、太陽の子どもではあっても、太陽にはなれない。太陽エネルギーの範囲でしか、生存域を維持できないのだ。ヒデたちが、価値があるとするエネルギーも物質も、全て太陽エネルギーの恩恵の下にある。化石エネルギーなどは、その典型で、太陽エネルギー遺産に他ならない。ヒデたちは、その太陽エネルギー遺産に価値を付与し、貨幣によって、取り引きをし、富といわれるものを生み出す。ヒデたちが学んだ、階級闘争論は、その富の分配を巡ってのものだったのだ。
 そして、地球上のあらゆることをコントロールできると思い上がった、人間は、原子力という技術に手を出してしまった。人間にはコントロールできない、生存域外の太陽エネルギーをコピーしょうとして、今回の大震災で、見事に、原発事故として、コケたのである。回復は、不毛荒野にあり、半永久的に消えないキズとして残される。
 だからこそ、人間は、今回の原発事故を契機として、太陽エネルギーの恩恵の下にあることを意識した、経済や政治のあり方、哲学や考え方に大転換して、社会の仕組みを構築するべきなのだ。云々。と、ヒデは、浅学非才なれど、読ませてもらった。短いけれど、簡潔にまとめられていて、オモロイから、ぜひ、ご一読をお薦めする。
 まぁ、どんな本でも、根底のところで、ちょっと違うやんという部分はあるわけで、そこは、ひとが違えば、考え方も、10人10色。批判もまた知見の栄養だす。終わり。
ゆめ風基金に届いたお便りから
 2011年3月11日の大震災から7ケ月経ち、かみくり荘も落ち着きを取り戻しつつ在ります。震災後、今の釜石を自分達の目で見たいとの希望で5月1日、東京から駆けつけてくれた親族達と共に、釜石市内をはじめ大槌迄見て周り、テレビで知っていた光景だが、あまりのひどさにショックを受けながらも、見てよかった・・・とうなずきあった入居者さん達でした。
 緊急避難していた方も8月1日無事仮設に移り住み、かみくり荘は静かになりましたが、入院者が退院出来ない為、定員不足が続くと経営的にも難しくなるので、釜石の病院にこだわらないで遠野、花巻、宮古地区の担当者に声をかけているところです。下宿屋さんの様なホームを目指している私達です。
 震災で不安な日々の中、突然ゆめ風基金さんが訪れて下さったお陰で、トイレの改造がされ清潔になり喜んでいた上に、バルコニーの修理が始まっています。これで晴れの日は洗濯物や布団が干せるし、雨の日は雨漏りの心配をしないで済むとホッとしている、かみくり荘の人々です。本当に有り難うございます。夢みたいで心から感謝しております。
2011年10月17日・釜石市小佐野町・NPO法人かまいし共生会・グループホームかみくり荘・K・K
以前にお知らせした7月11日・東京、新宿の全労災ホールで開催されたゆめ風基金呼びかけ人代表の小室等さんの小室等・音楽活動50周年ライブ(復興)の完全実況録音盤2枚組3600円が、10月26日に発売されました。
多士済々のゲストとのかけ合い、音楽とに、とても素敵な出来上がりです。ぜひ、お聴きください。
購入は、KKフォーライフ・ミュージックエンターテイメント
TEL03-5466-4113
FAX03-5466-4153まで。
少し早めになりますが、ゆめ風基金からのお知らせです!
第7回・ゆめ風基金東京イベントゆめ風であいましょう
今回のテーマは、震災報道のうそ&まこと
出演者・永六輔さん、シンガーソングライター・小室等さん、ドキュメンタリー作家・森達也さん
12月24日(土)午後3時より
定員150名
参加費2000円
障害者の介助者1人まで半額ベア割引、
ベアでこられた方は、ひとり500円割引、合計1000円割引
学生割引、半額
会場・渋谷区代々木2の12-2
カタログハウス本社ビル地下2階セミナーホール
都営新宿線京王新線出口6からすぐ
参加申し込み・TEL0120-545-450
FAX03-5365-2278まで。以上!

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