みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.28

みやぎ登米支部・「そうそうの杜」活動日誌 NO.28
 社会福祉法人「そうそうの杜」は、被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元グループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅での移動カフェをしながら個別支援活動をしています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.28
日時:2011年9月30日(金) 天気:雨
報告者:N、K
9:00~12:00 荒砥第一仮設にてカフェ、Wさん送迎
12:00~17:00 荒砥第二仮設調査
活動した上で感じたこと
 荒砥第一仮設にてカフェを行う。この仮設ではカフェをすることが初めてのようらしく暖かく歓迎してくれる。天気が悪く談話室でカフェを行う。ビラを皆さんに配ると談話室の隅っこの方に紙コップで遊んでいる障がいをもった方を見かける。
 カフェに集まっている地域の方にお話を聞いてみると、名前はTさん、29歳 女性の方、四人姉妹の長女、療育手帳B2で自閉傾向で今回は近所の付き合いで普段は家にいることが多いがたまたま出てこられたとのこと。
本人さんに話しをすると初めての人ということで警戒があり話はしてくれない、周りが盛り上がると一緒に笑われている。周りの人とは良い関係が続いているようで心を許しているように見える。その後お母さんが来られたようで詳しくお話を聞かせてもらう。障害の程度がボーダーの為作業所に行けばいいのか、外で働かせていいのか分からない状態で自分の家を民宿にすることで家の手伝い(掃除、配膳)をされていた。
 震災があり民宿が流れてしまい今では仮設にて家事の手伝いをされている。日中の活動の場が必要だと感じる。小さい頃から障がいがあることが分かり周りに相談することもできず母一人で動かれていたようで養護学校へ行くことで手帳の取り方や手続き等教えてもらいそれまでは何もわからなかったとのこと。
 周りは子どもが障害があることを隠す家庭もいるようであり、その地域では誰にも相談できないことから隠していかないといけない風習があるみたいである。お母さんは障害をもっていても困ったことはないと話される。母親がいなくても地域の中で場所を作られてきているように見える。地域が団結しており時折会いに行く程度でいいかと感じた。月1回最終金曜日に荒砥第一仮設にてカフェを行う。
Wさん送迎するも鬱病が悪化し通院する。薬を減薬していたようで本人は入院したい様子である。精神的な付加がかかっていたようであるが、昼食時は表情明るく食べられている。
 荒砥第二仮設にハグの恵さんと一緒に今後のカフェの開催を行っていいか第二仮設の自治会長さん訪問するが不在。
 仮設にいた人に声をかけ家の中へ招かれる。食べ物の振る舞いでお腹いっぱいになる。津波の話をたんたんと話されていた。
感じたことを改善・向上させるのに必要なこと
 ハグハウスと登米との連携を強化していく。
備考
 Kさん会議にてJDF11月でKさん送迎終了。

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