震災直後から被災地障がい者センターみやぎの支援活動に参加されてきた社会福祉法人「そうそうの杜」は、現在は被災地障がい者センターみやぎ登米支部を拠点にして、地元のグループ「ハグハウス」とともに登米市や南三陸町の仮設住宅をまわり、移動カフェを運営しながら個別ニーズを掘り起こす活動をされています。
「そうそうの杜」・東日本大震災派遣報告書 NO.5
日時:2011年9月5日(月) 天気:曇り時々雨
報告者:・N
午前:登米拠点預かっている支援物資のをハグハウスまで運ぶ
午後:韮の浜農村公園(仮設)18戸・吉野沢団地(仮設)84戸
活動した上で感じたこと
韮の浜農村公園(仮設)18戸では支援物資が行き届かなかったらしいと聞き、訪問する。会長さんに尋ねると少なかったと話される。公園で話しているおばあちゃんに聞くと、初めは4人だったのが8人までなり被災時の話をされる。
物資は少なかったそうで、今ある物資をバザーをするからとたずねる快諾される。必要なものは毛布など、吉野沢ではお風呂セットがほしいと要望があり84個分持っていく。
ここの仮設には談話室・集会所がなくイベントは屋外でされていたそうです。しかし自分たちでテントを張り、周囲3面を今はすだれで囲い中央にテーブル・イスを置き、テーブルにはポット・コーヒーが置いてあり、いつでも皆が集えるように自分たちで工夫されていました。テントの前には「福幸茶論」と書かれた看板がありました。来るときは「福幸」で出て行くときは「幸福」と自治会長が言ってました。
何箇所かの仮設廻りましたが被災された皆さんの力強さを感じました。ただ仮設の仕様にバラツキが大きいのには残念な思いがしました。軒下が有る無し、集会所が有る無し、裏に縁側が有る無し、など。