障害者派遣プロジェクト6

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被災地障がい者センターいわて 活動報告
2011年8月9日
 平田・楠の2人は7月30日~8月6日まで活動してきました。
被災地センターでは、ピアサポート部門として被災された方や施設に居られる方など色々な方にお会いして来ました。
被災地障がい者センターいわてでのスケジュール。
7月30日(土) 岩手到着、茂上・中来田ペアと引継ぎ。
7月31日(日) 大槌町にある障害者入所施設、四季の郷の夏祭りにボランティアとして参加する。頚椎損傷の方に出会う。 
8月 1日(月) 休み 岩手さんさ踊りを見に行く
8月 2日(火) CIL盛岡に行く。
8月 3日(水) 田野畑町のハックの家に来ている脳性マヒの方に会いに行く。
8月 4日(木) 大槌町の四季の郷に入所している頚椎損傷の方に会いに行く。
8月 5日(金) 大船渡の仮設住宅に住んでいる胸椎損傷の方、陸前高田に住んでいる筋ジストロフィーの方に会いに行く。
被災地障がい者センターいわてでしてきたこと。
①7月31日に大槌町にある障害者入所施設にボランティアとして行きました。そこでたまたまセンターの専従スタッフの方が介助に入ったのが頚椎損傷(C3)の男性で、西宮から同じ障害を持った人が来ていると伝えると、是非話したいとのことでお会いすることが出来ました。
 その方は施設に入って6年になるそうで、地域で生活したいと話されていました。7年前に自立に向けて盛岡市と話をしたのですが、1日4時間しか出ないと言われ諦めていたそうです。施設では地域で生活する話が出来ないので後日会うことにました。
 8月4日に大槌町で改めてお会いし、昼食とお茶にしながら自立の話やCIL、ILPの話などしました。その方は地域で生活をしたいと強く願っているようですが、それをどうすれば実現できるのかが分かっていないようでした。私たちもできる限りは伝えてきましたが、今後地域生活に向けてさらにサポートが必要と感じました。
②8月2日に田野畑町にあるハックの家に来ている脳性マヒの女性に会いに行きました。前回茂上・中来田がお会いしていてその時には携帯の使い方を教えて欲しいとのことで聞いていましたが、使い方をお客様センターに電話して自分で調べて使っていました。
 その他にもお金を自由に使いたいことや、外出はハックの家しかしていないので他に行く場所を見つけたいなど今後の自分の生活について考えていました。今後も同じ障害を持った人と話すことで世界も広がるのではと感じました。
③大船渡の仮設住宅に住んでいる胸椎損傷の男性にお会いしました。その方はいち早く仮設住宅にスロープを付けた方で家族4人住まれていました。震災当日の話から現在までの話をしながら市の対応への不満や生活のしにくさ(周りが砂利で移動しにくいことや、仮設が小さく車椅子で移動しにくく床ずれが出来た話など)をされていました。
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④陸前高田の筋ジストロフィーの男性にお会いしてきました。その方は藤原と1度会っていて、藤原に会ったことがとても大きかったようでまた会いたいといってました。今後どういう生活をしていきたいか、将来どんな風になりたいかの話など沢山してくれました。今後はその方がどんな風に進んで行きたいか聞きながらサポートしていく必要があると感じました。
感想
私が西宮で社会資源を活用して当たり前に生活していることが、岩手では実現されていないと感じました。この地域はまだまだ社会資源が少ないですが、その前にその少ない社会資源を知らなかったりどう使っていいか分からない人たちが沢山居ると思いました。社会資源を伝えていくことも支援の一つと感じました。地域で生活することにつながるにはまだまだ時間がかかったりすると思いますが、今後施設等を回ったり地域で生活することに向けての支援をしていくことが私たちの役割であり、被災地の方々が地域で当たり前に生活できる道になるのではないかと思います。

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