3月11日以後、寄せられた救援金が1億円を超えました。
救援金を寄せていただいたみなさん、ほんとうにありがとうございます。
阪神淡路大震災を機に国内外の自然災害の被災障害者を支援してきたゆめ風基金には16年の間に2億円の基金が寄せられていました。
今回の大震災で、蓄えた基金をそっくりそのまま東北と関東の被災障害者に活用してもらおうと、八幡理事をいち早く仙台に派遣し、被災障害者支援センター宮城の立ち上げをサポートしました。また、障害者救援本部東京と連携し、被災障害者支援センター福島と新潟の後方支援センターの立ち上げや、岩手の支援センターの立ち上げをサポートしてきました。
さらに、被災地があまりに広範囲に及ぶことから岩手の沿岸部、宮城の北部と南部に現地支援センター(障害者が一時避難できる駆け込み寺)の立ち上げを計画しています。
救援活動が予想を超えたスピードで広がっていくのに呼応するように、新たに寄せていただく基金も積みあがってきました。
1ケ月半という短い期間に1億円に達したことは永六輔さん、小室等さんをはじめとするよびかけ人の方々や、以前からのゆめ風基金の会員様が呼びかけてくださり、より多くの方々にゆめ風基金の活動が伝わったからだと思いますが、一方でそれだけ大きな災害である証でもあるとわたしたちは思います。
「お金はすこしだけれど。気持ちはいっぱい」とか、「(妹が)亡くなりました。財布にあるお金を全額送ります」とか、送金して頂いた時に寄せてくださる言葉は、短いけれど胸にせまるものがあります。
ゆめ風基金に寄せられたお金は、1億円という金額以上にお一人お一人の心がつまったもので、わたしたちはそのお気持ちに応えるべく、必要なときに必要なひとに届く支援活動をすすめていこうと思います。